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14歳からの哲学―考えるための教科書
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
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 題名:14歳からの哲学
 副題:考えるための教科書
 著者:池田晶子
 出版:トランスビュー
 定価:1200円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4901510142/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1542673%2f



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 ◆本の目次
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 1 14歳からの哲学A
   1 考える1
   2 考える2
   3 考える3
   4 言葉1
   5 言葉2
   6 自分とは誰か
   7 死をどう考えるか
   8 体の見方
   9 心はどこにある
   10 他人とは何か
 2 14歳からの哲学B
   11 家族
   12 社会
   13 規則
   14 理想と現実
   15 友情と愛情
   16 恋愛と性
   17 仕事と生活
   18 品格と名誉
   19 本物と偽物
   20 メディアと書物
 3 17歳からの哲学
   21 宇宙と科学
   22 歴史と人類
   23 善悪1
   24 善悪2
   25 自由
   26 宗教
   27 人生の意味1
   28 人生の意味2
   29 存在の謎1
   30 存在の謎2



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、2003年3月に出版されています。
 
 著者は、慶應義塾大学の哲学科を卒業されています。
 
 紹介文によると、専門用語による「哲学」についての論ではなく、
 哲学するとはどういうことかを日常の言葉を用いて示し、多くの
 読者を得ているそうです。
 
 著書も多数あります。



 中学生や高校生でも理解できる哲学とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)哲学とは何を考えればいいのか?



 やはり一般的ではないような気がします。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)哲学とは何を考えればいいのか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●哲学とは何を考えればいいのか?

▽何年か前、本をたくさん読み始めた頃から哲学が嫌いでした。

 哲学が嫌いというよりは、哲学者が書いた本が嫌いと言った方が
 正しいかもしれません。
 
 入門書も何冊か挑戦しましたが、入門書すら何を言いたいのかが
 理解できず、哲学は自分とは関係のないジャンルだと考えていま
 した。
 
 最近、中島義道さんの哲学書ではない本を何冊か読むようになって
 「哲学をやる人でも普通の文章が書けるんだ」と少しだけ見方が
 変わりました。
 
 何冊か本を読んで私が感じていたのは、哲学の本を書く日本人の
 「哲学者」と呼ばれている人たちは、どうやら「哲学研究者」で
 あって、本当の「哲学者」ではないのではないか、ということです。
 
 簡単に言うと、「哲学研究者」は素人の私が読んでも、自分の
 言葉では書いていない、たぶん過去に存在した著名な哲学者の
 言葉を使って文章を書いているだけなんじゃないか、そのように
 感じていました。
 
 実際、哲学をやるには過去の哲学者の書いた本を読んでおくことは
 大切らしいです。
 
 ところが、過去の著名な哲学者が書いた本は、言葉が難解でなか
 なか理解できません。
 
 これは、外国語を日本語に翻訳する壁があるからだと思われます。
 
 おそらく「日本語」というのは、抽象的な事象を的確な言葉を
 使って表現するには向いていない言語なのではないかと思われます。
 
 他の国の言語がどのようなものであるか全く知りませんが、日本語
 は曖昧な表現が得意なような気がします。
 
 でも、せっかく「私でも読める哲学者の書いた本」と巡り会えたの
 で、これを良い機会にしようと思い、数冊哲学書を購入しましたが
 難解であることには変わりなく、さっぱり理解できません。
 
 そこで、入門書を何冊か読んで「哲学とは何をどのように考えれば
 良いのか」を掴むことにしました。
 
 今回紹介する本もその目的で購入した1冊で、タイトルにある
 ように「14歳でも分かる哲学」ということで、きっと40過ぎの
 私にも理解できるのではないかと期待して購入しました。
 
▽14歳と言えば中学2年生くらいでしょうか。

 自分が14歳の時に考えていた事と言えば、女の子と野球と遊ぶ
 ことでした。
 
 目次を参照していただければ、だいたい何について書かれているか
 分かるかと思いますが、この本に書いてあるようなことを考えて
 いたかというと、まったく考えていなかったように思います。
 
 もしかしたら忘れているだけかもしれないですが、記憶には残って
 いません。
 
▽具体的にどのようなことが書いてあるかと言うと、例えば「言葉」
 について書かれている章があって、そこには
 
 「言葉の意味がわかるということは、いったいどういうことなの
 だろう」
 
 「どうして言葉はその意味なのか」
 
 と書いてあります。
 
 しかし、この時点で「ちょっと厳しいなぁ」と感じてしまう私には、
 やはり哲学に向いていないのかもしれません。
 
 「物事を考える」ということは、考える対象になにがしかの
 「興味」もしくは「理解したいという気持ち」がないと考えられ
 ないと思います。
 
 本を読む場合も同じだと思います。
 
 義務的に理解しなくてはならない本は別として、どちらかと言うと
 趣味的に本を読んでいる私には、「興味がある」というのが結構
 重要で、自分には関係がないテーマだと、読み飛ばしてしまいます。
 
 この本に書かれていることは「哲学」するためのテーマが書かれて
 いて、その入り口を示しているに過ぎません。
 
 もちろん答えなんて書いてなくて、「自分で考えよう」というのが
 答えです。
 
 そのテーマに興味が持てない私にはやはり「哲学」は向いていない
 のかもしれないです。
 
 14歳のための入門書で自信をなくすのもしゃくに障りますが、
 興味がないものは仕方がないです。
 
 14歳でも考えている人は考えているんでしょうね。





 この本は、中学生や高校生のための「哲学」に誘うための入門書
 です。
 
 著者が使っている言葉は、もちろん中学生にも理解できる言葉を
 使っているので、大人でも読むことはできます。
 
 ただ、上記しましたが、「興味あるテーマか?」という点では
 私にはさっぱり興味は湧かないテーマばかりです。
 
 あくまでも「私にとっては」ですから、興味がある方は入門書と
 して読んでみてもいいかもしれません。
 
 この本を読んで理解できたのは、巷に出回っている「〜の哲学」
 といった題名の本は、本当の哲学ではないということです。
 
 「哲学」は考えるべきテーマが違っていて、「〜の哲学」は
 「思想」というジャンルになるのではないかと思います。
 
 それがわかっただけでも収穫かもしれません。



死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 (中公文庫)
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 ◆今日読んだ本
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 題名:死、それは成長の最終段階
 副題:続 死ぬ瞬間
 著者:エリザベス・キューブラー・ロス
 出版:中公文庫
 定価:800円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4122039339/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1394542%2f



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 ◆本の目次
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 1 序説
 2 どうして死ぬことはこんなにも難しいのか
 3 他の窓から見た死
 4 死ぬことは易しいが、生きることは難しい
 5 死と成長−ありえない組み合わせか?
 6 死、それは成長の最終段階
 7 結び



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2001年11月に出版されています。
 
 1999年4月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、アメリカの精神科医で、1965年に「死とその過程」に
 関するセミナーを始め、1969年に「死ぬ瞬間」を出版して
 国際的に有名になった人です。
 
 著書も多数あります。



 死ぬ時にも人間として成長できるみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)死と成長の関係とは?



 人生の最後の成長とは?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)死と成長の関係とは?

 「不思議に思われるかもしれないが、成長するための最も有効な
 方法は、死を研究し、死を経験することである」
 
 「死を直視することは非常につらい。だから私たちは、直視しな
 ければならないのに、避け、逃げようとする。だがもし死があなた
 の人生に入り込んできたとき、それに対処する勇気−それを人生の
 重要で貴重な一部として受け入れる勇気−があれば、たとえそれが
 自分の死であろうと、自分が世話している患者の死であろうと、
 愛する人の死であろうとあなたは成長するだろう」

 「人が目的のない虚しい人生を送ってしまう原因の一つは、死の
 否認である。なぜなら、永遠の命をもっているかのように生きて
 いると、今しなければならないとわかっていることを先延ばしに
 しがちだからだ」
 
 「明日の準備として今日を生き、昨日の記念として今日を生きて
 いると、一日一日は無為に過ぎるだけだ」
 
 「逆に、朝目覚めたときに今日が人生最後の日になるかもしれない
 と充分理解していれば、人は成長するために、もっと本当の自分
 になるために、そして他の人間と接するために、その大切な一日の
 時間を使うものだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 何時死んでも良いように生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●死と成長の関係とは?

▽「人生をより良く生きたい」と考えたとき、どうしても考えざる
 終えないのが人生の終わり、つまり「死」です。
 
 より良く生きることを「成長」と言うなら、死は人生で体験する
 イベントの中で一番成長できる出来事のようです。
 
 著者は次のように言います。
 
 「不思議に思われるかもしれないが、成長するための最も有効な
 方法は、死を研究し、死を経験することである」
 
 「死を直視することは非常につらい。だから私たちは、直視しな
 ければならないのに、避け、逃げようとする。だがもし死があなた
 の人生に入り込んできたとき、それに対処する勇気−それを人生の
 重要で貴重な一部として受け入れる勇気−があれば、たとえそれが
 自分の死であろうと、自分が世話している患者の死であろうと、
 愛する人の死であろうとあなたは成長するだろう」
 
 病院で末期患者へのインタビューを多数行ってきた著者が得た
 結論は、人生の成長のために最も有効な方法は死を体験すること
 でした。
 
 でも、なぜ人生の一番最後に成長しなければならないのでしょうか?
 
 これは実際のところ死んでみなければわからないことでもあり
 ますが、人生の最後の総仕上げとして、それまでの人生に関わって
 くれた人たち、動物、物に対して感謝するためなのではないかと
 考えられます。
 
 そのチャンスのために死があるのではないでしょうか。
 
 しかし、死にもいろいろな形があって、一概にそうとも言えない
 かもしれません。
 
▽著者は末期患者へのインタビューを多数行い、その著書「死ぬ瞬間」
 で大部分の人間が死に至るまでに経験する段階について解説して
 います。
 
 その段階とは、否認、憤慨と怒り、取り引き、抑うつ、受容の
 5段階です。
 
 詳細は、Vol.651〜Vol.652、2008/04/10〜2008/04/11を参照ください。
 
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080410060000000.html
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080411060000000.html
 
 ほとんどの人が、5段階の過程を行きつ戻りつしながら死に至る
 そうです。
 
 もちろん否認をしたまま死ぬ人もいて、必ずしも死を受け入れて
 死ぬ人ばかりではないみたいです。
 
 他者が死に至るまでの5段間を、遺る人間が一緒に体験することが
 できれば、その人も一緒に成長することができるそうです。
 
 「死」とは昔から忌み嫌う出来事でしたが、本来は死に関わる
 人たちが成長できる出来事だったのです。
 
 自分の体験を思い返して見ても、身近に死があったことがありま
 せん。
 
 死んだ後、葬式だとか墓参りで死を意識することはありましたが、
 人生の終焉に向かう人と一緒に生活したことはないです。
 
 現代では、「死」は病院での出来事のように考えられているので
 なかなか一緒に生活することが難しいかもしれません。
 
▽この本には、著者の講演を聞いたり本を読んだりした医師が体験
 した、死に関する手記が記載されています。
 
 その中にこのような一文がありました。
 
 「しょせん私たちはみな同じ船に乗っていて、あと××日かを
 生きるということです。仮にガンが治っても、今日は昨日よりは
 一日死に近づいているのです。私たち全員が。だとすれば、私たち
 一人ひとりにとって重要なのは、生きる長さではなく、生きる
 質なのです」
 
 私も含め皆そうですが、死は遠い未来のことだと思いがちです。
 
 年取った者から死んでいくのが当たり前で、40代前半の人間には
 死はもっと先の話だと思いがちです。
 
 しかし、先日も私の知人が40半ばで突然亡くなったことを考え
 ると、死はずっと遠くの話ではなく、本当はあと3分後にやって
 くるかもしれないのです。
 
 人生は何時終わるかなんておそらくほとんどの人には分かりません。
 
 ほとんどの人には分からないので何時死んでも良いような人生を
 生きなければならない、という結論になりそうです。
 
 著者は言います。
 
 「人が目的のない虚しい人生を送ってしまう原因の一つは、死の
 否認である。なぜなら、永遠の命をもっているかのように生きて
 いると、今しなければならないとわかっていることを先延ばしに
 しがちだからだ」
 
 「明日の準備として今日を生き、昨日の記念として今日を生きて
 いると、一日一日は無為に過ぎるだけだ」
 
 「逆に、朝目覚めたときに今日が人生最後の日になるかもしれない
 と充分理解していれば、人は成長するために、もっと本当の自分
 になるために、そして他の人間と接するために、その大切な一日の
 時間を使うものだ」
 
 人の死をずっと見つめてきた著者が書くと、説得力があります。
 
 人間は未来に生きるのではなく、過去に生きるのでもない、「今」
 に生きているだけなのです。
 
 「今」を見つめて生きましょう。





 この本は、さまざまな形で死を見つめて来た人たちの手記を、
 著者がまとめたものです。
 
 死には様々な形があって、一概に「成長できるもの」とは言い
 切れないと思います。
 
 この世に禍根を遺しつつ死に行く人もいれば、そんなことを考える
 暇もなく死んでいく人もいます。
 
 いろいろな死のパターンがありますが、生あるうちに死を考え
 ながら生きていれば、「何時死んでもよい」状態になるのでは
 ないでしょうか。



カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)(3回目)
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 ◆今日読んだ本
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 題名:カラマーゾフの兄弟 中
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:590円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010114/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1698251%2f



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 ◆本の目次
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 第二部(続)
  第五編 プロとコントラ(続)
  第六編 ロシアの修道僧
 第三部
  第七編 アリョーシャ
  第八編 ミーチャ
  第九編 予審



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 推理小説のようになってきました。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽いよいよ、カラマーゾフ家の父親フョードルが殺害されました。

 状況証拠としては長男ドミートリィの犯行と考えるのが一番素直な
 考え方です。
 
 しかし、ドミートリィはフョードルを殺してはいないみたいです。
 
 ドミートリィは、塀を乗り越えようとした脚にしがみついてきた
 召使いのグリゴーリィの頭を、銅の杵で塀の上から殴りつけ、
 大けがをさせただけでした。
 
 ドミートリィは心配になって一旦庭に降りてグリゴーリィの頭から
 流れる血を止めようとしますが、ハンカチを当てても血は止まらず、
 「やがて死んでしまう」と勝手に思い込み、現場を後にします。
 
 ドミートリィは血まみれのままグルーシェニカの家に向かいます。
 
▽ドミートリィはグルーシェニカの家の召使いを脅し、無理矢理
 グルーシェニカの行き先を聞き出します。
 
 そこから、先程決闘用の拳銃を担保に10ルーブル貸してもらった
 若い官吏(ピョートル・イリイチ・ペルホーチン)の家に向かい
 ます。
 
 ペルホーチンは血まみれのドミートリィを見て驚きます。
 
 しかもドミートリィの手には札束が握られていました。
 
 先程、お金がなくて拳銃を担保に10ルーブル借りた貧乏人が
 今は、血まみれになって札束を握りしめていたのです。
 
 どこかで罪を犯してきたと思われても仕方がないです。
 
 ドミートリィはどの地点からか、札束を手に、それを前へ着き
 出したままペルホーチンの家まで歩いて来たようです。
 
 手に持っていた札束はペルホーチンが見る限り2千〜3千ルーブル
 ありました。
 
 ドミートリィは先程担保として預けた銃を返して欲しいと、ペル
 ホーチンに頼みます。
 
 ドミートリィは高額紙幣しか持っていなかったので、ペルホーチンは
 召使いに紙幣を1枚渡し両替に走らせます。
 
 ペルホーチンはドミートリィに色々と質問を浴びせます。
 
 いくら持っているのか聞いてみると、ドミートリィは「3千ルーブル」
 と答えました。
 
 ネットで調べてみると、1960年当時の換算でのお金の価値は
 1ルーブル=1000円、1コペイカ=10円、1ルーブル=
 100コペイカとなっているそうです。
 
 今から48年前の価値なので、現在の価値に直すとまた違った額に
 なります。
 
 3千ルーブルは、1960年当時の円に直すと300万円となり
 ます。
 
▽ペルホーチンはドミートリィにいろいろな質問をしますが、ドミー
 トリィはハッキリしたことは言いません。
 
 そして、これからモークロエという場所へ行って、どんちゃん
 騒ぎをする予定でいることを告げます。
 
 モークロエは1ヶ月くらい前に、許嫁のカテリーナに送金を依頼
 された3千ルーブルで、グルーシェニカとふたりで行って、使い
 果たしてきた場所でした。
 
 現在はその時の宿にグルーシェニカが5年前の将校に会いに行って
 いる所でもあります。
 
 更なる犯罪の匂いがします。
 
 手に着いた血を洗い落としたドミートリィは、ペルホーチンに
 紙とペンを借り、遺書らしきものを書きます。
 
▽そこから食料品店にいってあれやこれや買い物をします。

 いい加減に買いまくるドミートリィは、後からモークロエへ持って
 来るように指示します。
 
 ペルホーチンは店の者がお金を誤魔化さないように見張っていた
 くらいいい加減に買っていました。
 
 それほどいい加減に買い物をして、モークロエに出発しようと
 したところ、馬車の前にグルーシェニカの召使いの女性が出てきて
 「主人を殺さないで欲しい」と懇願されます。
 
 血まみれの人間が嫉妬に狂って女性の滞在先に行こうとしている
 ということは、その女性(グルーシェニカ)を殺しに行こうと
 していると思われても仕方がありません。
 
 しかし、ドミートリィはグルーシェニカを殺そうとは思ってません。
 
 ドミートリィはペルホーチンと分かれ、馬車でモークロエに向かい
 ました。
 
 ペルホーチンは何が起きたのか知りたくて、いろいろと探り始め、
 最初はグルーシェニカの家に向かいます。
 
▽ドミートリィは何のためにグルーシェニカのいるモークロエに
 向かっているのか?
 
 心の中では様々な葛藤が起きていました。
 
 ドミートリィは銃で自殺しようと思ってましたが、その前にひと目
 だけグルーシェニカを見たかったみたいです。
 
 ドミートリィはモークロエに行く途中、駆者のアンドレイから
 モークロエの宿の様子を聞き出します。
 
 そこにはポーランド人男性2人と、別に2人の男性がいることを
 知ります。
 
▽ドミートリィはグルーシェニカがいる宿へ到着してみると、そこ
 にはポーランド人2人、その内の1人は5年前にグルーシェニカを
 捨てて行った男です。
 
 もう一人は、その男性の連れ。
 
 別の2人は最初の頃に「場違いな会合」で登場してきた、ミウー
 ソフの親戚のカルガーノフと地主のマクシーモフでした。
 
 ドミートリィは宿屋の主人のトリフォンに、以前グルーシェニカと
 一緒に来た時みたいに、人を呼んでバカ騒ぎをしようと話します。
 
 1ヶ月くらい前に来たときも3千ルーブルをばらまいていた
 ドミートリィでしたが、「今回も3千ルーブル持ってきた」と
 告げます。
 
▽ドミートリィは、4人の男性とグルーシェニカがいる部屋へ乗り
 込みます。
 
 グルーシェニカは驚きますが、5年前の将校はでっぷりとした
 嫌みな男になっていて嫌気がしていました。
 
 ドミートリィは音便に騒ぎ始めます。
 
 そんな中、ドミートリィはポーランド人に「金を渡すからどこかへ
 行け」と交渉します。
 
 しかし、手持ちの金額が少なかったためポーランド人はそれを
 断ります。
 
 その断り方を見てドミートリィは、このポーランド人が金目当てに
 グルーシェニカと結婚しようとしていることを知ります。
 
 グルーシェニカは自分がバカだったことを知り、本心は分かりま
 せんが、ドミートリィのことが好きだと言います。
 
 そこからさらにどんちゃん騒ぎが始まります。
 
 しばらくすると、その宿へ警察所長と検事補、予審調査官、分署長
 が乗り込んできます。
 
 ドミートリィは「父親殺し」の嫌疑を掛けられていて、その場で
 予審が始まりました。
 
▽なぜ、こんなに早く警察が乗り込んできたのかと言うと、ドミー
 トリィと食料品店で分かれたペルホーチンがいろいろと行動して
 いたのが理由の一つです。
 
 最初は、グルーシェニカの家に行き、召使いにいろいろと情報を
 聞き出し、次にホフラコワ夫人の家に行って情報を聞き出します。
 
 しかし、ホフラコワ夫人はドミートリィにお金は渡していない、
 と言います。
 
 ペルホーチンはその足で、警察署長マカーロフの家に行ってみると
 そこにもすでにフョードルが殺され、お金が奪われたらしいという
 情報が入っていました。
 
 フョードルの家では、グリゴーリィの妻マルファが、スメルジャコフ
 のてんかんの発作の悲鳴で起きて、グリゴーリィがベッドにいない
 ことに気が付き、夫を捜し始めます。
 
 グリゴーリィは庭で倒れていましたが意識はあって、ドミートリィ
 が父親を殺したとマルファに告げます。
 
 マルファが主人の部屋を覗いてみると、確かにフョードルは血を
 流して倒れています。
 
 マルファは隣家へ助けを求め、ドミートリィがモークロエに
 向かっている最中に証人の事情聴取と現場検証が終了していました。
 
 フョードルはグリゴーリィの頭を殴った銅の杵と同じような物で
 頭をかち割られ死んでいて、倒れていた部屋にはお金が入って
 いたはずの封筒が空の状態で捨てられていました。
 
 ドミートリィの犯行でしかないような状況です。
 
▽モークロエの宿での予審で、ドミートリィはフョードルが殺され
 たこと、グリゴーリィが死んでいないこと、スメルジャコフが
 てんかんの発作で朝まではもたないこと等を知ります。
 
 ドミートリィは金の出所を聞かれますが、なかなか言いません。
 
 何やら自分の名誉に関わることのようです。
 
 それでも、ぽつりぽつりと喋り始めました。
 
 なぜ大金を持っていたか?
 
 1ヶ月前に、カテリーナから送金を依頼された3千ルーブルを
 持って、グルーシェニカと2人でモークロエへ乗り込んできま
 したが、「3千ルーブル」と公言しながら、実は半分の1500
 ルーブルを分けて、布で袋を縫い肌身離さず持っていたのです。
 
 1ヶ月前は残りの1500ルーブルで豪遊していたと主張します。
 
 しかし、当時の状況を覚えている人達は、口を揃えて「3千ルー
 ブルはあった」と証言してしまいます。
 
 ドミートリィは「3千ルーブル持ってきた」とあちこちで皆に
 言いふらしていたので、皆そのように思っていたみたいです。
 
 1500ルーブルをカテリーナに返さずに、ドミートリィはグルー
 シェニカとの新しい生活のための資金にしようと考えていたみたい
 です。
 
 それはドミートリィにとっては羞恥と恥辱でしかなく、誰にも
 言い出せなかったとのこと。
 
 ドミートリィは、グルーシェニカがモークロエに行った事を知り、
 残りの1500ルーブルを持ってペルホーチンの所へ行ったのです。
 
 状況証拠はドミートリィが犯人、殺人及び殺人未遂で連行される
 ことになりました。





 多少長くなりましたが、ここまでがカラマーゾフの兄弟の中巻です。
 
 犯人は状況証拠から考えてドミートリィでしかありません。
 
 しかし、ドミートリィはフョードルは殺していません。
 
 一体犯人は誰なのか?
 
 下巻は、また時間を掛けて読むことになると思うので、いつの
 紹介になるか分かりません。



カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)(2回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 中
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:590円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010114/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1698251%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第二部(続)
  第五編 プロとコントラ(続)
  第六編 ロシアの修道僧
 第三部
  第七編 アリョーシャ
  第八編 ミーチャ
  第九編 予審



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 推理小説のようになってきました。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽次、行動の視点はドミートリィに移ります。

 ドミートリィはグルーシェニカを巡って父フョードルと争って
 いると思っていました。
 
 もし、グルーシェニカがドミートリィを選んだとしたら、2人で
 生活するためにはお金が必要です。
 
 しかし、ドミートリィにはお金がありません。
 
 それに1ヶ月くらい前に、許嫁であるカテリーナから送金を依頼
 された3千ルーブルを、グルーシェニカと2人で使い込んでいた
 のです。
 
 その千ルーブルを返さないままグルーシェニカと暮らしたら
 「卑劣漢」と言われてしまいます。
 
 これでもドミートリィは名誉を重んじるタイプで、グルーシェニカ
 と一緒になる前に3千ルーブルを返さなくてはならない、そう
 思い込んでいます。
 
 返すのが当たり前っていえば当たり前ですが...
 
 「たとえ人を殺してでも金を作ってカテリーナに返さなくては
 ならない」ドミートリィはそのように考えます。
 
▽ドミートリィは何とかお金を作ろうといろいろと行動を起こします。

 アリョーシャと野原で分かれた翌日の朝10時頃、最初にグルー
 シェニカのパトロンである、商人のサムソーノフ老人の家を訪ね
 ます。
 
 ドミートリィはサムソーノフに怪しい商談を持ち込みます。
 
 その商談とは、亡くなったドミートリィの母親の土地は元もと
 自分の財産であって、それを父フョードルがだまし取ったもので、
 裁判で争えば確実に3万ルーブルは手に入る、というものでした。
 
 しかし、ドミートリィには裁判している時間がないので、その
 権利を譲る代わりに、すぐ3千ルーブル用立てして欲しい、という
 ものでした。
 
 もちろんサムソーノフはそのような話には乗らず、適当に断ります。
 
 その代わり、そういう争い事を扱う男を紹介します。
 
 その人物は、フョードルとある土地を巡って争っているセッターと
 言う男でした。
 
 結果的にドミートリィはサムソーノフに一杯食わされたることに
 なりますが、急いでお金が欲しいドミートリィはこの話に食い付き
 ます。
 
▽しかし、ドミートリィには全くお金がありません。

 馬車を借りるお金が必要です。
 
 そこで、動かなくなった古い銀時計を時計屋に持っていったところ
 6ルーブルで買ってもらい、そして、ドミートリィの家主がなけ
 なしの3ルーブル貸してくれました。
 
 全部で9ルーブルを持って、サムソーノフに教えられたセッター
 という男がいるヴォローヴィアまで行くことにしました。
 
 冷静に考えるとばからしい話ですが、ドミートリィはとにかく
 時間とお金がありませんでした。
 
▽夜中にセッター(ゴルストキン)が泊まっている家に行ってみると
 セッターはかなり酔っぱらって寝ていました。
 
 揺すっても叩いても起きる気配はありません。
 
 ドミートリィは急いでいるはずなのに、セッターが起きるのを
 待つことにしました。
 
 夜中にまどろんでいると、頭痛がし始め一酸化炭素中毒になり
 かけていることに気が付きます。
 
 空気の入れ換えをしたり、寝ているセッターの介抱をしたりして
 いるうちに深く寝入ってしまい、翌朝遅く起きました。
 
 起きてみるとセッターはすでに酔っぱらっていて、儲け話を持ち
 出しても、全く話は通じず、サムソーノフ老人に担がれたことを
 知ります。
 
 ドミートリィは何とかしてヴォローヴィアの駅までたどり着き、
 グルーシェニカの元へ飛んで帰ります。
 
▽グルーシェニカの家に行ってみると、これからサムソーノフの所へ
 お金の勘定をしに行くので送って欲しい、と頼まれます。
 
 ドミートリィに送ってもらったグルーシェニカは、しばらくサム
 ソーノフの所へいて、自分の家に帰ってきました。
 
 つまり、ドミートリィを騙したのです。
 
▽そんなことは知らずに、ドミートリィはお金を調達しに、カテ
 リーナの友人のホフラコワ夫人の家に行くこと考えます。
 
 ドミートリィには全くお金がありません。
 
 先日調達した9ルーブルは馬車台で使い果たしていました。
 
 そこで、決闘用のピストルを担保に、飲み屋で知り合った武器
 マニアの若い官吏(ペルホーチン)の家に行き、10ルーブル
 借金します。
 
 あまり面識のないホフラコワ夫人の家に着くと、ドミートリィは
 例の怪しい儲け話を持ち出し、その権利と引き替えに今すぐ3千
 ルーブル用立てしてくれるように頼みます。
 
 しかし、ホフラコワ夫人はボケボケでまったく話が通じず、金鉱
 の話を持ち出して、ドミートリィに金鉱事業に乗り出すように
 勧めます。
 
 人の話を全く聞かないホフラコワ夫人に業を煮やしたドミートリィ
 は怒って家を飛び出してしまいます。
 
▽ドミートリィはどうしようもない現状に嫌気がさし泣きながら
 歩いているところへ、サムソーノフ家の女中に出会います。
 
 グルーシェニカの消息を訪ねると、一日掛けてお金を勘定している
 はずの彼女が、すぐに家に帰ったことを知ります。
 
 ドミートリィはグルーシェニカの家に飛んでいきますが、召使い
 からはハッキリしたことを聞くことができません。
 
 本当はこの時、グルーシェニカは5年前に捨てられた将校からの
 手紙をもらって、馬車で出て行ったばかりでした。

 そんなこととはつゆ知らず、嫉妬に狂うドミートリィはグルー
 シェニカの家にあった、20センチくらいの銅の杵(きね)を
 掴んで、家を出て行きます。
 
 ドミートリィはそのまま父フョードルの家に向かいます。
 
▽ドミートリィは何をしに父の家に行ったのか?

 サムソーノフの家を出たグルーシェニカが、もしかしたらフョー
 ドルの家に行ったのかもしれない。
 
 お金に目がくらんで、自分よりもフョードルを選んだのかもしれ
 ない、そう思ってフョードルの家に向かいました。
 
 ドミートリィは庭に忍び込み、フョードルの部屋を外から覗いて
 みると、フョードルが一人でいることが分かりました。
 
 試しに、以前フョードル家の召使いスメルジャコフから聞いた、
 グルーシェニカが来たときのノックの合図を使ってみました。
 
 すると、フョードルは窓際に寄ってきて窓から身を乗り出して
 辺りを見回しています。
 
 ドミートリィは、フョードルが一人でいることを確信し、安心
 しますが、フョードルの顔を見ているうちに憎しみが湧いてきて
 ポケットにあった銅の杵を掴みます。
 
 そこへ、先日ドミートリィに殴られて寝込んでいた召使いのグリ
 ゴーリィが現れます。
 
 庭に動く人影を見たグリゴーリィは、その人影を追いかけます。
 
 ドミートリィが塀を乗り越えようとまたいだところで、グリゴーリィ
 は「親殺し!」と叫び、脚にしがみつきました。
 
 ドミートリィは持っていた銅の杵で、塀の上からグリゴーリィの
 頭を殴ります。
 
 倒れたグリゴーリィを見て、心配になったドミートリィは庭に
 飛び降り、凶器はその場で捨て、グリゴーリィを抱きかかえます。
 
 グリゴーリィの頭からは血が流れ出て、ハンカチで押さえても
 血が指の間から流れてきます。
 
 ドミートリィはグリゴーリィが死ぬと思い込んで、そのまま逃走し、
 そのままの姿でグルーシェニカに家に行きます。





 ドミートリィが父親を殺したのかと思っていましたが、どうやら
 そうではないらしい。
 
 では犯人は誰なのか?
 
 続きは次回へ。


カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 中
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:590円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010114/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1698251%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第二部(続)
  第五編 プロとコントラ(続)
  第六編 ロシアの修道僧
 第三部
  第七編 アリョーシャ
  第八編 ミーチャ
  第九編 予審



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 先が読みたくてウズウズしてきます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽カラマーゾフの兄弟の中巻です。

 人物の紹介と上巻のあらすじを知りたい方は、以下のバックナンバー
 を参照ください。
 
 上巻1回目:http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html
 上巻2回目:http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html
 上巻3回目:http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html
 
 上巻を読むのにかなりの時間が掛かりましたが、今回紹介する
 中巻もそうとう時間が掛かっています。
 
 でもはっきり言っておもしろい。
 
 カラマーゾフの兄弟では父親殺しが最大の事件になってますが、
 上巻ではまだ殺人事件は起きていません。
 
 中巻では何か事件が起きそうです。
 
▽では例によって、かなり省略したあらすじを紹介します。

 この物語の主人公は、カラマーゾフ家の三男のアリョーシャという
 青年です。
 
 上巻ではアリョーシャの行動に沿って物語が進行して行きましたが、
 中巻では行動対象の人物ががいろいろと変わります。
 
 最初はカラマーゾフ家の次男イワンの行動から。
 
▽イワンはアリョーシャと飲み屋で分かれた後、現在寝起きしている
 父親フョードルの家に戻ります。
 
 戻る途中、フョードル家召使いのスメルジャコフに出会いますが、
 イワンはなれなれしいスメルジャコフのことが大嫌いです。
 
 スメルジャコフは、自分は明日きっと長い癲癇(てんかん)の
 発作に見舞われることをイワンに告げますが、イワンは「仮病だ」
 と指摘します。
 
 また、スメルジャコフはグルーシェニカがフョードルの家に来た
 ときのノックの合図をイワンに教えてしまいます。
 
 スメルジャコフはこの他にも、グリゴーリィが長男ドミートリィに
 殴られて寝込んでいること、フョードルがグルーシェニカに渡す
 ためのお金を用意していることをイワンに話します。
 
 フョードルはお金でグルーシェニカを釣ろうと考えていました。
 
 スメルジャコフは召使いの割には口が軽いです。
 
 イワンは明日モスクワへ帰ることをスメルジャコフへ告げます。
 
▽イワンはフョードルの家に戻りますが、フョードルとの受け答えは
 一切せずに、自分の部屋へ戻ります。
 
 翌朝、イワンはフョードルにモスクワへ戻ることを伝えます。
 
 フョードルはモスクワへ帰る途中、別の所へ寄ってある交渉事を
 まとめるように無理矢理頼みます。
 
 イワンはモスクワへ向けて出発しますが、フョードルの依頼は
 無視し、そのままモスクワへ到着します。
 
 フョードルがイワンを送り出した後、フョードルの家では、スメル
 ジャコフが地下倉庫へ降りる途中に(予定通り)癲癇の発作を
 起こし、階段の下で発見され大騒ぎになっていました。
 
▽次は行動視点がアリョーシャへ戻ります。

 アリョーシャは野原でドミートリィと分かれた後、ゾシマ長老の
 僧庵に帰ります。
 
 ゾシマ長老はもう少しで寿命が尽きようとしているのが分かって
 いて、自分を慕ってくれる神父たちと話をしていました。
 
 アリョーシャがゾシマ長老のもとへ行くと、改めて修道院を出て
 俗世間で生きていくことを指示されます。
 
 ここからしばらくゾシマ長老の過去と、遺される者達への説教が
 始まります。
 
 ゾシマ長老は神父達との会話の途中で息を引き取ります。
 
▽ゾシマ長老の葬儀が始まりますが、修道院の神父達も、世間の
 人々も、何か奇蹟が起きることを期待していました。
 
 ゾシマ長老が、生前に預言めいたことを何度か行っていたため
 皆何らかの期待を持っていましたが、期待に反して何事も起こらず、
 逆に半日もしないうちに遺体から腐臭がし始めます。
 
 ある対立していた神父の中には、「生前の行いが悪いからだ」と
 指摘する者も現れます。
 
 アリョーシャはあまりの悲しみに修道院を出ます。
 
 そこで同じ見習いのラキーチンと出会います。
 
 ラキーチンは修道僧の見習いだけど、俗世間にドップリと浸かって
 いした。
 
 ラキーチンはアリョーシャに、一緒にグルーシェニカにところへ
 行こうと持ちかけます。
 
 ラキーチンはある目的のためにアリョーシャをグルーシェニカの
 ところへ連れて行こうとしていました。
 
▽グルーシェニカは、5年前の17歳のとき、ポーランド人の将校に
 欺かれ、捨てられた過去を持っていました。
 
 その将校は遠いところで結婚してしまいます。
 
 グルーシェニカが貧困の中で生活していたところを、現在のパトロン
 であるサムソーノフという商人に拾われます。
 
 サムソーノフはお金を持っていましたが、グルーシェニカに遺産を
 分けたりはしませんでした。
 
 そのかわり、ある才能を見出したサムソーノフは、まとまった
 お金をグルーシェニカに渡します。
 
 もともとお金を増やす才能があったグルーシェニカはめきめきと
 頭角を現し、現在ではそれなりの資産を持っています。
 
 5年経った現在、グルーシェニカは「絶世の美女」に成長し、
 ある程度の資産も持っているため、たくさんの男性が寄ってきます
 が、まったく相手にせず、逆に手玉にとって利用していました。
 
 現在は、カラマーゾフ家の父フョードルと長男ドミートリィを
 相手にどちらともつかない態度で接しています。
 
▽グルーシェニカはこの時点で、ドミートリィの来訪を恐れていま
 した。
 
 というのは、ドミートリィがグルーシェニカのことを半分監視して
 いて、ライバルである自分の父、フョードルの元へ行かないように
 していたのです。
 
 そこへ、5年前のポーランド人の将校から「近くに来ているから
 会おう」と手紙が来たのです。
 
 ドミートリィがいたために、グルーシェニカはドミートリィを騙し
 サムソーノフの所に用事があるため送って欲しいと頼み、ドミートリィ
 がいなくなったところへ、自宅へ戻りポーランド人将校からの
 迎えを待っていたのです。
 
▽グルーシェニカは、ラキーチンと一緒にやってきたアリョーシャを
 見て喜びます。
 
 ラキーチンは、グルーシェニカの元へアリョーシャを連れて行く
 ことを、お金をもらって引き受けていました。
 
 3人で話をしている間に、ポーランド人将校からグルーシェニカの
 ところへ手紙が来て、グルーシェニカは出発することになりました。
 
 ラキーチンとアリョーシャは家を出たところで、「ほんのひととき
 だけど愛していた、と伝えて」とグルーシェニカにドミートリィ
 への伝言を依頼されます。
 
 アリョーシャはラキーチンと分かれ、修道院へ向かいます。
 
▽修道院のゾシマ長老の遺体の脇で祈っていたアリョーシャは、
 まどろんでいた一瞬に夢を見ます。
 
 その三日後、アリョーシャは修道院を出ます。





 次はいよいよドミートリィの犯罪の部分の紹介です。



CD付[新版]生きがいの創造(11回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:CD付[新版]生きがいの創造
 著者:飯田史彦
 出版:PHP研究所
 定価:2400円
 購入:ブックオフで1250円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569627943/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1539848%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 過去の人生の記憶
 第2章 人生のしくみ
 第3章 愛する故人とのコミュニケーション
 第4章 「永遠の生命」を科学する意味
 第5章 「ブレイクスルー思考」による生きがい論



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■



 この本は2003年4月に出版されています。
 
 1996年6月に初版の単行本が出版されています。
 
 本の帯には「50万部を越えるベストセラーを全面改訂」とあり
 ます。
 
 「生きがいの創造」はかなり売れているようです。

 著者の本職は、「人間の価値観について研究する経営心理学者」
 と紹介されています。

 著書も多数あります。



 今回はどのような発見があるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生設計の方法とは?



 人生は、かなり計画的に行われているようです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生設計の方法とは?

 「人生において、大きな困難を克服することに何度も失敗した
 人々は、その難題を解決するまで、何度でも同じ状況に身をおいて
 生まれるよう、指導役の意識体たちから強くうながされたことを
 証言しています。あらかじめ、何回もの先の人生までをも視野に
 入れた長期的な計画で、自分の成長をはかる場合もあります」
 
 「たとえば、いくつもの過去生で恐怖と怒りに震えた人生を送った
 ため、指導役の意識体たちに、『もう生まれ変わるのが恐い』と
 哀願したジェニー・ソーンダースという女性は、その時、次の
 ようにさとされたそうです」
 
 「『あなたは、その恐怖と怒りに対して、真正面から立ち向かわ
 なければなりません』つまり、意識体として成長するための苦しみ
 からのがれ、安楽な人生ばかりを計画して生まれていたのでは、
 いくら生まれ変わっても、ほとんど成長できないのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分の人生を受け入れよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●人生設計の方法とは?

▽「生きがいの創造」は、これまでに10回紹介してきました。

 興味と時間がある方は、バックナンバーも参照してください。
 
 1回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070322060000000.html
 2回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070413060000000.html
 3回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070702060000000.html
 4回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070803060000000.html
 5回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070907060000000.html
 6回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20071104060000000.html
 7回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080129060000000.html
 8回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080317060000000.html
 9回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080502060000000.html
 10回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080612060000000.html
 
 もしかしたら、本を買って読んだ方が早いかもしれないです(笑)
 
 なぜ何回も紹介しているのかというと、いろいろな方に読んで
 欲しい本だから、ということもありますが、基本的には自分自身
 のためです。
 
 読めば読むほど色々なことが理解できます。
 
▽これまでに何度か人生の自己計画の部分を紹介してきました。

 私たち人間は、この世に生まれる前にしっかりと計画を立てて
 から生まれてきます。
 
 したがって、現在自分の人生がどのような状況にあっても、それは
 自分の計画通りの人生で、自分で計画した以外の人生は歩みません。
 
 だから、どんな人生も決して失敗ではないし、間違った人生でも
 ないのです。
 
 ただ、その計画した人生の中で自分がどのように感じ、どのように
 考えるのかが問われているのです。
 
▽今回は「人生設計の方法」を紹介します。

 私たちは、この世に生まれる前に自ら人生計画を立てますが、
 それは1回の人生だけ、というわけではないみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「人生において、大きな困難を克服することに何度も失敗した
 人々は、その難題を解決するまで、何度でも同じ状況に身をおいて
 生まれるよう、指導役の意識体たちから強くうながされたことを
 証言しています。あらかじめ、何回もの先の人生までをも視野に
 入れた長期的な計画で、自分の成長をはかる場合もあります」
 
 「たとえば、いくつもの過去生で恐怖と怒りに震えた人生を送った
 ため、指導役の意識体たちに、『もう生まれ変わるのが恐い』と
 哀願したジェニー・ソーンダースという女性は、その時、次の
 ようにさとされたそうです」
 
 「『あなたは、その恐怖と怒りに対して、真正面から立ち向かわ
 なければなりません』つまり、意識体として成長するための苦しみ
 からのがれ、安楽な人生ばかりを計画して生まれていたのでは、
 いくら生まれ変わっても、ほとんど成長できないのです」
 
 「指導役の意識体」とは、中間生(簡単に言うと、死んでから
 次に生まれるまでの魂の状態のことです)の間に、いろいろな
 ことに助言してくれる魂のことです。
 
 生きがいの創造では一般的な「魂」のことを「意識体」と定義
 しています。
 
 また、上記の女性の証言は、退行催眠によって導き出された意識体の
 過去生の記憶です。
 
▽人生の自己計画は、決して行き当たりばったりではなく、何度
 もの人生を通した長期的な計画の場合もあるようです。
 
 その計画の中で、意識体が自ら設定した課題を克服するまで、
 何度でも体験する出来事があるようです。
 
 現在自分が直面している大きな課題は、もしかしたらこれまでの
 人生の中で何度も自分の前に起きていることかもしれません。
 
 その課題を克服しない限り、何度でも同じ課題を設定している
 ようです。
 
 そして、その課題は次の人生でも課題に挙げられるかもしれません。
 
 私にも、なんとなく「これがそうかな?」と思うことがあります。
 
 何か困難なことが生じたら、より良い方向で淡々と解決することが
 良いみたいです。
 
 生きるための苦しみに耐えられずに自殺してしまう人がいますが、
 どの様な状況でも自殺は何の解決にもならないのではないかと
 思います。
 
 今生で克服できなかった課題は、来世の人生でも必ず課題として
 設定されるみたいです。
 
 いくら生きるのが苦しくても、自分で設定した寿命が来るまでは
 課題の克服に努めることが大事です。





 別の本には、意識体(魂)は人間として、10万回生まれ変わると
 書いてありました。
 
 その10万回の中でいろいろな出来事を体験することと思います。
 
 楽な人生もあれば、ごく普通の人生もあり、もしかしたら生きて
 いくのが辛すぎる人生もあるかもしれません。
 
 そして、10万回の人生どれをとっても「失敗の人生」はありえ
 ないのです。
 
 失敗の人生はありませんが、自ら設定した課題を克服しない限り、
 何度でもチャレンジしなくてはならなくなるみたいです。
 
 自分に起きる出来事は、淡々と受け入れることが必要です。



ガラスの動物園 (新潮文庫)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ガラスの動物園
 著者:テネシー・ウィリアムズ
 出版:新潮文庫
 定価:400円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102109072/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f134338%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和63年3月に出版されています。
 
 著者(1911/3/26〜1983/2/25)は、アメリカの劇作家です。
 
 著書もいくつか翻訳されています。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 小説は楽しみましょう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽同じ著者の作品は、「欲望という名の電車」(Vol.705,2008/06/29配信)
 を紹介したことがあります。
 
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080630060000000.html
 
 今回紹介する「ガラスの動物園」は著者の自伝的作品で、この作品
 がブロードウェイで大成功し、その後のピィリッツアー賞へとつな
 がっていきます。
 
 表舞台では華々しい活躍をしていたようですが、孤独との葛藤から
 実生活は荒れていたそうです。
 
 この物語が自伝ならばそれも仕方ないことかもしれません。
 
 作品は、舞台で上演するために戯曲形式で書かれています。
 
▽登場人物はそんなに多くなく、全部で4人しか出てきません。

 物語の中心を占めるのは、アマンダ・ウィングフィールド。
 
 登場人物の解説には、小柄な女性、並外れて大きな、だが混乱した
 ヴァイタリティをもっており、現実とは別の時間空間に必死に
 なってしがみついている女性、と書かれています。
 
 そして、アマンダの娘のローラ・ウィングフィールド。
 
 アマンダの設定は、子供の時の病気のせいで脚に障害が残って
 しまい、それが原因でアマンダにも増して幻想世界に懸命に生きて
 いる女性です。
 
 そしてもう一人、物語の語り手であるトム・ウィングフィールド。
 
 アマンダの息子です。
 
 倉庫で働く青年で、何とかして今の生活から抜け出したいと考えて
 います。
 
 もう一人、物語の後半に登場する、トムと同じ職場で働く青年で
 ジム・オコナーという、感じのいい普通の青年がいます。
 
▽では、ストーリーを簡単に紹介します。

 場面は、アメリカのセントルイスのとある裏通りで、裕福ではない
 家庭の話です。
 
 ウィングフィールド家は、父親が16年前に遠くへ行ったきり
 帰ってきません。
 
 それまでどうやって食いつないできたのか分かりませんが、現在は
 倉庫で働くトムのわずかばかりの収入で生活しています。
 
 母親のアマンダは、過去にしがみついてしか生きられない女性で、
 何かというと自分の若い頃、男性にもてた話が出てきます。
 
 ある日の午後に、アマンダの元へ17人の「青年紳士」が来た
 ことがあったそうで、その時の自慢話を何度もローラとトムに
 語ります。
 
 その青年紳士たちが現在成功している話を自慢話として語ります。
 
 こんな話を毎回聞かされるのはたまったもんじゃありません。
 
 過去にしがみついて生きているために、娘のローラの元へもいつか
 青年紳士が現れると信じ込んでいます。
 
 そこを指摘しても、アマンダは聞く耳を持ちません。
 
 困ったおばさんです
 
▽娘のローラは、脚に障害を抱えていてびっこを引きながら歩いて
 います。
 
 そのためか極度のはにかみ屋で、人と積極的に話をするような
 タイプではありません。
 
 ローラも母親とは違ったタイプで現実世界から離れて生きています。
 
 ローラは自分の部屋で、小さな「ガラスの動物」を集めていて、
 その世界に浸っています。
 
▽ある日、アマンダはローラが通っているビジネススクールを訪ね
 ローラの成績を聞こうとします。
 
 しかし、ローラは学校には行ってなくて、学校からは2,3日
 出席した後は来なくなって一月半も経っていることを知らされます。
 
 ローラはタイプライターの授業の時に、気持ち悪くなって吐いて
 しまったとのことで、それ以来家は出ていましたが、ビジネス・
 スクールには行かずに、ブラブラしていたのです。
 
 職を持てない女性は結婚するしかないと思い込んでいるアマンダは
 ローラに好きな人がいないのか聞き出そうとします。
 
▽トムは倉庫で働いていますが、本当はそこで働くのは嫌でたまり
 ません。
 
 それなのに、そこで働いたお金を家に入れても、アマンダにいろ
 いろと文句を言われます。
 
 家の中では、トムの自由がありません。
 
 その不満をアマンダは理解しようとしません。
 
 家族を助けるのは当たり前で、息子が母親の言ったことを守るのは
 当然だと思っています。
 
 そんな日常生活に疲れたトムは毎日のように仕事が終わった後に
 映画を見に行ってしまいます。
 
 それを指摘されぶち切れたトムは、自分はギャングで命を狙われて
 いる、といったありもしないことを母親にぶちまけ、「くそばばあ」
 をアマンダに投げつけて家を出て行きます。
 
▽アマンダとトムは、トムの謝罪でなんとか、仲直りしますが、
 トムは、近い将来家を出て行くことを計画していました。
 
 それを知った母親は、トムに言います。
 
 家を出て行っても良いけれど、お前の代わりになる人を誰か連れて
 こい、と。
 
 つまり、トムが出て行ってしまうと収入源がなくなってしまい、
 アマンダとローラは生活ができなくなってしまうので、その代わり
 に、ローラのお婿さんになる人を連れてきて欲しい、ということ
 です。
 
 何か嫌な感じです。
 
 それでもトムは、同じ倉庫で働くジムを食事に招待します。
 
 ジムにはもちろん姉がいることなんて一言も話さなかったし、
 アマンダの目的も話していません。
 
 食事会に誘っただけです。
 
▽ジムはウィングフィールド家にやってきますが、ローラはジムの
 名前を聞いた瞬間に、過去同じ学校で好きだった青年であることを
 思い出します。
 
 ローラはジムに会うのを嫌がりますが、アマンダは無理矢理ローラに
 出迎えさせようとします。
 
 目的はローラのお婿さんなので当たり前と言えば当たり前です。
 
 それでも何とかジムとローラは2人きりで話す機会を得ます。
 
 ジムもローラのことを思い出し、昔話に花をさかせ、ローラが
 ジムのことを好きだったことを告白します。
 
 ジムは、ローラにキスまでしてしまいますが...
 
 続きが気になる方は読んでみて下さい。





 この作品は1時間くらいあれば読めます。
 
 確かにこんな母親がいたら、家を出たくなって当然です。
 
 過去と未来にしか視線がなく、ずっと幻想を追ってしか生きて
 いくことができない人間と暮らすのは疲れます。



車輪の下に (角川文庫クラシックス)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:車輪の下に
 著者:ヘルマン・ヘッセ
 出版:角川文庫
 定価:340円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4042079040/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f135528%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和28年11月に出版されています。
 
 著者は、ドイツ出身の作家で、ノーベル文学賞を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)車輪とは?



 転がるモノです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)車輪とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●車輪とは?

▽この作品は、何でそうなったか覚えていませんが、たしか小学校の
 頃に本を読んだことがあります。
 
 ただ、そのときは最初の方を読んだだけで、特段おもしろくも
 なくて途中で投げ出してしまったような覚えがあります。
 
 先日同じ著者の「クヌルプ」を紹介しましたが、この本と同時に
 買ったのがこの本でした。
 
 出版社によって作品名が違っています。
 
 私が読んだ角川文庫は「車輪の下に」で、他の出版社では見た限り
 「車輪の下」となっています。
 
▽「車輪」とは何のことでしょうか?

 もちろん実物の車輪のことではありません。
 
 この物語の「車輪」とは、自分の周りの体制とか、社会構造とか
 そういったことを示しています。
 
 それは、ただ一カ所、主人公が神学校の校長に言われる次の言葉の
 中にだけ出てきます。
 
 「これでいい、これで結構だ、君。弱っちゃいけないよ、そうで
 ないと、車輪の下じきになるからね」
 
▽では、簡単にストーリーを紹介します。

 主人公は14歳くらいの少年、ハンス・ギーベンラート。
 
 母親は亡く、父親は真面目な商人で、ごく普通の人です。
 
 ハンスは優秀な子供で、日本で言うと「田舎の秀才」といった
 ところでしょうか。
 
 ハンスは成績が良かったので、日本でいうところの中学に進学する
 際に、神学校を受験することを勧められます。
 
 神学校は、これも日本で言うと県立学校みたいなもので、優秀な
 生徒ばかりを集め、授業料は全て公費でまかなう学校です。
 
 だから、ほんとうに優秀な生徒しか入学できないし、受験するのも
 選ばれた人しかできません。
 
 ハンスは成績が良かったために、学校から受験を推薦されていま
 した。
 
 でも、勉強につぐ勉強で顔色は悪く、やせ細っていておよそ健康な
 少年とは言い難い子供です。
 
 受験前のわずかな休暇も、学校の先生や教会の神父に勉強を勧め
 られ遊ぶ時間はわずかしかありません。
 
 頭痛が頻繁に起きますが、それでもハンスは頑張ります。
 
 ダメだと思っていた試験も合格し、神学校へ次席で入学します。
 
▽神学校でもハンスは必死になって勉強します。
 
 最初の頃は成績も優秀でした。
 
 友だちも作らずひたすら勉強に没頭します。
 
 それでも一人、ヘルマン・ハイルナーという友人ができます。
 
 しかし、このハイルナーは学校の問題児となっていて、校長先生に
 呼び出されたハンスは、「優秀な君はハイルナーとは付き合うな」
 と言われます。
 
▽神学校では、先生に逆らうことはできません。
 
 詰め込みの勉強を強要され、思春期の多感な心は大人の理論で
 抑圧されてしまいます。
 
 時間が経つに連れ、神学校を逃げ出す人や、追い出される人、
 自殺する人が出てきます。
 
 ハイルナーとは一旦友だちを解消されたハンスでしたが、ある
 ことをきっかけに仲直りし、ハンスは問題児であるハイルナーと
 再び付き合うことになります。
 
 そのハイルナーも脱走し、やがて神学校を去っていきました。
 
 唯一の友人がいなくなったハンスは、次第に精神を病んできます。
 
 勉強が手に付かなくなり、授業も聞いていられず、頭痛も激しく
 なり、授業中に魂が抜けたような状態になります。
 
 そしてとうとう、授業中にぶっ倒れてしまい、神学校を去ることに
 なってしまいます。
 
▽ほぼ廃人と化してしまったハンスは、父親に連れられて実家に
 戻ってきます。
 
 そこで、何週間か休養をとることになりましたが、ハンスは死ぬ
 ことばかりを考え始めます。
 
 首をくくる丈夫な枝を見つけ、毎日それを見て「いつでも死ねる」
 と、そこから日々を過ごす活力みたいなものを得ていました。
 
▽ある時ハンスは父親から「機械工になるか?書記になるか?」と
 聞かれます。
 
 つまり、ブラブラしていないで働け、ということです。
 
 精神を病んでいたハンスはどちらも嫌でしたが、以前の友人で
 機械工になった人がいて、その人と同じ職場で働くことにします。
 
 機械工の仕事を1日だけやって、新しい世界に少しだけ生きる
 希望を見出していました。
 
 ハンスは休日に同じ職場の友人に誘われて、お酒を飲みにいく
 ことになりました。
 
 父親からいくらかのお金をもらい、ハンスはそこでも新しい世界
 を体験し、ビールを痛飲します。
 
 そして、泥酔したハンスは...
 
 
 続きが気になる方は読んでみてください。 





 この作品は、少年から思春期に至る一番多感な時期を、勉強一筋で
 過ごした少年が、大人の作り上げた社会(車輪)に押しつぶされて
 しまい、精神を病んでしまう物語です。
 
 現代の日本でもずっと同じような状態だったのではないかと思われ
 ます。
 
 今読んでみると、なんとも言えない切ない感じですが、子供の頃に
 読んでも、おそらくあまり感じるものが少ないのではないかと
 思います。
 
 一度は読んでみることをおすすめします。



カラマーゾフの兄弟 上 新潮文庫 ト 1-9(3回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 上
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:819円+税
 購入:eブックオフで315円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010106/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1677812%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一部
  第一編 ある家族の歴史
  第二編 場違いな会合
  第三編 好色な男達
 第二部
  第四編 病的な興奮
  第五編 プロとコントラ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 人間の生活には矛盾があります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽早速、前回の続きから。

 フョードルの家を出たアリョーシャは、すでに夜の7時頃でしたが
 約束通りカテリーナの家に到着します。
 
 カテリーナの家には、許嫁のドミートリィが入れ込んでいる女性、
 グルーシェニカが来ていました。
 
 グルーシェニカはロシア的な美人で、見かけは上品、でも自ら
 「腹黒い、わがままな女」と表現しているように普通の女性では
 ありません。
 
 最初は和やかに話をしていたカテリーナとグルーシェニカでしたが、
 グルーシェニカは男性を手玉に取るような女性で、結果的にカテ
 リーナはグルーシェニカにからかわれ、ヒステリーの発作を起こ
 してしまいます。
 
 ドストエフスキーの小説に登場するロシアの女性は、よくヒステリー
 の発作を起こします。
 
 アリョーシャはカテリーナの家を出たところで、カテリーナの家の
 女中から、ホフラコワ家からの手紙を渡されます。
 
▽アリョーシャは修道院への帰り道に再びドミートリィと出会います。

 ドミートリィはアリョーシャを待ち伏せしていて、カテリーナの
 家で起きたことを聞こうとしていました。
 
 アリョーシャからカテリーナとグルーシェニカの話を聞いた
 ドミートリィは、笑い転げます。
 
▽修道院へ戻ったアリョーシャは、カテリーナ家の女中からもらった
 ホフラコワ家からの手紙を読んでみると、それはホフラコワ家の
 娘のリーズからのラブレターでした。
 
▽翌朝起きてからのアリョーシャは忙しくいろいろと歩き回ります。

 起きてすぐ、アリョーシャはゾシマ長老の話を聞きます。

 ゾシマ長老は元もとかなり弱っていて、前日の「場違いな会合」
 で無理したため、寝たきりになってしまい、今日か明日にも寿命が
 尽きようとしています。
 
 アリョーシャはその長老から、「今は、修道院ではなく俗世間で
 生活しなさい」と言われます。
 
 本当はゾシマ長老の元から離れたくなかったアリョーシャでしたが、
 ゾシマ長老から「皆の元へ行け」と言われます。
 
▽アリョーシャは師の言葉に従って、まずは父フョードルの元へ
 向かいます。
 
 フョードルは、昨日ドミートリィに殴られ、腫れ上がっている
 顔をしきりに気にしています。
 
 アリョーシャがフョードルの話を聞いてみると、フョードルは
 ドミートリィもイワンも信用していないことを告白します。
 
 そして、今後も淫蕩生活を続けていくためにはお金が必要で、
 財産を分けるようなことはしない、と明言します。
 
 救いのないオヤジです。
 
▽次にアリョーシャは前日に手紙をもらったリーズがいるホフラコワ
 夫人の家へ向かいます。
 
 その途中で1対6で石を投げ合っている中学生の集団に会い、
 それを止めに入ったアリョーシャは、いじめられていた一人の
 少年を助けますが、その少年に指をしこたま噛まれ怪我をします。
 
 そのとき中学生の集団に言われたのが、「だってあんたはカラマー
 ゾフだから」。
 
 「カラマーゾフ」の名は、フョードルやドミートリィのお陰で
 かなり有名みたいです。
  
 というのも、その少年の元軍人だった父親が、酒場でドミートリィ
 にヒゲを掴まれて引きずり回されたことがあって、その時ちょうど
 現場に居合わせて止めに入ったのがその少年だったのです。
 
 少年は、その現場を他の中学生に見られて、学校でいじめられて
 いました。
 
 少年は、カラマーゾフにかなりの怨みを持っています。
 
▽アリョーシャはケガをしたままホフラコワ夫人の家に行き、治療を
 してもらいます。
 
 ホフラコワ家にはカテリーナとイワンが来ていて、そこで何らかの
 会話がされていました。
 
 2人の会話を少し聞いたアリョーシャは、カテリーナが許嫁の
 ドミートリィを少しも愛してなくて、本当はイワンのことを愛して
 いることを見抜きます。
 
 しかし、カテリーナは認めません。
 
 この辺りのカテリーナの心の動きは読んでもらえば分かると思い
 ます。
 
 イワンはカテリーナに言いたいことを言って帰ってしまい、
 アリョーシャはカテリーナに、あるお願いを依頼されます。
 
 アリョーシャは色々な人から頼まれ事を依頼される人です。
 
 そのお願いとは、ドミートリィが数日前にヒゲを掴んで暴行を
 働いた元軍人の所へ示談金を持っていって欲しい、というお願い
 でした。
 
 どうやらカテリーナはドミートリィの尻ぬぐいをすることで、
 自己満足に浸っているようです。
 
▽ホフラコワ家を出たアリョーシャはカテリーナの依頼通り、元軍人
 (二等大尉)のスネリギョフの家へ向かいます。
 
 スネリギョフの家族が住んでいるのは貧しい小屋でした。
 
 狂人の妻と不器量で口うるさい娘、両足とも麻痺しているせむし
 の娘、前日アリョーシャの指を噛んだ少年の5人家族です。
 
 不幸を絵に描いたような家庭でしかもスネリギョフには今のところ
 定職がなく収入が安定していません。
 
 スネリギョフは裁判沙汰にしようかとも考えましたが、現在仕事を
 少しだけ回してもらっている商人をパトロンに持っているグルー
 シェニカに脅され、裁判にもできないでいました。
 
 子供からは「決闘を申し込んで!」と迫られ、でも決闘してケガ
 でもしたら収入の道が閉ざされてしまい、スネリギョフ家は路頭に
 迷うことになってしまう、と泣き寝入りするしかない状況にあり
 ました。
 
 そこへ、アリョーシャがカテリーナから依頼された示談金の話を
 すると、一端は喉から手が出るほど欲しかったお金を受け取ります。
 
 しかし、最後の最後「自分の名誉は売らない!」と言って、受け
 取った金をくしゃくしゃにして踏みつぶし、アリョーシャへ返して
 しまいます。
 
▽アリョーシャは再びカテリーナがいるホフラコワ家に向かいます。

 カテリーナは昨日に引き続きヒステリーを起こして気絶してしまい、
 おまけに熱まで出る始末です。
 
▽ホフラコワ家を出たアリョーシャは、ドミートリィと会いたくて
 前日ドミートリィと偶然であった場所で待つことにしました。
 
 そこには、召使いのスメルジャコフとフョードルの家の臨家の
 娘がいました
 
 そこで、アリョーシャはスメルジャコフから、イワンがドミートリィを
 飲み屋に呼び出したことを知ります。
 
▽アリョーシャは飲み屋へ向かいます。
 
 そこでイワンに飲み屋から声を掛けられ、アリョーシャはイワンと
 話を始めます。
 
 そこでいろいろな話がされました。
 
 明日イワンはモスクワへ帰ること。
 
 カテリーナのことが好きだったが、離れることになって清々して
 いること。
 
 カテリーナが自分のことを愛しているのは分かっていたが、その
 愛が少しひねくれていて、許嫁の兄ドミートリィから受けた侮辱を、
 イワン相手に晴らすことでバランスを保っていたようです。
 
 そこからイワンの話はキリスト教の話になります。
 
 無神論者と思われているイワンでしたが、実は神の存在を認めて
 いて、でも神の世界を認めない、という複雑な考え方を持ってい
 ます。
 
 例えば、「罪なき者が他人の代わりに苦しむのはおかしい」と
 考えています。
 
 これはキリスト教の根本です。
 
 キリストは人々の罪を背負って磔になりました。
 
 この辺りから、「カラマーゾフの兄弟」の中では有名(らしい)な、
 「大審問官」というイワンの考えた叙事詩の説明が始まります。
 
 しかし、途中までは何とか理解しながら読んでいたのですが、後半
 から何を言っているのか良く分からなくなってきました。
 
 この部分は、おそらくキリスト教の基本的な知識があるとよく
 理解できるのではないかと思いますが、残念ながら私にはよく
 分かりませんでした。
 
 
 ここで上巻が終了します。





 この本は、しっかり読んでメモをしていかないと、その場面で
 何が起きて、どのような言葉を交わし、どうしたのかすぐに分から
 なくなってしまいます。
 
 ドストエフスキーが書く文章は、一言で表現すると「緻密」です。
 
 人間の心が詳細に表現されています。
 
 そしてもう一つの特徴は、もしかしたらロシア人の特徴なのかも
 しれませんが、一人ひとりの話が長いです。
 
 1ページ分丸々同じ人が話をする場面も多々あります。
 
 最後のイワンとアリョーシャの場面では、イワンの解説が延々と
 数ページに渡って描かれていたりもします。
 
 長いですが内容が濃く面白いです。
 
 ロシアの文豪、ドストエフスキーとトルストイは、一度は読んで
 おくといいと思います。
 
 
 この後、中巻、下巻と続きますが、またしばらくはコツコツと
 読んで、読み終えたところであらすじを紹介します。



カラマーゾフの兄弟 上 新潮文庫 ト 1-9(2回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 上
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:819円+税
 購入:eブックオフで315円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010106/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1677812%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一部
  第一編 ある家族の歴史
  第二編 場違いな会合
  第三編 好色な男達
 第二部
  第四編 病的な興奮
  第五編 プロとコントラ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 楽しむのも相応の時間が必要です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽前回はカラマーゾフ家の人物の紹介だけで終わってしまいました。

 今回はあらすじを紹介します。
 
 ただ、上巻だけですが600ページを越す物語なので、ほんとうに
 荒い部分しか紹介できません。
 
 ご了承ください。
 
▽この物語の主人公は、物語の冒頭で書かれていますが、三男の
 アリョーシャです。
 
 したがってストーリーはアリョーシャの行動に沿って展開されて
 いきます。
 
 物語はアリョーシャが見習いとして入っている修道院での「場違
 いな会合」から始まります。
 
 アリョーシャが尊敬している「ゾシマ長老」という修道院で最も
 人望と権力がある僧侶の僧庵で、父親のフョードルの発案でカラ
 マーゾフ家の会合が開かれることになりました。
 
 話し合いの内容は、長男ドミートリィとフョードルとのお金に
 関するトラブルです。
 
 簡単に言うと、ドミートリィはフョードルからいくらかお金を
 もらっていますが、「もっともらえてもいいはずだ」と、その
 ことを解決しにこれまで連絡が途絶えていたフョードルの元へ
 やってきました。
 
 会合のメンバーは、フョードル、ドミートリィ、次男のイワン、
 三男のアリョーシャ、ドミートリィの伯父のミウーソフ、ゾシマ
 長老、イォシフ神父、パイーシイ神父、他数人です。
 
 会合では、父親のフョードルが暴走。
 
 じゃべりまくりの嘘つきまくり、勝手なことをベラベラと話す
 ため、周りに相当な不快感を与えてしまいます。
 
 ドミートリィが遅刻していることもあって、財産の話はまったく
 できません。
 
 途中、ゾシマ長老は退席し、その間にイワンと神父達の間で国家と
 教会との関係で議論が行われていました。
 
 ゾシマ長老が戻ってきたときに、ドミートリィが遅刻して参加
 します。
 
 せっかく始まった会合は、またもやフョードルの暴走によって、
 ドミートリィは怒って帰ってしまい、解散になってしまいます。
 
▽その後、今度は修道院長の僧庵で食事会が用意されています。

 ドミートリィは帰ってしまい、フョードルも帰り、残った人たちで
 食事会が始まりました。
 
 しかし、そこへ帰ったはずのフョードルが舞い戻ってきて、食事会
 もその暴言によってめちゃくちゃにしてしまいます。
 
 神父達に暴言を吐くわ、嘘八百を並べ立てるわで食事会も始まった
 ばかりで解散にしてしまいます。
 
 本当に嫌なオヤジです。
 
▽食事会が解散になった後、アリョーシャはカテリーナという女性
 から手紙をもらったので、その人の家にいくことにしました。
 
 カテリーナはドミートリィの許嫁です。
 
 許嫁になった過程もいろいろとややこしいですが、おそらくカテリーナ
 の勘違いで、ドミートリィも場の勢いで正式な許嫁として認めら
 れてしまいますが、実は婚約を解消したがっています。
 
 ドミートリィは父親に似ていて、女性にだらしなく、散財し、
 暴れる、といったタイプですが、カテリーナはそれを全て知った
 上で一緒になろうとしています。
 
 このカテリーナのことが好きなのが、次男のイワン。
 
 ドミートリィはグルーシェニカという別の女性の所へ走ってしま
 いますが、それでもカテリーナはドミートリィのことを愛している
 と勘違いをしています。
 
 グルーシェニカという女性の所へ行ってしまうドミートリィでし
 たが、この女性をお金で狙っていたのが父親のフョードル。
 
 お金と女性を巡るドロドロした親子関係が表現されています。
 
 しかも、同じ屋根の下で子どもたちが育ったのならまだ違った
 ことになったかもしれませんが、幼少の頃に分かれたまま大人に
 なるまで会ってなかったため、よけいにドロドロしてしまいます。
 
 アリョーシャがカテリーナの家に向かう途中で、ドミートリィと
 出会い、そこでアリョーシャはいくつか頼まれ事をお願いされます。
 
▽ドミートリィの依頼にしたがって、カテリーナの家に向かう途中で
 アリョーシャはフョードルの家に寄ることになりました。
 
 フョードルに対するドミートリィのお願い事とは、お金を出して
 もらうことでした。
 
 フョードルの家では、イワンと、召使いのグリゴーリィ、同じく
 召使いのスメルジャコフがいました。
 
 このスメルジャコフは、はっきりしませんが、どうやらフョードルの
 子供らしいです。
 
 皆で会話をしている時に、ドミートリィが飛び込んできます。
 
 「グルーシェニカがここへ来ただろう?」という疑いを持って、
 フョードルの家の中を探し始めます。
 
 そこで、ドミートリィはフョードルに暴行を加え、ケガをさせて
 しまいます。
 
 
 
 
 
 長くなりそうなので、続きはまた次回。