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悲しい日本人(イルボヌン オプタ)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
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 題名:悲しい日本人
 著者:田麗玉
 出版:たま出版
 定価:1500円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4884813537/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f693525%2f



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 ◆本の目次
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 1章 居眠りしている人々
 2章 30年待った
 3章 幸せであってはならない人々
 4章 ジェノサイド
 5章 これ、結婚相手は黒人にしなさい
 6章 子どもたち
 7章 イジメという日本の娯楽
 8章 アウトサイダー
 9章 レポーサします
 10章 先進国の条件
 11章 京都で会った人



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■□□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■□□□□



 この本は、1994年12月に出版されています。
 
 著者は、1959年韓国のソウルで生まれ、テレビレポーターとして
 数年間日本に滞在したことがあるそうです。
 
 2004年3月にハンナラ党に入党し、同年4月の総選挙で国会
 議員に当選、同党スポークスマンに就任した、とウィキペディア
 には書いてありました。



 韓国人は日本をどのように見ているのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)韓国人は日本をどのように見ているのか?



 なぜ、こうなってしまうのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)韓国人は日本をどのように見ているのか?

 「日本女性は港で買った黒人兵をいったんディスコにつれていき、
 思う存分踊り、飲み、遊ぶ、それから、近くのラブホテルに行く」
 
 「もちろん費用は全部、経済大国日本の女がもつ、太平洋戦争
 敗戦以後、非常に安価で日本の女を買ってつれて歩いたアメリカの
 白人、黒人男性が、今や日本の女に変われるありさまなのだ」

 「日本女性が他人の前で自分の夫を指す言葉で、最もよく用いら
 れているのは『主人』だ。韓国で主人というと、所有主、あるいは
 物や建物の持ち主のことである」
 
 「私はこの言葉を何気なしに用いている日本女性の人格と知性を
 疑う。自分を動物の低さにおくことばに甘んじ、将来『主人』に
 なる息子と、『主人』の所有物になる娘を育てている彼女たちが
 どうしても理解できない。日本語には、『夫』というちゃんと
 した言葉があるにもかかわらずだ」
 
 「彼女らが『主人』という呼び方をする限り、日本の娘等は奴隷
 根性を自然に身につけて育ってしまうのではなかろうか。日本勤務
 の夫について来た韓国女性まで無意識にこの『主人』を使っている
 のを見て、私はぞっとせずにはおられなかった」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 違う本を選ぼう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「韓国人は日本をどのように見ている」のでしょうか?

▽以前、山野車輪さんが書いた「嫌韓流」というマンガの本を紹介
 しました。
 
 この本は、日本側から韓国のことを批判した本で、この本だけを
 読むと、かなり偏った情報になってしまうのではないかと考えら
 れます。
 
 そこで、逆に韓国人が日本のことをどのように書いているのか
 知りたくて、「嫌韓流」に書いてあったこの本をブックオフで
 探してきました。
 
 この本は、1994年に出版され、韓国で100万部突破のベスト
 セラーとなったそうです。
 
▽何が書いてあるかというと、著者がテレビレポーターとして日本に
 滞在した2〜3年間で感じた日本に対する感情がその通りに書いて
 あります。
 
 ただ、読んでみた感想としては、日本に滞在した数年間で感じる
 内容ではなく、もの心ついたときから日本に対する憎しみの教育が
 行われているとしか思えないような感じ方です。
 
 著者は1959年に生まれているので、私と8つくらいしか変わり
 ません。
 
 実際に日本の統治を体験したのは、親が子どもの頃で、実質祖父母の
 時代です。
 
 それなのにこれだけ日本に憎しみを感じているということは、
 それだけ何らかの教育を受けてきたとしか考えられないです。
 
 おそらく、私と同年代の日本人は韓国に対して特別な感情を持って
 ないと思います。
 
 経済的なつながりがあって、たまに歴史問題で日本に謝罪を求める
 国ぐらいにしか思っていないではないでしょうか。
 
 理由は、日本では韓国との関係について、特別な教育は行われて
 いないからだと思われます。
 
 日本に対するすさまじいほどの憎しみが感じられ、日本に関する
 全てが気に入らないみたいです。
 
 それは憎しみというよりも、「ねたみ」とか「嫉妬」に近いような
 感じがします。
 
▽では、著者が日本をどのようにみているのでしょうか?

 書いてあることをいくつか紹介します。
 
 「日本女性は港で買った黒人兵をいったんディスコにつれていき、
 思う存分踊り、飲み、遊ぶ、それから、近くのラブホテルに行く」
 
 「もちろん費用は全部、経済大国日本の女がもつ、太平洋戦争
 敗戦以後、非常に安価で日本の女を買ってつれて歩いたアメリカの
 白人、黒人男性が、今や日本の女に変われるありさまなのだ」
 
 確かに1990年代、まだバブル崩壊前、一部の雑誌やワイドショー
 等でそういった女性がいるようなことが報道されていたことがあり
 ます。
 
 ただ、その報道を読み、聞いて「それが日本女性」と言い切って
 いるのはおかしいです。
 
 この本に書かれている内容は、3分の2が日本の雑誌やテレビの
 ワイドショーで報道されていたことを、「これが日本人」として
 紹介しているような感じです。
 
 また、著者は女性であるために、日本の女性のことがとても気に
 なるらしく、かなりしつこく批判しています。
 
 例えば、妻が他人に対して夫のことを指すとき、「主人」という
 言葉を使います。
 
 この言葉は日本人にとっては、「うちの夫」「うちの旦那」
 「うちの主人」と同じで、自分の夫の単なる呼称でしかありません。
 
 それが著者には気に入らないらしく、次のように書いています。
 
 「日本女性が他人の前で自分の夫を指す言葉で、最もよく用いら
 れているのは『主人』だ。韓国で主人というと、所有主、あるいは
 物や建物の持ち主のことである」
 
 「私はこの言葉を何気なしに用いている日本女性の人格と知性を
 疑う。自分を動物の低さにおくことばに甘んじ、将来『主人』に
 なる息子と、『主人』の所有物になる娘を育てている彼女たちが
 どうしても理解できない。日本語には、『夫』というちゃんと
 した言葉があるにもかかわらずだ」
 
 「彼女らが『主人』という呼び方をする限り、日本の娘等は奴隷
 根性を自然に身につけて育ってしまうのではなかろうか。日本勤務
 の夫について来た韓国女性まで無意識にこの『主人』を使っている
 のを見て、私はぞっとせずにはおられなかった」
 
 自国の文化で他国の文化を裁いてしまうと、おかしいに決まって
 います。
 
 それを平気で「おかしい」と書くことこそが「おかしい」と気が
 付かないものでしょうか。
 
 この本に書かれているのは、ほとんどが「自国の文化、自分の
 考え方」で日本のことを裁いている内容となっています。
 
▽問題の日韓の歴史の認識ですが、この部分は「嫌韓流」で書かれ
 ていた通りの主張がなされています。
 
 この主張が韓国人の総意なのかどうかはよく分かりません。
 
 読んでみると、当時の時代背景と近隣諸国との関係、当時の朝鮮の
 状況等の解説は一切無く、日本に侵略されたところから歴史が
 始まっていることになっています。
 
 これだと正しい歴史認識ができなくなってしまいます。
 
 なぜ日本が韓国を併合することになったのか、その理由が分から
 ないと、単なる「植民地」となってしまい、そこには憎しみしか
 湧いてきません。
 
 歴史の事実から判断すると、日本は韓国を、イギリスとインドの
 ような単純な植民地にしたわけではないみたいです。
 
 搾取する側と搾取される側の関係ではなく、朝鮮にも近代化させ
 欧米諸国からの防衛と、最終的には日本の防衛を考えていたので
 はないかと思います。
 
 しかし、この見方は日本の側から見た場合で、韓国側、つまり併合
 された側から見ると、やはり見方が変わってくると思います。
 
 その時の韓国の一般庶民の感情はどうだったのか?
 
 反対している人はどのくらいいたのか?
 
 日本が併合しなかった場合、韓国側はどうしようとしていたのか?
 
 日本のように植民地ではなく、世界が認める独立国として歩み
 出すことができたのか?
 
 そういった「歴史のif」も含めた検証がしたくて、韓国人が
 書いた本を選んだのですが、ハッキリ言うと日本批判のレベルが
 低すぎます。
 
 週刊誌やワイドショーレベルの話を題材に日本批判をしても、
 何の意味もありません。
 
 恐ろしいのは、この著者が韓国の国会議員で、現政権政党で大統領に
 近い位置にいるとのこと。
 
 日韓関係の未来は暗いかも...





 この本を選んだ理由は、「嫌韓流」を読んだだけだと偏った情報に
 なると感じたためです。
 
 嫌韓流で紹介されていたこの本を読んでみれば、きっと何か掴め
 ると思ったのですが、間違いだったみたいです。
 
 ただ、韓国で100万部も売れるということは、韓国人が日本の
 ことをどう思っているかを知るためには読んでみてもいいかも
 しれません。
 
 私も途中で読むのを辞めようかと思いましたが、何とか読み終え
 ました。
 
 日本人ならば、かなり不愉快になれる本です。



世界の環境危機地帯を往く(2回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
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 題名:世界の環境危機地帯を往く
 著者:マーク・ハーツガード
 出版:草思社
 定価:2800円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4794210345/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1336215%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 魔法つかいの弟子を演じる
 第1章 「…われわれはまだここにいるのです」
 第2章 自動車が欲しくてたまらない
 第3章 核の灯台へ
 第4章 「腹の皮がつっぱっているんだね」
 第5章 人口はどれほど問題なのか?
 第6章 「持続可能な開発」と資本主義の勝利
 第7章 希望を抱いて
 終 章 別の時代から来た使者



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2001年4月に出版されています。
 
 著者は、アメリカのジャーナリストで、多数の新聞・雑誌へ寄稿
 している人です。
 
 著書が何冊かあります。



 豊かさと引き替えに人が手に入れたものとは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何が問題なのか?



 問題は山積みです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何が問題なのか?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



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 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分に何ができるのか考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
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●「何が問題」なのでしょうか?

▽私たち人類は、自らの発展のために一番大切なものを犠牲にして
 きました。
 
 「自らの発展」とは、物質的に豊かな世界を手に入れることです。
 
 その代表格が自動車で、人間は少しでも豊かになるとどうしても
 自動車が欲しくなるみたいです。
 
 それは発展途上国も同じで、自動車を手に入れることが社会的な
 成功と結びついているのです。
 
 そのために、世界各地の都市で深刻な大気汚染が発生しています。
 
 特に中国やインド等、最近豊かになり出した国の国民が、皆自動車
 を手に入れ始めたとすると、とても恐ろしいことになります。
 
 資本主義という制度は、そのニーズに応えようと、ひたすら自動車
 を生産・販売し、需要と供給のバランスを取ろうとします。
 
 そこでは、自らの利益のことは考えていますが、地球の環境のこと
 まで考えてはいません。
 
 そして、もちろん購入する側も、環境破壊のことまでは考えず、
 自らの欲求を満たすためだけに自動車を購入します。
 
 需要と供給のバランスはとれますが、地球環境のバランスはガタ
 ガタになってしまいます。
 
 この考え方は、自動車に関することだけではなく、さまざまな
 場面で見ることができます。
 
 皆が自動車で出勤するために、交通渋滞を引き起こし、深刻な
 大気汚染と騒音が発生しても、「自分以外の誰かが運転をやめれば
 いい」と皆が思っていたりします。
 
 また、自らの国の木を伐採する途上国の人々は、自らの生活の
 ために木を切っているだけで、必要だからやっていることなのです。
 
 この場合の根本的な問題は、木を必要とする主に先進諸国の国々
 の需要があるためです。
 
 この他にも、必要のないダムの建設や、火力発電所、原子力発電所の
 建設も、「自分さえよければ」といった狭い考えの上に成り立って
 います。
 
 環境破壊は「自分さえよければ」と思ったところから始まってます。
 
▽現在、発展している最中の大国が中国です。

 人口13億人と言われているこの巨大な国が急速に発展している
 ため、環境破壊に関する様々な問題が発生しています。
 
 中国の人口のほとんどは農民です。
 
 そして何世紀もの間、中国の農民は冬には暖を取らずに生きて
 きたそうです。
 
 そこへ、中国で豊富に取れる石炭を利用し、温かい生活を得る
 ことができるようになりました。
 
 しかし、それには大きな代償を支払うことになったのです。
 
 石炭の使用は農民だけではありません。
 
 石炭は中国に工業化をもたらし、「自らの発展」のために必要な
 資源となっています。
 
 そして、中国の発電所で一番多いのは石炭を使用した火力発電所
 です。
 
 この本が書かれたのが7〜13年前なので、現在ではもっとエネ
 ルギー消費量が増えていると考えられます。
 
 石炭に限らず、原油の使用も増えていて、それらのエネルギー
 消費にともなって、環境破壊も進んでいます。
 
▽中国を代表とする途上国?の市場経済発展とともに地球の環境破壊は
 深刻な状況を迎えています。
 
 そこで、先進国をはじめとする国々を中心として「何とかしなく
 てはならない」というかけ声とともに、1992年に「環境と
 開発に関する国際連合会議(UNCED)」が開催されました。
 
 別名「地球サミット」と呼ばれています。
 
 ここで、先進国が途上国も含めて「地球環境のことを考えましょう」
 と提案したわけですが、途上国側にしてみると、現在の環境破壊を
 招いているのは、先進諸国の責任であり、自分たちには関係がない
 ことだと考えるのは当たり前の話です。
 
 そして、多くの途上国の国々にとって、切実な問題は明日の地球の
 環境を守ることではなくて、今日の糧をどうやって手に入れるか
 と言う部分にあるのです。
 
 「先進国が手に入れた『豊かさ』を、自分たちも享受する権利が
 ある」
 
 そのように主張するのは当たり前です。
 
 それでも、何とかしなくてはならないはずですが、世界で一番の
 環境破壊国であり、世界で一番物質的に豊かな国であるアメリカが
 地球サミットで提案されたさまざまな案件に意義を唱えてしまった
 のです。
 
 すると、必ず「アメリカが環境問題に真剣にならないのであれば
 途上国の我々も同意する必要はない」という単純な理屈が通って
 しまいます。
 
 環境破壊を食い止めるには、これまで環境を破壊しつくしてきた
 先進国が率先してやるべきであって、途上国はそれを見習いつつ
 自国でできることをやらなけれなならないと思います。
 
 「自分以外の誰かがやる」
 
 のではなくて、
 
 「自分から始める」
 
 これが環境に対する正しい考え方です。





 環境破壊は、現在加速度を増しつつ進んでいます。
 
 このままいくと、おそらく地球は深刻なダメージを受け、これ
 までに幾度となく人類が体験してきた(と思われる)「文明の破壊」
 が起きるのではないかと思います。
 
 現に地球温暖化が原因と思われる異常気象が世界各地で発生して
 いて、まんざら冗談でもなくなってきているような気がします。
 
 環境破壊を考えることは、自分自身のことを考えることでもある
 のです。



世界の環境危機地帯を往く
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:世界の環境危機地帯を往く
 著者:マーク・ハーツガード
 出版:草思社
 定価:2800円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4794210345/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1336215%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 魔法つかいの弟子を演じる
 第1章 「…われわれはまだここにいるのです」
 第2章 自動車が欲しくてたまらない
 第3章 核の灯台へ
 第4章 「腹の皮がつっぱっているんだね」
 第5章 人口はどれほど問題なのか?
 第6章 「持続可能な開発」と資本主義の勝利
 第7章 希望を抱いて
 終 章 別の時代から来た使者



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2001年4月に出版されています。
 
 著者は、アメリカのジャーナリストで、多数の新聞・雑誌へ寄稿
 している人です。
 
 著書が何冊かあります。



 豊かさと引き替えに人が手に入れたものとは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)世界の環境破壊はどの程度か?



 最悪の状態です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)世界の環境破壊はどの程度か?

 「アフリカの食糧難の原因はさまざまだが、その最たるものは、
 アフリカ大陸の際だった特徴である極度の貧困と劣悪な気候だ」
 
 「統治者がしばしばはたらく横領と、世界経済に無理強いされた
 不公平な貿易や金融協定は言うにおよばない。毎年、サハラ以南の
 アフリカ諸国は、西欧の金融機関に負債の利息としておよそ120
 億ドルを支払っている」
 
 「それだけの金があれば、アフリカ全土が差し迫って必要として
 いる食料、健康、教育、家族計画に使ってもお釣りがくるだろうに」
 
 「しかし、こうした貧困の根本原因をしばしば全面的な飢饉へと
 発展させる者は、戦争である」

 「マヤークはおそらく、広島と長崎の原爆投下以来、史上最大の
 核の大惨事が起こった現場だろう。マヤークではこれまで3回の
 核災害が起こり、その被害は1986年にチェルノブイリで起こった
 原子炉のメルトダウンに匹敵し、ことによるとそれを上回った
 かもしれない」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分から何かを始めよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「世界の環境破壊はどの程度」なのでしょうか?

▽おそらく人類は、現在考えられているよりもかなり以前からこの
 地球上に存在しています。
 
 そして、何千年か、何万年か、何十万年かかけて、ある程度の
 文明を作り、何らかの原因でその文明を何度も何度も滅亡させて
 きたのではないかと思われます。
 
 その原因の一つは、地球は宇宙の法則に則った「無常」の世界に
 存在するため、長い年月をかけて天変地異が地球を襲ったり、
 洪水等で文明が一瞬にして滅んだりしたのではないかと思います。
 
 他の原因の一つは、文明の「間違った」発展のために、地球の
 環境を破壊し、最終的に人間が住めない星にしてしまったのでは
 ないかと考えられます。
 
 そういったことが地球上では幾度となく繰り返されてきたのでは
 ないでしょうか。
 
▽そして現在、地球の環境は最悪の状態にあるみたいです。

 この本が書かれたのが2001年4月。
 
 今から7年前に出版されています。
 
 著者は6年間、全世界の環境危機地帯を渡りあるいてこの本を
 書いています。
 
 ということは、現在から7〜13年前の世界の状況をレポート
 した内容となっています。
 
 そして現在、世界の環境破壊は、その時点より改善されているとは
 到底思えないです。
 
 中国等の経済発展等に伴いさらに悪化しているのではないかと考え
 られます。
 
▽日本でも、環境破壊は進んでいます。

 都市部の空気の汚れや、不法投棄、ゴミの問題、核施設の事故等々
 数え切れないくらいの環境破壊が行われています。
 
 そして、日本人の生活のために、途上国の森林は大量に伐採され
 さらに地球の環境破壊を加速させています。
 
 これでも日本はまだましな国みたいです。
 
 水道の水は飲もうと思えば飲めるし、都市部を離れれば空気は
 まだまだ澄んでいます。

 したがって、日本で生活していると世界各地の環境危機というのが
 なかなか見えてきません。
 
▽世界各地では何が起きているのでしょうか?

 サハラ砂漠以南のアフリカでは、人々は慢性的な栄養失調に苦しん
 でいます。
 
 先進諸国では、毎日毎日食料が捨てられているにもかかわらず、
 一方で、スーダンという国は4人に1人が餓死の危険にさらされて
 います。
 
 著者は言います。
 
 「アフリカの食糧難の原因はさまざまだが、その最たるものは、
 アフリカ大陸の際だった特徴である極度の貧困と劣悪な気候だ」
 
 「統治者がしばしばはたらく横領と、世界経済に無理強いされた
 不公平な貿易や金融協定は言うにおよばない。毎年、サハラ以南の
 アフリカ諸国は、西欧の金融機関に負債の利息としておよそ120
 億ドルを支払っている」
 
 「それだけの金があれば、アフリカ全土が差し迫って必要として
 いる食料、健康、教育、家族計画に使ってもお釣りがくるだろうに」
 
 「しかし、こうした貧困の根本原因をしばしば全面的な飢饉へと
 発展させる者は、戦争である」
 
 こうした国では、まともな飲料水が存在しないため、飢餓と劣悪な
 飲料水による病気が蔓延しています。
 
▽また、自動車による大気汚染も世界各国で深刻な問題となっています。

 タイのバンコクの空気は汚染がひどくて、まるで感触があるような
 感じなのだそうです。
 
 著者が乗ったタクシーの窓を下げると「胸が悪くなるほどの嫌な
 科学臭のするねっとりとした汚い空気」が流れ込んできたそうです。
 
 そして、自動車による環境破壊は、空気だけではありません。
 
 渋滞による「騒音」もかなりひどいみたいです。
 
 自動車による大気汚染は、バンコクだけではなく、世界各国どこに
 でも見られる環境破壊です。
 
 地球温暖化の一番の原因は自動車です。
 
 そして、その自動車を世界中の人々が欲しがっているのです。
 
▽自動車による大気汚染も深刻な問題ですが、核による環境破壊も
 相当なものです。
 
 核と言えば、旧ソ連。
 
 「チェルノブイリ原発」という言葉はかなり有名で多くの人が
 知っています。
 
 しかし、これはゴルバチョフ時代の「グラスノスチ(情報公開)」
 によって、世界に報道されたもので、それ以前に核施設で起きた
 事故は情報開示されていません。
 
 「チェリャビンスク」という所では、かなりの事故が起きたみたい
 です。
 
 ここは、冷戦時代に「マヤーク(灯台)」というコードネームで
 呼ばれていた工業団地で、ソ連の地図には載っていない都市で、
 「地球上で最も汚染された地点」と呼ばれているそうです。
 
 著者は言います。
 
 「マヤークはおそらく、広島と長崎の原爆投下以来、史上最大の
 核の大惨事が起こった現場だろう。マヤークではこれまで3回の
 核災害が起こり、その被害は1986年にチェルノブイリで起こった
 原子炉のメルトダウンに匹敵し、ことによるとそれを上回った
 かもしれない」
 
 「放射能」は無色無臭で目に見えないだけに、どのような環境
 破壊が起きているのか見た目には分かりません。
 
 でも、一番おそろしいのが核の被害かもしれません。
 
 
 人類は滅亡に向かって全力疾走しているようにしか思えないです。





 この本に書かれている内容は、著者が直接現場に行って取材を
 して書いたものなので、説得力があります。
 
 環境破壊は、その被害を実際に目の当たりのしないとなかなか
 実感できないと思われます。
 
 日本にいて「環境破壊」を訴えてもあまり説得力がありません。
 
 いっそのこと、環境破壊が一番進んでいる地域で「環境会議」を
 開催してみるといいかもしれません。
 
 次回、もう少しこの本を紹介させて頂きます。



帰国船―北朝鮮 凍土への旅立ち (文春文庫)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:帰国船
 副題:北朝鮮 凍土への旅立ち
 著者:鄭箕海(チョンキヘ)
 出版:文春文庫
 定価:562円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167550156/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f928950%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 平壌で再会した初恋の人
 第1章 凍土への旅路
 第2章 村八分の新生活
 第3章 拘留生活と「赤とんぼ」
 第4章 胸痛む父母の死
 第5章 炭鉱への“出稼ぎ”
 第6章 “自白事業”と都落ち
 第7章 徴罰で始まった新生活
 第8章 決死の北朝鮮脱出
 補 稿 「日本人妻里帰り」問題に思う



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1997年11月に出版されています。
 
 著者は、福島県に生まれ、1960年に家族と一緒に北朝鮮へ
 帰国した人で、1993年に北朝鮮から中国へ脱北し香港経由で
 韓国へ亡命しています。
 
 著書がもう一冊あります。



 「帰国船」とは何だったのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)どうやって人々をだましたのか?



 本当にひどい話です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)どうやって人々をだましたのか?

 「当時、多くの在日同胞は朝鮮総連が繰り広げていた政治的北朝鮮
 礼賛−『発展する社会主義祖国』宣伝を鵜呑みにし、民族的偏見や
 差別の強い日本での生活に別れを告げ、社会主義祖国である北朝鮮
 で“第二の人生”を送ろう、と新潟港から帰国船に乗ったのである」
 
 「実をいうと、当時、17歳のわたしは本当は帰りたくなかった。
 差別に苦しめられた日本にこれといっていいこともなかったが、
 日本で生まれ育ったわたしは、この地に未練のようなものが残って
 いた」
 
 「しかし、渡日して依頼30数年も日本で暮らした父は、民族的
 差別の強い日本で暮らすより北朝鮮で生活するのがよい、そう
 する方が子どもたちにもよいと考えたようであった」
 
 「『教育も医療も無料、祖国は全てを補償する』との北朝鮮、
 総連の宣伝に全幅の信頼を寄せていたのである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「どうやって人々をだました」のでしょうか?

▽北朝鮮のことを知ろうと、いろいろと本を物色していると、いく
 つか本が出版されていることがわかりました。
 
 一つは日本人が書いた本で、これには普通の本の他にマンガも
 出版されています。
 
 もう一つは脱北者が書いた本で、これは調べた限りではけっこう
 たくさん出版されています。
 
 今回紹介する本も、脱北者が書いた本です。
 
 著者は、1960年に第27次帰国船で新潟港を出発し、家族と
 ともに北朝鮮へ向かいました。
 
 「帰国船」とは何かと言うと、1959年12月から始まった、
 日本から北朝鮮への帰国事業で、朝鮮総連が主体となってすすめた
 帰国運動です。
 
 当時の北朝鮮と日本の間には国交がなかったため、日本赤十字社と
 朝鮮赤十字会によって実施されたもので、1984年まで続き
 延べ93,380名の人が北朝鮮へ帰国したそうです。
 
 その中には、6,839名の日本人妻、及び、その子どもが含ま
 れていました。
 
 日本人妻とは、朝鮮の男性のところへ嫁いだ日本人女性のことで
 日本国籍を持っていた人たちです。
 
 帰国のための費用は北朝鮮持ちで、船の一部には初代の「万景峰
 (マンギョンボン)号」が使われていたそうです。
 
▽「朝鮮総連」とは何かというと、正式名称は「在日朝鮮人総連合会」
 で韓国政府を支持する韓国民団と対立して、北朝鮮の党・政府を
 無条件に支持する在日朝鮮人団体です。
 
 朝鮮総連の主な人事権は北朝鮮が握っていて、中には朝鮮労働党員
 がいてさまざまな工作活動を行っているそうです。
 
 その朝鮮総連が行った帰国事業で9万名以上の人が北朝鮮へ帰国
 したのですが、簡単に言ってしまうと「だまされて」いました。
 
 著者は言います。
 
 「当時、多くの在日同胞は朝鮮総連が繰り広げていた政治的北朝鮮
 礼賛−『発展する社会主義祖国』宣伝を鵜呑みにし、民族的偏見や
 差別の強い日本での生活に別れを告げ、社会主義祖国である北朝鮮
 で“第二の人生”を送ろう、と新潟港から帰国船に乗ったのである」
 
 「実をいうと、当時、17歳のわたしは本当は帰りたくなかった。
 差別に苦しめられた日本にこれといっていいこともなかったが、
 日本で生まれ育ったわたしは、この地に未練のようなものが残って
 いた」
 
 「しかし、渡日して依頼30数年も日本で暮らした父は、民族的
 差別の強い日本で暮らすより北朝鮮で生活するのがよい、そう
 する方が子どもたちにもよいと考えたようであった」
 
 「『教育も医療も無料、祖国は全てを補償する』との北朝鮮、
 総連の宣伝に全幅の信頼を寄せていたのである」
 
 「民族的差別」は、世界のどこの国に行っても存在するものですが、
 理由はいろいろあるにしても、人間としてやってはならないこと
 です。
 
 全員が全員差別を受けていたわけではないし、また差別をしていた
 わけではないと思いますが、日本人が反省しないとならない部分
 です。
 
 「教育も医療も無料、祖国は全てを補償する」といううたい文句は
 確かに嘘ではなかったみたいですが、「全て」がカバーする範囲と
 「補償」の範囲がまったく違っていました。
 
 そんなことも分からずに、9万名を超える人々が北朝鮮へ帰国
 していたとは信じられないことです。
 
 しかし、これには理由があります。
 
 当時、日本では社会主義国である北朝鮮は「地上の楽園」と言われ
 ていました。
 
 そして、当時の日本の新聞各社(朝日、毎日、読売、産経等)が
 帰国問題をほめたたえる報道をしたそうです。
 
 ありがちな話です。
 
 それぞれの新聞社の何人かが平壌に入り、そのレポートを新聞各紙
 に掲載し、帰国熱をあおったのです。
 
 おそらく、北朝鮮の政府関係者にいいとこばかり見せられてきた
 のだと思われます。
 
 また、報道機関の他にも、当時の社会党議員、共産党議員らが
 帰国事業に協力していました。
 
 当時、北朝鮮の社会主義を宣伝することで、それぞれの党の勢力
 拡大を狙っていたのです。
 
 今こうして読んでみると、報道機関も政治家も無責任にも程が
 あります。
 
 こうして期待を胸に祖国へ帰国した人々は最初に、外見は立派で、
 内装はすさまじいボロ船だった帰国船に乗った時点で、「騙された」
 と感じたそうです。
 
 「地上の楽園」に到着してみると、そこには想像を絶する厳しい
 世界が待っていました。
 
 帰国者の生活ぶりは「地上の地獄」と言って良いのではないかと
 思います。





 この本は、北朝鮮への帰国船に乗って、住みづらい日本から地上の
 楽園に渡った在日朝鮮人が脱北し韓国に亡命するまでの体験が
 書かれています。
 
 日本からの帰国者は後に「政治犯」として扱われるようになり
 正に地獄を体験することになる家族が多かったみたいです。
 
 一度入ったら2度とは出ることができない地獄。
 
 それが北朝鮮みたいです。



CD付[新版]生きがいの創造
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 ◆今日読んだ本
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 題名:CD付[新版]生きがいの創造
 著者:飯田史彦
 出版:PHP研究所
 定価:2400円
 購入:ブックオフで1250円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569627943/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1539848%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 過去の人生の記憶
 第2章 人生のしくみ
 第3章 愛する故人とのコミュニケーション
 第4章 「永遠の生命」を科学する意味
 第5章 「ブレイクスルー思考」による生きがい論



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■



 この本は2003年4月に出版されています。
 
 1996年6月に初版の単行本が出版されています。
 
 本の帯には「50万部を越えるベストセラーを全面改訂」とあり
 ます。
 
 「生きがいの創造」はかなり売れているようです。

 著者の本職は、「人間の価値観について研究する経営心理学者」
 と紹介されています。

 著書も多数あります。



 今回はどのような発見があるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生の自己計画とは?



 人生には計画が必要です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生の自己計画とは?

 「退行催眠の研究で、いちばん興味深い成果は、肉体にやどって
 いない状態(中間生にいる状態)のあいだに、私たちが自分自身で、
 次の人生を計画するというしくみがわかったことです」
 
 「被験者たちは、指導役の意識体たり(光の存在)の前で終えて
 きた人生を振り返って反省したのち、彼ら(彼らといっても、
 性別は感じられないそうです)の助言を参考にしながら、自分で
 次の生まれ変わりの人生計画を立てたことを思い出します」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分の人生計画を思い出してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「人生の自己計画」とはどのようなことなのでしょうか?

▽人生設計は必要だと言われていますが、今回はもっと壮大な人生
 設計のお話です。
 
 この本の中で私が一番すごいと思ったのは、この「人生は生まれる
 前に自分で設計する」という部分でした。
 
 「なぜ人間はこの世に生まれてくるのか?」
 
 という問いの答えがここに出ているからです。
 
 一言で言ってしまうと「魂の果てしない成長のため」に、人間は
 輪廻転生を繰り返しているということで。
 
 私たちの魂は、生まれる前、つまり前回に肉体としての死を迎えて
 から次に生まれるまでの間に自分自身で次の人生を計画するのです。
 
 著者は言います。
 
 「退行催眠の研究で、いちばん興味深い成果は、肉体にやどって
 いない状態(中間生にいる状態)のあいだに、私たちが自分自身で、
 次の人生を計画するというしくみがわかったことです」
 
 「被験者たちは、指導役の意識体たち(光の存在)の前で終えて
 きた人生を振り返って反省したのち、彼ら(彼らといっても、
 性別は感じられないそうです)の助言を参考にしながら、自分で
 次の生まれ変わりの人生計画を立てたことを思い出します」
 
 このことは、二通りの考え方ができると思います。
 
 一つの考え方としては、
 
 「あらかじめ人生を計画しているということは、この人生をこの
 まま体験しなくてはならないのか?」
 
 と絶望を感じてしまう場合と、もう一通りは、
 
 「あらかじめ人生を計画しているということは、こんな人生でも
 何かを体験するために必要な人生なんだ。この人生で間違って
 ないんだ」
 
 と自分の人生に納得できてしまう場合です。
 
 私は後者の考え方を取りました。
 
 「自分は何をするためにこの世に生まれてきたんだろう」
 
 このようなことを考えていると、私の場合「成功」を夢に見始め
 ました。
 
 「自分は社会的に成功するために(つまり、お金持ちになるために)
 この世に生まれてきたのではないか?有名になるためにこの世に
 生まれてきたのではないか?」
 
 「平々凡々とした人生は、自分の人生ではない」と考えてしまった
 のです。
 
 成功を夢見て、いろいろな勉強もしてみましたが、結局お金に
 あまり執着がないのと、成功を目指している自分にストレスを
 感じていました。
 
 その時、「人生の自己計画」つまり、自分自身の人生は生まれる
 前に自分で設計しているという事実を知った時に、
 
 「あっ、そうなんだ!」
 
 とあっさり納得してしまったのです。
 
 これは考えようによっては、「諦め」でしかありません。
 
 しかし、人生の自己計画のことを知った時は、「諦め」よりも
 「納得」でした。
 
 つまり、「自分の人生はこのままで決して間違ってはいない」
 と言うことに納得できたのです。
 
 このことが分かってしまうと、いろいろなことがすんなり理解
 できてしまいます。
 
 「なぜあの人はビジネスで成功して、お金持ちになって、有名
 なんだろう。それに比べて自分はなぜこんな面白くもない人生を
 歩んできたんだろう」
 
 とか
 
 「なぜ、人間には不幸な人と幸福な人がいて、幸福な人はずっと
 幸福で、不幸な人はずっと不幸な人生を歩むのはなぜなんだろう。
 世の中不公平だらけだ」
 
 と思っていたことが簡単に理解できるようになったのです。
 
 その答えとは
 
 「人生は人それぞれ計画している内容が違うのだから、人それ
 ぞれ体験する内容も違って当たり前。自分が歩んできた人生を
 他人の人生と比較して羨ましがるのは何の意味もない」
 
 ということでした。
 
 したがって「勉強ができない」とか、「仕事ができない」という
 のは、他人と比較してそう感じるだけで、他人と比較することに
 何の意味もないのです。
 
 学力や仕事の能力が低いからといって、何の心配もいらないのです。
 
 全ては自分の計画通り、順調に進んでいるのです。
 
 こう書いてしまうと、「じゃあ努力なんてしなくても良いのか?」
 といった疑問も浮かんできます。
 
 そこで「努力するのか、努力しないのか」というのも、自分で
 計画していることなので、「努力する」こをと計画している人は
 努力するだろうし、その逆で努力しない人もいるのです。
 
 努力しないからといって、人生が間違っているわけではありません。
 
 勉強ができないからといって、失敗の人生なのではありません。
 
 仕事ができなくて、給料が少なくても何の心配も不安もいらない
 のです。
 
 心の問題で悩むのも、うつ病になってしまうのも、つらいかも
 しれないけれど自分で計画して、それを体験すると決めて生まれて
 きたということになります。
 
 どのようなつらい人生でも、
 
 「計画通り、順調な人生」
 
 なのです。





 今回は、「人生の自己計画」が存在することを紹介しました。
 
 自分の人生は自分でしか体験できません。
 
 他人の人生を自分で体験することはできないのです。
 
 ということは、現世においてどのようなつまらない人生でも、
 それを体験する必要があって体験しているのです。
 
 生も死も、全ては計画通りです。


マンガ嫌韓流
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 ◆今日読んだ本
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 題名:マンガ 嫌韓流
 著者:山野車輪
 出版:晋遊舎
 定価:1000円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/488380478x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3610277%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
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 第1話 日韓共催ワールドカップの裏側」
     韓国人に汚されたW杯サッカーの歴史
 第2話 「戦後補償問題」
     永遠に要求される金と土下座
 第3話 「在日韓国・朝鮮人の来歴」
     在日が歩んだ歴史と「強制連行」の神話
 第4話 「日本文化を盗む韓国」
     日本文化の窃盗と著作権無視 パクリの実態
 第5話 「反日マスコミの脅威」
     日本を内側から蝕む反日マスコミのプロパガンダ
 第6話 「ハングルと韓国人」
     自称「世界一優秀な言語」ハングルの歴史と秘密
 第7話 「外国人参政権の問題」
     外国人(=在日韓国人)が参政権を持つということ
 第8話 「日韓併合の真実」
     朝鮮の近代化に努めた日帝36年の功罪
 第9話 「日本領侵略−竹島問題」
     互いに領有権を争う日本と韓国 それぞれの主張



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2005年9月に出版されています。
 
 ネットで調べてみると、「67万部突破」とありました。
 
 かなり売れたみたいです。
 
 本には著者の紹介が載っていないので、ウィキペディアを調べて
 みると、「日本の漫画家」と紹介されています。
 
 著書も何冊かあります。



 一番近い隣国はどのような国なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何が問題なのか?



 なぜ日本はいつも謝罪しているのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何が問題なのか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日韓関係をもっと勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「何が問題」なのでしょうか?

▽前回紹介した「中国」に続き、今回は同じ漫画でも「韓国」の
 お話です。
 
 「嫌韓流」という題名なので、その名の通り韓国のことを批判
 した内容となっています。
 
 この手の本はあまり読まなかったのですが、ブックオフの105円
 コーナーに並んでいたので前回紹介した「そして中国の崩壊が
 始まる」と同時に買ってしまいました。
 
 日本の隣国、韓国と中国と北朝鮮のことを書いた本を選ぶのは
 なかなか難しいです。
 
 日本人が書いた本は、ほとんどがこれらの国を批判した内容と
 なっています。
 
 また、韓国や中国や北朝鮮の人が日本との関係を書いた本は、
 なかなか見つかりません。
 
 見つかったとしても、必ずどちらかに偏った考え方で書かれてい
 ます。
 
 公平な目で歴史から現在を解説している本はなかなか見つかり
 ません。
 
▽今回紹介する「嫌韓流」は、韓国のことを批判した内容となって
 いますが、その目的はいちおう「韓国と本当の友好関係を結びたい」
 ということになっています。
 
 個人的には韓国人とのおつきあいが全く無いし、知り合いの中
 にも韓国人との交友がある人が一人もいません。
 
 したがって、一般の韓国人が日本のことをどう考えているのか
 分かりません。
 
 ただ、報道を聞く限り、韓国が登場するのは
 
 「日本の歴史教科書への批判」
 
 「総理の靖国神社参拝の批判」
 
 「先の戦争に関する謝罪、及び、金銭の要求」
 
 「日本と韓国の歴史認識に関する日本への批判」
 
 「竹島の領土に関する話」

 主にこの5つの話題しかないのではないかと思います。
 
 日本から一番近い隣の国との関係が、日本への批判と謝罪要求と
 領土問題しかないとすると、悲しいことです。
 
 発端は、日本と韓国との併合、いわゆる「日韓併合」から始まって
 いるような気がします。
 
 1910年(明治43年)に大韓帝国(現在の韓国と北朝鮮を
 合わせた地域)を日本に合併したことを「日韓併合」と言います。
 
 明治に入ってから急速に発展してきた日本は、朝鮮半島が戦略上
 最も重要な地域になっていました。
 
 当時、欧米列強各国が東アジアを次々に植民地として支配して
 いました。
 
 発展したと言っても日本はまだ弱小国で、それは当時の政治家
 たち、そして多くの日本人を恐怖させていたのではないかと思わ
 れます。
 
 「植民地になる」ということがどのようなことなのか、インドや
 その他の地域を見てきた当時の政治家たちは、嫌と言うほど分かって
 いたみたいです。
 
 その欧米列強の中でも一番恐かったのは超大国のロシアです。
 
 ロシアに朝鮮半島を支配されてしまうと、日本は首根っこを掴ま
 れたことになり、結果的にどうなってしまうか理解していました。
 
 その後、日清戦争、日露戦争と日本は戦争に勝利し、最終的に
 1910年8月、「日韓併合条約」を結び、韓国を日本に併合
 します。
 
 歴史的に見ると、日本と韓国の間で「条約」が結ばれています。
 
 しかし、この「条約」の見方が日本と韓国では違っていて、
 日本は「しっかり手順を踏んだ世界も認めた正式な条約」と見て
 いるし、韓国側は「無理やり結ばせた無効な条約」と見ています。
 
 この考え方が、日本が侵略したのか、そうでは無かったのか、
 といった考え方の違いとなっています。
 
 お互いの主張が違っているのだから、意見が違うのも当たり前です。
 
 個人的な意見としては、「どちらが正しい」とか「どちらが間違って
 いる」という意見はあまり意味がなくて、歴史の事実としてどの
 ようなことがあったのかだけを知ればいいのではないかと思います。
 
 現在の人たちの考え方で、約100年前の当時の人たちの考え方や
 行動を裁くことに意味はありません。
 
 歴史を現在の考え方で判断してはならないのです。
 
 
 でも、それが難しいのです。





 この本は、現在の韓国との関係を、二国間の歴史を背景に、何が
 正しくて、何が間違っているのかを解説している本です。
 
 マンガなので、ページ数はありますが、すぐ読めてしまいます。
 
 過去は過去、問題はこれから未来のことのような気がしますが、
 国という見方をすると、そうもいかないみたいです。



そして中国の崩壊が始まる (マンガ 入門シリーズ)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
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 題名:そして中国の崩壊が始まる
 著者:井沢元彦(原作)、波多野 秀行(漫画)
 出版:飛鳥新社
 定価:1429円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4870317400/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4081436%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 止まらない中国の暴走
 第2章 共産主義と思想弾圧
 第3章 親中派の懲りない人々
 第4章 中国崩壊のシナリオ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2006年8月に出版されています。
 
 原作者の井沢元彦さんは作家で、歴史推理・ノンフィクション作品
 を出版しています。
 
 著書が多数あります。
 
 漫画を書いている波多野秀行さんは、青年誌、一般誌で活躍して
 いるそうです。
 
 著書も何冊かあります。



 この国も近いけど遠い国です。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)中国の現実とは?



 現実は厳しいみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)中国の現実とは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 中国のことをもっと勉強しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「中国の現実」はどうなっているのでしょうか?

▽最近、北京オリンピックの聖火リレーに関する内容が毎日のように
 報道されています。
 
 新聞は読まないし、しかも、一日に10分もテレビを見ない私でも
 聖火リレーの報道を知っているということは、それだけたくさん
 報道されているということだと思われます。
 
 その大騒ぎの主たる原因は「中国によるチベット弾圧」です。
 
 中国の言い分は「チベットは中国の一部」。
 
 チベットの言い分は「チベットは中国とは別の国」。
 
 今年の3月、チベット人のデモに対し、中国軍が武力行使を行った
 ために中国が世界の非難を浴びています。
 
 この中国軍による武力行使によって、80名の人が犠牲になった
 そうです。
 
 ウィキペディアによると、この問題の発端は、1949年に始まった
 毛沢東主導によるチベット国土の侵略に始まるそうです。
 
 この時、先日来日したダライ・ラマ14世はインドに亡命します。
 
 ダライ・ラマ14世はチベット国民の象徴でした。
 
 ダライ・ラマがチベットにいなくなったために、中国はチベットを
 中国の領土の一部である「自治区」と名付けてしまったのです。
 
 当然チベット人達は怒って、抵抗を試みますが、武力の差はいかん
 ともし難く、中国当局は虐殺、処刑、拷問等でチベット人を弾圧
 しました。
 
 中国の人民解放軍の文書によると、1959年から1960年に
 かけて、中央チベットだけで8,7000人のチベット人が殺さ
 れているそうです。
 
 分かっているだけで8,7000人ですから、実際はもっと殺さ
 れているみたいです。
 
 こうやって書くと、「日本も戦争当時、同じようなことをして
 きたじゃないか」という意見も聞こえてきそうです。
 
 私もまだまだ勉強不足で、日露戦争から太平洋戦争にかけて、
 日本軍がどのような行動をしてきたのかよく知りません。
 
 しかし、少なくとも戦争が終わってから、日本の政治家はひたすら
 近隣諸国に謝罪し、膨大な資金援助を行ってきました。
 
 そして、いくら謝罪しても「足りない」と言われています。
 
 このままだと、私のひ孫の世代以降も、謝罪と援助をしなければ
 なりません。
 
 その一番の援助先が中国です。
 
 過去のことを考慮して援助するのも良しとしましょう。
 
 でも、考えようによっては、日本からの多額の援助によって、
 チベットへの弾圧が行われていると考えることもできます。
 
 このような中国の理不尽さを訴えているのが、この本です。
 
 ちなみにその当時、「チベット自治区共産党書記」だったのが、
 現在、中国国家主席の「胡錦濤(こきんとう)」です。
 
▽思想の話をすると不快に思われる方もいると思われるので、詳しい
 話はしませんが、中国は「共産主義」の国です。
 
 共産主義の国に付きものなのが「大量粛正」です。
 
 以前読んだ「赤いツァーリ」は、ソビエトのスターリンのことを
 書いた本ですが、そこではナチスドイツによるホロコーストよりも
 多い人たちが殺されています。
 
 ソ連しかり、ベトナムしかり、カンボジアしかり、ポーランド
 しかり、ルーマニアしかり、そして北朝鮮もそうです。
 
 共産主義には必ず「粛正」があり、大量虐殺があります。
 
 中国も共産主義で、過去に「文化大革命」という、毛沢東による
 権力闘争がありました。
 
 この時は、1000万人以上が「粛正」すなわち、虐殺されて
 います。
 
 これも正確な数字は分かっていなくて、とりあえず1000万人
 以上の粛正が行われています。
 
 そして、中国の歴史を考えてみると、要は同じことを繰り返して
 いるだけみたいです。
 
 中国は昔から皇帝が変わると、関係する者は全て皆殺しでした。
 
 日本のように「残党を自軍に引き入れて」なんてことはせず、
 女、子どもに至るまで全て殺していた歴史があります。
 
 共産主義は、昔からの中国のやり方に見事にマッチした思想だった
 のかもしれません。
 
▽ソ連の例を見てみると、共産主義でいい目を見るのは支配階級
 だけです。
 
 そして一番苦しむのは農民です。
 
 共産主義は「平等という理想社会」を目標にしているはずですが、
 絶対に上手くいかないです。
 
 かならず一部の人間だけがリッチになって、理想社会からはかけ
 離れた存在になっていくのです。
 
 中国が必ずしもそうなるとは限りません。
 
 もしかしたら、これから理想社会を築いていくのかもしれません。
 
 資本主義社会が優れているとは決して言えませんが、共産主義
 社会よりはまだマシなのではないかと思います。
 
 共産主義社会でありながら、資本主義を導入している国、それが
 中国。
 
 かつてソ連も同じ事をしていました。
 
 ということは、やっぱり「崩壊」が...





 毎度のごとく書評になってませんね。
 
 申し訳ありません。
 
 この本は、現在の中国という国の状況と、歴史的な物ごとの考え方、
 問題点等をマンガにして分かりやすく書いてあります。
 
 中国とか韓国とか北朝鮮のことを知りたい本を選ぶときは、なか
 なか苦労します。
 
 称賛している本をほとんど見つけることができず、批判している
 本なら大量に出版されています。
 
 日本にとっては、経済的には必要な国であり、環境面で見ても、
 中国の影響をモロに受けてしまいます。
 
 それだけに、いろいろな面でしっかりして欲しい国でもあります。
 
 しかし、この本を読んだ限りでは、やはり「崩壊」が近づいて
 いるような気がしてなりません。



なぜ日本人は日本を愛せないのか―この不幸な国の行方(2回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:なぜ日本人は日本を愛せないのか
 副題:この不幸な国の行方
 著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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 楽天ブックス
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 「日本文化論」はいくらやっても愛国心は育たない
 第2部 日本 歴史をもたない国
 第3部 危機は永遠に先送りできるのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1998年3月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 前著、「人間を幸福にしない日本というシステム」は33万部
 売れているそうです。
 
 著書も多数あります。



 確かに日本が嫌いな人が多いみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)憲法九条はどう考えるべきなのか?



 この部分は呪縛が強いです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)憲法九条はどう考えるべきなのか?

 「憲法は、日本というシステムのような政治的疲弊の発生を防ぐ
 ために設けられているものだ。しかし、現在の日本の憲法は、
 むしろ恣意的な権力の非公式システムを存続させるための重要な
 条件になっている」
 
 「官僚による支配からの司法の独立という、現在の憲法の決定的に
 重要な条文は、だれにとっても空虚なものになっている」
 
 「このように、憲法違反が日常的になっているような現状は、
 きわめて危険である。法律に対する市民の信頼−民主主義を守る
 ための重要な条文だ−を、破壊するからである」

 「憲法『改正』という表現は適切ではない、『改正』ではなく
 『創造』と言うべきだ、という意見もありうる。日本の現行憲法は、
 言葉の普通の意味での憲法ではないからだ」
 
 「触れることのできない神聖なものになっており、したがって、
 憲法としては役に立たない」
 
 「憲法の理論と日本の政治の実践とのあいだに、信じられない
 ほど大きなギャップがあるにもかかわらず、一度も改正された
 ことがないという事実からも、憲法が現実にあっていないことは
 明らかだ」

 「旧来の左翼は、憲法を改正すると旧来の右翼が日本を乗っ取って、
 戦前・戦中の思考様式と『軍国精神』を復活させる、と怒れている」
 
 「右翼勢力が再び日本を支配するようになりかねないと考えている」

 「この条文は、他国と同様の責任ある一人前のメンバーとして
 国際社会に参加するよう期待されている国にとっては、実現不可能
 なことを要求している」
 
 「戦争を行う『権利』を放棄する国は、その主権の不可欠な要素を
 みずから放棄することになる」

 「『平和憲法』は、幻想と、日本は−実際には何もしていないのに−
 世界平和の実現に役立っていると考えるうぬぼれを生んでいる」
 「日本は他のすべての国と同じく戦争を遂行する主権を持つ、
 と述べ、そのすぐあとにこう付け加えればよいのだ」
 
 「『自国の歴史における経験に基づき、日本国民は領土拡大の
 ために軍事力を行使するするという考えを忌避し、かかる目的の
 ための戦争は決して行わないことを、みずからと将来の世代の
 国民に対して厳粛に制約する』と」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日本国憲法を勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「憲法九条はどう考えるべき」なのでしょうか?

▽著者が、日本と日本人に関してこれだけの分析ができているのは、
 やはり、著者が日本人ではなく外国人、しかもアメリカではなく
 オランダの人だからでしょうか。
 
 日本人の中にもこれほど日本と日本人について、欠点と長所を
 書ける人もなかなかいないと思います。
 
 日本の歴史についても、私よりも全然知識があるし、日本人の
 「ものの見方」についても、日本人よりも鋭い分析ができています。
 
 この本では、日本というシステムについて、著者の目から見た
 日本の欠点の分析が多々行われていて、最後に書かれているのが
 「憲法改正」に関することです。
 
 日本国憲法は、ご存じの通り太平洋戦争の敗戦後、1946年
 (昭和21年)11月3日に公布され、1947年(昭和22年)
 5月3日に施行されています。
 
 「現在の憲法は、日本人が独自に創ったものではなく、アメリカに
 押しつけられた憲法である」と考えられなくもないです。
 
 どうやってできたかはこの際あまり関係なく、何か不都合なことや
 現状の世界情勢とはかけ離れた内容があった場合、日本人自らの
 手で書き直してしまえば良いだけの話だと思います。
 
 ところが、日本では1947年に施行されてから今日まで「憲法
 改正」は行われていません。
 
 なぜかというと、「憲法改正」を主張する人たちのことを「右翼」
 だと勘違いしている人たちがたくさんいるためだというのが理由の
 一つでもあります。
 
 これは、著者によると危険な状況なのだそうです。
 
 著者は言います。
 
 「憲法は、日本というシステムのような政治的疲弊の発生を防ぐ
 ために設けられているものだ。しかし、現在の日本の憲法は、
 むしろ恣意的な権力の非公式システムを存続させるための重要な
 条件になっている」
 
 「官僚による支配からの司法の独立という、現在の憲法の決定的に
 重要な条文は、だれにとっても空虚なものになっている」
 
 「このように、憲法違反が日常的になっているような現状は、
 きわめて危険である。法律に対する市民の信頼−民主主義を守る
 ための重要な条文だ−を、破壊するからである」
 
 ここでも、日本人の「シカタガナイ」が生きていて、「憲法は
 自分とは関係がない」と思っている人、つまり私みたいな人が
 たくさんいるために、憲法違反が多々行われているという現状が
 あるのです。
 
▽私は「憲法が果たすべき役割」というのがよく分かっていません。
 
 これまでに誰にも教わってこなかったし、自ら知ろうとはしま
 せんでした。
 
 本来は小学校や中学校で教えるべき内容なのかもしれませんが、
 どうもそうはいかないみたいです。
 
 著者は、教師も憲法が果たすべき役割を理解していないために、
 それを教えることができないでいる、と書いています。
 
 憲法の役割を理解していないために、憲法を改正する重要性も
 理解していないということになります。
 
 著者は言います。
 
 「憲法『改正』という表現は適切ではない、『改正』ではなく
 『創造』と言うべきだ、という意見もありうる。日本の現行憲法は、
 言葉の普通の意味での憲法ではないからだ」
 
 「触れることのできない神聖なものになっており、したがって、
 憲法としては役に立たない」
 
 「憲法の理論と日本の政治の実践とのあいだに、信じられない
 ほど大きなギャップがあるにもかかわらず、一度も改正された
 ことがないという事実からも、憲法が現実にあっていないことは
 明らかだ」
 
 日本の実体とは違う憲法になっているのはごく一部分を見ても
 実感できます。
 
▽なぜ、日本の憲法は「触れることができない神聖なもの」となって
 しまったのでしょうか?
 
 政治家や、「左翼」と言われる人たちが「護憲」を主張するため
 です。
 
 その「左翼」がなぜ「護憲」を主張するかと言うと、著者は次の
 ように書いています。
 
 「旧来の左翼は、憲法を改正すると旧来の右翼が日本を乗っ取って、
 戦前・戦中の思考様式と『軍国精神』を復活させる、と怒れている」
 
 「右翼勢力が再び日本を支配するようになりかねないと考えている」
 
 私には、何が「左翼」で何が「右翼」なのか、実はほとんど理解
 していません。
 
 そして、「どちらが正しいのか?」ということも判断できません。
 
 私の現在の判断基準は、軍隊を容認する人が右翼、軍隊を許すと
 戦争を始めるからダメだと主張しているのが左翼、その程度です。
 
 いずれにしろ、現実の世界にまったく合っていない憲法が存在
 していることは事実です。
 
▽その中でも「憲法9条」は現実の世界とは違う条文になっています。

 憲法9条を全文載せておきます。
 
 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際
 紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
 
 「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを
 保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
 
 憲法9条は3つの要素「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の
 否認」で構成されています。
 
 この中の「戦争の放棄」と「交戦権の否認」は、太平洋戦争後、
 今のところ戦争をしていないので、まだ守られていると考えて
 いいと思います。
 
 しかし、「戦力の不保持」に関しては、日本は現在アメリカ、
 中国、ロシアに続き第4位の軍事費を支出していて、その後に
 イギリス、フランス、ドイツと続きます。
 
 「戦力の不保持」を明記している割には、世界第4位の軍事費とは
 現実とのギャップがありすぎです。
 
 ここで著者は、「現実に合わせて憲法改正をした方が良い」と
 主張しているわけではありません。
 
 「第9条はおそらくアメリカ占領軍の最大のミスだろう、と考える
 のを、恐れないでいただきたい」
 
 「この条文は、他国と同様の責任ある一人前のメンバーとして
 国際社会に参加するよう期待されている国にとっては、実現不可能
 なことを要求している」
 
 「戦争を行う『権利』を放棄する国は、その主権の不可欠な要素を
 みずから放棄することになる」
 
 私は戦争は反対ですが、残念ながら現在の地球では戦争はなくなり
 ません。
 
 例え自分の国が「戦争を放棄した」と主張しても、戦争に巻き
 込まれることもあるのです。
 
 自らの国は自ら守るしかない、ということです。
 
 「平和憲法」という単なる言葉や文で戦争がなくなるなら、他の
 国も日本と同じように憲法に盛り込むことと思います。
 
 しかし、憲法に「戦力の不保持」を明記している国はおそらく
 存在しないのではないかと思います。
 
 著者は言います。
 
 「『平和憲法』は、幻想と、日本は−実際には何もしていないのに−
 世界平和の実現に役立っていると考えるうぬぼれを生んでいる」
 
 言葉だけでは何の効力もないし説得力もありません。
 
 そこで著者は、憲法9条を次のように改正すればいいのではない
 かと言います。
 
 「日本は他のすべての国と同じく戦争を遂行する主権を持つ、
 と述べ、そのすぐあとにこう付け加えればよいのだ」
 
 「『自国の歴史における経験に基づき、日本国民は領土拡大の
 ために軍事力を行使するするという考えを忌避し、かかる目的の
 ための戦争は決して行わないことを、みずからと将来の世代の
 国民に対して厳粛に制約する』と」
 
 私も著者の意見に賛成です。





 日本国憲法に関しては、なぜか改正がタブー視されています。
 
 理由は良く分かりません。
 
 公布されてからこれまで一度も改正されていないという、世界
 でもめずらしい憲法みたいです。
 
 ただ、現実と憲法が解離している状況です。
 
 著者はこの部分も「日本システム」の欠点である、と指摘してい
 ます。
 
 融通が利かないシステムです。



なぜ日本人は日本を愛せないのか―この不幸な国の行方
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:愛の研究
 著者:ひろさちや
 出版:新潮選書
 定価:1100円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4106035200/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1503105%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 人間が商品化された現代日本の悲劇
 第2章 愛してはならないという仏教の教え
 第3章 隣人は愛し、敵は憎めという神からの命令
 第4章 宗教と倫理の違いについて
 第5章 敵をも愛せというキリスト教の教え
 第6章 苦しみをじっと見つづける仏の慈悲



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2002年11月に出版されています。
 
 著者は、大正大学の客員教授で、教壇で哲学を講ずる傍ら、旺盛な
 執筆・講演活動で、仏教を中心とした宗教問題の啓蒙家として
 知られています。
 
 著書も多数あります。



 愛は人々を不幸にしているそうです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)なぜ、愛してはならないのか?



 人は愛してはならないそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)なぜ、愛してはならないのか?

 「縁による愛は、ある者にとっては愛される幸せをもたらして
 くれますが、別の者にとっては愛されない残酷さを味あわせる
 ものです」
 
 「それに対し絶対の愛は美しいけれども、ときに愛された者が
 傷つくことがあります。要するに、愛は人間を傷つける可能性が
 あります。だから愛してはいけないのです」
 
 「愛してはいけない」とは、普通の感覚からいうと、当然反論
 したくなります。

 「イエスは、−神は全ての人を愛しておられる−と考えました。
 『契約』を結んでいようといまい、そんなことには関係なく、
 神は全ての人を無差別平等に愛しておられるというのです」

 「ほとけさまは、いつも微笑みを浮かべて、われわれ凡夫の苦しみ
 を見てくださっています。その微笑みがほとけさまの慈悲です」
 
 「人間は、苦しいときは苦しみながら生きればよいのです。わたし
 たちが苦しむとき、かならずほとけさまが一緒に微笑みながら
 苦しんでくださっています」
 
 「嬉しいときは、うれしく生きればいい。わたしたちがうれしい
 とき、必ずほとけさまが微笑みを浮かべつつ、一緒に喜んでくだ
 さっています」
 
 「わたしたちは、ほとけさまの慈悲を信じて生きればいい。そう
 すると、もっと楽に生きられるようになります。すなわち、苦悩が
 軽減されるのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 「慈悲」についてもっと勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「なぜ、愛してはならない」のでしょうか?

▽普通、「人を愛すること」は悪いことではないと教えられます。

 「愛」にはいろいろな種類があって、夫婦愛、親子愛、兄弟愛、
 隣人愛等々、ペットから人類といった範囲まで、様々な言い方を
 します。
 
 しかし、愛には永続性がありません。
 
 心の中で持っている感情ですから、愛はいつか冷めてしまう可能性
 があります。
 
 そして、ある時は、愛は憎しみに変わったりします。
 
 それが、一番顕著なのは夫婦愛、兄弟愛ではないでしょうか。
 
 愛し合って結婚したはずなのに、いつしか愛は冷め、何の感情を
 持たなくなるならまだしも、憎しみを感じている夫婦もいます。
 
 また、親が死んでその遺産を巡って、遺された兄弟が醜い争いを
 展開したりするのも、愛は存在せず、強力な憎しみだけがあります。
 
 著者は言います。
 
 「縁による愛は、ある者にとっては愛される幸せをもたらして
 くれますが、別の者にとっては愛されない残酷さを味あわせる
 ものです」
 
 「それに対し絶対の愛は美しいけれども、ときに愛された者が
 傷つくことがあります。要するに、愛は人間を傷つける可能性が
 あります。だから愛してはいけないのです」
 
 「愛してはいけない」とは、普通の感覚からいうと、当然反論
 したくなります。
 
 しかし、よくよく考えてみると、「愛する」ということは、選択
 することを意味します。
 
 無条件の愛ではありません。
 
 結婚する場合も相手を選択するし、子どもはたくさんいるにも
 かかわらず、我が子だけを選択して愛を注ぎます。
 
 「愛する」ということは、「何かを切り捨て何かを選択する」
 ということであり、そこには全ての存在に対する無条件の愛は
 存在しません。
 
 そういうわけでお釈迦様は「愛するな!」と教えているそうです。
 
▽元もと、日本には「愛する」という言葉自体が存在していません
 でした。
 
 日本には「愛(め)でる」という言葉があって、これは目上の
 人間が目下の人間に目を掛けるときに使う言葉で、現在の「愛する」
 とは意味が違います。
 
 明治期に聖書を訳した日本人が「愛」という言葉を使ったために
 「愛する」という概念ができあがったそうです。
 
 したがって、日本には「愛」の概念がたくさん存在します。
 
▽それぞれの宗教では愛についてどのように教えているのでしょうか。

 キリスト教では「隣人を愛しなさい」という言葉があります。
 
 この「隣人」がくせ者で、キリスト教を知らない人たちには、
 「隣に住んでいる人」「近くにいる人」くらいしか考えていません。
 
 何を隠そう私もこの本を読むまでは、「隣人」は「隣近所の人」
 だと思ってました。
 
 ユダヤ教やキリスト教で言うところの「隣人」とは、同じ宗教を
 信じている人のことを言います。
 
 ユダヤ教では「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」と
 教えているそうです。
 
 ユダヤ教やイスラム教は「契約宗教」といって、人間一人ひとりが
 「神」と契約を結び、契約を結んだ者だけが神の愛を受けること
 ができます。
 
 そして、自分以外に神と契約を結んだ者を「隣人」と言って、
 自分自身を愛するように隣人(同じ神と契約を結んだ者)を愛し
 なさい、と教えています。
 
 違う方向から考えると、「隣人ではない者は愛さなくても良い」
 「同じ神と契約を結んだ者のみ愛すれば良い」ということになって
 います。
 
 これは「条件付きの愛」です。
 
 「条件付きの愛」を教えるユダヤ教のラビ(僧)だったのがイエス
 で、イエスはそのユダヤ教の教えを違うように解釈します。
 
 イエスは次のように言っています。
 
 「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と
 命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を
 迫害する者のために祈りなさい」
 
 ユダヤ教では「敵を憎め」とは教えていませんが、「隣人を愛せよ」
 と教えているということは、拡大解釈すると「隣人以外は愛さ
 なくてもよい。隣人以外は憎んでも良い」ということにもなります。
 
 そうじゃなくて、イエスは「隣人以外でも愛しなさい、敵も愛し
 なさい」と教えていたのです。
 
 著者は言います。
 
 「イエスは、−神は全ての人を愛しておられる−と考えました。
 『契約』を結んでいようといまいと、そんなことには関係なく、
 神は全ての人を無差別平等に愛しておられるというのです」
 
 キリスト教で教える「愛」とは、隣人だけではなく神が創った
 人間全て、つまり他人もあるがままに愛しなさい、ということに
 なります。
 
▽次に、仏教の愛の教えについて簡単に紹介します。

 仏教では、キリスト教でいうところの「愛」は「慈悲」と呼んで
 います。
 
 そして、お釈迦様が説いた「慈悲」について、著者は次のように
 書いています。
 
 「ほとけさまは、いつも微笑みを浮かべて、われわれ凡夫の苦しみ
 を見てくださっています。その微笑みがほとけさまの慈悲です」
 
 「人間は、苦しいときは苦しみながら生きればよいのです。わたし
 たちが苦しむとき、かならずほとけさまが一緒に微笑みながら
 苦しんでくださっています」
 
 「嬉しいときは、うれしく生きればいい。わたしたちがうれしい
 とき、必ずほとけさまが微笑みを浮かべつつ、一緒に喜んでくだ
 さっています」
 
 「わたしたちは、ほとけさまの慈悲を信じて生きればいい。そう
 すると、もっと楽に生きられるようになります。すなわち、苦悩が
 軽減されるのです」
 
 仏教で教える「慈悲」は、何もしてくれません。
 
 ただ、苦しいときも嬉しいときもいつも一緒にいてくれるのが
 「慈悲」という考え方のようです。





 この本は、それぞれの宗教が教えている「愛の概念」について、
 詳細に分析した内容となっています。
 
 私たちは普段「愛する」という言葉をなにげなく使ってますが、
 受け取る人によって、意味は全く違ってくるみたいです。
 
 愛とは何か?を知りたい方にはおすすめです。



愛の研究
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:愛の研究
 著者:ひろさちや
 出版:新潮選書
 定価:1100円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4106035200/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1503105%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 人間が商品化された現代日本の悲劇
 第2章 愛してはならないという仏教の教え
 第3章 隣人は愛し、敵は憎めという神からの命令
 第4章 宗教と倫理の違いについて
 第5章 敵をも愛せというキリスト教の教え
 第6章 苦しみをじっと見つづける仏の慈悲



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2002年11月に出版されています。
 
 著者は、大正大学の客員教授で、教壇で哲学を講ずる傍ら、旺盛な
 執筆・講演活動で、仏教を中心とした宗教問題の啓蒙家として
 知られています。
 
 著書も多数あります。



 愛は人々を不幸にしているそうです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)なぜ、愛してはならないのか?



 人は愛してはならないそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)なぜ、愛してはならないのか?

 「縁による愛は、ある者にとっては愛される幸せをもたらして
 くれますが、別の者にとっては愛されない残酷さを味あわせる
 ものです」
 
 「それに対し絶対の愛は美しいけれども、ときに愛された者が
 傷つくことがあります。要するに、愛は人間を傷つける可能性が
 あります。だから愛してはいけないのです」
 
 「愛してはいけない」とは、普通の感覚からいうと、当然反論
 したくなります。

 「イエスは、−神は全ての人を愛しておられる−と考えました。
 『契約』を結んでいようといまい、そんなことには関係なく、
 神は全ての人を無差別平等に愛しておられるというのです」

 「ほとけさまは、いつも微笑みを浮かべて、われわれ凡夫の苦しみ
 を見てくださっています。その微笑みがほとけさまの慈悲です」
 
 「人間は、苦しいときは苦しみながら生きればよいのです。わたし
 たちが苦しむとき、かならずほとけさまが一緒に微笑みながら
 苦しんでくださっています」
 
 「嬉しいときは、うれしく生きればいい。わたしたちがうれしい
 とき、必ずほとけさまが微笑みを浮かべつつ、一緒に喜んでくだ
 さっています」
 
 「わたしたちは、ほとけさまの慈悲を信じて生きればいい。そう
 すると、もっと楽に生きられるようになります。すなわち、苦悩が
 軽減されるのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 「慈悲」についてもっと勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「なぜ、愛してはならない」のでしょうか?

▽普通、「人を愛すること」は悪いことではないと教えられます。

 「愛」にはいろいろな種類があって、夫婦愛、親子愛、兄弟愛、
 隣人愛等々、ペットから人類といった範囲まで、様々な言い方を
 します。
 
 しかし、愛には永続性がありません。
 
 心の中で持っている感情ですから、愛はいつか冷めてしまう可能性
 があります。
 
 そして、ある時は、愛は憎しみに変わったりします。
 
 それが、一番顕著なのは夫婦愛、兄弟愛ではないでしょうか。
 
 愛し合って結婚したはずなのに、いつしか愛は冷め、何の感情を
 持たなくなるならまだしも、憎しみを感じている夫婦もいます。
 
 また、親が死んでその遺産を巡って、遺された兄弟が醜い争いを
 展開したりするのも、愛は存在せず、強力な憎しみだけがあります。
 
 著者は言います。
 
 「縁による愛は、ある者にとっては愛される幸せをもたらして
 くれますが、別の者にとっては愛されない残酷さを味あわせる
 ものです」
 
 「それに対し絶対の愛は美しいけれども、ときに愛された者が
 傷つくことがあります。要するに、愛は人間を傷つける可能性が
 あります。だから愛してはいけないのです」
 
 「愛してはいけない」とは、普通の感覚からいうと、当然反論
 したくなります。
 
 しかし、よくよく考えてみると、「愛する」ということは、選択
 することを意味します。
 
 無条件の愛ではありません。
 
 結婚する場合も相手を選択するし、子どもはたくさんいるにも
 かかわらず、我が子だけを選択して愛を注ぎます。
 
 「愛する」ということは、「何かを切り捨て何かを選択する」
 ということであり、そこには全ての存在に対する無条件の愛は
 存在しません。
 
 そういうわけでお釈迦様は「愛するな!」と教えているそうです。
 
▽元もと、日本には「愛する」という言葉自体が存在していません
 でした。
 
 日本には「愛(め)でる」という言葉があって、これは目上の
 人間が目下の人間に目を掛けるときに使う言葉で、現在の「愛する」
 とは意味が違います。
 
 明治期に聖書を訳した日本人が「愛」という言葉を使ったために
 「愛する」という概念ができあがったそうです。
 
 したがって、日本には「愛」の概念がたくさん存在します。
 
▽それぞれの宗教では愛についてどのように教えているのでしょうか。

 キリスト教では「隣人を愛しなさい」という言葉があります。
 
 この「隣人」がくせ者で、キリスト教を知らない人たちには、
 「隣に住んでいる人」「近くにいる人」くらいしか考えていません。
 
 何を隠そう私もこの本を読むまでは、「隣人」は「隣近所の人」
 だと思ってました。
 
 ユダヤ教やキリスト教で言うところの「隣人」とは、同じ宗教を
 信じている人のことを言います。
 
 ユダヤ教では「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」と
 教えているそうです。
 
 ユダヤ教やイスラム教は「契約宗教」といって、人間一人ひとりが
 「神」と契約を結び、契約を結んだ者だけが神の愛を受けること
 ができます。
 
 そして、自分以外に神と契約を結んだ者を「隣人」と言って、
 自分自身を愛するように隣人(同じ神と契約を結んだ者)を愛し
 なさい、と教えています。
 
 違う方向から考えると、「隣人ではない者は愛さなくても良い」
 「同じ神と契約を結んだ者のみ愛すれば良い」ということになって
 います。
 
 これは「条件付きの愛」です。
 
 「条件付きの愛」を教えるユダヤ教のラビ(僧)だったのがイエス
 で、イエスはそのユダヤ教の教えを違うように解釈します。
 
 イエスは次のように言っています。
 
 「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と
 命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を
 迫害する者のために祈りなさい」
 
 ユダヤ教では「敵を憎め」とは教えていませんが、「隣人を愛せよ」
 と教えているということは、拡大解釈すると「隣人以外は愛さ
 なくてもよい。隣人以外は憎んでも良い」ということにもなります。
 
 そうじゃなくて、イエスは「隣人以外でも愛しなさい、敵も愛し
 なさい」と教えていたのです。
 
 著者は言います。
 
 「イエスは、−神は全ての人を愛しておられる−と考えました。
 『契約』を結んでいようといまいと、そんなことには関係なく、
 神は全ての人を無差別平等に愛しておられるというのです」
 
 キリスト教で教える「愛」とは、隣人だけではなく神が創った
 人間全て、つまり他人もあるがままに愛しなさい、ということに
 なります。
 
▽次に、仏教の愛の教えについて簡単に紹介します。

 仏教では、キリスト教でいうところの「愛」は「慈悲」と呼んで
 います。
 
 そして、お釈迦様が説いた「慈悲」について、著者は次のように
 書いています。
 
 「ほとけさまは、いつも微笑みを浮かべて、われわれ凡夫の苦しみ
 を見てくださっています。その微笑みがほとけさまの慈悲です」
 
 「人間は、苦しいときは苦しみながら生きればよいのです。わたし
 たちが苦しむとき、かならずほとけさまが一緒に微笑みながら
 苦しんでくださっています」
 
 「嬉しいときは、うれしく生きればいい。わたしたちがうれしい
 とき、必ずほとけさまが微笑みを浮かべつつ、一緒に喜んでくだ
 さっています」
 
 「わたしたちは、ほとけさまの慈悲を信じて生きればいい。そう
 すると、もっと楽に生きられるようになります。すなわち、苦悩が
 軽減されるのです」
 
 仏教で教える「慈悲」は、何もしてくれません。
 
 ただ、苦しいときも嬉しいときもいつも一緒にいてくれるのが
 「慈悲」という考え方のようです。





 この本は、それぞれの宗教が教えている「愛の概念」について、
 詳細に分析した内容となっています。
 
 私たちは普段「愛する」という言葉をなにげなく使ってますが、
 受け取る人によって、意味は全く違ってくるみたいです。
 
 愛とは何か?を知りたい方にはおすすめです。