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「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
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 ◆今日読んだ本
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 題名:「ニッポン社会」入門
 副題:英国人記者の抱腹レポート
 著者:コリン・ジョイス
 出版:生活人新書
 定価:700円+税
 購入:本屋さんで購入



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4140882034/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4242651%2f



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 ◆本の目次
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 壱 基礎編−プールに日本社会を見た
 弐 日本語の難易度−日本語、恐るるに足らず
 参 おもしろい日本語−イライラ、しくしく、ずんぐりむっくり
 四 日本の第一印象−サムライ・サラリーマンなんていなかった
 伍 日本の日常−日本以外では「決して」見られない光景
 六 行儀作法−英国紳士とジャパニーズ・ジェントルマン
 七 独創性−日本人はすぐれた発明家だ
 八 ビールとサッカー−日本の「失われなかった」十年
 九 行動様式−日本人になりそうだ
 九(1/2) ジョーク−イギリス人をからかおう
 十 東京の魅力−わが町、東京を弁護する
 拾壱 東京案内−トーキョー「裏」観光ガイド
 拾弐 ふたつの「島国」−イギリスと日本は似ている!?
 拾参 メイド・イン・ジャパン−イギリスに持ち帰るべきお土産
 拾四 特派員の仕事−イギリス人が読みたがる日本のニュース
 拾五 ガイジンとして−日本社会の「和」を乱せますか?
 拾六 日英食文化−鰻の漬物、アリマス
 拾七 おさらい−ぼくの架空の後任者への手紙



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2006年12月に出版されています。
 
 著者は、英国高級紙「デイリー・テレグラフ」の記者をしていた
 人で、現在はフリーのジャーナリストです。
 
 著書はこの1冊だけです。



 イギリス人から見た日本とはどのような国なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本はどのように見られているのか?



 見る人にもよるみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本はどのように見られているのか?

 「多くの西洋人にとって日本は地球上で最もエキゾチックな国だ
 (日本好きのイギリス人がまさにそう口にするのを僕は聞いた
 ことがある)。あるオーストラリア人の作家は、日本を『不可知
 の国』と呼んだ−まるで、日本は理解されるのを拒んでいる国で
 あるかのように」

 「ただ理解するのに他の国より時間がかかるだけ、そして、探し
 ていた答えが予期していたものとは違うことが多いだけだ」

 「ひょっとしたら、ここまで言うと言い過ぎになってしまうかも
 しれないが、日本人はプールの中でも、彼らが社会で要求されて
 いる役割を演じているように見える」

 「大雑把に言って、日本で100人がうまく利用できるプールが
 あるとすれば、イギリスでは同じ大きさのプールは60人も入れば
 泳げなくなってしまうだろうし、80人を超えると暴動が発生する
 だろう」
 
 「もちろん、イギリスのプールにも規則はある。ただ誰もそれを
 守ろうとしないし、守らせようともしないだけだ。一方、日本は
 たくさんある規則にみんながしたがうことで、上手くやっている
 国である」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 外国人には親切にしよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本はどのように見られている」のでしょうか?

▽最近、外国人から日本がどのように見られているのか、という
 テーマを扱った本を読みました。
 
 山本七平さんの「危機の日本人」は、過去に日本に来た外国人が
 書き、現在でも残っている文献を読んで、室町時代から現在まで
 日本と日本人がどのように見られていたのか、そして、日本は
 今後どのように振る舞えばいいのか、ということを書いた本でした。
 
 また、カレル・ヴァン・ウォルフレンの「人間を幸福にしない
 日本というシステム」では、現代の日本の欠点を詳細に分析し、
 一市民としてどのように行動すればいいのか、ということを書いた
 本でした。
 
 いずれの本も詳細に日本を分析し、今後の日本人がとるべき道を
 真剣に述べた本です。
 
 今回紹介するのは、日本人を詳細に観察はしていますが、庶民的な
 見方をした内容となっています。
 
 著者はイギリス人のジャーナリストで、日本に来て14年になる
 人です。
 
 外国人による日本に関する一般的な意見が次のようにかかれてい
 ます。
 
 「多くの西洋人にとって日本は地球上で最もエキゾチックな国だ
 (日本好きのイギリス人がまさにそう口にするのを僕は聞いた
 ことがある)。あるオーストラリア人の作家は、日本を『不可知
 の国』と呼んだ−まるで、日本は理解されるのを拒んでいる国で
 あるかのように」
 
 「エキゾチック」とは国語辞典を引いてみると、「異国情緒が
 あるさま」と書かれています。
 
 多くの西洋人にとって、日本という国は、得たいの知れない理解
 し難い国のようです。
 
 著者の意見は少し違っています。
 
 「ただ理解するのに他の国より時間がかかるだけ、そして、探し
 ていた答えが予期していたものとは違うことが多いだけだ」
 
 著者はもう長いこと日本にいるので、上記のような意見になる
 みたいですが、日本に来たことがないほとんどのイギリス人に
 とっては、未知の国みたいです。
 
 日本では、たまにイギリスのことを紹介した内容がテレビ等で
 放送されることがありますが、イギリスでは日本のことはほとんど
 報道されないそうです。
 
 たまに新聞に載ったとしても、かなり記事がねじ曲げられて報道
 されているとのこと。
 
 おそらく欧米諸国の人たちにとって、日本は「未知の国」なのでは
 ないでしょうか。
 
▽著者が見た、日本の特徴にはどのようなことがあるのでしょうか?

 本の最初に書かれているのが、日本人のプールの使い方です。
 
 市民プールに言ってみると解りますが、日本のプールは規則が
 多いです。
 
 日本にいるとそんなに気になりませんが、外国人から見ると、
 日本のプールは、日本の縮図が見られるとのこと。
 
 泳ぐところと水遊びをするところとウォーキングするところは
 はっきりと分かれています。
 
 泳ぐところでは、上級者用と初心者用に分かれていて、自分に
 合ったレーンを自主的に泳ぎます。
 
 泳いでいてぶつかったとしても、お互いに頭を下げ合って解決し
 ます。
 
 著者は次のように言います。
 
 「ひょっとしたら、ここまで言うと言い過ぎになってしまうかも
 しれないが、日本人はプールの中でも、彼らが社会で要求されて
 いる役割を演じているように見える」
 
 生まれてからずっと日本に住んでいると、別になんとも思わない
 光景ですが、外国人から見ると、とても珍しい光景に見えるみたい
 です。
 
 また、一部のプールでは、60分毎等の決まった時間に「休憩
 時間」というのがあって、笛の合図とともに水から上がってプール
 サイドで体育座りして5分くらい待ち、再び笛の合図と供に泳ぎ
 始めます。
 
 日本人はこの笛の合図を自分に課せられた役割のように遵守します。
 
 こういったプールでのルールや暗黙のルールは、外国人からすると
 とてもめずらしいことみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「大雑把に言って、日本で100人がうまく利用できるプールが
 あるとすれば、イギリスでは同じ大きさのプールは60人も入れば
 泳げなくなってしまうだろうし、80人を超えると暴動が発生する
 だろう」
 
 「もちろん、イギリスのプールにも規則はある。ただ誰もそれを
 守ろうとしないし、守らせようともしないだけだ。一方、日本は
 たくさんある規則にみんながしたがうことで、上手くやっている
 国である」
 
 たしかに、強制力はないにもかかわらず、日本人の習性として
 「規則」があればそれに従ってしまいます。
 
 こういったところにも「お上」に従ってしまう日本人がいます。





 この本には、外国人から見た日本、及び日本人の特徴を、庶民の
 方から観察した内容が書かれています。
 
 著者はかなりの日本通で、東京の良い場所や日本の素晴らしい
 部分をたくさん知っています。
 
 もしかしたら、日本人より日本に詳しいかもしれないし、日本人
 より日本人らしいかもしれません。
 
 一般のイギリス人が日本のことをどう見ているのか、ということを
 知ることができる本です。



ジーキル博士とハイド氏
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 ◆今日読んだ本
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 題名:ジーキル博士とハイド氏
 著者:スティーヴンソン
 出版:新潮文庫
 定価:286円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102003010/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f692555%2f



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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和42年2月に出版されています。
 
 著者は、イギリスの詩人・小説家と紹介されています。
 
 著書も何冊かあります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 久々の小説です。楽しんでみましょう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「ジーキル博士とハイド氏」は、題名はよく聞きますが、物語の
 方は、全く知りませんでした。
 
 同一人物が、ジーキル博士とハイド氏の二つの性格を持っている
 「二重人格」の人の話だと思っていました。
 
 「二重人格」であることは当たってましたが、私が思っていた
 ストーリーとは違っていました。
 
▽物語は弁護士のアタスンとその友人のエンフィールドの日曜の
 散歩途中の会話から始まります。
 
 ふたりはロンドンのとある繁華街の裏町を通りがかったときに、
 気味の悪い建物の前を通ります。
 
 その建物の戸口は1階に一つあるだけで、窓がありません。
 
 建物自体は荒れ放題で、長い間誰も住んでいないような感じです。
 
 その建物の前で、エンフィールドがこの家の戸口から出てきた
 住人の話を始めました。
 
 小柄な男と少女が出会い頭にぶつかった時、男は倒れた少女を
 踏みつけて行こうとしたのです。
 
 それを見ていたエンフィールドはその男を捕まえ、慰謝料を払わ
 せようとします。
 
 男は、ゾッとするほど厭な感じで、何かしら不愉快で、何かしら
 たまらなく憎々しく感じるような人物でした。
 
 男は、集まってきた人たちの前で、その荒れ放題の家の戸口から
 中へ入り、いくらかの現金と小切手を持って出てきたのです。
 
 その小切手が偽物なのではないかと疑ったエンフィールドは、
 その男を連れて銀行に行き、現金に換えるまで確認してきました。
 
 そのとき知った名前が「ハイド」という名でした。
 
▽その名前を聞いた時、アタスンはあることを思い出します。

 それは、アタスンの友人であるヘンリー・ジーキル博士の遺言状
 でした。
 
 その遺言状には、次のように書かれていました。
 
 「医学博士、民法学博士、法学博士、王立協会員、等、等、である
 ヘンリー・ジーキル死亡の場合は、その所有財産はすべて、
 『友人にして恩人たるエドワード・ハイド』の手に譲渡すべきこと」
 
 この遺言状を保管している弁護士のアタスンは、ハイドという
 人のことは全く知りません。
 
 奇妙な遺言状でしたが、確かにジーキル博士の筆跡でした。
 
▽ハイド氏の住居を知ったアタスンは、時間があるときは荒れ放題の
 家の戸口の前で待ち、やっとのことでハイド氏と遭遇します。
 
 ジーキル博士は背が高い人でしたが、ハイド氏は背が低く、顔も
 全く違っていました。
 
▽ある日、事件が起きます。

 上議院議員のカルーという人が、ある通りで何者かに無惨にも
 殴り殺されてしまいます。
 
 その一部始終を、通りに面した建物の2階から見ていた女性が
 いて、犯人のことを知っていたのです。
 
 その犯人とはハイド氏で、とうとう殺人まで犯してしまったのです。
 
▽ハイド氏とジーキル博士の関係を知っているアタスンは、早速
 ジーキル博士の元を訪れ話を聞きます。
 
 しかし、ジーキル博士はハイド氏から受け取ったとされる手紙を
 アタスンに見せました。
 
 その手紙には「迷惑をかけて申し訳ない」というお詫びの言葉が
 書かれていたのです。
 
 この時点でアタスンは、ジーキル博士とハイド氏は、何らかの
 繋がりがあるけれど、同一人物だとは思っていません。
 
 背格好が違うし、顔も違うし、筆跡も違っています。
 
 しかし、筆跡については、たまたまアタスンの友人に鑑定ができる
 人がいて、ジーキル博士の筆跡とハイド氏の筆跡が、大きく違う
 ように見えて、細かい部分が似ていたということが判りました。
 
 字の傾きだけが違っていたのです。
 
▽ジーキル博士とアタスンの古い共通の友人にラニョンという人が
 いました。
 
 ある日、アタスンがラニョンを尋ねたとき、数日前に会ったときは
 元気だったのに、その時見たラニョンには死相が出ていました。
 
 数週間後、ラニョンは死んでしまいますが、死の前にアタスンに
 当てた手紙がありました。
 
 その手紙には「アタスン以外の者、開封すべからず」と書かれて
 います。
 
 アタスンがその手紙を開封してみると、中からもう一通手紙が
 出てきて、そこには「ジーキル博士が死亡、あるいは失踪する
 まで、開封すべからず」と書かれていたのです。
 
 アタスンは、弁護士という職業柄、手紙を見ることなく金庫に
 しまいました。
 
▽ある晩のこと、アタスンの元にジーキル博士の召使いのプールと
 いう男が突然やってきます。
 
 プールはアスタンに、自分の主人、つまりジーキル博士が殺され
 たのではないか?と心配になって尋ねてきたのです。
 
 アスタンがプールと一緒にジーキル博士の家に行き、プールが
 ジーキル博士に声を掛けます。
 
 部屋の中からは「どなたにもお会いできないと言ってくれ」という
 返事がありますが、その声はジーキル博士の声ではありませんで
 した。
 
 アタスンとプールはドアを無理やりこじ開けて部屋の中に入る
 ことを決意します。
 
 そして、2人がジーキル博士の部屋へ踏み込んでみると、そこには...





 昔からよく聞いた「ジーキル博士とハイド氏」の物語は、私が
 勝手に考えていたストーリーとは違っていました。
 
 物語からは、イギリスの少し古い雰囲気が伝わってきます。
 
 全部で120頁くらいの薄い本なので、一日あれば余裕で読めます。
 
 続きが気になる方は読んでみてください。



人間を幸福にしない日本というシステム
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 ◆今日読んだ本
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 題名:人間を幸福にしない日本というシステム
 著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円(文庫版が出てます)
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620310190/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f694066%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 よい人生を阻むもの
 第2部 日本の悲劇的使命
 第3部 日本はみずからを救えるか?



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1994年11月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 著書も多数あります。



 私たちはどう行動すればいいのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本人はどのように行動すべきなのか?



 行動を起こさなくてはならないですが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本人はどのように行動すべきなのか?

 「日本の有害な惰性は、つまるところ、特別に強く、根深い、
 社会の全域に広がった無関心の結果なのだ」

 「こうした無関心は決して人に生まれつきのものではない。遺伝子
 に書き込まれているわけでも、われわれの知的、感覚的器官に
 生まれつき備わっていたわけでもない」
 
 「事実はまったく逆で、われわれには生まれつき、外界に積極的
 に参加し、知的にも感情的にも深く関わっていく能力と性向がある」
 
 「自分たちの社会と政治のあり方に関する日本人の全般的無関心
 は人為的に植えつけられたものだ。日本人は無関心でいるよう
 しつけられているのだ」
 
 「これが長い間の政治的抑圧の歴史と関係があるのは言うまでも
 ない日本の政治化された社会環境は、いまなお人々に、無関心の
 ままがいいと教え込み続けている」

 「日本の市民がなすべきことは明らかだ、と私は思う。この社会が
 おちいっている有害な惰性を打ち破ること、それがあなたの課題だ」

 ・「シカタガナイ」をあなたの辞書から追放すること
 ・日本がどんなふうに運営されているかを調べてみる
 ・友人や知人、会社の同僚、家族や親戚をせき立てて、あなたと
  おなじようによりよい市民になるべくし向けること
 ・日本文化という言葉が出たら、笑い飛ばしてしまう
 ・あなたは慎重にイデオロギーと結びついた考え方を見抜く必要
  がある
 ・新聞を上手く利用する



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 政治に関心を持ってみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本人はどのように行動すべき」なのでしょうか?

▽前回は、日本という国のおかしいたくさんの点を、著者が指摘
 していました。
 
 分析して指摘するくらいなら、そういった本はさくさん出版されて
 います。
 
 問題は、「そこからどうやって行動を起こし、どうしていけばいい
 のか?」ということになると思います。
 
 著者は、私たち市民がどのように行動をおこすべきかといった
 提案もしています。
 
▽よく、「日本人は政治に無関心だ」と言われます。

 実は私も政治にはほとんど興味がありません。
 
 どちらかというと、他人事に近い感じがしています。
 
 何年か前は真剣に新聞を読んでニュースを見て、政治に関する
 ことに興味を持っていた時期もありましたが、例えば国会で議論
 している質問と答弁はあらかじめ原案が作成されていて、何を
 質問するのか、それに対してどのように答えるのか、といった
 ことが全て事前に大臣が属する各省庁の官僚によってお膳立てされ
 ていたりします。
 
 そのことを知ってから、政治家達が演ずる国会という演劇が急に
 ばかばかしくなってきました。
 
 政治家が関わる部分が、全部が全部そうではないと思います。
 
 様々な議論を闘わせ、法律の原案を作ったり、国の運営方針を
 決めたりするのも政治家の仕事ですが、最終案を作成したり、
 議論の格子を作成するのは「官僚」です。
 
 猪瀬直樹さんの「道路の権力」や「道路の決着」を読んでいると
 法律を作るための審議会等がすべて官僚によって牛耳られている
 のがよーく理解できます。
 
 政治家はいても官僚がいなくては何もできない、ということが
 分かってから政治に関心がなくなってしまいました。
 
 選挙にはしっかり行きますが、選ぶときは見た目で人を選びます。
 
 私にとっては選挙掲示板のポスターが重要な選択基準です。
 
 日本には私のように政治に関心がない人がたくさんいるのでは
 ないかと思います。
 
 政治に無関心であるために、政治家によって決められることにも
 無関心で、何が起きても「シカタガナイ」で済ませてしまいます。
 
 著者は、この「シカタガナイ」というのをやめるべきだと言います。
 
 「日本の有害な惰性は、つまるところ、特別に強く、根深い、
 社会の全域に広がった無関心の結果なのだ」
 
 なぜ、こうも日本の人たちは無関心になってしまったのでしょうか。
 
 著者は次のようにいいます。
 
 「こうした無関心は決して人に生まれつきのものではない。遺伝子
 に書き込まれているわけでも、われわれの知的、感覚的器官に
 生まれつき備わっていたわけでもない」
 
 「事実はまったく逆で、われわれには生まれつき、外界に積極的
 に参加し、知的にも感情的にも深く関わっていく能力と性向がある」
 
 「自分たちの社会と政治のあり方に関する日本人の全般的無関心
 は人為的に植えつけられたものだ。日本人は無関心でいるよう
 しつけられているのだ」
 
 「これが長い間の政治的抑圧の歴史と関係があるのは言うまでも
 ない日本の政治化された社会環境は、いまなお人々に、無関心の
 ままがいいと教え込み続けている」
 
 確かに著者の言うとおりだと思います。
 
 人間は育ってきた環境の中で、生活様式を身につけます。
 
 日本で大きくなれば周りの人間はほぼ日本人なので、当然日本的な
 考え方をするようになります。
 
 それは、考え方から、思想から、行動にいたるまで日本的になり
 ます。
 
 これはアメリカでもイギリスでも同じです。
 
 そして、その環境というのは、その国が背負ってきた歴史でも
 あるのです。
 
 おそらく日本は1000年以上の長きに渡って、同じような政治
 体制の中で歴史を積み重ねてきました。
 
 こうして現在の「市民」と「お上」の関係が形成されています。
 
 その関係を崩さなくてはならないのです。
 
 著者は言います。
 
 「日本の市民がなすべきことは明らかだ、と私は思う。この社会が
 おちいっている有害な惰性を打ち破ること、それがあなたの課題だ」
 
 著者は小さなことから始めなくてはならないと言います。
 
 箇条書きにしてみると、
 
 ・「シカタガナイ」をあなたの辞書から追放すること
 ・日本がどんなふうに運営されているかを調べてみる
 ・友人や知人、会社の同僚、家族や親戚をせき立てて、あなたと
  おなじようによりよい市民になるべくし向けること
 ・日本文化という言葉が出たら、笑い飛ばしてしまう
 ・あなたは慎重にイデオロギーと結びついた考え方を見抜く必要
  がある
 ・新聞を上手く利用する
 
 それぞれについて、著者の詳細な解説が書かれています。
 
 しかし、長年積み重ねてきた歴史はそう簡単に変えられないような
 気がするのは私だけでしょうか?





 今回は、著者が提案する「日本を変えるために市民ができること」
 を簡単に紹介しました。
 
 14年も前に書かれた本ですが、今でも現状はそんなに変わって
 いないと思います。
 
 特に最近は、テレビも新聞もほとんど見ないため、世の中の動きが
 どうなっているのかが私には全然わかりません。
 
 それほど政治に無関心になってしまっています。
 
 しかし、この本を読んでみて、少しだけ関心を持ってみようかと
 思えてきました。
 
 読む限り日本人は可哀想です。



人間を幸福にしない日本というシステム
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
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 題名:人間を幸福にしない日本というシステム
 著者:カレル・ヴァン ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円(文庫版が出てます)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620310190/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f694066%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 よい人生を阻むもの
 第2部 日本の悲劇的使命
 第3部 日本はみずからを救えるか?



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1994年11月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 著書も多数あります。



 外国人から見た日本の欠点とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本システムとは?



 日本は欠点だらけ?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本システムとは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本システム」とはどのようなシステムなのでしょうか?

▽先日読んだ山本七平さんの「危機の日本人」では、昔日本に来た
 外国人が日本をどの様に見ていたのかということが書かれていま
 した。
 
 その時代々で様々な「しきたり」に柔軟に対応し、現実性を追い
 求める日本人の性格は、長い年月を経ても変わらないみたいです。
 
 そして、どの国のどの民族にしても、同じように欠点はたくさん
 あるし、良い所もたくさんあります。
 
 今回紹介する本は、日本の構造を強烈に批判した内容となってい
 ます。
 
 この著者は「日本は人間を幸福にしない構造になっている」
 という前提でこの本を書いています。
 
 ただ、この本が書かれたのが1994年、今から14年前です。
 
 「その14年の間に日本の状況がどうなったのか」というのと
 「昔の日本人と比較して、今の日本人はどのように変化している
 のか」ということも含めて読んでみました。
 
▽著者は冒頭で次のように問いかけています。

 「『この人生はどこかおかしい』と多くの日本の人が感じている。
 それはなぜか?」
 
 「なぜ、この国には学校嫌いの子供がこれほど多いのか?」
 
 「なぜ、この国の大学には、表情が暗く、退屈そうで、なんの
 理想もないとすら見える学生がこれほど多いのか?」
 
 「なぜ、この国の女性は世界一晩婚なのか?そして、なぜ結婚
 しないと決めてしまった女性の数も驚くほど多いのか?また子供を
 産まないと決めた女性も多い。なぜか?」
 
 著者にはこの日本という国が「うちひしがれた人々の国」に見えて
 いるそうです。
 
 たしかに現在でも、同じようなことが言われていて、14年前と
 何ら変わっていません。
 
 年間3万人を超える自殺者がいて、自殺する理由は様々ですが、
 それだけ「生きていたくない」と感じる人がたくさんいます。
 
 我が家の子どもたちは、いつも「学校がつまらない」と愚痴を
 こぼします。
 
 「ゆとり教育」の結果、宿題プリントを毎日たくさんやるはめに、
 なっています。
 
 その父親である私は、小学校の頃ほとんど宿題もなく、たまに
 宿題が出ても、まともにやった記憶がないので、頭が下がる思い
 です。
 
 諸外国の人たちがどのような生活をしているのか、私には良く
 分かりません。
 
 著者がこれほど指摘するのは、やはり日本がきわだって「うち
 ひしがれた人々の国」だからでしょうか。
 
 しかし、ほとんどの日本人は「住みにくい」とは思いつつも、
 その理由が全く分かっていません。
 
 客観的に自分の国を見ることができないので、住みにくい理由が
 分からないのです。
 
 住みにくい原因を、どうやら著者は分かっているみたいです。
 
▽著者が書いている原因全てを紹介するのはとても無理なので、
 いくつかを箇条書きに書き出してみます。
 
 ・日本の民主主義(デモクラシー)はまだ実現していない。
 
 ・日本は「官僚独裁主義」である。
 
 ・日本では秘密主義が、いまなお権力行使の重要な技法である。

 ・秘密主義は日本の官僚独裁主義を成功させる必要条件である。
 
 ・日本のたいていの新聞は、新聞の第一の使命は市民に情報を
  提供することだなどとは思っていない。メディアは、日本では、
  政治・経済・生活上の「タテマエ」という表向きのリアリティを
  「管理」するための、つゆ払いの役目を果たしている。
  
 ・日本人の「受け身で受け入れる」態度、「シカタガナイ」。
 
 ・日本人の一般的のイメージでは、政治家は基本的に悪人。官僚は
  基本的に善人。
  
 ・日本では各産業部門で、企業の発展計画の方向を、政府省庁や
  経済界の管理者たち(アドミニストレーターズ)が望ましいと
  考える方向に一致させようとする強い強制力が働く。
 
 ・価格は大部分、談合によって決められる。市場占有率や業界内
  順位にいたるまで、多くのことが話し合いで決められている。
  こうした、非公式だがたいへん重要なカルテルのお膳立てを
  するのが、業界団体である。
 
 ・今日の日本は、どこからみても、官と民の協会がどこで始まり
  どこで終わるのかまったく分からない国になってしまった。
  官・民はいわば合併し、融合したのだ。
  
 ・日本の社会はほぼ完全に「政治化」されている。社会のほぼ
  全部が政治システムに組み込まれている。
  
 ・日本には政治勢力としての中間階級(ミドルクラス)がほぼ
  完全に欠落している。
  
 ・日本のサラリーマンには、会社以外で用いるための政治的技術を
  身につける機会が、事実上、ない。
  
 ・会社を、単なる収入源や単なる仕事場と考えるのは許されない。
 
 ・思考、時間、情動、その多くを、サラリーマンは会社に捧げる
  ように強いられる。
  
 ・サラリーマンは会社と結婚している。
 
 ・日本のサラリーマンのほとんどは、父親としての社会的役割を、
  まず果たせない。
  
 等々、ここに書いたのは著者が書いている、日本人が幸福になれ
 ないとする理由のほんの一部です。
 
 現在では状況が変わってきた部分もありますが、基本的に14年前
 とあまり変化はないような気がします。
 
 そして、江戸時代から、もしかしたらそれ以前から、日本システムは
 あまり変わっていないのかもしれません。
 
 山本七平さんが書いたように、日本人には、「お上の御威光」が
 必要みたいです。





 この本は、外国人から見た「日本システム」のおかしいと思われる
 点を詳細に指摘した内容となっています。
 
 他の国と比較すると、当然その違いが見えてくるわけで、もちろん
 良いところもあり、悪いところもあります。
 
 個人的に思うのは、他の国と違うのは当たり前の話で、個人同士の
 能力を比較しても何の意味もないのと同じように、それを比較して
 良いだの悪いだの指摘するのはあまり意味がないことだと思います。
 
 ただ、日本という国を知るには、外国人の意見を聞いてみるのが
 一番正確だと思われます。
 
 次回は、「日本人が個々にどうするべきか」を紹介したいと思います。



人生の実力―2500人の死をみとってわかったこと
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人生の実力
 副題:2500人の死をみとってわかったこと
 著者:柏木哲夫
 出版:幻灯社
 定価:1300円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/434401183x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4076665%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 悲しみが人を成長させる
 第2章 人の気持ちがわかる人
 第3章 人間は弱くもあり、強くもある



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2006年6月に出版されています。
 
 著者は現在、金城大学の学長、及び、淀川キリスト教病院名誉
 ホスピス長をされています。
 
 著書も多数あります。



 死に際して人は素直になれるみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生の実力とは?



 やはり、生きている時が大切みたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生の実力とは?

 「この機会を借りて、読者の皆さんに二つお勧めしたいと思う。
 それは誕生日に死を思い、結婚記念日に癌を語り合うということ
 である」
 
 「この世に生を受けた者は必ず死を迎える。となれば年に1度
 くらい、しっかり自分の死を思ってもよいのではないだろうか」

 「私自信のホスピスでの看取りの体験上、『人生で起こる様々な
 出来事が、たとえ不都合なことであっても、きっと何らかの積極的
 な意味がある』という基本的な信念のようなものを持っている
 人が、自己成長を告げることができるのではないか、と思う」

▽死に際しても自己成長を遂げることが出来る「人生の実力者」の
 定義を、著者は次のように書いています。
 
 「どのような状況に置かれても、その状況を幸せと思える力」

 「物事が順調に進んでいる時には、その人の本当の力は見えにくい。
 幸い、悲しい、苦しい、やるせない状況、すなわち自分にとって
 不都合な状況になった時、どのような態度で与えられた試練に
 対処できるかで、その人の『人生の実力』が決まる」
 
 「苦境の中にも、生きている証を見ることができ、その状況を
 幸せと思えるかどうかで、人間の実力が決まる。人生の実力者は、
 その実力を持っている」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 人生の実力者になろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「人生の実力」とはどのようなことなのでしょうか?

▽人は、近い将来に必ず死にます。

 これは、この世に生きるどの人にも平等に与えられたイベントで、
 金持ちだから長生きできるとか、貧乏だから短命であるといった
 ことはないみたいです。
 
 期間の長短はありますが、かなり高い確率で死を迎えることに
 なっています。
 
 それなのに、人は死についてなかなか語り合いません。
 
 例えば夫婦に関して見ても、将来確実にやってくるはずの「死の
 場面」について、その時にお互いにどうすればいいのか、どちら
 かが先に死んでしまうわけですが、残された方は何をどうすれば
 いいのか?といった話はしないと思います。
 
 そういった場合、確実にやってくる「死」は「まさか」という
 言葉で表現されてしまいます。
 
 自分が死ぬ場合は
 
 「まさか自分が死ぬなんて...」
 
 ということになるでしょうし、例えば夫が亡くなって妻が遺される
 場合は
 
 「まさか夫が死ぬなんて、これからどうやって生きていけばいい
 の?」
 
 ということになってしまいます。
 
 著者は、このような「まさか」という現象のことを「矢先症候群」
 と名付けています。
 
 やっと定年まで働き通し、これから苦労を掛けた奥さんとゆっくり
 温泉にでも...と思っていた矢先、癌になってしまうとか、
 子ども5人がやっと全員独り立ちし、夫婦2人になり旅行にでも
 行こうか...と思っていた矢先、奥さんが癌になってしまう、
 という状況のことを「矢先症候群」というそうです。
 
 確実にやってくるはずの「死」について話をしておかないから
 「矢先症候群」に陥ってしまうことになります。
 
 これを防ぐために、著者は次のことを進めています。
 
 「この機会を借りて、読者の皆さんに二つお勧めしたいと思う。
 それは誕生日に死を思い、結婚記念日に癌を語り合うということ
 である」
 
 「この世に生を受けた者は必ず死を迎える。となれば年に1度
 くらい、しっかり自分の死を思ってもよいのではないだろうか」
 
 何も誕生日や結婚記念日に「死」や「癌」について話し合わなく
 てもいいかもしれませんが、普段から話し合っておくべき事なの
 かもしれません。
 
▽人は死の瞬間まで成長することができる生き物みたいです。

 著者がホスピスで人の死を看取ってきて分かったことは、人は
 死を前にすると、精神的に一段と成長するということです。
 
 中には成長しない人もいるそうですが、それはその人が持っている
 「基本的な信念」によるみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「私自信のホスピスでの看取りの体験上、『人生で起こる様々な
 出来事が、たとえ不都合なことであっても、きっと何らかの積極的
 な意味がある』という基本的な信念のようなものを持っている
 人が、自己成長を告げることができるのではないか、と思う」
 
 スピリチュアル系の本を読んでいると「全ての出来事に偶然はない。
 全て自分で計画したこと」ということが書かれています。
 
 人生で起こる様々なイベントは、自分にとってそれぞれに意味が
 あります。
 
 例えば、自分以外の親しい人の死は、悲しみを体験するために
 必要なことである、といったようなことです。
 
 自分の身の回りに起きること全てを「偶然」と捉えてしまうと、
 自分に不都合なことが起きると全て「運が悪い」、自分に都合が
 良いことが起きると全て「運が良い」という表現になってしまい
 ます。
 
 そこには感謝も無いし、成長もありません。
 
 「人生に起きることをどのように捉えるか」ということを常々
 考えている人が、自分の死に際しても自己成長を告げることが
 できるのです。
 
▽死に際しても自己成長を遂げることが出来る「人生の実力者」の
 定義を、著者は次のように書いています。
 
 「どのような状況に置かれても、その状況を幸せと思える力」
 
 これは、私が今のところ考えている「幸せの定義」と同じです。
 
 究極は「生きていれば幸せ」だと感じることができれば、何に
 対しても幸せを感じることができるのではないかと思います。
 
 著者は言います。
 
 「物事が順調に進んでいる時には、その人の本当の力は見えにくい。
 幸い、悲しい、苦しい、やるせない状況、すなわち自分にとって
 不都合な状況になった時、どのような態度で与えられた試練に
 対処できるかで、その人の『人生の実力』が決まる」
 
 「苦境の中にも、生きている証を見ることができ、その状況を
 幸せと思えるかどうかで、人間の実力が決まる。人生の実力者は、
 その実力を持っている」
 
 死に際しても「人生の実力者」でいたいです。





 この本は、たくさんの人の死を看取ってきた著者が、その死から
 得た様々な教訓を伝えています。
 
 間違いなく確実にやってくる死に対して、どれだけ心の準備が
 できているかで、「死」を幸せにも不幸にも感じることができます。
 
 できることなら「幸せな死」を迎えたいです。



危機の日本人 (角川oneテーマ21)(2回目)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:危機の日本人
 著者:山本七平
 出版:角川新書
 定価:686円+税
 購入:ブックオフで350円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047100307/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4010662%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 相手を知るにはどうするか
 第1章 欧米人の見た日本
 第2章 『看羊録』の日本
 第3章 『人鏡論』の日本
 第4章 未来への課題



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2006年4月に出版されています。
 
 1986年10月に出版された本に、附註を加えたものです。
 
 著者は、評論家・日本研究者と紹介されています。
 
 「日本人論」に関して大きな影響を読書界に与えているそうです。
 
 著書も多数あります。



 日本人とはどのような存在なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本がとるべき態度とは?



 歴史をひもといてみると答えがみつかります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本がとるべき態度とは?

 「日本人は“自然化された自然”によって形成され、“御威光”
 によってそれが保持されている秩序を、イデオロギーと無関係に
 自然的環境のように受け取り、それを“今の掟”として受容し、
 柔軟勝つ誠実にそれに対応することによって摩擦を避け、その
 中で現実に機能するもののみに価値を認め、その結果すべてを、
 経済性と有効性に還元しうる民族である」

 「こういう社会では、精神的救済まで買えるから、カネは無限の
 効用を持つと言ってよい。そうなれば、各人は無限に経済的に
 なりうる」

 「この行き方はきわめて合理的である。それが合理的であることは、
 日本の急速な発展が示しているであろう。日本人は、以上の思想を
 借りものとしてではなく、自らのものとして完全に身につけて
 いるので、自分の思想を少しも意識していない」
 
 「そして意識していないが故に、その合理性のもつ問題点をも
 意識していない」
 
 「問題はここにあり、日本の落とし穴は常にこの点にあるといわ
 ねばならない。過去において日本はそれにつまづいた。将来つま
 ずくのもその点であろう」
 
 「では、その問題点とは何なのか。日本の発展が、それが軍事力
 であれ経済力であれ、その発展を可能とした前提、すなわち
 『御威光によって保持され自然的に形成された国際秩序』を破壊
 させそうになることである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日本のことをもっとたくさん知ろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本がとるべき態度」とはどのようなことなのでしょうか?

▽前回は、日本以外の外国の人たちがどのように日本を見ていたのか
 を紹介しました。
 
 文献が残っている室町時代から日本人の特性というのはそんなに
 変わっていないみたいです。
 
 たとえ時代が変わったとしても、その「国」、もしくは「地域」、
 小さな単位で見ると「家族」の性格というのは、そんなに変わる
 ものではないのかもしれません。
 
 意識はしていませんが、代々受け継がれていくみたいです。
 
 このことを踏まえると、今後日本がとるべき行動というのが見えて
 きます。
 
▽過去の文献や、太平洋戦争から現在までの日本人を観察した結果
 著者は日本人のことを以下のように分析しています。

 「日本人は“自然化された自然”によって形成され、“御威光”
 によってそれが保持されている秩序を、イデオロギーと無関係に
 自然的環境のように受け取り、それを“今の掟”として受容し、
 柔軟勝つ誠実にそれに対応することによって摩擦を避け、その
 中で現実に機能するもののみに価値を認め、その結果すべてを、
 経済性と有効性に還元しうる民族である」
 
 補足説明をします。
 
 ここで言う「自然」とは、「天地自然の理」つまり人間の社会を
 含めた自然的環境のことです。
 
 要するに、今の習わしに従い、今の掟を守ることです。
 
 日本人は、昔から法律や宗教の教えよりも、「今の掟」「その
 時々のしきたり」に従って生活してきました。
 
 次に、「御威光」とは「お上の御威光」のことで、徳川時代も
 幕府の御威光があり、明治になると明治天皇の御威光があり、
 国際社会での日本を見ても、明治期は大英帝国の御威光の元に
 バランスをとって存在していたし、戦後はアメリカが御威光と
 なっています。
 
 また、マルクス主義のような抽象的なイデオロギーは、日本人
 には不向きのようで、実効性のないものは評価しません。
 
 日本人は、抽象的な思想だけで現実味が薄いものには興味がなく、
 いつの時代も「機能至上主義」で生きてきました。
 
 これは、宗教に関しても、思想に関しても、教養・身分・地位・
 結婚・医師や技能士の資格までも「商品化」していることから
 分かります。
 
 したがって、産業革命のような機械と技術が直接的に役に立つと
 見れば、異常な好奇心をもってこれを導入・習得し、その機械を
 作り出します。
 
 「機能至上主義」と、上記のような「経済至上主義」とが結び
 つくと、全てが「産業化」します。
 
 日本はその歴史を見ると、昔から何でも産業化してきました。
 
 著者は言います。
 
 「こういう社会では、精神的救済まで買えるから、カネは無限の
 効用を持つと言ってよい。そうなれば、各人は無限に経済的に
 なりうる」
 
 これは現在にも十分言えることだと思います。
 
 さらに著者は言います。
 
 「この行き方はきわめて合理的である。それが合理的であることは、
 日本の急速な発展が示しているであろう。日本人は、以上の思想を
 借りものとしてではなく、自らのものとして完全に身につけて
 いるので、自分の思想を少しも意識していない」
 
 「そして意識していないが故に、その合理性のもつ問題点をも
 意識していない」
 
 「問題はここにあり、日本の落とし穴は常にこの点にあるといわ
 ねばならない。過去において日本はそれにつまづいた。将来つま
 ずくのもその点であろう」
 
 「では、その問題点とは何なのか。日本の発展が、それが軍事力
 であれ経済力であれ、その発展を可能とした前提、すなわち
 『御威光によって保持され自然的に形成された国際秩序』を破壊
 させそうになることである」
 
 この部分が未来への日本の課題のようです。
 
▽以上のようなことを踏まえると、国際社会の中で、今後日本がとる
 べき道というのが見えてきます。
 
 まずどうしても「御威光」が必要になります。
 
 そして、「今の掟」では、経済力だけでは御威光になれません。
 
 経済力の他に軍事力が必要になります。
 
 つまり、日本自体が「御威光」にはなれないのです。
 
 過去の日本は、経済力無しに軍事力だけで「御威光」になろうと
 しましたが、失敗しています。
 
 「御威光」になるには「総合的国力」を必要とします。
 
 「御威光」が創り出す秩序を「今の掟」として受容し、柔軟勝つ
 誠実にそれに対応することによって摩擦を避けていく、という
 のがこれからの国際社会での日本の立場となります。
 
 納得いかない方もいるかもしれませんが、歴史をひもといてみると
 どうもそうらしいです。





 今回は、日本の歴史を分析した結果、これからの日本のあり方に
 ついて著者の考えを紹介しました。
 
 よく「歴史は繰り返す」と言いますが、なぜ繰り返すのかというと
 時代が変わっても、その民族の性格が変わらないからだと思います。
 
 いくら、「歴史に学べ」と言っても少数人数が学んでも、民族の
 性格は変わりようもありません。
 
 だから「歴史は繰り返す」のかもしれません。



危機の日本人 (角川oneテーマ21)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:危機の日本人
 著者:山本七平
 出版:角川新書
 定価:686円+税
 購入:ブックオフで350円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047100307/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4010662%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 相手を知るにはどうするか
 第1章 欧米人の見た日本
 第2章 『看羊録』の日本
 第3章 『人鏡論』の日本
 第4章 未来への課題



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2006年4月に出版されています。
 
 1986年10月に出版された本に、附註を加えたものです。
 
 著者は、評論家・日本研究者と紹介されています。
 
 「日本人論」に関して大きな影響を読書界に与えているそうです。
 
 著書も多数あります。



 日本人とはどのような存在なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本人とはどのような存在なのか?



 世界に希な存在みたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本人とはどのような存在なのか?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日本人であることを誇りに感じよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本人とはどのような存在」なのでしょうか?

▽自分の事が自分で分からないのと同じように、日本に住んでいる
 日本人であるために日本人のことがよくわかっていません。
 
 身近な比較対照が日本人しかいないため、異文化に触れることが
 なかなかありません。
 
 したがって、客観的に「日本人とはどのような存在であるのか?」
 ということを、今のところ本から得るしか方法がないです。
 
 外国人というのは日本人をどのように見ているのでしょうか。
 
 個人的には、どのように見られていたとしても、そんなに気には
 ならないですが、「日本民族」としてどのように見られているのか
 は多少気になります。
 
 日本人でも良く分かっていない日本人について本をたくさん書いた
 のが著者の山本七平さんです。
 
 著者も次のように書いています。
 
 「『冷たい他人の目』という言葉があるが、他人の眼にうつった
 自己をもう一度見直すという作業は、自己を知る一助となるであろう」
 
▽この本の冒頭では、昔日本にやってきた外国人が日本人について
 書き残した文章が紹介されています。
 
 1549年から1883年に至るまでの約330年間に日本に
 やってきた外国人、フランシスコ・ザビエルをはじめいろいろな
 人が日本にやってきて、日本人について書き残しています。
 
 1549年の元号は「天文」、室町時代で将軍は足利義晴、足利
 義輝の時代で、1883年は明治16年です。
 
 残された文章から、著者が日本人の特徴をまとめています。
 
 長いですが引用します。
 
 「まず、好奇心・探求心である。それは新しいことに興味を持ち、
 これを理解しようと心掛けても、自らを絶対化して拒否することは
 しない。地動説でも進化論でも平気で受け入れ、きわめて記憶力
 にすぐれている」
 
 「しかし抽象的なこと、形而上学的なことには興味を示さない。
 簡単に言えばスコラ哲学は蔑視、もしくは無視するが、実際に
 役に立つものには深い関心を示す。そして取り入れたものは日本化
 してしまう」
 
 「またきわめて礼儀正しく、整然たる秩序を愛し、乱雑混乱を
 嫌って貧民でも清潔・整理・整頓を重んずる。ザヴィエルの時代
 でも盗みを嫌い、今と同じように泥棒は少ない。また詐欺を嫌う」
 
 「従って犯罪はきわめて少ない。大体に置いて性質が温良で粗野な
 言葉や態度を嫌うが、実に勇敢な一面があり、また名誉を重んじ、
 これを生命より大切にする」
 
 「親切だが喜怒哀楽の感情を表に出さず、相当な苦難に耐えて
 忍耐強く、自分の職務には精励し、上下の関係は礼儀によって
 厳格に守られている。災害にあっても別に悲しまず、すぐこれを
 克服しようとする」
 
 「正義を愛し温良であるとはいえ迷信・猜疑・傲慢の欠点がある。
 だが富を誇ることはせず、大体、倹約の美徳を保持している」
 
 「その結果、各人の生活は西欧では想像できないほど平等だが、
 これは一面『しきたり主義』というべきものに起因し、この主義
 から将軍といえども除外されていない。そこで本当の意味の専制
 君主は存在しない」
 
 「日本は科学技術の点でははるかにヨーロッパに劣るが、不必要な、
 人間を愚昧にする学者ぶりはいないから、劣ったことは劣った
 こととしてそれを克服する道を選ぶだろう」
 
 「そうなれば、その好奇心・探求心、さらに活動的で生一本など
 の要因で軍事的にも経済的にもヨーロッパの恐るべき競争相手と
 なるから、彼らを刺激しない方がよい。日本人は導入したものを
 必ず日本的に変えてしまって活用するから危険である」
 
 「日本人は個人的には怜悧・淡泊・正直だが、これが役人になる
 と臆病・陰険・狡猾で、何でも懸案を先伸ばして決断をしない。
 また商人はその取引において決して公正ではない。そして真に
 愛他的な宗教的情熱はない」
 
 「さらに経済的にはきわめて合理性を重んじ、手形・小切手・
 倉荷証券等を古くから用いている。さらに社会の全てが共同体で
 それぞれの中で合意を求めてから行われるから『強制』といった
 感じが無く、またそれぞれ共同体の中で相互扶助が行われている。
 そしてこれは労働者でも例外ではない」
 
 「一般家庭では子供への身体的懲罰は行われず、根気のよい説得が
 行われる、婦人は、理想化もされず蔑視もされず、男性のよき
 相談相手、いわば女友だちだが、その活動は家庭内に限られている」
 
 「要約すれば以上のようになるであろう。そして欧米人の日本
 への見方は、基本的には今も変わらないであろう」
 
 これまでに、なんどか耳にしたことがある日本人に対する分析も
 あります。
 
 例えば「そして取り入れたものは日本化してしまう」というのも
 よく言われることです。
 
 また「災害にあっても別に悲しまず、すぐこれを克服しようと
 する」というのは、悲しまないわけではないけど、復活が早い
 というのも、災害大国ならではだと思います。
 
 現代と同じ部分もあるし、違っている部分もありますが、現在の
 日本人も上記のように思われているみたいです。





 この本は、日本人の特徴について、昔日本に来た外国人が書き
 残した文章から日本人を分析し、また、日本人が残した文章から
 日本人を分析し、最後にこれからどうするべきかを述べています。
 
 日本人が外国からどの様に見られているかを知るのは、自分を
 客観的に見ることでもあります。
 
 今回は外国人がどのように日本人を見ているかを紹介しました。
 
 次回、これから日本人はどうするべきかという部分を紹介します。



あきらめ力―「あきらめた」とき、新しい人生が開ける
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:あきらめ力
 副題:「あきらめた」とき、新しい人生が開ける
 著者:斎藤茂太
 出版:新講社
 定価:1300円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4860810791/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3564688%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1章 「あきらめ力」とは、決断する力である
 2章 「あきらめ力」があれば、いい勉強ができる
 3章 「あきらめ力」で、ゆっくり得をしよう
 4章 「あきらめ力」が、人生を仕切り直す
 5章 「あきらめ力」で、落とし所を見つけよう
 6章 「あきらめ力」が、人を伸ばす
 7章 「あきらめ力」とは、生きる力である



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2005年6月に出版されています。
 
 著者は、精神神経科・斎藤病院名誉会長だった人で、多方面で
 活躍されていた方です。
 
 著書も多数あります。



 モタ(茂太)さんが語る「あきらめ力」とはどのような力なので
 しょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)あきらめ力とは?



 あきらめるには勇気が必要です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)あきらめ力とは?

 「あきらめることは、挫折だ。敗北だ」
 「あきらめることは、人から軽蔑されることだ」
 「あきらめることは、世の中からはじき出されることだ」
 「あきらめることは、幸せになれないことだ」
 「あきらめることは、生きる支えを失うことだ」

 「『あきらめない』のは、つらいこと。『あきらめられない』
 のは、もっとつらいこと。『あきらめる』ことは、そんなつらい
 ことから解き放たれること」
 
 「『あきらめない』ことで、とにかく人にふりまわされる。
 『あきらめる』ことで自分らしい、マイペースの生き方ができる
 ようになる」
 
 「『あきらめない』は、口論や対立のもと。『あきらめる』ことは
 譲り合うこと。人と協調すること。人との和をはかること」
 
 「『あきらめない』のは、がんばること。がんばりすぎて、病気
 になること。『あきらめる』のは、頑張りすぎる自分にブレーキ
 をかけること」
 
 「『あきらめられない』で、全てを失うこともある。『あきらめる』
 のは、損害を最小限に留めたいから」
 
 「『あきらめない』のは現状維持。『あきらめられない』のは
 執着と未練。『あきらめる』ことは、未来へ向けて人生を再出発
 すること。動き出すこと」
 
 「『あきらめない』のは、ひとつの生き方に自分を縛り付ける
 こと。『あきらめる』のは、自由になること」
 
 「『あきらめない』ことは、ムキになって頭をカッカさせること。
 『あきらめる』ことは冷静な判断をすること。いま自分にとって
 何が得か考えること」
 
 「『あきらめられない』ことは、何も学べないこと。『あきら
 める』ことは、とてもいい人生勉強となる」
 
 「『あきらめない』ことで、生活がダラダラ、ズルズルになり
 やすい。『あきらめる』ことは、メリハリのある生活を送ること」
 
 「『あきらめない』のは、夢のようなことばかり追い求める
 生き方。『あきらめる』のは、いまに満足する生き方」

 「がんばり過ぎでいきてゆくのが、つらくなっているときは
 『あきらめる』こと。人に勝つこと、出世すること、お金持ちに
 なること、いい暮らしを手に入れること、すべてあきらめてしまう」

 「『もう、あきらめた』で気持ちを切り替えて、おいしくお昼
 ごはんを食べ、『あきらめた。今日は、おしまい』と、すっきり
 した気持ちで一日の仕事を終え、『あきらめた、明日にしよう』
 で、ゆっくりと眠る。これがいい生活のリズムとなっているよう
 である」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 いろいろあきらめて楽しく生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「あきらめ力」とはどのような「力」なのでしょうか?

▽巷に出回っている成功法則本には「あきらめないこと」という
 ことが必ず書かれています。
 
 あきらめた時点で成功とは縁が切れてしまう。
 
 決してあきらめなければ、「失敗」はないし、その後には栄光の
 成功が待っている、というのが成功法則本、自己啓発書に書いて
 あることです。
 
 私たちは幼稚園の頃から、もしかしたら生まれた頃から、誰かと
 競争することを強いられます。
 
 そして、「簡単にあきらめるな」と教え込まれます。
 
 家庭で、学校で、部活で、社会に出ても「決してあきらめるな」
 という言葉で叱咤激励されます。
 
 そうやって大人になると、著者もこの本の冒頭で書いているように
 次のような考え方ができあがってしまいます。
 
 「あきらめることは、挫折だ。敗北だ」
 「あきらめることは、人から軽蔑されることだ」
 「あきらめることは、世の中からはじき出されることだ」
 「あきらめることは、幸せになれないことだ」
 「あきらめることは、生きる支えを失うことだ」
 
 みなさんも、これまでに一度は聞いたことがあると思います。
 
 「あきらめるな。頑張れ」という言葉を使う人、親や教師等は
 実は様々なことをあきらめて現在に至っています。
 
 「そんなことはない」という人もいるかもしれませんが、人間は
 自分の人生を歩むときに、必ず何かをあきらめてきています。
 
 そのような人達が「絶対にあきらめるな!頑張れ」と、他人に
 対して言うのは説得力がありません。
 
 このメルマガを読んでいる小中高校生がもしいたとして、自分の
 親や先生から「あきらめるな!最後まで頑張れ」と言われたら
 自信を持って言い返してあげましょう。
 
 「お父さん(お母さん、先生)は最後まであきらめないで頑張った
 こと何かある?最後まで頑張るっていうのは、今でもずっと頑張って
 るってことだよね?」
 
 親や先生、そして上司も最後まで頑張ったことなんてほとんど
 ありません。
 
 どこかで止めるか、あきらめるかしているはずです。
 
 人間なんてだいたいそんな程度です。
 
 著者は、「あきらめる」ことのメリットと「あきらめない」ことの
 デメリットをいくつかあげています。
 
 「『あきらめない』のは、つらいこと。『あきらめられない』
 のは、もっとつらいこと。『あきらめる』ことは、そんなつらい
 ことから解き放たれること」
 
 「『あきらめない』ことで、とにかく人にふりまわされる。
 『あきらめる』ことで自分らしい、マイペースの生き方ができる
 ようになる」
 
 「『あきらめない』は、口論や対立のもと。『あきらめる』ことは
 譲り合うこと。人と協調すること。人との和をはかること」
 
 「『あきらめない』のは、がんばること。がんばりすぎて、病気
 になること。『あきらめる』のは、頑張りすぎる自分にブレーキ
 をかけること」
 
 「『あきらめられない』で、全てを失うこともある。『あきらめる』
 のは、損害を最小限に留めたいから」
 
 「『あきらめない』のは現状維持。『あきらめられない』のは
 執着と未練。『あきらめる』ことは、未来へ向けて人生を再出発
 すること。動き出すこと」
 
 「『あきらめない』のは、ひとつの生き方に自分を縛り付ける
 こと。『あきらめる』のは、自由になること」
 
 「『あきらめない』ことは、ムキになって頭をカッカさせること。
 『あきらめる』ことは冷静な判断をすること。いま自分にとって
 何が得か考えること」
 
 「『あきらめられない』ことは、何も学べないこと。『あきら
 める』ことは、とてもいい人生勉強となる」
 
 「『あきらめない』ことで、生活がダラダラ、ズルズルになり
 やすい。『あきらめる』ことは、メリハリのある生活を送ること」
 
 「『あきらめない』のは、夢のようなことばかり追い求める
 生き方。『あきらめる』のは、いまに満足する生き方」
 
 こうやって書いてみると、自分の人生は、あきらめてばかりの
 ような気がします。
 
 今思い出してみても、「もっとはやくあきらめていればもっと
 楽に生きられたのに」と思ったことが多々あります。
 
 あきらめるということは、やり方を変えてみる、気分を変えて
 みることになります。
 
▽また、著者は、がんばりすぎている人は「あきらめる」ことが
 大切だと言います。
 
 「がんばり過ぎでいきてゆくのが、つらくなっているときは
 『あきらめる』こと。人に勝つこと、出世すること、お金持ちに
 なること、いい暮らしを手に入れること、すべてあきらめてしまう」
 
 がんばれば疲れるのはあたりまえの話しで、「疲れたらがんばる
 ことをあきらめて休めばいい」と言っています。
 
 そのためには1日3回、お昼と夕方と、夜寝る前に「あきらめの
 時間」を作るといいそうです。
 
 「『もう、あきらめた』で気持ちを切り替えて、おいしくお昼
 ごはんを食べ、『あきらめた。今日は、おしまい』と、すっきり
 した気持ちで一日の仕事を終え、『あきらめた、明日にしよう』
 で、ゆっくりと眠る。これがいい生活のリズムとなっているよう
 である」
 
 あきらめて気分転換してみましょう。





 この本は、ものごとをあきらめるために必要な考え方を「あきらめ力」
 として解説しています。
 
 「あきらめる」ことは、ストレスなく、楽に生きるためにはとても
 大切なことです。
 
 現状の自分を受け入れて、それ以上の自分はおまけだとおもって
 生きていれば、とても楽に生活できます。
 
 ちょっと現状の自分に疲れた人にはおすすめの一冊です。




自分のうけいれ方 (PHP文庫 か 5-48)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:自分のうけいれ方
 副題:競争社会のメンタルヘルス
 著者:加藤諦三
 出版:PHP文庫
 定価:552円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569668399/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4385661%2f



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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 なぜ人間関係がうまくいかないのか
 第2章 生きる辛さが軽くなる五つのやり方
 第3章 ほんとうの自分に出会う
 第4章 自分と仲良くなる
 第5章 運命をうけいれれば、新しい自分が見つかる
 第6章 すべての道は幸せにつながる
 第7章 幸せのかたち



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■■□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2007年5月に出版されています。
 
 2004年4月に出版された「運命のうけいれ方」を改題した
 ものだそうです。
 
 著者は、このメルマガでは常連となった加藤諦三さんです。
 
 現在は早稲田大学の教授をされています。
 
 著書も多数あります。



 「自分を受け入れる方法」とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)自分を受け入れる方法とは?



 かなり難しいみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)自分を受け入れる方法とは?

 「幼児的願望とは、わがまま、頑固、恩着せがましさ、ナルシムズ、
 依存性、いつでも誉められたい、注目されたい、求められたい」
 
 「努力したら『よくやったねー』と言われたい。周囲の人には
 いつも自分の話をしてもらいたい、だから人の話題はつまらない」
 
 「いつも自分一人が得をしていたい、でも利己主義とは言われ
 たくない。損するのはいや、でも寛大な人と言われたい」
 
 「つらい自分の気持ちを汲んでもらいたい。いつでも『あなたは
 正しい』と言ってもらいたい。無責任でいたい、でも尊敬はされ
 たい・・・」

 「幼児的願望とは、無条件に『愛してー』という叫びでもある。
 相手に何かを与えるのではなく、与えてほしいという叫びである」

 著者は、アイデンティティーを確立するためには3つのことが
 必要だと言います。
 
 「第一には、『理想の自分』と『現実の自分』を間違えないことで
 ある。『なりたい自分』と、今のこの『現実の自分』を勘違い
 してはいけない」
 
 「第二には、アイデンティティーはふれあいから生まれる」
 
 「第三には、時期を考えるということである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 今の自分に納得してしまおう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「自分を受け入れる方法」とはどのような方法なのでしょうか?

▽成功してお金持ちになりたいとか、政治家になって名声を得たい
 とか、テレビに出て有名になりたい等の目標を持って努力して 
 いる人がいます。
 
 しかし、そういった「何者かになりたい」といった目標を持っても
 それを実現できるのは、ほんの一握りの人間だけです。
 
 「何かになりたい」と必死になって願っても、生まれる前に自分が
 描いたシナリオに、「お金持ちになる」とか「名声を得る」とか
 「有名になる」といった選択肢がなければ、決してお金持ちにも
 なれないし、名声を得ることもできないし、有名にもなれません。
 
 このことを知ってしまうと、夢も希望もなくなってしまうか、
 それともそこに「生きがい」を感じてしまうか、それは人それぞれ
 だと思います。
 
 とにかく、自分が書いたシナリオどおりの人生を歩むことになり
 ます。
 
 しかし、そのシナリオに納得ができないと人間は悩み、苦しむ
 ことになります。
 
 「これだけ必死になっても報われない」とか、
 
 「まだまだ努力が足りない」とか、
 
 いろいろと悩むことになるのです。
 
 これは、「お金やモノが欲しい」というのも同じようなもので、
 目標には際限がありません。
 
 目標を持って、その目標に向かって努力をすることに関しては、
 否定はしませんが、その前に現状の自分に納得する必要があります。
 
 「現状の自分にどうしても納得がいかない」
 
 と、目標を持って努力するのと、
 
 「自分はこういう人間で、それには納得しているけど、もう少し
 違う人生も体験してみようかな」
 
 と、実現できてもできなくてもそれはそれでしかたがないと納得
 して生きていくのとは、実現できないことに対する不満が少なくて
 住みます。
 
 人生は「不満」が少ない方が楽に生きられます。
 
 現在の自分を受け入れて生きていくことが、人生を楽に生きる
 ためには必要です。
 
▽今回紹介する本は、幼児期に親からの無償の愛を上手に受けられ
 ずに大人になってしまい、決して他人からは得られない「愛」を
 求めて生きているためにつらい人生になっている人向けに、自分を
 受け入れて生きていくことの大切さを説いた内容となっています。
 
 この辺のことは、著者の実体験から語られることなので、書いて
 ある内容に説得力があります。
 
 幼児期の願望は、自己中心的な考えが元になっています。

 著者は言います。
 
 「幼児的願望とは、わがまま、頑固、恩着せがましさ、ナルシムズ、
 依存性、いつでも誉められたい、注目されたい、求められたい」
 
 「努力したら『よくやったねー』と言われたい。周囲の人には
 いつも自分の話をしてもらいたい、だから人の話題はつまらない」
 
 「いつも自分一人が得をしていたい、でも利己主義とは言われ
 たくない。損するのはいや、でも寛大な人と言われたい」
 
 「つらい自分の気持ちを汲んでもらいたい。いつでも『あなたは
 正しい』と言ってもらいたい。無責任でいたい、でも尊敬はされ
 たい・・・」
 
 確かに幼児は自己中心的です。
 
 しかし、このことは大人にも同じ事が言えるのではないかと思い
 ます。
 
 「幼児的願望とは、無条件に『愛してー』という叫びでもある。
 相手に何かを与えるのではなく、与えてほしいという叫びである」
 
 このような状態のまま大人になると、生きていくのが辛くなります。
 
 求めているのは「無償の親の愛」であるために、どのような状況
 になってもどこかに不満が残ります。
 
 それこそ際限がなくなってしまい、人生が辛くなってしまいます。
 
 社会的にいくら成功していても、いくら名声が高くても、いつ
 までも心が満たされることはないので、他人から見るととても
 幸せそうに見えるのに、本人はとても辛い人生に感じています。
 
 「富や名声と幸せには関係がない」というのは、当たっていると
 思います。
 
 そのような辛い人生は、一部の人にだけ関係していることで、
 自分には関係ない、と思っている人でも、現状の自分を受け入れて
 ないと、いろいろと不満や不安が出てきます。
 
▽では、そのような辛い人生を生きている人はどうすればいいので
 しょうか?
 
 それが、この本の題名にもなっている「自分を受け入れること」
 になります。
 
 現在の不満な自分を、現状のまま受け入れてしまうと、それ以上の
 人生は「おまけ」としか考えなくなるので、「おまけ」が実現
 すれば「ラッキー」だし、もし実現しなくても「しかたないよね」
 と思えます。
 
▽「自分を受け入れる」には、どうすればいいのでしょうか?
 
 著者は、「自分のアイデンティティーを確立する必要がある」
 と言います。
 
 ウィキペディアでアイデンティティーを調べてみました。
 
 「アイデンティティー」とは日本語に訳すと「自己同一性」
 「自我同一性」となります。
 
 「自分は何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持
 される概念」のことをアイデンティティーと言います
 
 このアイデンティティーが確立されていないと、現実の自分と
 理想の自分のギャップに苦しむことになります。
 
 著者は、アイデンティティーを確立するためには3つのことが
 必要だと言います。
 
 「第一には、『理想の自分』と『現実の自分』を間違えないことで
 ある。『なりたい自分』と、今のこの『現実の自分』を勘違い
 してはいけない」
 
 「第二には、アイデンティティーはふれあいから生まれる」
 
 「第三には、時期を考えるということである」
 
 この中でもやはり、一番目の「『理想の自分』と『現実の自分』
 を間違えない」ことだと思います。
 
 理想の自分を追い求めるのは構わないですが、現実の自分をしっ
 かり把握しておくことが大切だと思います。





 この本は、自分自身の運命を受け入れるためのさまざまな考え方を
 教えてくれる本です。
 
 個人的な意見として、「人生は楽しむためにある」と思ってます。
 
 そして、もう一つ「人生は幸せを感じるためにある」とも思って
 ます。
 
 そのためには、そんなに難しいことは必要なくて、ただ現状の
 自分をあっさりと受け入れてしまうことだと思います。
 
 あきらめることも必要です。



報道は真実か
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 ◆今日読んだ本
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 題名:報道は真実か
 著者:土屋道雄
 出版:国書刊行会
 定価:1700円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4336036098/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f657334%2f



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 ◆本の目次
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 佐藤首相引退
 カンボジア報道
 誤報の訂正とお詫び
 ラロック証言と核アレルギー
 ロス疑惑
 
 他、多数あるので省略します。



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、平成6年5月に出版されています。
 
 著者は現在、横浜にある短期大学の助教授をされています。
 
 評論家としても活躍されているそうです。
 
 著書も多数あります。



 報道する側にはどのような「嘘」があるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)報道の嘘とは?



 嘘があることを知りつつ、情報を取得しなければならないです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)報道の嘘とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



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 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



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 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「報道の嘘」とはどのような嘘なのでしょうか?

▽このメルマガでも何度か書いてますが、数年前から新聞やテレビの
 ニュースをあまり見なくなりました。
 
 唯一、ニュースに触れるのは、朝ご飯を食べながら10分から
 15分くらい、ビジネス系の番組をテレビで見るくらいです。
 
 新聞もほとんど開きません。
 
 読むのは、土曜と日曜の書評コーナーだけで、たまに読むとしても、
 表題だけ斜め読みします。
 
 後は、yahoo!のトピックの見出しを眺めるくらいです。
 
▽世間では「社会人として新聞くらい読まないとならない」のが
 常識と言われています。
 
 日経新聞や朝日新聞のテレビCMは、「社会人(もしくは受験生)
 なら読むのが当たり前」という風潮で放送されています。
 
 でも、新聞やテレビはほとんど見なくても社会人はやっていけます。
 
 知識として、最近の社会情勢がどの様になっているかをあまり
 知らなくても済む仕事なのかも知れません。
 
▽なぜニュースを見なくなったかと言うと、ニュースの8割から
 9割は、事件や事故、批評・批判、悪口等、読んでいて絶対に
 ハッピーにはなれないことばかり報道されているためです。
 
 腹を立てるか、将来が心配になるか、他人をさげすむか、そんな
 気持ちになることばかり書いてあります。
 
 マスメディアというのは、ユーザー、つまり購読者・視聴者が
 読みたいと思うことを報道することになっています。
 
 つまり、私たちが人の不幸や失敗、許せない事件、政治家や企業
 経営者の失態等を知りたいから、報道する側は読者が知りたい
 記事を報道する。
 
 そういう構造になっています。
 
 ユーザーが読みたくない報道ばかりすると、番組の打ち切りや
 廃刊になってしまいます。
 
 例えば、報道の全てがハッピーなこと、人を誉め讃えることばかり
 が書かれた新聞だと、おそらくほとんど売れないです。
 
 「他人の不幸は密の味」
 
 現在の報道は、ユーザーのこの原理をもとに記事が作られています。
 
▽それでも情報を知りたい場合は「マスメディアは嘘をつく」という
 ことを、しっかり心に留めつつ、新聞、テレビ、雑誌等を読む
 必要があります。
 
 私たちは、報道機関が発表した内容は嘘を付くとは思っていません。
 
 ほとんどの人は報道することは真実であると思っていますが、
 全てが真実とは限りません。
 
 嘘もかなりあると思います。
 
 報道の嘘もさることながら、さらに問題なのは、真実である事実
 にも、その記事を書いた記者、原稿を作った人、そして、その
 人が属する新聞社やテレビ局の「思想」が報道内容に必ず反映
 されます。
 
 例えば、「自衛隊は違憲である。けしからん」という思想を持って
 いる新聞社(ほとんどそうみたいですが...)の報道は、一つの
 真実(例えば、イージス艦と漁船の衝突事故等)があったとして、
 その事件に対する報道は「反自衛隊」になります。
 
 私は「イージス艦と漁船が衝突した」という事実は知っていますが、
 どちらにどの程度の過失があったのか、ということは知りません。
 
 知ろうとして、報道を読むなり、見るなりすると、その報道機関
 の思想が入ってきます。
 
 そして、その思想にずっと触れている限り、言葉は悪いですが
 「洗脳」されてしまうのは目に見えています。
 
 報道の嘘に騙されるのも嫌ですが、それ以上に報道機関による
 「思想の洗脳」が嫌で、様々な報道から遠ざかることにしました。
 
 様々な報道に触れて、嘘なのか真実なのか、思想が入っている
 のかそうではないのか、の判断が私にはできないので、それなら
 触れないことにしたほうが良いと思ってできるだけ遠ざかること
 にしてます。
 
 上記以外にも、例えばアメリカとどこかの国の戦争報道も、8割は
 嘘だと思っていた方が良いかもしれません。
 
 戦争報道は映像で流されるので、「嘘がない」と思いがちですが、
 アメリカに都合が良い内容ばかり報道されると、2割の真実が
 報道されたとしても、その報道に触れた人は、残りの8割が分から
 ないために、全体像としては嘘を知ることになります。
 
▽以上のように、各種機関が報道する内容には「嘘と洗脳」が隠れて
 いると思っていた方が良いです。
 
 報道するのは「自由」ですが、その報道の中から真実のみを選び
 とるのはその人の責任です。
 
 心して報道に接する必要があります。





 例によって例の如く、全く書評になってません。
 
 この本は、様々な事件に関する報道各社の嘘やごまかし、無責任
 といったことが、一つ一つ指摘されています。
 
 読んでいると、報道の恐ろしさが理解できますが、、ふと気が
 付いたのは、この本も著者の思想の現れであるということです。
 
 真実を自分で見るけ出すのは、とても難しいことなのかもしれま
 せん。