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日本人とは何か。―神話の世界から近代まで、その行動原理を探る (NON SELECT)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本人とは何か。
 副題:神話の世界から近代まで、その行動原理を探る
 著者:山本七平
 出版:詳伝社
 定価:1400円+税
 購入:ブックオフで750円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4396500939/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4060343%2f



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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 プロローグ 「大勢三転考」の日本−伊達千広が描いた歴史観
 第1部 「骨の代」から「職の代」へ
  1章 日本人とは何か
  2章 文字の創造
  3章 律令制の成立
  4章 神話と伝説の世界
  5章 仏教の伝来
  6章 <民主主義>の奇妙な発生
 第2部 「職の代」から「名の代」へ
  7章 武家と一夫一婦制
  8章 武家革命と日本式法治国家の成立
  9章 武家砲の特徴
  10章 エコノミック・アニマルの出現
  11章 下克上と集団主義の発生
  12章 貨幣と契約と組織−中世の終わり
 第3部 名の代・西欧の衝撃
  13章 土一揆・一向宗・キリシタン
  14章 貿易・植民地化・奴隷・典礼問題
  15章 オランダ人とイギリス人
  16章 「鎖国」は果たしてあったのか
  17章 キリシタン思想の影響
 第4部 伊達千広の現代
  18章 家康の創出した体制
  19章 幕藩体制の下で
  20章 タテ社会と下克上
  21章 五公公民と藩の経営
  22章 幕藩体制下の経済
  23章 江戸時代の技術
  24章 江戸時代の民衆生活
  25章 江戸時代の思想
  26章 現代日本人の原型
  27章 現代日本国の原型
 エピローグ 明治維新の出発点



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、平成18年8月に出版されています。
 
 1989年(平成元年)に上下2巻として刊行されたものを、
 1巻にして再刊したものです。
 
 著者は、最近読むことが多くなった山本七平さんです。
 
 日本の文化と社会を独自の手法で分析していく論考は「山本学」
 と称されいまなお広く読み継がれているそうです。



 現代の日本人は日本の歴史を背負っています。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本人の宗教観とは?



 これも面白いです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本人の宗教観とは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっと日本のことについて勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本人の宗教観とは」どのようなものだったのでしょうか?

▽この本は800ページに渡り日本の歴史について解説されています。

 その全てをお伝えするのは到底無理なので、個人的に気になった
 部分に絞ってお伝えします。
 
 その気になった部分とは「日本人の宗教観」です。
 
 日本人に「あなたの宗教は?」と聞くと、大多数の人は「特定の
 宗教には参加していません」と言うそうです。
 
 私もその中の一人ですが、特定の宗教に参加していないにもかか
 わらず、誰かが死ぬとほとんどの場合、仏式の葬式を行います。
 
 そして、節分や祭り等、それぞれの季節毎にいろいろな神式の
 行事が組み込まれています。
 
 でも、お経は全く知らないし、神道のことについてもほとんど
 知識はありません。
 
 これは、一神教(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教等)を信仰
 する民族にとっては、信じられないことのようです。
 
▽日本は明治元年(1868年)に政府が「神仏判然令」を公布
 するまで、神道と仏教が一体化していました。
 
 仏教の寺院の境内に神社があったり、また神社に社僧(または
 供僧(ぐそう))がいたり、仏像が御神体の神社があったりで
 ハッキリと分かれていなかったのです。
 
 そう言えば先日、浅草の浅草寺に行った時、「お寺だから正月
 はすいているだろう」と予想して行ってみると、お寺の境内まで
 続く仲見世通りに、隙間が無いくらいの人が行列を作って参拝
 しています。
 
 「お寺に初詣?」と変な感じがしましたが、日本の歴史では当たり
 前のことみたいです。
 
▽中国を経て朝鮮から日本に伝わってきた仏教は、道教と儒教も
 含まれていたそうです。
 
 元もと日本には土着宗教があって、それを統一していったのが
 神道と言われているもので、その大元締めが天皇だったのです。
 
 そして、仏教が伝わってきたときに、その天皇が仏教も取り入れて
 しまったのです。
 
 それが西暦587年頃の話です。
 
 その頃から、いろいろな宗教が混ざっていたんですね。
 
▽やがて、キリスト教が日本に伝わってきます。
 
 キリスト教は日本の歴史の中で「弾圧されていた」というイメージ
 がありますが、実はそんなことはなかったようです。
 
 武士の中にもキリスト教を信じていた人達はたくさんいたし、
 信長や秀吉、そして家康もキリスト教という宗教に関しては特に
 禁止はしていなかったのです。
 
 ところが、ときどきの権力者はキリシタンを禁止します。
 
 それは、「国内の安定」ということを考えた場合、キリスト教が
 それを脅かすから、というのが理由でした。
 
 信長の時代も、秀吉の時代も、家康の場合も、宗教に関しては
 特にうるさくはなかったのですが、その宗教団体が武力を持って
 政治に干渉してくる「一揆」をとても恐れていたのです。
 
 国内政治の安定を脅かす宗教は弾圧する、というのが日本の権力者
 が行ってきたことなのです。
 
 したがって、それさえなければ時の権力者も宗教については特に
 禁止することもなかったのです。
 
 元々は「八百万の神々」と言われるように、多神教の土着宗教の
 素地があったので、仏教を受け入れることもできて、キリスト教も
 受け入れることができたみたいです。
 
 受け入れて、みな一緒にしてしまうのが昔からの日本人の特徴です。
 
▽そう思って現在の日本を見てみると、いろいろな面で変わって
 ないということが分かります。
 
 「受け入れてみな一緒にしてしまう」
 
 宗教に限らず、これが日本人の特徴のようです。





 歴史のことについて書かれた本の書評を書くのはなかなか難しい
 です。
 
 要約して書くことになりますが、要約すればするほどいい加減に
 伝えているような気分になってきます。
 
 日本人の特性は「受け入れてみな一緒にしてしまう」ということ
 ですが、さらにもう一つ「受け入れたものを独自に変化・発展
 させる」という特性もありそうです。
 
 日本人っておもしろい民族です。


日本人とは何か。―神話の世界から近代まで、その行動原理を探る
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 ◆今日読んだ本
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 題名:日本人とは何か。
 副題:神話の世界から近代まで、その行動原理を探る
 著者:山本七平
 出版:詳伝社
 定価:1400円+税
 購入:ブックオフで750円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4396500939/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4060343%2f



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 ◆本の目次
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 プロローグ 「大勢三転考」の日本−伊達千広が描いた歴史観
 第1部 「骨の代」から「職の代」へ
  1章 日本人とは何か
  2章 文字の創造
  3章 律令制の成立
  4章 神話と伝説の世界
  5章 仏教の伝来
  6章 <民主主義>の奇妙な発生
 第2部 「職の代」から「名の代」へ
  7章 武家と一夫一婦制
  8章 武家革命と日本式法治国家の成立
  9章 武家砲の特徴
  10章 エコノミック・アニマルの出現
  11章 下克上と集団主義の発生
  12章 貨幣と契約と組織−中世の終わり
 第3部 名の代・西欧の衝撃
  13章 土一揆・一向宗・キリシタン
  14章 貿易・植民地化・奴隷・典礼問題
  15章 オランダ人とイギリス人
  16章 「鎖国」は果たしてあったのか
  17章 キリシタン思想の影響
 第4部 伊達千広の現代
  18章 家康の創出した体制
  19章 幕藩体制の下で
  20章 タテ社会と下克上
  21章 五公公民と藩の経営
  22章 幕藩体制下の経済
  23章 江戸時代の技術
  24章 江戸時代の民衆生活
  25章 江戸時代の思想
  26章 現代日本人の原型
  27章 現代日本国の原型
 エピローグ 明治維新の出発点



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、平成18年8月に出版されています。
 
 1989年(平成元年)に上下2巻として刊行されたものを、
 1巻にして再刊したものです。
 
 著者は、最近読むことが多くなった山本七平さんです。
 
 日本の文化と社会を独自の手法で分析していく論考は「山本学」
 と称されいまなお広く読み継がれているそうです。



 現代の日本人は日本の歴史を背負っています。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本人の特徴とは?



 「これぞ日本人」と思われる部分を読んでみました。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本人の特徴とは?

 「当時の中国と日本とを比較した人がいたとしたら、その文化
 格差は、まさに絶望的懸隔(けんかく)と見えたでしょう。常に
 そう見られて不思議でない民族なんです。それが何かの刺激で
 恐ろしいばかりの速度で駆け出すというだけです。いわば、人類史
 を駆け抜けてきた民族なんです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっと日本のことを勉強しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本人の特徴」とはどのような特徴なのでしょうか?

▽中学生の時に日本史を習った時は、暗記ものが苦手で「苦」以外
 の何ものでもありませんでした。
 
 高校生の時は「歴史だけは避けよう」ということで社会科は地理を
 選択し、日本史も世界史も歴史からは遠ざかってました。
 
 高校を卒業し、大学も落ちて勉強とあまり関係なくなってから
 時代小説を読み始めました。
 
 これがまた最高に面白いです。
 
 それからも歴史小説を中心に歴史もの、特に日本史に関する本を
 読み続けています。
 
 小説なのでどこまでが真実でどこまでが嘘なのか分かりませんが、
 歴史を知るということは、日本人のルーツを探ることになります。
 
 日本人のルーツを知るということは、自分のルーツを知ること
 にもなりそうです。
 
▽よく日本の歴史を敗戦前と敗戦後で分けて考える人がいます。

 敗戦前の日本は軍国主義で、敗戦後の日本は民主主義になった、
 という考え方があります。
 
 テレビや新聞などのメディアでも「戦前、戦後」といった言い方を
 聞くことがあります。
 
 しかし、日本の歴史を史実が目に見える形で残っている時から
 眺めてくると、日本は戦前と戦後でスッパリと分けられるわけでは
 なくて、数千年の歴史を背負った形で存在しているということが
 分かります。
 
 例えば、民主主義は戦後にアメリカから持ち込まれ、いきなり
 始まったわけではありません。
 
 確かに民主主義が持ち込まれましたが、それは日本の歴史の中で
 共鳴する「何か」があったために簡単に受け入れられたのです。
 
 これは「掘り起こし共鳴理論」と呼ばれているそうです。
 
 つまり、日本の歴史の中に民主主義の蓄積があったために、戦後
 アメリカから民主主義がもたらされたとき、何の抵抗もなく受け
 入れられたみたいです。
 
 その後、日本以外でアメリカに蹂躙された国ではアメリカの民主
 主義は受け入れられていません。
 
 人間は世代交代をしているので、遺伝子に何か組み込まれている
 のではないかと思われます。
 
▽また、戦後は民主主義とともにキリスト教も入ってきているはず
 ですが、日本のキリスト教信者は、日本の人口の1%にも達して
 いません。
 
 このことは、先程の「掘り起こし共鳴理論」からすると、キリスト
 教は伝わったけれど広まった歴史がない、ということになります。
 
 このように考えてみると、現代の日本と日本人は、連綿と続く
 時間の中で蓄積されてきた歴史を背負っていることが理解できます。
 
 逆に言うと、現代の日本人がこれからの日本と日本人を作って
 いくことにもなります。
 
 責任重大です。
 
▽では、日本の歴史のさわりだけでもお伝えします。

 日本は東アジアで最も遅れていた後進国でした。
 
 その頃、隣の中国は超先進国で、その隣の朝鮮も中国の属国として
 かなり発展していました。
 
 紀元ゼロ年頃、中国では代数の初歩を解いていたそうです。
 
 しかし、当時の日本はやっと水稲栽培の技術が全国的に広がった
 段階で、まだみずからの文字も持たす、統一国家も形成してなくて、
 どうやら石器時代から脱却した状態だったのです。
 
 また、農業に必要な「暦」が発見されたのは、中国では紀元前
 600年頃で、この頃の日本は縄文時代後期でまだ石器時代、
 もちろん農業なんて全く知らない状態でした。
 
 著者は言います。
 
 「当時の中国と日本とを比較した人がいたとしたら、その文化
 格差は、まさに絶望的懸隔(けんかく)と見えたでしょう。常に
 そう見られて不思議でない民族なんです。それが何かの刺激で
 恐ろしいばかりの速度で駆け出すというだけです。いわば、人類史
 を駆け抜けてきた民族なんです」
 
 特に日本の現代史、特に「明治維新」「戦後」を見ると、著者が
 言っていることがよく理解できます。
 
 昔から熱しやすい民族みたいです。





 この本は、日本の歴史が縄文時代から明治維新の前までのことに
 ついて書かれています。
 
 これまで、日本の歴史については、ピンポイントで読んできました。
 
 こうして一貫した歴史を読むのは始めてでしたが、「やっぱり
 そうなんだ」と思うことが多々ありました。
 
 歴史の中の日本も、現在の日本もそんなに変わりはないのかも
 しれません。
 
 日本の歴史はとても分かりやすいですが、全部で811ページ
 あるので読むのにかなり根性が必要です。
 
 次回、もう1度紹介させていただきます。



診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界 (新潮文庫)
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 ◆今日読んだ本
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 題名:診療室にきた赤ずきん
 副題:物語療法の世界
 著者:大平健
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101160813/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1703921%2f



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 ◆本の目次
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 ねむりひめ
 三ねんねたろう
 幸運なハンス
 食わず女房
 ぐるんぱのようちえん
 ももたろう
 赤ずきん
 うらしまたろう
 三びきのこぶた
 いっすんぼうし
 つる女房
 ジャックと豆の木



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、平成16年9月に出版されています。
 
 平成6年6月に出版された単行本の文庫版となります。
 
 著者は、精神科医で、東大医学部卒業後、しばらくしてペルーに
 1年滞在し、貧民街で診療をしていたそうです。
 
 帰国後は聖路加病院に勤務されています。
 
 著書も多数あります。




 物語で病気を治すことができるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
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 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)物語療法とは?



 思いもよらないことが隠されているみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)物語療法とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



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 ★今日から実行すること
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 【 特にありません 】



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 ●もっと知りたい方のために
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●「物語療法」とはどのような治療法なのでしょうか?

▽「赤ずきん」や「三匹のこぶた」、「ももたろう」や「うらしま
 たろう」等、日本の昔話や童話には不思議な話がたくさんあります。
 
 そういった中には、近代になってから創作された物語もありますが、
 ほとんどは、昔から伝わる物語です。
 
 そして、昔から伝わる話には何かしらの意味が隠されています。
 
 難しい解説を後世に伝えようとしても、時を経るに従って、語る
 人がいなくなります。
 
 そういった場合、何らかの簡単な例え話にして伝えると、枝葉の
 部分は変わっても、主題は変わらずに後世まで語られることに
 なります。
 
 昔話や物語は、人が生きていく中で昔の人達が気がついたことを
 教訓として子どもたちに教えるために、物語にしたものだと思わ
 れます。
 
 したがって、大昔から伝わる昔話や物語・伝説などは、無意味な
 物語ではないのかもしれません。
 
▽著者が精神科の医師として、患者を診察する際に、たまに昔話や
 物語を例として引用するそうです。
 
 そこにはやはり何らかのメッセージ隠されていて、それを患者の
 「鏡」として話して聴かせるそうです。
 
 すると、説明しても分からなかった問題点がハッキリと分かって
 くることがあるそうです。
 
 そして患者が何かに気づくのが、著者が「物語療法」と呼んでいる
 治療法です。
 
▽昔話や物語には様々な教訓が含まれていますが、そこにはある
 共通したテーマが含まれている物語が多いそうです。
 
 そのテーマとは「食」。
 
 例えば、「桃太郎」はきびだんご、「赤ずきん」も狼に食べられる
 話だし、「3匹のこぶた」や「狼と7匹のこやぎ」も同じです。
 
 「ヘンゼルとグレーテル」もお菓子の家が出てくるし、「ジャック
 と豆の木」も食べ物が出てきます。
 
 物語に出てくる「食」は、どうやら何かを象徴しているようです。
 
▽たとえば「狼と7匹のこやぎ」に登場する狼は飢えていて子山羊
 たちを食べようとします。

 著者は言います。
 
 「狼は飢えていましたが、食べ物に飢えていたのではありません。
 愛に飢え、愛を受ける者に嫉妬していたのです」
 
 「愛を受ける者とは子山羊たちのことです。子山羊たちは、母山羊
 が食べ物を持って帰るのを待っていました」
 
 「ところで、愛の原義は『饋(き)』」すなわち食物の贈り物
 です。子山羊たちは母の愛を待っていたのです」
 
 もし狼が空腹なだけなら、森へ出かけた母山羊を襲って食べて
 しまってもいいはずですが、狼はそうはしませんでした。
 
 そうなってしまうと、物語としてもイマイチ盛り上がりにかけます。
 
 なぜ、狼は母山羊を襲わなかったのでしょうか。
 
 著者は言います。
 
 「母山羊は食物を持って帰る『饋』すなわち愛の主だからです。
 愛に飢えている者は、愛を与えてくれそうな者を襲うことはでき
 ません」
 
 狼は、子山羊を6匹食べた時点で眠くなってしまい、結果的に
 お腹に石を詰められて死んでしまいます。
 
 狼は自らの嫉妬心で滅びてしまったと考えることができるのです。
 
 元もとの物語を作った人がどのように考えていたのかは今となって
 は分かりませんが、昔話や物語に含まれる「食」というテーマは
 人間の欲望を現しているのではないかと思われます。
 
▽このように、精神的に悩んでいる人達に、悩みを説くためのヒントを
 簡単に伝えられるのが昔話や物語なのです。





 この本は、実際に著者の所にやってきた患者の話を元に、事例
 としていくつかの治療過程を紹介しているものです。
 
 むりやりな部分がないでもないですが、それで患者の悩みが晴れる
 のであれば何の問題もないと思います。
 
 精神科医の書いた本を読むと、「人の話を聴く」ということの
 大切さが理解できます。



天命の暗号
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
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 題名:天命の暗号
 著者:出口光
 出版:中経出版
 定価:1600円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4806125172/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4118066%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 天命を探求するための方法
 第2章 天命はどこに存在するのか
 第3章 嘆きから天命をつかむ
 第4章 人生の統合から天命をつかむ
 第5章 聴き方から天命をつかむ
 第6章 天命を仕事に人間関係に生かす
 第7章 命の暗号を解く
 第8章 天命に志す



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2006年9月に出版されています。
 
 著者は、大学で4年間教鞭ととった後、実業の世界へきた人で、
 メキキの会という会の会長をされています。
 
 著書も何冊かあります。



 人間一人ひとりに天命は与えられています。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)自分の天命を知る方法とは?



 ぜひ知りたいですね。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
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 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)自分の天命を知る方法とは?

 質問1:あなたは、自分だけの天命があるだろうか
 
 質問2:あなたは生活のために生きてますか、それとも、自分の
     本当にやりたいことにために生きてますか
 
 質問3:本当の自分とは何だろうか
 
 質問4:あなたは2人の自分を認識しているだろうか
 
 質問5:あなたが人生で、いやだいやだと、嘆きながら続けて
     きたことは何か
      
 質問6:なぜあなたは、嘆きながらも特定の行動を続けるのか
 
 質問7:あなたは人の心の動きと、どう関わっているのか
 
 質問8:あなたの過去の人生を貫いているもの、それは何か
 
 質問9:あなたは自分の未来をどれくらい肯定的に含んでいるのか
 
 質問10:あなたは、自分の人生をどのように観察しているのか
 
 質問11:あなたは、人の話をどのように聴いているのか
 
 質問12:あなたは、なぜ特定の聴き方をしているのだろうか
 
 質問13:あなたは、いつもどのように人を見ているのか
 
 質問14:あなたの仕事の中に、天命が表現されているだろうか
 
 質問15:あなたは、人をどのように動機づけているか
 
 質問16:あなたは、人とどのような関係をつくりたいのか
 
 質問17:あなたの本当にやりたいことは、どこにあるのだろうか
 
 質問18:あなたは自分の天命と、どのように関わっているのか
 
 質問19:あなたの天命は変化するだろうか
 
 質問20:どのように天命の封印を解けばよいのか
 
 質問21:あなたの魂が望む本当の成功とは、一体何だろうか
 
 質問22:あなたは、今までの人生を受け入れ、自分を認めることが
     できるだろうか



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分の天命をもう一度考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「自分の天命を知る方法」とはどのような方法なのでしょうか?

▽本をたくさん読むようになったとき、成功法則本を飽きるほど
 読みました。
 
 そこには、ほとんど同じことが書いてあって、

 「願望を紙に書くと実現する」とか
 「成功した自分を強くイメージすればそれは実現する」とか
 「失敗という言葉は無い、失敗はあきらめただけ」とか
 「ワクワクすることをやればかならず成功する」とか
 
 決まり文句が決められているような感じで書かれていました。
 
 読み始めの頃は、自分でも「必ずできる」と思い、書いてある
 通りにいろいろ試してみても、どこかで「何か違うな」と思って
 いたような気がします。
 
 結局、2年くらい経過しますが、成功法則本に書いてある巨万の
 富を得るような「成功」には、とんと縁がないようです。
 
▽そして、精神世界の本を読んで次第に考えるようになったのは、

 「人は一人ずつ役割が決まっていて、その役割をまっとうする
 ためにこの世に生まれてきている」
 
 ということです。
 
 つまり、目指せば誰もが成功法則本に書いてある「成功」が手に
 入るわけではなく、生まれる前に自分で描いてきたシナリオ通りの
 人生を送るだけなのだということです。
 
 自分の役割が分かれば、必ずしも成功法則本に書いてある「成功」
 にこだわる必要はなくなります。
 
 そう考えて、現在「自分のミッション」というのを考えて、それに
 沿って生活するということをやっています。
 
▽この本では、人間一人々が持っている役割のことを「天命」と
 呼んでいます。
 
 そして、この本に書いてある「22の特殊な質問」に答えることに
 よって、自分の天命を自覚できるようになるのです。
 
 その「22の質問」を書き出してみます。
 
 質問1:あなたは、自分だけの天命があるだろうか
 
 質問2:あなたは生活のために生きてますか、それとも、自分の
     本当にやりたいことにために生きてますか
 
 質問3:本当の自分とは何だろうか
 
 質問4:あなたは2人の自分を認識しているだろうか
 
 質問5:あなたが人生で、いやだいやだと、嘆きながら続けて
     きたことは何か
      
 質問6:なぜあなたは、嘆きながらも特定の行動を続けるのか
 
 質問7:あなたは人の心の動きと、どう関わっているのか
 
 質問8:あなたの過去の人生を貫いているもの、それは何か
 
 質問9:あなたは自分の未来をどれくらい肯定的に含んでいるのか
 
 質問10:あなたは、自分の人生をどのように観察しているのか
 
 質問11:あなたは、人の話をどのように聴いているのか
 
 質問12:あなたは、なぜ特定の聴き方をしているのだろうか
 
 質問13:あなたは、いつもどのように人を見ているのか
 
 質問14:あなたの仕事の中に、天命が表現されているだろうか
 
 質問15:あなたは、人をどのように動機づけているか
 
 質問16:あなたは、人とどのような関係をつくりたいのか
 
 質問17:あなたの本当にやりたいことは、どこにあるのだろうか
 
 質問18:あなたは自分の天命と、どのように関わっているのか
 
 質問19:あなたの天命は変化するだろうか
 
 質問20:どのように天命の封印を解けばよいのか
 
 質問21:あなたの魂が望む本当の成功とは、一体何だろうか
 
 質問22:あなたは、今までの人生を受け入れ、自分を認めることが
     できるだろうか

▽この質問の中で、「なるほど」と思ったのは、質問5と質問6です。

 どうやら自分の天命とは、嘆きながらもずっと続けてきたことに
 隠されているみたいです。
 
 自分が現在している仕事がいやでいやで仕方がないのだけれど、
 なぜか続けている場合、理由は分からないけど、もう10年も
 20年も続けている場合、どうやらそれは「天命」に関わっている
 みたいです。
 
 著者は言います。
 
 「残念ながら天命を仕事に、人生に生かすためには、自分が
 『いやだ、いやだ』と思っていることに、真摯に向き合わなければ
 ならない」
 
 また、「嘆き」とは形を変えて現れるそうです。
 
 著者は言います。
 
 「この嘆きは、形を変えて現れる。ときには『感謝しろ』という
 怒りとして、あるいは、人の助けになれるのか『自信がない』
 という不安として、私には、『無理だ』という諦めとして、また、
 『やらずにはいられない』という焦りとして、表出することもある」
 
 この2つの質問に自分で答えてみるだけでも「もしかして...」
 と思い当たることがあります。





 この本は、自分の天命を知るための方法が、22の質問に沿って
 詳細に説明されています。
 
 この本で定義されている「成功」は、自分の天命を志して生きる
 ことです。
 
 もしかしたらそこには富も名声も権力も何もないかもしれませんが
 自分の役割を生きることで、魂が納得するのではないかと思います。
 
 私にとって、巷にあふれる成功法則本よりは、この本の成功法則
 の方がしっくりきます。
 
 お勧めの本です。



今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:今日、ホームレスになった
 副題:13のサラリーマン転落人生
 著者:増田明利
 出版:新風舎
 定価:1200円+税
 購入:ブックオフで650円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4289005144/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4081623%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 CASE 1 エリートビジネスマンの暗転
 CASE 2 漂流するホワイトカラー
 CASE 3 社長失格
 CASE 4 明日なき若者たち



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2006年7月に出版されています。
 
 著者は、不動産管理会社に勤務しながらルポライターとして取材
 活動を続けている方です。
 
 著書も何冊かあります。



 どのような理由でサラリーマンがホームレスになってしまう
 のでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)なぜ、ホームレスになってしまうのか?



 なるべくしてなったという人もいますが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)なぜ、ホームレスになってしまうのか?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 支援できる方法を考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「なぜ、ホームレスになってしまう」のでしょうか?

▽私が勤務する会社の近くを流れる大きな川沿いに、ブルーシートで
 覆われた小屋がズラッと並んでいるのが見えます。
 
 また、東京ではどこに行ってもホームレスの姿を見ることができ
 ます。
 
 駅から会社まで歩く道にも、ホームレスの人達が座って、力無く
 うなだれている姿を見ることもあります。
 
 あるいは、固く冷たいコンクリートの上にダンボールを敷いて
 寝ている人もいます。
 
 そして、それを無視するようにたくさんのサラリーマンの群れが
 足早に通り過ぎていきます。
 
 見慣れた風景になってしまいました。
 
 しかし、この本を読んでみると、路上でうなだれているホーム
 レスと、しっかりした足取りで過ぎ去っていくサラリーマンは
 紙一重でしかないように感じられます。
 
▽2003年度の調査では、全国のホームレスは25296人に
 および、大阪府が一番多く、東京都、愛知県、神奈川県、福岡県の
 順になっています。
 
 そして、ホームレス全体の65%の人は何らかの仕事をしてい
 ますが、平均的な月収が5万円未満の人が80%を締めるそう
 です。
 
 この収入では、この日本で普通に生活できるように社会復帰する
 のは難しい状況です。
 
 そして問題は、ホームレスの状態が長い人ほど、社会復帰の意欲が
 低下する傾向にあることです。
 
 不運(?)にもホームレスになってしまい、最初は何とか普通の
 生活に戻りたいと思っていますが、どう頑張っても実現しそうも
 ない状況になってしまうのです。
 
 そのままズルズルとホームレスの期間が長くなってしまい、「もう
 どうでもいいや」と考えてしまうようになるのです。
 
▽では、どうやってサラリーマンがホームレスになっていくので
 しょうか、事例を一つ紹介します。
 
 元自動車部品メーカーの管理職だった57歳の男性は、現在代々木
 公園に住んでいます。
 
 都内の私大を卒業して、大手自動車会社系列の電子部品メーカーへ
 入社し、そこで管理職に昇進します。
 
 しかし、バブル崩壊とともに、会社の合理化があり、そのリストラ役
 を押しつけられることになります。
 
 最初は、コスト削減から始まり、給与の据え置き、賞与のカット
 が始まり、最終的に人員整理をすることになってしまったのです。
 
 リストラするのは自分より年上の技能職の人達が対象で、その
 人達に業務命令で仕方なく退職を要請しますが、「恨んでやる」
 とか、「お前、ただですむと思うな」と罵られ、神経性の
 胃炎にまでなってしまいます。
 
 こういった話を聞くといつも思うのですが、こういったリストラの
 宣告は会社の最高責任者の社長がやるべきだと思います。
 
 嫌な役を社員に押しつけるのは間違っているのではないかと思う
 のですが...
 
▽リストラが進むと、会社の業績も上がり、これで安泰と思った
 矢先、その会社の社長が「業績が回復してきた今こそ経営基盤を
 強めたい」と言い出し、さらなるリストラを始めてしまったのです。
 
 仕方がないとは言え、勝手な言い分です。
 
 そこで、人件費の高い管理部門の中高年を整理することになって
 しまいました。
 
 定年まで3年を切っている人達は規定の退職金に12ヶ月分上乗せ
 して退職させ、50歳以上の管理職のうち半分を降格させて配置
 転換するというものでした。
 
 この男性は、平社員に降格され、給料も7万円減らされて工場
 勤務を命じらてしまいます。
 
 ところが、数ヶ月経つと次から次へと配置転換され、最終的に
 工場の清掃員を命じられてしまいます。
 
 若い社員からは「何もあそこまでして会社にしがみつくことも
 ないのに」と陰口を言われていたそうです。
 
 以前、リストラ役をやっていたために、「ザマアミロ」と思って
 いた人もいたようです。
 
 そういった役を押しつけられたのは、この男性だけではなく、
 いろいろな部署の管理者達でした。
 
 いやがらせして「はやく退職しなさい」というメッセージだった
 のですが、それでもしがみついていると、専務に呼ばれ、
 
 「3月末で解雇ということになります」
 
 と軽く言われ、リストラされてしまったのです。
 
 30年勤めて退職金は1000万円。
 
 職安に通い、求人広告に100通以上履歴書を出しますが、まっ
 たく相手にされません。
 
 資格や専門的能力のない元中小企業の事務職は売り込めるものが
 何もないのです。
 
▽そこから再就職までに要した時間は2年4ヶ月後でした。

 退職金は使い果たしてしまい、息子のアパートに同居していました。
 
 再就職先は郊外の引っ越し運送会社の嘱託作業員でしたが、仕事中
 に別の作業員にケガを負わせてしまい、家具は壊れ、家の壁に
 大きなヒビを入れてしまったのです。
 
 「あなたの年齢ではこの仕事は無理ですよ。この先、また事故を
 起こされてはかないませんので辞めてもらいます」
 
 と解雇され、住んでいた寮は出て行かざるを得ず、収入も住まい
 も同時に無くなってしまいます。
 
 所持金はすぐに底をつき、弟のところへ行って用立ててもらいますが、
 3度目に行ったときに、「金をせびりにくるだけならもう来ないで
 くれ」と言われてしまいます。
 
 職安に行っても57歳の男性に求人はありません。
 
 お金はまったくなくなり、家族の元へ帰る電車賃もありません。
 
 その家族には「惨めな姿を見せたくない」という気持ちがあって、
 戻ろうかどうしようかと迷っている間に、気が付いたら公園で
 生活していました。
 
▽一人のサラリーマンがホームレスになる過程を簡単に紹介しました。

 ホームレスになる人は何か特別な事情があるわけではなく、私と
 同じように普通のサラリーマンをやっていた人が半数を占める
 そうです。
 
 考えなくてはならないのは、どうすればホームレスにならなくて
 すむのか、ということと、そこからどうやって普通の生活に戻るか
 ということです。
 
 そして、現在普通のサラリーマンである人たちは、ホームレス
 という社会的な弱者をどうすれば助け合うことができるのかを
 考えていかなければならないのではないかと思います。
 
 この本を読む限り、ホームレスになるサラリーマンは、決して
 ダメな人間ではなく、決して仕事を怠けていたわけでもなく、
 ただただ不運としか言いようがない人生を歩いてきた人達のように
 思えます。
 
 したがって、その姿を見てさげすむのではなく、支援の方法を
 考えなければならないように思います。





 この本は、サラリーマンや経営者がどのようにホームレスになって
 しまうのかが詳細に語られています。
 
 中には借金に追われしょうがなく、という人もいますが、そうでは
 なく、ごく普通のサラリーマンだった人がほとんどです。
 
 それでも、はいつくばって生きていく姿は、死を選ぶよりましだと
 思います。



心の底をのぞいたら (ちくま文庫)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:心の底をのぞいたら
 著者:なだいなだ
 出版:ちくま文庫
 定価:440円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480025952/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f512282%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 一 こころの底は深い
 二 おばけがこわいのは・・・
 三 二つのこわさ
 四 三十六計、逃げるにしかず
 五 痛いと、手をひっこめる
 六 あいつはくさいぞ
 七 人間と動物のこころ
 八 人間が忘れてきたこと
 九 無意識の世界
 十 自我の構造



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、1992年1月に出版されています。

 1971年4月に「ちくま少年図書館12」として筑摩書房から
 刊行された単行本の文庫版となります。
 
 著者は、作家、評論家であり、精神科医でもあります。
 
 著書も多数あります。



 心の底にはなにがあるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「こわい」とはどういうことか?



 怖かったら逃げるに限ります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「こわい」とはどういうことか?

 「この感情が、なぜたいせつかというと、それは、この感情が、
 人間が安全に生きてゆくために、どうしても必要な本能に結び
 ついているからだ。その本能は、個体保存の本能と呼ばれるもので、
 危険から自分のからだを守り、いのちを守ろうと働く」

 「これは、ある意味ではいいことだ。人間は信じることで安心
 できるし、よい行動をするように仕向けられる。しかし、つごうの
 悪い面も持っていると、ぼくは思う」
 
 「正直者はけっして不幸にならないと信じている者は、不幸に
 なった人間は、不正直だと思うことになるからだ。人間は努力
 次第で、かならず成功すると思っている人間は、失敗して苦しんで
 いる不幸な人間を、みんな努力のたりないなまけものだと、決めて
 しまう」
 
 「こうした考えが、世の世の中の不幸な人たちを罪のない、ただ
 運の悪いだけの人達として、みんなで助けて平和な世界を作ろう
 とするのを邪魔するのである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 不安をコントロールしよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「こわい」とはどういうことなのでしょうか?

▽この本は、たぶん思春期にあたる子どものために書いた本だと
 思われます。
 
 37年前に書かれた本で、その当時思春期を迎えていた人は、
 もしかしたら読んだかもしれませんが、現在思春期を迎えた人達が
 この本を読むかというと、おそらく読まないと思います。
 
 専門用語等の難しい言葉は使わずに書かれているので、大人が
 読んでも理解できる内容となっています。
 
▽何が書かれているかというと、半分哲学書みたいな内容であり、
 半分は心理学、若干自己啓発といったところでしょうか。
 
 明確な答えを示すわけではなく、青少年が考えるためのヒントを
 得られるような内容です。
 
 その中で、「こわい」という感情についての解説があるので、
 その部分を紹介したいと思います。
 
▽「怖い」という感情は、生きていくうえでとても大切な感情です。

 「怖い」というのは、何か別の対象が存在していて、その存在を
 回避するための感情です。
 
 著者は言います。
 
 「この感情が、なぜたいせつかというと、それは、この感情が、
 人間が安全に生きてゆくために、どうしても必要な本能に結び
 ついているからだ。その本能は、個体保存の本能と呼ばれるもので、
 危険から自分のからだを守り、いのちを守ろうと働く」
 
 動物は「怖い」という感情がないと、生きていくことができません。
 
 それは食物連鎖の頂点に立つ人間にしても同じです。
 
 例えば、道路を渡るときに「怖い」という感情がなければ、大変
 な危険にさらされます。
 
 人間にとって「怖い」という感情は必要です。
 
▽「怖い」という感情には対象があります。
 
 でも、その対象をしっかりと把握していると、年齢を重ねる毎に
 「怖い」という感情をコントロールすることができるようになって
 きます。
 
 先程の道路を渡る例でいうと、横断歩道で信号が青になるまで
 待って、左右を確認して渡れば安全ということがわかれば、「怖い」
 という感情をコントロールすることができるようになるのです。
 
 ところが、「怖い」という感情を抱いている対象が分からない
 場合があります。
 
 これが「不安」と言われる感情です。
 
▽この「不安」という感情があるために、人間は様々な行動を起こし
 ます。
 
 「不安」であるために、自分の胃に穴を開けたり、「がん」に
 なったりと、自分の身体を傷つけることもあります。
 
 また、「不安」であるために、人を傷つけたり、最悪の場合、
 戦争まで始めてしまいます。
 
 そして、「不安」は、自分の身体を自分自身で殺してしまうことも
 あるのです。
 
 この「不安」という感情は、よくよく考えてみると、未来に対して
 持つものです。
 
 過去の出来事に対して「不安」を抱くことはありません。
 
 過去の出来事に関連して未来が不安になることはたくさんあり
 ますが、すでに起きた出来事に対して不安になることはありません。
 
 まだ実現していない出来事を、「実現するのではないか?」と不安に
 なってしまうのです。
 
 心の働きを見ると、「実現するのではないか?」という不安の
 感情で心が押しつぶされると、その不安が実現する可能性が高く
 なります。
 
 不安に思っていることが実現するメカニズムは以外と簡単で、
 自分で招きよせているだけなのです。
 
▽ところが普通の人はそうは思いません。

 「不安」から遠ざかるために、いろいろなことを始めます。
 
 その一つが宗教で、神様を信じて正しいことをしていれば、心に
 抱いている「不安」な出来事は起こらないと信じられるのが宗教
 です。
 
 正義は必ず勝ち、邪悪はかならず罰せられると信じることで、
 不安を取り除こうとするし、人間は努力しだいで成功すると信じる
 ことで安心しようとします。
 
 ところが、この考え方はかなり危険です。
 
 著者は言います。
 
 「これは、ある意味ではいいことだ。人間は信じることで安心
 できるし、よい行動をするように仕向けられる。しかし、つごうの
 悪い面も持っていると、ぼくは思う」
 
 「正直者はけっして不幸にならないと信じている者は、不幸に
 なった人間は、不正直だと思うことになるからだ。人間は努力
 次第で、かならず成功すると思っている人間は、失敗して苦しんで
 いる不幸な人間を、みんな努力のたりないなまけものだと、決めて
 しまう」
 
 「こうした考えが、世の世の中の不幸な人たちを罪のない、ただ
 運の悪いだけの人達として、みんなで助けて平和な世界を作ろう
 とするのを邪魔するのである」
 
▽このような考え方は、宗教だけに特定されるわけではありません。
 
 現在の学校教育が同じような考え方をしています。
 
 「成績があがらないのは努力がたりない怠け者だ」
 
 と、子どもたちに必死になって努力して良い成績を取るように
 し向けています。
 
 日々のテストや、成績通知書等がその目安となります。
 
 学校で教える勉強は、人間を構成する要素のほんのわずかな部分で
 しかないのに、そのことだけに努力することを強いるのです。
 
 学校教育だけでなく、社会全体がそういう考え方になってしまって
 いるのが現在の日本です。
 
 もしかしたら日本だけではないかもしれません。
 
 
 「怖い」という感情は、人間が生きていくために必要な感情ですが、
 「不安」はできるだけ感じないで生きていくことが必要です。





 この本は、思春期を迎えた青少年に対して書かれた本です。
 
 はたして現在の青少年が読むかどうかは分かりません。
 
 逆に、現在、生きることに「不安」を抱えた大人が読んでもいい本
 かもしれないです。
 
 もう一つ、ここでは紹介できませんでしたが、怖いときは「逃げる」
 ことが必要です。
 
 大人はもう少し「逃げる」ことが必要だと思います。



博士の愛した数式
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:博士の愛した数式
 著者:小川洋子
 出版:新潮社
 定価:1500円+税(文庫版が出ています)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410401303x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1588399%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■□□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2003年8月に出版されています。
 
 著者は作家で、1991年に「妊娠カレンダー」という作品で
 芥川賞を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 難しい数学の本かと思いきや...



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 小説は楽しんで読むに限ります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
▽ブックオフに行って、買う本がなくブラブラ歩いているときに、
 目に止まったのがこの本でした。
 
 ふだんはあまり読まない小説というジャンルですが、本棚に何冊か
 並んでいたので、なぜか買ってしまったのです。
 
 本の帯には、「第1回本屋大賞受賞作」とあり、2006年に
 本屋さんが一番売りたい本として選んだのがこの本です。
 
 映画にもなったみたいです。
 
▽主人公は「博士」と呼ばれる老人です。

 語っているのは「私」で、家政婦の仕事をしています。
 
 博士は、17年前に事故に遭い、その時に頭を打って記憶が不自由
 になってしまいました。
 
 博士が記憶できる時間は80分。
 
 わずか1時間20分しか記憶を保持することができません。
 
 博士の記憶は1975年で止まったままになっています。
 
 それまで博士は、ある大学の数学研究所の教授をしていましたが、
 義姉と乗っていた車がセンターラインをはみ出してきた対向車と
 正面衝突し、頭を強く打ち重体となってしまいます。
 
 意識が戻ってみると、事故以前の記憶はありますが、事故以降は
 物事を80分しか覚えていることができなくなっていたのです。
 
▽「記憶が80分しか保持できない」ということは、どういう状態
 なのでしょうか。
 
 例えば、誰かと出会って話をして分かれ、それから80分後に
 出会ったとしても、先程出会った記憶がなくなっていて、「はじめ
 まして」ということになってしまうのです。
 
 出会った人とずっと一緒にいれば、その人のことを覚えていることは
 できます。
 
 しかし、人間は眠らなければなりません。
 
 博士は、朝目覚めるたびに全てがリセットされ、新たな一日が
 始まるのです。
 
 これはかなり辛そうです。
 
 朝起きた時は1975年の状態に戻ってしまうのです。
 
 博士はそんな記憶を補うために、メモ用紙に必要な情報を書いて、
 いつも着ている背広のいたる所に、クリップで留めているのです。
 
 ほとんどは、何かの数式が書かれていて、何の役にたっているのか
 分かりません。
 
 そのメモの中には、
 
 「僕の記憶は80分しかもたない」
 
 というのがあり、朝起きて背広を着ると、そのメモが一番目に
 つくところに貼ってあって、博士はそれを見て、自分の記憶が
 80分しか持たないことを認識するのです。
 
 毎朝、何も覚えていない自分がいて、全く新たな人生が始まるの
 です。
 
 「自分の記憶が80分しかもたない」と気が付いた時は、とても
 悲しくなってしまうのです。
 
▽その博士の元へ、「私」は家政婦として働きにいくことになりま
 した。
 
 依頼者は博士と一緒に車に乗っていて、事故で左足が不自由に
 なってしまった博士の義姉で、この人は未亡人です。
 
 博士は、この未亡人宅の離れに住んでいます。
 
 例え肉親が側にいるとしても、80分しか記憶が保持できない
 博士にとって、年老いていく肉親は自分の知らない人になって
 しまいます。
 
▽家政婦の仕事をしている「私」は、小学生の息子と2人で生活
 しています。
 
 ある時、博士に「子どもをほったらかしにして働いているのは
 ダメだ」と言われ、息子は小学校が終わってから博士の家に来る
 ようになります。
 
 そこで、3人で晩ご飯を食べるようになります。
 
 博士は最初に息子に会ったときに、息子の頭のてっぺんがルート
 記号のように平らだったため、この息子のことを「ルート」と
 呼びます。
 
 しかし、博士の記憶は80分しか持ちません。
 
 家政婦の「私」も、息子のルートも、毎日初めて出会う人なのです。
 
 背広の見やすい位置に、「私」の下手な似顔絵と、「家政婦さん」と
 書いた紙がクリップで留めてあるのです。
 
 やがてそこには「ルート。家政婦さんの息子」と書き足されました。
 
 その3人がいろいろなドラマを演じます。





 この本は、「本屋さんが一番売りたい本」に選ばれただけあって
 面白い物語になっています。
 
 ネットで検索してみると、単行本と文庫本遭わせて205万部を
 売り上げているそうです。
 
 物語としては面白かったのですが、さすがに205万部売れる
 だけあって、「毒」が全くありません。
 
 思いっきりハッピーエンドってわけでもなく、悲しい結末になる
 わけでもなく、ちょっとだけ心温まるお話です。



コーランを知っていますか (新潮文庫)
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:コーランを知っていますか
 著者:阿刀田高
 出版:新潮文庫
 定価:552円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101255296/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3709980%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1話 扉を開けると
 第2話 象の年に生まれて
 第3話 アラーは駱駝を創った
 第4話 預言者たちが行く
 第5話 妻を娶らば
 第6話 神は紙に描けない
 第7話 砂漠のフェミニズム
 第8話 救世者の称号
 第9話 君去りし後
 第10話 聖典の故里を訪ねて



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、平成18年1月に出版されています。
 
 平成15年8月に単行本が出版され、その文庫版となります。
 
 著者は作家で、国立国会図書館に勤務しながら執筆活動をされて
 いるそうです。
 
 様々な賞をもらっている方です。
 
 著書も多数あります。



 何が書いてあるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)コーランの教えとは?



 神の啓示です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)コーランの教えとは?

 「慈悲あまねく慈悲深きアラーの御名において。
 
 万有の主、アラーにこそ全ての称賛あれ、
 
 慈悲あまねく慈悲深き御方、
 
 最後の審(さば)きの日の主宰者に。
 
 わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを請い願う。
 
 わたしたちを正しい道に導きたまえ、
 
 アラーが御(み)恵みを下された人々の道に、
 
 アラーの怒りを受けし者、また踏み迷える人々の道ではなく」
 
 
 「“わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを
 請い願う。”は、とても大切。うっかりしているとと見過ごして
 しまいそうだが、ここにある“アラーにのみ”はかりそめのもの
 ではなく、アラーが唯一の神であること、他の神にはけっして
 浮気しないことを宣言している。唯一神アラーに呼びかけて
 “正しい道”に導いて欲しいと願っているのだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「コーランの教え」とはどのようなものなのでしょうか?

▽宗教の勉強の一環として購入した本です。

 「コーラン」でアマゾンを検索しても、難しそうな本ばかり出て
 きます。
 
 大きな本屋さんに行って、いくつか手にとって中を読んでみると、
 この本が一番読みやすそうだったので買ってきました。
 
 一番簡単そうでも363ページあります。
 
▽「コーラン」とは、誰もが知っていると思いますが、世界第2位の
 信者、約10億人を持つイスラム教の聖典です。
 
 当然、イスラム教徒はこのコーランを大切にし、生きるための
 指針としています。
 
 コーランは、全部で114章で構成されていて、その内容は多岐
 に渡ります。
 
 人間であるマホメットが得た「神の啓示」を20年間に渡って
 書き連ねたのがコーランで、すべては「神の言葉である」という
 ことになっています。
 
▽雰囲気を味わってもらうために、コーランの一番最初「開端」
 という題名がついている章を紹介します。
 
 「慈悲あまねく慈悲深きアラーの御名において。
 
 万有の主、アラーにこそ全ての称賛あれ、
 
 慈悲あまねく慈悲深き御方、
 
 最後の審(さば)きの日の主宰者に。
 
 わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを請い願う。
 
 わたしたちを正しい道に導きたまえ、
 
 アラーが御(み)恵みを下された人々の道に、
 
 アラーの怒りを受けし者、また踏み迷える人々の道ではなく」
 
 著者は言います。
 
 「“わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを
 請い願う。”は、とても大切。うっかりしているとと見過ごして
 しまいそうだが、ここにある“アラーにのみ”はかりそめのもの
 ではなく、アラーが唯一の神であること、他の神にはけっして
 浮気しないことを宣言している。唯一神アラーに呼びかけて
 “正しい道”に導いて欲しいと願っているのだ」
 
 「唯一神」を信ずるのは、ユダヤ教とキリスト教も同じです。
 
 それもそのはずで、この3つの宗教はどうやら同じ「唯一神」を
 崇めているのです。
 
 最初にユダヤ教が現れ、旧約聖書(ユダヤ教の場合は単に聖書)
 が創られていました。
 
 そのユダヤ教からキリスト教が生まれます。
 
 イエスはユダヤ教のラビ(僧)でした。
 
 キリスト教は旧約聖書と、それに加えてキリストを中心として
 物語りが書いてある新約聖書を合わせて「聖書」としています。
 
 元もとの旧約聖書の全てを含んでいるわけではないですが、ほぼ
 同じ構成の旧約聖書+新約聖書を「聖書」としています。
 
 そして、紀元6世紀頃に、マホメットに降りた神の啓示を書いた
 のがコーランですが、その頃にはユダヤ教の聖書とキリスト教の
 新約聖書が存在していたので、コーランにはそれらの聖書に出て
 くる物語がたくさん出てくるのです。
 
 つまり、立場的には、旧約聖書に書かれているのも預言者を通して
 伝えられた神の啓示。
 
 新約聖書も預言者イエスを通して伝えられた神の啓示。
 
 「それだけでは足りなかったので」預言者マホメットを通して
 伝えられた神の啓示がコーランということになっています。
 
 コーランはユダヤ教もキリスト教も含んでいるという形になって
 いるのです。
 
 モーセも出てくるし、イエスも出てきます。
 
 したがって、イスラム教徒はユダヤ教徒やキリスト教徒との結婚
 は許されていますが、それ以外の宗教の信者とは結婚してはいけ
 ないことになっているそうです。
 
 ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ一神教だから結婚しても
 良いそうです。
 
 イスラム教は仏教を認めていません。
 
 仏教の祖である「ブッダ」は人間だからダメなんだそうです。
 
 ということは、日本の「八百万の神々」なんて絶対に受け入れ
 られないのではないでしょうか。
 
▽ユダヤ教には聖書の他に「タルムード」という日々の生活を規定
 する膨大な量の文献がありますが、イスラム教にも「ハーディース」
 という、これはマホメットの言葉や行動や考えを示した、これも
 膨大な量の文献があるそうです。
 
▽読んでみて個人的に思うのは、「神の啓示」であるけれど、マホ
 メットに都合の良いように書かれているような気がしてならない
 です。
 
 しかたないですけど...





 この本は、コーランに書かれている事について、全てではありま
 せんが、そのエッセンスが書かれています。
 
 ただ、読んでいるうちにどうでもよくなってくるのは、私自身が
 コーランに興味が湧かないのか、言っちゃ悪いですが、コーランに
 書いてあることが、ところどころウソっぽいような感じがする
 からかもしれません。
 
 こんなことはイスラム教徒ではないから言えることかもしれませんが...
 
 コーランに出てくる神様は、人間に罰を与える、やけに厳しい
 神様です。



死にゆく妻との旅路 (新潮文庫)
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 ◆今日読んだ本
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 題名:死にゆく妻との旅路
 著者:清水久典
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税
 購入:ブックオフで200円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101186219/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1587952%2f



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 ◆本の目次
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 序 章 冬の日
 第1章 一緒に―西へ
 第2章 腕の温もり
 第3章 鳥取砂丘
 第4章 富士山
 第5章 夏の海辺、死の影
 第6章 鈴の音
 終 章 喪の時



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :□□□□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成15年9月に出版されています。
 
 元もとは「新潮45」という雑誌に掲載された後、大幅に加筆され
 出版されました。
 
 著者は、中学卒業後、縫製会社に勤務し、やがて自分の工場を
 持ち経営するようになります。



 なぜこんなことに?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)幸せとは?



 考え方を変えるしかないような気がします。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)幸せとは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



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 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 幸せの意味をもう一度考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
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●「幸せ」とは何でしょうか?

▽ブックオフで本を探している時に、ふと目に付いたのがこの本
 でした。
 
 著者は作家ではなく、ごく普通の一般の人です。
 
 1947年(昭和22年)に生まれ、中学校卒業と同時に縫製
 会社に就職します。
 
 その後、高度成長期を縫製業一筋に生き、やがで、小さいながらも
 自分の工場を経営するまでになります。
 
 しかし、時が経つに連れ、中国製の安価な製品が市場に出回る
 ようになり、工場の経営は傾き、やがて借金の保証人になりますが、
 借りた人は返せないまま行方不明となります。
 
 その後、絵に描いたような不幸が訪れます。
 
 金策に走り回り、あちこちでお金を借りますが、やがて行き詰まり
 最終的に膨大な謝金を抱えてしまうのです。
 
 自己破産寸前まで追いつめられた時、それまで黙って付いてきた
 妻がガンであることが判明します。
 
▽高度成長期からバブル崩壊後、現在に至るまで上記のように、
 自分で小さな工場を経営していた人が、どのくらい経営破綻し
 借金まみれになったのでしょうか。
 
 良くて自己破産、悪ければ夜逃げ、最悪は自殺といった構図が
 見えてきます。
 
 安価な製品を安い賃金の国に求めるのは、「儲け」を考えたときに
 はしかたのないことかもしれません。
 
 しかし、それは自分の国の同じような中小企業の息の根を止める
 ことになります。
 
 読んでみると、著者はそのような多くの人達の中の一人に過ぎま
 せん。
 
 しかも、借金まみれでにっちもさっちもいかなくなり、あちこち
 金策に走り回り、家に帰った時、妻の様子がおかしいことに気が
 付きます。
 
 この著者は、現実逃避する傾向が強く「従業員に給与を払うための
 金策」と言いつつ、何の確信もない昔の知り合いを追いかけて、
 2ヶ月とか3ヶ月とか家に帰らなくなります。
 
 車の中で一人で生活し、各地の職安を巡って職探しをしたりしま
 すが、単なる現実逃避で、膨大な借金という現実から逃れたい
 だけでした。
 
 2ヶ月ぶりに家に帰ってみると、妻の様子がおかしく、著者は
 病院に連れて行きます。
 
 そこでガンであることが判明し、手術を受けることになります。
 
 手術代は著者の姉に出してもらいます。
 
 著者の妻は大腸ガンで、手術して患部を取り除きますが、医者
 には「早くて3ヶ月で再発します」と冷たく言われます。
 
 その後も、著者は現実から逃れるために、また病気の妻を残した
 まま逃避生活入ってしまいます。
 
 そして、何ヶ月かしてどうしようもなくなってノコノコと帰って
 きます。
 
 しかし、帰ってきたときに妻はかなり弱ってました。
 
 著者は妻に「病院へ行こう」と言いますが、妻は「いやだ」と
 言い張ります。
 
 病院に行くと、また一人になるからいやだと言うのです。
 
 「離れたくない」と。
 
▽著者と妻は、著者が会社を経営する前に勤めていた工場で知り
 合います。
 
 著者はあまり妻のことを省みる人ではありませんでした。
 
 好き勝手に生活し、自分の工場を経営している時は、ほとんど
 家庭を省みなかったのです。
 
 著者は妻のことを「お母さん」と呼び、妻は著者のことを「オッサン」
 と呼びます。
 
 手術後の妻を放って逃避生活をして帰ってから、妻が弱っている
 のを見て、初めて「申し訳ない」と思うようになります。
 
 著者は、自分の兄弟や親戚にもお金を借りていて、もう親戚を頼る
 わけにもいかなくなっていました。
 
 弱っている妻をワゴン車に乗せ、なけなしの50万円を持ったまま
 妻と2人の逃亡生活に出ます。
 
 車の中で生活しながら、各地の職安で職を探し、住めるところを
 探しますが、なかなか上手く行きません。
 
 そのうち、職を探すのもしなくなります。
 
 そして、次第に妻が弱っていくのが手に取るように分かります。
 
 著者は「病院に行こう」と妻にいいますが、妻は「病院はいや。
 病院に行くと離ればなれになるから。これ以上一人になるのはいや」
 と言いはります。
 
 著者もお金の事を妻に言われるとそれ以上病院に行くことを勧める
 わけにもいかなくなるのです。
 
▽妻との逃亡生活も9ヶ月に入ったとき、著者は妻の最後の時が
 近いことを悟ります。
 
 やがて...





 結果的に著者は「保護者遺棄致死」という罪で逮捕されてしまい
 ます。
 
 車に乗ったホームレスのような生活をしていて、絵に描いたような
 不幸な夫婦でしたが、妻の死にゆく姿を毎日車の中で見つつ、
 「離れたくない」という妻に、結婚して初めて「いとおしさ」を
 感じるようになります。
 
 妻の呼び方も「お母さん」から名前に代わり、これまで一緒に
 いてやれなかった分、ずっと死ぬまで一緒にいました。
 
 他人が見ると不幸な2人ですが、2人にとっては濃密で幸せな
 時間だったのではないかと思われます。



いつも「忙しい」を言い訳にする人たち
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 ◆今日読んだ本
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 題名:いつも「忙しい」を言い訳にする人たち
 著者:ベス・ソーイ
 出版:ソニー・マガジンズ
 定価:1500円+税(文庫版が出てます)
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4789720217/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1540437%2f



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 ◆本の目次
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 プロローグ
  第一章 バランスの取れた生活を送るのが、どうしてこんなに
      むずかしいのだろう?
 PART1 心の内側に目を向ける
  第二章 自分にとって大切なものを見きわめる
  第三章 動機を理解する
  第四章 バランスの獲れた生活より野心
 PART2 自分の時間を取り戻す(時間はどこにあるのか
  第五章 時間はどこにあるのか
  第六章 繁忙期に使えるふたつのアプローチ
  第七章 あなたをそこまで働かせているのは誰?
  第八章 Eメール、ボイス・メール、携帯電話−主導権は誰の手に?
  第九章 自分に時間の贈りものをする
 PART3 特別な状況、特別な対応
  第十章 子育てとバランス
  第十一章 子どもなし、配遇者なし、バランスなし―どうして?
  第十二章 転職して、バランスの取れた生活を維持する方法
 PART4 未来に目を向ける
  第十三章 一生を通じてのバランス習慣



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2003年3月に出版されています。
 
 著者はオンライン証券会社最大手の副社長だった人で、自他共に
 認める仕事人間でしたが、出産を機に人生を見つめ直したそうです。
 
 現在は、全米で執筆・講演活動もこなし、人気を博しているそう
 です。



 この手の本は何冊も読みましたが...



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
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 1)どうやって時間を作るのか?



 時間が欲しい人はたくさんいます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)どうやって時間を作るのか?

 「死ぬ前にあなたは、他にどんなことを達成したと思うだろうか。
 誰の記憶に、どんなかたちで残りたいだろう?つまりは、あなたは
 どんな人間になりたいのか」

 賢い時間の使い方には、次にあげる6つのテクニックがあるそう
 です。
 
 1.優先順位をつける
 
 2.人にまかせる
 
 3.簡略化する
 
 4.時間に制限をつける
 
 5.先送りする
 
 6.削除する



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 ★今日から実行すること
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 【 考え方を変えよう 】



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 ●もっと知りたい方のために
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●「どうやって時間を作る」のでしょうか?

▽久々にビジネス書を読みます。

 しかも、この手の本は過去に何冊読んだか分かりません。
 
 「このくそ忙しいのにどうやって読書する時間を作り出せばいい
 のか」
 
 そう思っている方もたくさんいると思います。
 
 「まとまった時間が取れたとき(例えば年末年始の休みとか)に
 読書しよう」
 
 このように思う方も多いのではないでしょうか。
 
 でも、今時間が捻出できないということは、おそらく1週間後も
 時間は無いし、もし時間ができたとしても、その時間を「読書」に
 使うでしょうか。
 
 多分使いません。
 
 書評メルマガを読んでいる方は、おそらく考え方が違うと思います。
 
 考え方とは「何を優先するか?」です。
 
 「読書する時間がない」と思っている方は、読書の優先順位が
 低いだけで、書評メルマガを読んで「どの本を読もうか」と
 考えている方は読書の優先順位が高いだけなのです。
 
 「人生において何を優先させるか?」
 
 ということが、生活していくためにはどうしても必要になります。
 
 家庭、仕事、趣味、人間関係、読書、旅行等々、全てを満足して
 やり遂げようとすると、パニックになります。
 
 もし全てをできたとしても、どれも少しずつしかできなくて、
 どれも満足しないと思います。
 
 優先順位を決めなくてはならないのです。
 
▽よく本に書いてあるのは、仕事と家庭の両立です。

 特に日本人はワーカーホリックが多くて、仕事の方に重きを置いて
 いる人がたくさんいます。
 
 仕事にたくさんの時間を割いて、平日は朝早くから夜遅くまで、
 ひどいときには休日まで仕事に時間を使っている人がいます。
 
 そうやって仕事に多くの時間を割いても、結局その仕事から、
 
 「もうあなたは必要ありません」
 
 と言われてしまう人もいます。
 
 しかたないので家庭に目を向けてみると、家庭からも
 
 「もうあなたは必要ありません。お金だけでいいです」
 
 と言われてしまう人もいます。
 
 こうなってしまうと悲しいですね。
 
 人生は優先順位を真剣に考えないと何も残らなくなります。
 
 著者は言います。
 
 「死ぬ前にあなたは、他にどんなことを達成したと思うだろうか。
 誰の記憶に、どんなかたちで残りたいだろう?つまりは、あなたは
 どんな人間になりたいのか」
 
 この部分がクリアになっていないと、人生さまようことになります。
 
 と偉そうなことを書きつつ、私自身、未だに明確な答えは出てま
 せん。
 
 誰の記憶にどんな形で残りたいかもあまり考えてませんが、ただ、
 死ぬときに「けっこう楽しかった」と思いつつ、満足感と共に
 死にたいと考えています。
 
▽優先順位を決めることが大切なのは分かりました。

 それでも時間は足りません。
 
 私も現在は好き勝手にやりたいことやってますが、今でも
 「1日が48時間あればいいのに」と思っています。
 
 いちおうこの本は「時間術」がメインの本なので、時間の節約
 方法も少し紹介します。
 
 賢い時間の使い方には、次にあげる6つのテクニックがあるそう
 です。
 
 1.優先順位をつける
 
 2.人にまかせる
 
 3.簡略化する
 
 4.時間に制限をつける
 
 5.先送りする
 
 6.削除する
 
 「優先順位をつける」は上記で説明しました。
 
 他に個人的に使えると思うのは、「時間に制限をつける」と
 「削除する」です。
 
 特に「削除する」はとても使えます。
 
 「自分にはどれもできない」そう思って削除すれば、以外とばっ
 さり切り捨てることができます。
 
 そして、あんまり困ることもないです。
 
 優先順位をつけて、可能ならばばっさり削除する。
 
 人生って短いです。





 この本は、基本的には時間術の本ですが、「生き方」を考えさせ
 られる本でもあります。
 
 時間の捻出テクニックは根本的な解決にはなりません。
 
 「何を大切にするか?」といった問題を解決しない限り、時間は
 作れないと思います。
 
 そのためには、自分が今持っている様々な価値観を変えることが
 必要だと思います。