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| あの世の話 (文春文庫) |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:あの世の話 著者:佐藤愛子、江原啓之 出版:文春文庫 定価:381円+税 購入:本屋さんで購入 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167450054/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1398951%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1章 死んでからでは遅すぎる大事な話 2章 「霊能者」に本音で聞きたかったこと 3章 いい霊と困った霊とのつき合い方 4章 大変な霊体験になぜ出合ったのか 5章 霊が教える「自分が幸せになる生き方」 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■□□ この本は、2001年12月に出版されています。 1998年11月に単行本が出版され、その文庫版です。 2007年7月時点で第19冊となっています。 著者の一人、佐藤愛子さんは作家で、直木賞、女流文学賞、 菊池寛賞を受賞されています。 著書も多数あります。 もう一人、江原啓之さんは、スピリチュアルカウンセラーです。 このメルマガでは何度も登場しています。 著書も多数あります。 あの世の仕組みはかなり複雑なようです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)あの世はどうなっているのか? 一度死んでみれば分かるのですが... 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)あの世はどうなっているのか? 「私たちの心霊科学の世界では、いわゆるこの現世と、亡くなった ばかりのときにいる世界を、もっと細かく幽現界という言い方を するんです」 「幽界と現界の間である、幽現界というのがいわゆる四十九日 までいられるという世界ですね。その次にくるのが幽界。そして、 霊界というところ」 「その幽界も段階の世界ですから、いわゆる差別界なんですけれ ども、下層部、中層部、上層部というようなことで分かれていく そうなんです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 より良く幸せに生きよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「あの世はどうなっている」のでしょうか? ▽この世に生きている私たちには、死んだ後どうなってしまうのか 知ることはできません。 「まったく何も無くなってしまう」と考えている人もいるし、 「身体から魂が離れて『あの世』という所へ行く」と考えている 人もいます。 どちらを信じてもその人の勝手ですが、「なぜこの世があるのか」 ということを考えてみると「まったく何も無くなってしまう」と いうのは考えにくいです。 「死んでしまったらまったく何も無くなってしまう」と考えると 何のために生きているのか分からなくなります。 好き勝手放題、やりたいことだけやって生きていればいいことに なってしまいます。 他人のことなど考えずに、自分さえ良ければそれでいいという 考え方になっても仕方ありません。 しかし、現在生きている人間は、決してそうはなっていません。 確かに、他国へやたらに戦争を仕掛け、自国の利益しか考えて いない国の指導者もいますが、基本的に人間は「より良く生きる」 という根本的な思想を持って生きています。 電車やバスに乗って、目の前にお年寄りが立ったら席を譲ることや、 「困っている人がいると助けなければ」と思うのは、意識しなく ても人間が「より良く生きる」という考え方をしているからだと 思います。 ということは、死んだ後も「何か」が残って、その「何か」が これまでに積み重ねてきた事実を評価するシステムがあると考える のが妥当かと思います。 その「何か」が「魂」というものであって、魂は永遠に存在する ものなのではないかと考えられます。 そう考えると、「この世で生きる」ということはかなり重要な 意味を持つことになります。 ▽「あの世」があると仮定して、「あの世」とはどのようなシステム になっているのでしょうか? 死んでみれば分かることですが、「とりあえず一回死んで見るか」 と軽く実行してみるわけにはいかないので、そういう知識を持って いる人に聞いてみるのが一番いいかと思います。 著者の江原さんは心霊研究をされていて、死後の世界に詳しい 方です。 江原さんは死後の世界を次のように説明しています。 「私たちの心霊科学の世界では、いわゆるこの現世と、亡くなった ばかりのときにいる世界を、もっと細かく幽現界という言い方を するんです」 「幽界と現界の間である、幽現界というのがいわゆる四十九日 までいられるという世界ですね。その次にくるのが幽界。そして、 霊界というところ」 「その幽界も段階の世界ですから、いわゆる差別界なんですけれ ども、下層部、中層部、上層部というようなことで分かれていく そうなんです」 現世→幽現界→幽界(下層部、中層部、上層部)→霊界という 順序になっているようです。 幽界というところは、その人の心のあり方や想念で作られる世界 で、その中層部に行くと、「サマーランド」と呼ばれる極楽に 近いところなるそうです。 そこからさらに霊格が向上すると霊界というところへ行き、そこで さらに魂の修行をするそうです。 霊界に行くと、またこの世に再生するかどうかを決定するそうです。 つまり、どこまでいっても自分を磨くということをしていかな ければならないのです。 じゃあ、「何もこの世に生まれてこなくても、霊界で修行すれば いいじゃなか?」と思いますが、実は、物質界と霊界では修行の 密度が違うそうです。 物質界では、自由にならない身体があって、物質に振り回される ためにかなりいい修行になるみたいです。 そして、物質界というのはこの世だけなのです。 だから、霊界に行ったとしても、また再生し現世に生まれてくる のです。 そういったことを考えてみると、一番の修行になる現世をどう 生きるかがかなり重要なことになります。 自分の人生を見直してみないとならないです。 この本は、著者2人の対談形式になっています。 現世に生きている私たちには、死後のことはわかりません。 しかし、「死後の世界は存在し、そこでは魂の修行が永遠に続く」 と考えると、自分の生き様を考えなくてはならないです。 |
| 子供部屋に入れない親たち―精神障害者の移送現場から |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:子供部屋に入れない親たち 副題:精神障害者の移送現場から 著者:押川剛 出版:幻冬舎 定価:1500円+税(文庫版が出ています) 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344000536/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1679139%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1 「精神障害者移送サービス」という仕事 2 家族の情景−移送ドキュメント 3 私が患者を説得できる理由 4 「患者」と「家族」の溝と絆 5 これから予想される事態、それにどう備えるか ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■■■□ この本は、2001年2月に出版されています。 著者は、警備会社の創業者で精神障害者移送サービスを専門に 行っています。 著書も何冊かあります。 精神障害者移送サービスと子供部屋に入れない親とはどのような 関係にあるのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)精神障害者移送サービスとは? 初めて知った職業です。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)精神障害者移送サービスとは? 「私が移送で見てきたケースだと、刃物を振り回して家庭内で 暴れている十代の少年は、母親に対して憎しみを抱いていました」 「身近な女性である母親に対して、すべての女性に対する歪んだ 憎悪が向けられているようでした」 「裕福な家庭では、子供は親にとってアクセサリーだったりします。 良い学校に合格して欲しい、医者になってほしいなどと言いながら、 自分を飾る存在の一つになって欲しいと願っているのです」 「そんな親にとって子供は、まさに人、物、金の一部でしかない のです。親が子供を、自分の気持ちを満たすための存在にして いれば、子供も自分勝手に気持ちいいことを求めるようになって も不思議はありません」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 特にありません 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「精神障害者移送サービス」とはどのような仕事なのでしょうか? ▽「精神障害者移送サービス」という職種があるのを初めて知った のですが、どのようなことをするのでしょうか。 家庭内暴力や引きこもり、普通ではない言動をとったり、刃物を ちらつかせたりして親を脅したり、といった何らかの問題を 抱えている人間を、病院へ移送する仕事です。 ひとくくりに「精神障害者」と書かれていますが、はたからみると 障害者に見えますが、本人にとってみると障害者でもなんでもなく、 ほとんどの場合は移送を依頼してくる親や親戚の「被害者」なの です。 自分の力では手を付けられなくなった親は、心が壊れている自分の 子供を病院に連れて行くことさえできません。 暴れられたり、部屋に閉じこもって全く話ができなかったり、 刃物を持って脅されたり、暴力を振るわれたりするので、自分 ではどうしようもなくなってしまうのです。 そういった子どもたち(子どもと呼べない年齢の人がほとんど ですが...)を説得し、納得させて病院に連れて行くのが 「精神障害者移送サービス」と言われる仕事です。 ▽この「精神障害者移送サービス」は、いろいろと批判を受けている 会社もあるそうです。 嫌がる本人を何人かで拘束し、無理やり車に押し込み、病院へ 移送する会社もあるそうで、マスコミのバッシングを受けたり することもあります。 著者が経営する警備会社では、無理に拘束したりすることはなく かならず本人と話をして説得し、本人の同意の元に病院へ移送 するそうです。 たとえ相手が刃物を持っていようとも、何年もひきこもっていたと しても、かならず本人を説得して病院に連れて行きます。 以前、佐賀で起きたバスジャック事件を見て、著者は「自分だったら 犯人の少年を絶対に説得できたのに...」と書いてます。 ▽では、実際の移送の現場とはどのようなものなのでしょうか。 この本には様々なケースが紹介されています。 自分の娘が部屋に閉じこもって刃物を持っていて、今日の夕方 までに病院に連れていかないと入院できない、と訴えてくる父親 がいます。 移送サービスを利用しようとする人はほとんどの場合、かなり せっぱ詰まっています。 費用がいくらかかるか聞かれるので教えると、その父親は額の 多さにびっくりし悩み始めます。 金額ではないと思うのですが、提示された額に父親が決心できず 何度かの交渉の末、ようやくその父親は依頼することにしました。 家に到着してみると、身内が何人も集まっていたそうです。 人がたくさんいても、誰もその娘を説得することができません でした。 カギがかけられたドアノブを取り外し、そこから中を覗いてみると 果物ナイフを手にして立っている女性がいます。 それでも著者は逡巡することなくドアを開け中へ入っていきました。 「こんなもの持っちゃ駄目だよ」 そう言って果物ナイフを掴み、そこから女性の説得を始めます。 刃物を取り上げられた娘に向かって、興奮した様子の母親が 「どれだけ恥を書かせれば気が済むの!!」 と詰め寄ります。 我が子の心の葛藤の根本原因が自分だということをまったく 分かっていない親の言葉です。 母親には部屋の外に出てもらって、娘と著者だけになって説得を 始めます。 母親を黙らせた著者に娘は心を許したらしく、あっさりと説得に 応じ病院に行くことを承諾します。 このように、著者の会社が行っている「移送サービス」とは、 緊急と危険を要する仕事なのです。 依頼をしてくる親というのは、社会的に成功している裕福な家庭の 親が多いとのこと。 しかも、著者が呼ばれて現場に駆けつけると、依頼者から見下した ように扱われることも多々あるそうです。 上流意識の強い家庭にありがちな態度なのだそうです。 ▽著者が言うには、移送サービスを依頼してくる家というのは、 実際に現場に行ってみて話を聞いてみると、親に問題がある場合 がほとんどなのだそうです。 問題となっている子どもはやはり「被害者」なのです。 著者は言います。 「私が移送で見てきたケースだと、刃物を振り回して家庭内で 暴れている十代の少年は、母親に対して憎しみを抱いていました」 「身近な女性である母親に対して、すべての女性に対する歪んだ 憎悪が向けられているようでした」 「裕福な家庭では、子供は親にとってアクセサリーだったりします。 良い学校に合格して欲しい、医者になってほしいなどと言いながら、 自分を飾る存在の一つになって欲しいと願っているのです」 「そんな親にとって子供は、まさに人、物、金の一部でしかない のです。親が子供を、自分の気持ちを満たすための存在にして いれば、子供も自分勝手に気持ちいいことを求めるようになって も不思議はありません」 人間の本性が見える緊迫した移送の現場では、その根本原因が 何なのかが著者にはすぐに分かってしまいます。 困っているのは、依頼してくる親のように見えますが、本当に 助けが必要なのは、移送される本人である場合がほとんどのよう です。 この本には、「精神障害者移送サービス」の仕事の内容と、いろ いろなケース、そして、著者が見てきた現場から得た家族、社会 の問題点を指摘する内容となっています。 そこから見えてくるキーワードは「家族」と「性」だそうです。 移送対象者は10代と30代が多いそうです。 その両方に見えてくるのは、家族の問題と、性の問題になるそう です。 事件は現場で起こっています。 |
| 時間の止まった家 「要介護」の現場から (光文社新書) |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:時間の止まった家 副題:「要介護」の現場から 著者:関なおみ 出版:光文社新書 定価:720円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4334032923/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1763324%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 「物あふれ」と家 第2章 「生き物」と「衛生」と家 第3章 「一人暮らし」と家 第4章 「不安」と「介護」と家 第5章 「共依存」と家 第6章 「さすらい」と家 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■□□□ 勇気 :■■■□□ 豊かな心:■■■■□ おすすめ:■■■■□ この本は、2005年2月に出版されています。 著者は、小児外科医として大学病院勤務の後、介護保険制度開始 前後の1999年より2002年まで東京の基幹型在宅介護支援 センターに勤務されていたそうです。 現在は、ロンドン大学に行かれています。 著書も何冊かあります。 実際の現場とは? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)要介護の現場とは? 事実は... 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)要介護の現場とは? 「家庭の中は、母親が発病する前からこのような状況だったため、 片麻痺となり、車いすでなければ移動できなくなった母親を介護 できる者はいなかった」 「手間がかかるようになった本人に対して、家族が、『公園の ゴミ箱に捨てるぞ』と脅すので、彼女は絶対に外に出ようとしない。 トイレも必死になって一人で行く」 「ヘルパーが母親のために作った食事は家族の口に入ってしまい、 ほとんど食べていないことに気がついたのは、彼女が栄養失調で 倒れてしまったあとだった」 「家族に見捨てられることが怖くて、いくらお腹が空いていても、 それを頑固に否定していたのである」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 介護のことを勉強しよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「要介護の現場」とはどのようなものなのでしょうか? ▽日本では西暦2000年に介護保険制度が始まりました。 私も40歳になったので、額は良く分かりませんが、保険料を 支払っています。 保険料も知らないですが、介護保険の内容も知りません。 自分がどのような状態になれば介護制度が利用できるのか、全く 知りませんでした。 しかし、この本を読む限り、どのような状況になろうともこの 日本にいる限り生きていけるような気がしてきました。 ▽著者は、介護保険制度がスタートした頃、介護サービスが民間へ 移行しようとしていた時期に、保険福祉センターというところで 専門の医師として働いていた方です。 その中でも、民間のサービスに敬遠される「困難ケース」と呼ば れる人々を個別に対応する部署にいたそうです。 「困難ケース」とは、どの様なケースかと言うと、著者の言葉では 「不思議な人々」がいる家で要介護の判断をするケースです。 ▽人間にはいろいろな人がいるので、どのような生活をしていようと その人の勝手です。 しかし、歳をとって子どもたちも独立し、しかも疎遠であったり すると、自分に介護が必要な場合でも、「介護」という言葉すら 知らない、知っていてもどうすれば利用できるのか分からない、 という状態の人もいます。 この本の冒頭で紹介されている78歳の男性は、戦後立てられた 今にも倒れそうなバラック小屋に未だに済んでいて、近所から 悪臭等の苦情が区役所に寄せられていました。 トイレには便器や床もなく、直接下水管が見えていたそうです。 広さは約4畳くらいしかなく、畳は腐っていて、奥には壁が無く 隣の家の壁が雨風をしのぐ役割をしていて、天井からの雨漏りも 壁を伝っていました。 この男性は、家の中にある財産を集めてみると1千万円以上ある にも関わらずそのような生活をしていました。 軽度の認知障害があり、「ここで誰も知らないうちに静かに死んで いければ、それ以上の望みはない」と立ち退こうとはしなかったの です。 男性の家の中には思い出がいっぱい詰まっていて、その家を移動 することができなかったのです。 「介護」という言葉には、「医療」という言葉が付随しますが、 この男性のように「医療」は余り必要がない「介護」というのも 存在します。 ▽もう一例、「困難ケース」を紹介します。 題名は「キンダーガーデン(幼稚園)」と付けられています。 既に交通事故で死亡してしまった父親はアルコール依存症で、 70歳の母親は小脳からの出血の後、片側が麻痺してしまい、 車いすが無いと生活できない状態です。 子どもが3人います。 長男は38歳で登校拒否、性同一性障害の疑いがあります。 次男は28歳で引きこもり、かつ家庭内暴力。 長女は26歳で同性愛者。 まるで絵に描いたような「共依存家族」です。 次男と長女は独立して仕事を初めていたそうです。 母親は「要介護」状態なのですが、誰も介護ができる人がいません。 小脳の出血で入院した病院から「家族の介護力に不安がある」 との連絡を受け、保健師が訪問するようになりました。 死んだ父親と病気の母親はどちらもアルコール依存の家庭で虐待 されて育った人で、その子どもたちもそれぞれに何らかの問題を 抱えていました。 その家庭の状況を、著者は次のように書いています。 「家庭の中は、母親が発病する前からこのような状況だったため、 片麻痺となり、車いすでなければ移動できなくなった母親を介護 できる者はいなかった」 「手間がかかるようになった本人に対して、家族が、『公園の ゴミ箱に捨てるぞ』と脅すので、彼女は絶対に外に出ようとしない。 トイレも必死になって一人で行く」 「ヘルパーが母親のために作った食事は家族の口に入ってしまい、 ほとんど食べていないことに気がついたのは、彼女が栄養失調で 倒れてしまったあとだった」 「家族に見捨てられることが怖くて、いくらお腹が空いていても、 それを頑固に否定していたのである」 人にはそれぞれに背負った課題があることは理解しているつもり ですが、何もここまでこの家族に課題を背負わせなくてもいいの ではないか、と思えてきます。 「要介護」の状態とは、身体の介護も必要ですが、家族の心理的な 介護も必要なのです。 「介護」の現場を少しでも知ることができて良かったと思います。 この本には、介護が必要な人、家族の中でも「困難ケース」と 呼ばれるケースが23例紹介されています。 他人の状況と自分の状況を比較することは間違っていることは 十分に承知しています。 しかし、私はこの本を読んで、現在の自分の幸せを実感しました。 家にいれば普通に話ができる家族がいて、普通にご飯が食べられて、 雨風がしのげる家があって、普通に衛生的な生活ができて、普通に 仕事ができて、朝普通に目覚めることができる。 しかも、本が読めて書評まで書いています。 こんな幸せなことないです。 「何事もなく普通である」ということは、もしかしたらとてつも なく幸せなことなのかもしれません。 |
| キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:キリスト教は邪教です! 副題:現代語訳『アンチクリスト』 著者:フリードリッヒ・ニーチェ 出版:講談社+α新書 定価:800円+税 購入:図書館で借りました ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062723123/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1787862%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 「神様」ってそういうことだったのか 第2章 キリスト教が世界をダメにする 第3章 キリスト教はイエスの教えにあらず 第4章 戦争を生み出す『新約聖書』 第5章 敵はキリスト教なり ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■□□□□ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■■□ この本は、2005年4月に出版されています。 著者は、1844年〜1900年に存在した、ドイツの哲学者です。 名前だけは知っています。 著書も多数あります。 何を根拠にキリスト教を否定しているのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)イエスの教えとは? 実はぜんぜん違うところにあったようです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)イエスの教えとは? 「最初に確認しておきたいのは、イエスの教えの中には『罪と罰』や 『報い』といった考え方がないことです。神と人間との距離関係は 全て取り払われている」 「イエスにとって、『信仰によってうけることのできる幸福』 とは、約束事ではなく、もっと現実的なものでした。それは 『信仰』ではなく、行動する過程で決まるのです」 「イエスの教えはこうです」 「自分に悪意を持っている人に対して、言葉でも、心のうちでも、 決して刃向かわない」 「外国人と自分の国の人を区別しない。ユダヤ人と非ユダヤ人を 区別しない」 「誰に対しても腹を立てない。誰をも軽蔑しない」 「法廷に訴えることもなく、誰の弁護も引き受けない」 「どんなことがあっても、たとえ妻が浮気をしても、離婚はしない」 「イエスはこれらの教えを実行に移そうとしました」 「イエスは自分が『神の子』であると感じるために、現実的に 人生を生き抜くしかなかったのです。そのことをイエスは本能的 に知っていました」 「どんなやり方をしても、『天国』に生きているという感じが どうもつかめない。そんなときには、どうすれば『自分が天国に いる』『自分は永遠である』と感じるようになれるのか。そういう 疑問をイエスは持っていたわけです」 「要するに、これはイエスのライフスタイルであって、新しい 信仰ではなかったのですね」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分の宗教観を確立しよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「イエスの教え」とはどのような教えだったのでしょうか? ▽日本人の特徴として、諸外国の技術や考え方を何でも取り込んで 自分のモノにしてしまう、というのがあります。 文字にしてもそうだし、科学についても同じです。 そして宗教も同じで、元もと日本の宗教として土着宗教(神道と 言うことにします)がありましたが、仏教が入ってきたら、 神道+仏教という方向へ進んできました。 「神様仏様」「やおろずの神」といった、キリスト教等の一神教 の宗教を信仰している人にとってみると、とても信じられない 宗教観を持っています。 キリスト教が入ってきたときも、その性格のため、一部の権力者 から疎まれてはいましたが、基本的には受け入れられたようです。 ▽日本の歴史では、キリスト教はずっと弾圧されてきました。 しかし、現在ではいろいろなところでキリスト教は「利用」され ています。 クリスマスと結婚式くらいでしょうか。 それも、キリスト教を信用しているわけではなく、ただ単純に 「利用」しているだけに過ぎません。 現在では日本のキリスト教信者は人口の1%くらいなのだそう です。 個人的な意見では、昔から多神教の教えが根付いていた日本には 一神教のキリスト教の教えのみを受け入れるということができな かったのではないかと思います。 「神様、仏様、イエス様」と、神様の中の一人になってしまう みたいです。 ▽現在では全世界の約30%の人々がキリスト教を信仰している そうです。 そのキリスト教をこき下ろしているのが「アンチクリスト」を 書いたニーチェです。 この本はその現代語訳で、とても分かりやすく書いてあります。 ▽個人的には、宗教というものに対してあまり良いイメージは持って いません。 どうしてかと言うと、教えを説いた人と、現在伝わっている書物が 別物のような感じがするためです。 キリスト教にしろ、仏教にしろ、その他の宗教にしろ、その教えを 説いた人がいて、その人の教えをまとめたものが、「聖書」とか 「教典」と言われているのですが、実際に教えを説いた人は、 書物を一切残していないのです。 例えばキリスト教は、イエスの死後数百年してから聖書がまとめ られています。 イエスの弟子(12人でしたっけ?)たちが教えを広めたことに なっていますが、その弟子達は、誰一人としてイエスの本当の 教えを理解している人がいなかったと言われています。 つまり、「聖書」や「教典」はイエスやブッダの直接の言葉では なく、又聞きの話なのです。 聖書を読んでみると分かりますが、何が言いたいのかサッパリ 分かりません。 牧師さんなど聖書を勉強した人が教えてくれないと、たぶん理解が できないと思います。 しかし、イエスもブッダもいろいろな人に向かって、いろいろな 話をしているようです。 富める者から貧しい者まで、聞こうとする者に対して、「その人が 理解できるように」教えを説いていたはずなのです。 誰でも理解できるように話をしていたはずなのです。 それが、書物になると、とたんに難しくなってしまいます。 ということは、現在に伝えられている書物というのは、おそらく ありもしないことが書かれていて、時の権力者の都合が良いように 書かれているのではないかと予想されます。 何を信じるかは、その人次第ですが、私には「神との対話」に 出てくる神の言葉の方が、素直に読むことができます。 「神は人を裁くことは決してない。神にとって、この世に起こる 事象は良いも悪いもない。ただ、観察しているだけ」 こちらの方がしっくりきます。 ▽では、じっさいにイエスという人は、何を伝えようとしていたの でしょうか? 著者は言います。 「最初に確認しておきたいのは、イエスの教えの中には『罪と罰』や 『報い』といった考え方がないことです。神と人間との距離関係は 全て取り払われている」 「イエスにとって、『信仰によってうけることのできる幸福』 とは、約束事ではなく、もっと現実的なものでした。それは 『信仰』ではなく、行動する過程で決まるのです」 「イエスの教えはこうです」 「自分に悪意を持っている人に対して、言葉でも、心のうちでも、 決して刃向かわない」 「外国人と自分の国の人を区別しない。ユダヤ人と非ユダヤ人を 区別しない」 「誰に対しても腹を立てない。誰をも軽蔑しない」 「法廷に訴えることもなく、誰の弁護も引き受けない」 「どんなことがあっても、たとえ妻が浮気をしても、離婚はしない」 「イエスはこれらの教えを実行に移そうとしました」 イエスにとっては、「信仰」や「儀式」や「祈り」というのは 意味の無いもので、「実践」を通してのみ神へと導かれると 考えていたみたいです。 イエスは、当時勢力を保っていたユダヤ教の教えを全て否定した ために、罰せられることになってしまったのです。 著者は言います。 「イエスは自分が『神の子』であると感じるために、現実的に 人生を生き抜くしかなかったのです。そのことをイエスは本能的 に知っていました」 「どんなやり方をしても、『天国』に生きているという感じが どうもつかめない。そんなときには、どうすれば『自分が天国に いる』『自分は永遠である』と感じるようになれるのか。そういう 疑問をイエスは持っていたわけです」 「要するに、これはイエスのライフスタイルであって、新しい 信仰ではなかったのですね」 何となく私が感じていたことを言葉にしてくれたような気がします。 イエスは決して「信仰しなさい」と言ったわけではなく、 「この宇宙はこういう仕組みになっているので、こういう時は こんなふうの考えたらいいんじゃないの?」と説いていたのでは ないかと考えられるのです。 どちらかと言うと、小林正観さんのような感じで、話を聞きに 来た人に説いていたのではないかと思います。 それが、イエスの死後いつの間にか全然違った方向へ進んでしまい、 現在の「キリスト教」という宗教になってしまったのだと思います。 先程も書きましたが、どうやらイエスの弟子たちはイエスのことを 全く理解していなかったみたいです。 本当のイエスの教えを聞いてみたいです。 この本は、キリスト教を「諸悪の根元」と言い切っていて、全編 でこき下ろしています。 世の中から戦争がなくならないのもキリスト教のせいで、間違った 教えが延々と現代まで伝えられている、と主張しています。 個人的には、「あながち間違いではないな」と思っていて、キリ スト教さえなければ、と言いますか、世の中に宗教というものが なければ、無駄な争いは減り、平和に生きていくことができるの ではないかと考えています。 要は「自分がどうあるべきか。何を選択すればいいのか」だと 思います。 |
| あなたの知らない妻がいる ―熟年離婚にあわないために |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:老人と海 著者:ヘミングウェイ 出版:新潮文庫 定価:400円+税 購入:ブックオフで250円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102100040/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1654567%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── ※目次はありません。 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■□□□□ 勇気 :■■■■■ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■■■ この本は、昭和41年(1966年)6月に出版されていて、 平成7年5月時点で第84刷(!)となっています。 長く読まれている本です。 著者はアメリカの作家で、この「老人と海」は1952年に発表 されていて、ピューリッツア賞を受賞しています。 また、1954年にはノーベル文学賞も受賞しています。 1961年に猟銃自殺しています。 どのような文章を書くのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)どのような物語なのか? 楽しんで読もう。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)どのような物語なのか? ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 特にありません 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「どのような物語」なのでしょうか? ▽先日、ブックオフの文庫版コーナーの外国人作家の棚をうろうろ していたときに、目に入ってきたのがこの本でした。 実はヘミングウェイの本を読むのは今回が初めてです。 名前は知っていましたが、その作品は今回紹介する「老人と海」と 「武器よさらば」しか知りませんでした。 ウィキペディアで調べてみると、長編が10作品、短編集が7作品、 その他が6作品発表されています。 その中でも、「老人と海」が高く評価され、ノーベル文学賞を 受賞しています。 ▽作品の舞台はキューバのとある漁港。 時代背景は、最後の方に飛行機が出てくるので、そんなに大昔の 時代の話ではありません。 主人公は、「サンチャゴ」という老漁師で、毎日小舟に乗って たった一人で漁に出ます。 しかし、老人はこのところ不漁続きで、84日間1匹も釣れて いません。 最初は、ある少年(助手?)が1人付いていて2人で漁に出かけ ていましたが、不漁が40日続いた時点で、少年の両親が別の舟に 乗せてしまいます。 少年は本当は老漁師と一緒に漁に出たいのですが、そうもいか ないようです。 ▽老漁師は1匹も釣れなくなって85日目、いつものように舟に 乗り込みます。 そして「今日は少し遠出しよう」と沖へ出かけます。 いくつか仕掛けを作り、魚が食いつくのを待ちます。 その仕掛けの一つに引きがありました。 右手に綱を持ち替えて魚が食らいつくのを待ちます。 綱の先には手作りの鉤(カギ)が付いていて、そこには鰯が何匹か エサとして付けられています。 すると、右手に持った綱に引きがありました。 ▽ハッキリ言ってしまうと、このあたりまでの前半約30ページ くらいはそんなに緊迫した雰囲気もないし、ツキから見放された 老漁師の哀愁が書かれているだけで、読むのを止めようかと思った ほどです。 しかし、ピューリッツア賞を受賞するほどの作品がそれで終わる わけはない、こんなに長く読まれているのは何か理由がある、 そう思って読み続けました。 読み続けて正解でした。 右手に持ち替えた綱(いわゆる釣り糸)と、エサをもぎ取って 行こうとする魚との攻防が始まったあたりから、急に緊迫した 場面になります。 この作品は、ここからの描写がすごいです。 ▽エサを食べようかどうしようか迷っている魚の気持ちを、老漁師は まるで目に見えているかのように感じています。 そして、とうとう魚はエサに食い付きました。 老漁師はエサに食い付いた魚のすさまじい力を感じます。 老漁師が乗っているのはおそらく2人か3人乗りくらいの木の船で 帆で風を受けて進む舟です。 そして、最終的に釣り上げることになる魚は「カジキマグロ」で 老漁師が乗っている舟よりも大きな巨大魚です。 エサに食い付いたところから、老漁師と巨大魚との息もつかせぬ 闘いが始まります。 巨大魚は、綱を身体に巻き付けた老漁師と、老漁師が乗っている 舟をぐいぐいと沖へ引っ張って行きます。 そしてまるまる3日間、舟ごと老漁師を引きずり回します。 すさまじいパワーです。 その間、ギラギラ照りつける太陽の中、老漁師はわずかな水と 釣りの餌として取っておいたわずかな魚と、巨大魚との闘いの 最中に釣った魚を食べて踏ん張ります。 手に傷を負い、身体のあちこちにも傷を負い、途中で気を失い かけながらも老漁師は巨大魚をしとめます。 エサに食らいついてから4日目のことです。 老漁師は、魚の余りの大きさに舟に引き上げることはあきらめ、 舟の横にくくりつけて港へ引き返すことにしました。 このクラスの魚は、漁師が一冬越せるくらいの収入になるそうです。 やっとの思いで闘いに勝った老漁師ですが、ここから第2の闘いが 始まります。 まだ、読んでなくて続きを知りたい方はぜひ読んでみて下さい。 かなり面白いです。 この本は、きっと釣り好きの人にとってはもっと面白い本だろうと 思います。 初めの方はあまり特徴のない内容ですが、途中からぐいぐい引き 込まれてしまいます。 引き込まれ方はシドニィ・シェルダンの本に似ています。 最後の方は、出だしと同じく哀愁漂う老人の姿に戻ってしまい ますが、どこかに満足感が感じられます。 こういう緊迫した文章はどうしたら書けるようになるのでしょうか。 |
| 老人と海 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:老人と海 著者:ヘミングウェイ 出版:新潮文庫 定価:400円+税 購入:ブックオフで250円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102100040/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1654567%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── ※目次はありません。 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■□□□□ 勇気 :■■■■■ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■■■ この本は、昭和41年(1966年)6月に出版されていて、 平成7年5月時点で第84刷(!)となっています。 長く読まれている本です。 著者はアメリカの作家で、この「老人と海」は1952年に発表 されていて、ピューリッツア賞を受賞しています。 また、1954年にはノーベル文学賞も受賞しています。 1961年に猟銃自殺しています。 どのような文章を書くのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)どのような物語なのか? 楽しんで読もう。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)どのような物語なのか? ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 特にありません 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「どのような物語」なのでしょうか? ▽先日、ブックオフの文庫版コーナーの外国人作家の棚をうろうろ していたときに、目に入ってきたのがこの本でした。 実はヘミングウェイの本を読むのは今回が初めてです。 名前は知っていましたが、その作品は今回紹介する「老人と海」と 「武器よさらば」しか知りませんでした。 ウィキペディアで調べてみると、長編が10作品、短編集が7作品、 その他が6作品発表されています。 その中でも、「老人と海」が高く評価され、ノーベル文学賞を 受賞しています。 ▽作品の舞台はキューバのとある漁港。 時代背景は、最後の方に飛行機が出てくるので、そんなに大昔の 時代の話ではありません。 主人公は、「サンチャゴ」という老漁師で、毎日小舟に乗って たった一人で漁に出ます。 しかし、老人はこのところ不漁続きで、84日間1匹も釣れて いません。 最初は、ある少年(助手?)が1人付いていて2人で漁に出かけ ていましたが、不漁が40日続いた時点で、少年の両親が別の舟に 乗せてしまいます。 少年は本当は老漁師と一緒に漁に出たいのですが、そうもいか ないようです。 ▽老漁師は1匹も釣れなくなって85日目、いつものように舟に 乗り込みます。 そして「今日は少し遠出しよう」と沖へ出かけます。 いくつか仕掛けを作り、魚が食いつくのを待ちます。 その仕掛けの一つに引きがありました。 右手に綱を持ち替えて魚が食らいつくのを待ちます。 綱の先には手作りの鉤(カギ)が付いていて、そこには鰯が何匹か エサとして付けられています。 すると、右手に持った綱に引きがありました。 ▽ハッキリ言ってしまうと、このあたりまでの前半約30ページ くらいはそんなに緊迫した雰囲気もないし、ツキから見放された 老漁師の哀愁が書かれているだけで、読むのを止めようかと思った ほどです。 しかし、ピューリッツア賞を受賞するほどの作品がそれで終わる わけはない、こんなに長く読まれているのは何か理由がある、 そう思って読み続けました。 読み続けて正解でした。 右手に持ち替えた綱(いわゆる釣り糸)と、エサをもぎ取って 行こうとする魚との攻防が始まったあたりから、急に緊迫した 場面になります。 この作品は、ここからの描写がすごいです。 ▽エサを食べようかどうしようか迷っている魚の気持ちを、老漁師は まるで目に見えているかのように感じています。 そして、とうとう魚はエサに食い付きました。 老漁師はエサに食い付いた魚のすさまじい力を感じます。 老漁師が乗っているのはおそらく2人か3人乗りくらいの木の船で 帆で風を受けて進む舟です。 そして、最終的に釣り上げることになる魚は「カジキマグロ」で 老漁師が乗っている舟よりも大きな巨大魚です。 エサに食い付いたところから、老漁師と巨大魚との息もつかせぬ 闘いが始まります。 巨大魚は、綱を身体に巻き付けた老漁師と、老漁師が乗っている 舟をぐいぐいと沖へ引っ張って行きます。 そしてまるまる3日間、舟ごと老漁師を引きずり回します。 すさまじいパワーです。 その間、ギラギラ照りつける太陽の中、老漁師はわずかな水と 釣りの餌として取っておいたわずかな魚と、巨大魚との闘いの 最中に釣った魚を食べて踏ん張ります。 手に傷を負い、身体のあちこちにも傷を負い、途中で気を失い かけながらも老漁師は巨大魚をしとめます。 エサに食らいついてから4日目のことです。 老漁師は、魚の余りの大きさに舟に引き上げることはあきらめ、 舟の横にくくりつけて港へ引き返すことにしました。 このクラスの魚は、漁師が一冬越せるくらいの収入になるそうです。 やっとの思いで闘いに勝った老漁師ですが、ここから第2の闘いが 始まります。 まだ、読んでなくて続きを知りたい方はぜひ読んでみて下さい。 かなり面白いです。 この本は、きっと釣り好きの人にとってはもっと面白い本だろうと 思います。 初めの方はあまり特徴のない内容ですが、途中からぐいぐい引き 込まれてしまいます。 引き込まれ方はシドニィ・シェルダンの本に似ています。 最後の方は、出だしと同じく哀愁漂う老人の姿に戻ってしまい ますが、どこかに満足感が感じられます。 こういう緊迫した文章はどうしたら書けるようになるのでしょうか。 |
| 読んだだけで人生が変わる能天気思考法―前にすすむための52のヒント |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:読んだだけで人生が変わる能天気思考法 副題:前にすすむための52のヒント 著者:生井利幸 出版:マイクロマガジン社 定価:1300円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4896372115/oyajimushicom-22/ref=nosim/ ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1章 能天気型ハッピーライフのすすめ 2章 能天気がダイナミックに仕事を成功させる 3章 能天気は恋愛上手 4章 能天気が確実にグッドフューチャーを掴む ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■□□□ 勇気 :■□□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■□□□ この本は2005年8月に出版されています。 著者は、大学で法学を専攻していた方で、現在は作家として執筆・ 講演を行う傍ら、企業等の顧問を務めている方です。 著書も多数あります。 能天気になれればそれに越したことはないですが... 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)能天気思考法とは? どのような効果があるのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)能天気思考法とは? 「私は“能天気”になることこそ、あなたの『夢』を実現する ための、初めの一歩であると確信します」 「私は、人の人生というものは、結局、『やるか・やらないか』 だと考えています。つまり、『行動力があるかどうか』という ことですね」 「行動をおこすためには、ぜひとも“能天気”になることが必要 です。『できなかったらどうしよう』というプレッシャーに怖じ気 づく前に、『きっとできる!』と“能天気”に考え、まずは行動 してみることです。実際に行動しなければ、『できる』ことも 『できない』ままで終わってしまいます」 ・毎日、くよくよするよりも、ハッピーなことを考えよう! ・100のうち、100のすべてがうまくいっている人はどこにも いない ・イヤな上司がいたら、単にイヤだと思うだけでなく、その人の いいところを見つけ出してみよう! ・最も避けるべきことは、失敗ではなく、『失敗を恐れ、何も しない』ということである ・相手に自分の劣等感を言えるようになったらもはやそれは劣等感 ではなくなる ・「自分の目の前に最高の幸せがある」のを認識しないことこそ、 人生における最大の不幸である ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 特にありません 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「能天気思考法」とはどのような思考法なのでしょうか? ▽人間の性格には様々なものがあります。 人の数と同じ数だけ性格があります。 当たり前です。 心配性の人、怒りっぽい人、泣くのが趣味の人、いつも楽しそうに 笑っている人、何かに怯えている人、神経質な人等、様々です。 人それぞれいろいろな性格があって、世の中が成り立っています。 みな同じ性格なら、きっと世界はあまり楽しくなさそうです。 この本で主張している「能天気になろう」というのも、理屈は 分かります。 あまりくよくよと悩まず、何事にも能天気で生きて行くことが できれば、人生楽しそうです。 でも、絶対にそうはならないのが人間のおもしろいところです。 神経質でいつも何事か不安を抱えている人は、いくら「能天気に なろう」と決意しても能天気には決してなれません。 怒りっぽくて、他人のやることなすことが全て気に入らない人が いくら「能天気になろう」と決意しても、絶対に能天気はなれ ないのです。 身も蓋もない言い方をすると、能天気になれるのは、もともと そういった資質を持った人で、能天気な親に育てられてきた人で なければなれません。 と、頭から批判的な考え方をすると、本を読んだ意味がなくなって しまいますね。 普通に本の紹介をします。 ▽「能天気」になると、何が良いのでしょうか。 著者は言います。 「私は“能天気”になることこそ、あなたの『夢』を実現する ための、初めの一歩であると確信します」 「私は、人の人生というものは、結局、『やるか・やらないか』 だと考えています。つまり、『行動力があるかどうか』という ことですね」 「行動をおこすためには、ぜひとも“能天気”になることが必要 です。『できなかったらどうしよう』というプレッシャーに怖じ気 づく前に、『きっとできる!』と“能天気”に考え、まずは行動 してみることです。実際に行動しなければ、『できる』ことも 『できない』ままで終わってしまいます」 能天気になるということは、自分の夢を実現するための行動を 起こすのに必要な素質のようです。 ▽では、どうすれば能天気になれるのでしょうか? この本には能天気になるための、ものの考え方が52紹介されて います。 そのなかからいくつか書き出して見ます。 ・毎日、くよくよするよりも、ハッピーなことを考えよう! 悩みがあるのは誰も同じです。ですから、悩みがあっても、 おおらかな気持ちを持って、能天気になりましょう。頭の中で 能天気なことを考えれば、些細なことなど気にならなくなり、 すこぶるハッピーになることができます。 ・100のうち、100のすべてがうまくいっている人はどこにも いない 人生は思い通りにならないから面白い代物なのです。この世の 中に、100のうち、100すべてが思い通りになる人はいま せん。だからこそ、人間は、『じぶんなりの工夫して生きる』 というおもしろさを味わえるのです。 ・イヤな上司がいたら、単にイヤだと思うだけでなく、その人の いいところを見つけ出してみよう! イヤな上司でも、いいところは必ずあるものです。自分から 積極的にいいところを見つけ出し、できるだけ、上司との間に 『心の壁』を作らないようにするべきです。 ・最も避けるべきことは、失敗ではなく、『失敗を恐れ、何も しない』ということである ここであなたに提案したいことは、『人間は失敗を通して成長 するものだ!』『失敗を恐れず、とにかくやってみよう!』 という“能天気型”発想法を供えて欲しいということなのです。 ・相手に自分の劣等感を言えるようになったらもはやそれは劣等感 ではなくなる 劣等感は、それを言わなければ心の中でずっと重くのしかかり、 言ってしまえば、それはもう劣等感ではなくなるのです。 ・「自分の目の前に最高の幸せがある」のを認識しないことこそ、 人生における最大の不幸である 自分の目の前にこそ最高の幸せがある、つまり、「目の前にいる パートナーこそが最も大切にすべき人」なのです。 以上、いくつか抜粋してみました。 賛成できる部分もありますが、著者だからそう思えるのではないか、 という部分がほとんどでした。 この本は、能天気になるための思考法が書かれています。 言いたいことはすごくよく分かります。 成功法則本や自己啓発本に書いてあることと同じ事が書いてあり ます。 しかし、それが皆に当てはまるのかというと絶対にそんなことは ないです。 能天気の素質がない人にこの本を読んでもらっても、おそらく 能天気にはなれません。 大人になった自分の性格を変えるのは、普通の人にはできないと 思います。 人間関係や親子関係の本をたくさん読んできて、そして、自分の ことをいろいろと考えてみると、性格はそう簡単には変えられ ないです。 |
| 心配性をやめる本 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:心配性をやめる本 著者:メリー・M・グールディング、ロバート・L・グールディング 出版:日本評論社 定価:1957円 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4535560145/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f716185%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 心配中毒 第2章 心配は習いおぼえるもの 第3章 家族の心配をコピーする 第4章 心配テスト−100の質問、それはあなたにとって 第5章 成長すること 第6章 考えること 第7章 行動すること 第8章 感じること 第9章 幸福であること 第10章 成功すること ※他、多数あるので省略します。 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■■□□ この本は、1995年4月に出版されています。 著者の一人、ロバートさんはもう亡くなられてますが、アメリカの 精神科医だった人で「再決断療法」という心理療法を確立した方です。 もう一人の著者、メリーさんはロバートさんの奥さんで、この人も 心理療法家です。 著書も何冊かあります。 心配性をやめるにはどうすればいいのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)心配性をやめる方法とは? 考え方を変えるだけみたいです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)心配性をやめる方法とは? 「心配性の人たちは独創力があります。ほんのちょっとした刺激 をもとに、手の込んだフィクションを紡ぎ出すことができます。 小切手が1枚段残高不足で戻って雇用物なら、破産物語をまる まる一編作り上げてしまいます。たまたま1回芳しくない成績表 がくれば、一生を棒に振ったほどの大失敗を空想します」 「心配性の人は、たとえ心配のために悲劇に巻き込まれたとしても、 心から同情してはもらえません」 「最初のうちこそ同情したり、何かと説得して心配をやめさせ ようと努力したりしてくれる友人たちもあるかもしれませんが、 やがては彼らも心配性の人たちをあざ笑ったり、叱りつけたり、 『くるかもしれない破滅』の物語を聞かされることに飽き飽き したりしはじめます」 「その結果心配性の人たちは、ないしょで心配するようになり、 ひいては『密室で自分を拷問にかける人』になっていきます。」 「心配性の人たちは中毒患者なのです。薬物やアルコールに中毒 している人があるように、彼らは心配に中毒しているのです」 「心配は、自分で起こす心理的中毒症で、子どものころに身につき、 一生続くものなのです。それは一つの癖です」 「それは人を何時間もの間、何日もの間、いやそれどころかまる まる一生、暗い気持ちの帳で包んでしまいます」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 心配を分析してみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「心配性をやめる方法」とはどのような方法なのでしょうか? ▽人間はいろいろなことを心配しながら生きています。 心配するから生きていけるというのもあるのですが、心配が度を 超すと生きているのが辛くなってきます。 全てが「心配」で覆われてしまい、常に何かに対して心配する ことになります。 以前「心配」について、いろいろと考えてみた結果、あることを 発見しました。 「心配」とは、まだ起きていない未来のことについてあれこれと 最悪の状況を考えているに過ぎないのです。 まだ起きていないことを集中して考えてしまうため、その心配事を 引き寄せる可能性が高くなります。 そうやって、心配を実現するしてしまうと、さらにさまざまな ことに心配をしてしまいます。 悪循環です。 著者は言います。 「心配性の人たちは独創力があります。ほんのちょっとした刺激 をもとに、手の込んだフィクションを紡ぎ出すことができます。 小切手が1枚残高不足で戻ってこようものなら、破産物語をまる まる一編作り上げてしまいます。たまたま1回芳しくない成績表 がくれば、一生を棒に振ったほどの大失敗を空想します」 ▽自分一人で心配しているだけなら、何も問題はありません。 しかし、心配性の人というのは必ず周囲の人に影響を与えます。 自分のパートナーを巻き込んだり、自分の子どもを巻き込んだり、 職場の人を巻き込んだりします。 著者は言います。 「心配性の人は、たとえ心配のために悲劇に巻き込まれたとしても、 心から同情してはもらえません」 「最初のうちこそ同情したり、何かと説得して心配をやめさせ ようと努力したりしてくれる友人たちもあるかもしれませんが、 やがては彼らも心配性の人たちをあざ笑ったり、叱りつけたり、 『くるかもしれない破滅』の物語を聞かされることに飽き飽き したりしはじめます」 「その結果心配性の人たちは、ないしょで心配するようになり、 ひいては『密室で自分を拷問にかける人』になっていきます。」 心配性も度が過ぎると、周りからも敬遠され、次第に孤独で 心配するようになってしまうのです。 心と身体に悪そうです。 周りの人たちは、心配性の人たちのことを、「好きで心配している」 と思うようになり、相手にされなくなります。 著者は言います。 「心配性の人たちは中毒患者なのです。薬物やアルコールに中毒 している人があるように、彼らは心配に中毒しているのです」 「心配は、自分で起こす心理的中毒症で、子どものころに身につき、 一生続くものなのです。それは一つの癖です」 「それは人を何時間もの間、何日もの間、いやそれどころかまる まる一生、暗い気持ちの帳で包んでしまいます」 根本的な原因は、やはり子どもの頃にあるみたいです。 ▽でも、心配性中毒は治すことができます。 しかも、上手くいけば今日とか明日、もしくは一週間といった 単位で治すことができるそうです。 その治し方を簡単に紹介します。 まず、もうこれ以上心配したくないことを一つ選び、次の質問に 答えます。 1.その心配は、現実のものになる可能性があるだろうか。 2.その心配が現実になる可能性(確率)はどのくらいあるだろうか。 3.私の心配が、現実のものになりそうな時期はいつか。 この最初の三つの質問に対する答えをよくよく見てみると、おそ らくその心配は現実化する可能性は低いか、まったく現実化する 可能性はないのではないかと思われます。 もし、少しでもその心配が実現しそうだったら、次の質問に答え ます。 4.その心配が現実化するのを防ぐために、何かできることがあるか。 5.私の心配が現実のものになるのを防ぐために、私はどんな 行動が取れるだろうか 6.私はその行動を取る医師があるか。 7.これが私が取る行動だ。 いつですか。 どこでですか。 なぜですか。 誰がですか。 どのようにですか。 その他に何かありますか。 これらの質問は、些細な心配事から、重大な心配事まで応用でき ます。 そして、いろいろと考えてみると、心配というのは実は実現しない 可能性の方が高いと言うことに気がつきます。 たとえ、実現する可能性が高くても、まだ実際に起きていない 未来のことなので、回避する方法はいくらでもあるのではないで しょうか。 この本には、心配性の人が自分で心配性をやめる方法が分かり やすく書いてあります。 そして、様々な事例が山のように書いてあります。 300頁を超えていますが、読むポイントはそんなに多くありま せん。 自分が心配性で日々安心して生活できないという方には、おすすめ の本です。 心配はするけども、すぐに忘れてしまう私には今のところあまり 必要のない本です。 |
| 人生ノート |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:人生ノート 著者:美輪明宏 出版:PARCO出版 定価:1600円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4891945699/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f966979%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1 日常生活の心がけ 2 「男は強くて女は弱い」という錯覚 3 子どもの教育・親の教育 4 情報型日本社会の不思議 5 人生はプラス・マイナス・ゼロ ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■■□□ この本は、1998年4月に出版されています。 著者は、17歳でプロ歌手としてデビューし、現在は演劇、コン サート、TV、ラジオ、講演活動などで幅広く活躍中の方です。 著書も多数あります。 著者の人生訓とは? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)生きがいを分けるとは? 人生はちょうど良くできています。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)生きがいを分けるとは? 「毎年、新入社員が入ります。会社は新入社員を口から食べ、 養分だけ吸収すると、お尻から老社員という食べカスを吐き出す のです。会社だけが生きがいだった人たちは、生きがいから三行半 の縁切状をつきつけられて出ていきます」 「定年後、生きがいをなくして、どうやって生きていったらよい ものやら、途方にくれる人も、これからどんどん出てくるでしょう」 「生きがいを会社一つにしぼって、家庭も何も『ふり捨てて型』 の人は、会社を辞めた後、オレはいったいあの会社にとって何 だったんだろう。オレは今まで何をしてきたんだろう、とむなしい 虚脱感にとらわれ、自己嫌悪に襲われてしまいます」 「家庭にも生きがいを感じ、趣味にも、女にも、副業にも色気を 感じ、会社にも生きがいをと、エネルギーをじょうずに分散して 生きていけば、一つや二つの生きがいがなくなっても、他の生き がいがまだいくつか残っているから、十分、老後も若い頃と同じ ように生きていけるはずなのです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 もっともっと楽しいことを見つけよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「生きがいを分ける」とはどういうことなのでしょうか? ▽日本は高齢化社会と言われています。 どの国も歴史上体験したことがないくらいの高齢化社会なのだ そうです。 この世には「時間」というものが流れているので、歳をとるのは しかたのないことです。 でも若いときも人生だし、歳をとっても自分の人生にかわりは ありません。 ただし、日本人の特性として「仕事に依存する」という人が多い ようです。 特にもうそろそろ定年を迎えようとする「サラリーマン男性」は 仕事に依存している人が多いので、その仕事を取り上げられた 定年後の人生の過ごし方が問題になります。 定年後、数年して亡くなってしまう男性が多いそうです。 日々の生活に「張り」が無くなるのだと思います。 せっかく、毎日の嫌なことを我慢し、 「リタイヤしたらあれをやって、これをやって...」 といろいろなことを考えていたのに、いざリタイヤしてみると、 自分には何も残っていないことに気がつきます。 自分の人生は仕事しか無かったのです。 このことを著者は次のように表現してきます。 「毎年、新入社員が入ります。会社は新入社員を口から食べ、 養分だけ吸収すると、お尻から老社員という食べカスを吐き出す のです。会社だけが生きがいだった人たちは、生きがいから三行半 の縁切状をつきつけられて出ていきます」 「定年後、生きがいをなくして、どうやって生きていったらよい ものやら、途方にくれる人も、これからどんどん出てくるでしょう」 厳しい言い方かもしれませんが、なかなか真実を突いていると 思います。 自分がいくら仕事に依存したとしても、会社は自分に依存しては くれません。 年齢が来て、頭も身体も柔軟性がなくなってきたところで「食べカス」 として吐き出されてしまうのです。 著者は言います。 「生きがいを会社一つにしぼって、家庭も何も『ふり捨てて型』 の人は、会社を辞めた後、オレはいったいあの会社にとって何 だったんだろう。オレは今まで何をしてきたんだろう、とむなしい 虚脱感にとらわれ、自己嫌悪に襲われてしまいます」 ▽現在は、定年してからの人生も長いです。 平均寿命で考えても、定年してから約20年弱くらいは生きて いることになります。 定年後の20年を何もせずボーっと生きるわけには行かないです。 では、どうすればいいのでしょう? 著者は、そのためには、在社中から生きがいをいくつかにわけて 持つことだと言います。 「家庭にも生きがいを感じ、趣味にも、女にも、副業にも色気を 感じ、会社にも生きがいをと、エネルギーをじょうずに分散して 生きていけば、一つや二つの生きがいがなくなっても、他の生き がいがまだいくつか残っているから、十分、老後も若い頃と同じ ように生きていけるはずなのです」 私もこの意見には賛成で、仕事は仕事で一所懸命にやる、絶対に 手を抜かないでやります。 仕事が楽しければベストですが、そうでもない人はたくさんいる と思いますが、とにかく仕事は一所懸命にやります。 でも、仕事にかける情熱と同じくらい、別のことにもエネルギー を向けるのです。 当然、「別のこと」は「楽しいこと」でなくてはならないです。 定時以降や休日は、仕事の事は忘れ、家でゴロゴロするのも 止めて、仕事以外で自分のやりたいことを、これも一所懸命に やります。 これをたくさん作っておけば、仕事がなくなっても何も恐れる ことはありません。 残り20年程の自分の人生を楽しく熱く生きることができます。 「生きがいを分ける」と著者は言いますが、分けるのではなく エネルギーを倍増させるというのが正しいと思います。 とにかく人生楽しんだ方がいいです。 この本は、著者の人生訓となっています。 読んでいて、著者と同じ考え方がたくさんあることに気がつきま した。 「人生はプラス・マイナス・ゼロ」というのもそうです。 人間の人生は上手いことできているらしく、「人生楽ありゃ苦も あるさ」です。 平均すると、ゼロになります。 現世ではそう見えなくても、魂の次元で見てみると確実にプラス・ マイナスはゼロになるみたいです。 悪いことばかりは続きません。 それよりも、人生楽しく生きるべきです。 |
| 自分の弱さとどうつきあうか―大人になれない大人のための心理学 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:自分の弱さとどうつきあうか 副題:大人になれない大人のための心理学 著者:加藤諦三 出版:ダイヤモンド社 定価:1300円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4478732558/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1558010%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1 生きることが辛いのは誰かのせいだろうか? 2 人生の重荷は背負うことで意味が生まれてくる 3 過去を積み重ねることで今ができる、未来へつながる 4 心の葛藤は成長によって解決していく 5 「自分なりの生き方」という口実に逃げてはいけない 6 不満で、孤独で、自分がわからないとき 7 嘘でない自分自身の人生を生き始めよう 8 自分自身の心と触れ合う、周囲の人の心と触れ合う ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■□□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■■□□ この本は2003年5月に出版されています。 著者は、心理学者で現在早稲田大学の教授をされています。 著書も多数あります。 自分の弱さとは、どのような弱さなのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)大人になれない大人とは? 自分はまだガキだと思ってます。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)大人になれない大人とは? 「もちろん口ではそう言いながらも彼らは心の底では世の中に 認めてもらいたいのである。集団自殺した彼らも、あるいは 『世の中なんてくだらない』と虚勢を張る若者も、『私を認めて!』 『オレを認めてくれ!』と叫んでいるだけである」 「『私たちは精神的なものを求める高貴な人間である』と言い、 自己賛美に酔っている。自分たちのほうが世の中の人たちより 優れていると感じることで満足しようとする」 「実は彼らの本質は精神的なものを求めるということとは反対で、 脅迫的に名声を追求しているだけである。彼らにとって第一に 大切なことは『他人に優越すること』である」 「しかし彼らには脂ぎった精悍な事業家のような強さがない。 心の底では世俗の中での成功を求めながら、現実から逃げて しまっているために。今の生活からは満足が得られない」 「この集団は心が満たされていない人々の集まりである。そこで 満たされない人々が集まって『私たちはこの世の中の人よりも 優れている』と主張することで満足感を得ようとしている」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 もっと大人になろう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「大人になれない大人」とはどのような大人のことなのでしょうか? ▽この本は、1997年3月にアメリカで起きた、「ヘブンズゲート」 という宗教団体のメンバー39人が集団自殺したという事件に ついて、著者がそのメンバーの心理を解き明かしてくれます。 確か日本でも報道され、かすかに記憶にあります。 そのカルト集団が自殺するまえに、メンバーがそれぞれビデオの 前で話をするという異例の事態になったそうです。 そのビデオを著者がアメリカのテレビで見ていて、そこに映って いたメンバーの表情や話し方、そして話の内容から、本当の主張が どこにあるのかを書いたものです。 ▽事件の簡単なあらましは以下の通りです。 「ヘブンズゲート」のメンバーはカリフォルニアにある豪華な 家で集団自殺したそうです。 「ヘール・ポップ彗星と一緒にUFOが迎えにくる。それに乗って 神の国へ行く」 「私たちは特別な人間」 「自分たちは天使として地球に送られてきた」 「自分たちはこの世の一般の人々よりも精神的なものを大切にする 優れた人間で、自分たちが死ぬのはこの世ではそうした精神的な ものが与えられないからだ」 といったようなことを主張していたそうです。 日本でも何度か聞いたことがあるようなセリフです。 ▽なぜ、彼らは「私たちは高貴な存在で、あなたたちは俗物」という ような考えを持ってしまうのでしょうか? 著者は言います。 「もちろん口ではそう言いながらも彼らは心の底では世の中に 認めてもらいたいのである。集団自殺した彼らも、あるいは 『世の中なんてくだらない』と虚勢を張る若者も、『私を認めて!』 『オレを認めてくれ!』と叫んでいるだけである」 「『私たちは精神的なものを求める高貴な人間である』と言い、 自己賛美に酔っている。自分たちのほうが世の中の人たちより 優れていると感じることで満足しようとする」 どうやらだれも認めてくれなかった自分のことを主張しようと しているみたいです。 まるで、子どもが「聞いて、聞いて!」と自己主張をするのと 同じようなことなのかもしれません。 年齢を重ね、「聞いて!」という主張が素直にできなくなった ために、自殺という手段を使い、しかも死の前にビデオに収まって メッセージを残すという手段をとったみたいです。 では、なせ彼らはそのような主張をしているのでしょう。 著者は言います。 「実は彼らの本質は精神的なものを求めるということとは反対で、 脅迫的に名声を追求しているだけである。彼らにとって第一に 大切なことは『他人に優越すること』である」 「しかし彼らには脂ぎった精悍な事業家のような強さがない。 心の底では世俗の中での成功を求めながら、現実から逃げて しまっているために。今の生活からは満足が得られない」 「この集団は心が満たされていない人々の集まりである。そこで 満たされない人々が集まって『私たちはこの世の中の人よりも 優れている』と主張することで満足感を得ようとしている」 何ともややこしい心理状態ですが、『私たちはこの世の中の人 よりも優れている』という考え方が高じてくると、オウム真理教の ように他人に危害を加える、という考えに発展してしまうのだと 思います。 ここで紹介されている「ヘブンズゲート」のメンバーは、運良く? 自殺のする方を選択しましたが、俗物の世の中から離れて生活 している得体の知れないカルト集団もあり怖いです。 これらの人々も、言いたいことは「聞いて、聞いて!」と自己 主張する子どもと同じなのではないかと思われます。 簡単に言うと、「世間の大人達に認めてもらって優越感に浸ること」 、どうやら一番の根っこはそういうことみたいです。 つまり「大人になれない大人」たちとは、自分たちが世間から 認めてもらえなくて、「私たちを認めて!」と素直に主張できず 「私たちは、あなた方よりも優れている」と主張している人々の ことのようです。 人間の精神の根っこというのは、やっぱり子どもの頃に基礎が できあがるみたいです。 この本は、「ヘブンズゲート」という宗教団体の集団自殺という 事件を元に「大人になれない大人」たちのことを、著者の視点で 詳細に解説した本です。 その心理状態については理解できましたが、このテーマで1冊の 本を書くのはなかなか難しいのではないかと思われます。 同じようなことを、別の表現で何度も解説されている箇所がたく さんあります。 本の題名にある「自分の弱さ」とは他人の言うことを素直に聞け ないことのようです。 |