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| 創世の守護神〈上〉 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:創世の守護神(上) 著者:グラハム・ハンコック、ロバート・ボーヴァル 出版:翔泳社 定価:1500円 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4881354205/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f838463%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1部 謎 第1章 地平線の住人 第2章 スフィンクスの謎 第3章 深まるミステリー 第4章 星と時間 第2部 探求者たち 第5章 霊能者、学者、スフィンクス 第6章 鉄板、フリーメーソン、遺品、シャフト 第7章 ロボット、ドイツ人、扉 第3部 二重性 第8章 二重性の手掛かり 第9章 スフィンクスとその地平線 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :□□□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■■■□ この本は、1996年10月に出版されています。 著者の一人、グラハム・ハンコックは、大学で社会学を専攻し、 現在は調査旅行と執筆に明け暮れる生活をしているそうです。 「神々の指紋」「神々の刻印」は世界中でベストセラーになって いるそうです。 もう一人の、ロバート・ボーヴァルは、土木建築技師として人生の 大半をエジプトや中近東で過ごすうちに、ピラミッドと星の相関 関係に興味を抱くようになったそうです。 ピラミッドは何のために存在するのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)ピラミッドやスフィンクスは何のために造られたのか? 知りたいです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)ピラミッドやスフィンクスは何のために造られたのか? ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 特にありません 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「ピラミッドやスフィンクスは何のために造られた」のでしょうか? ▽現代を生きる私たちは、基本的に未来を知ることはできません。 たまに見える人もいますが、きっと知らない方が楽しいです。 しかし、過去についてはある程度知ることができます。 何らかの文献が残っていたり、伝承が残っていたり、近代であれば 映像として記録に遺されていたりすれば、全てではないにしても ある程度の過去は知ることができます。 そして、人々は近いにしろ、遠くにしろ、過去にとても興味が あります。 しかし、近い過去であれば、比較的真実に近い過去を知ることは できますが、遠い過去になると、仮説でしかなくなります。 特に、歴史家や考古学者と呼ばれる人々にとっては、自分が立てた 仮説が正しいかどうかを知りたくてうずうずしていると思います。 現在の科学力では仮説を確認することはできませんが... ▽特に、人類の最初の文明だとか、もっと古ければ、生物誕生の 歴史だとか、もっともっと古ければ、地球が誕生した瞬間だとか、 宇宙誕生の歴史だとか、古ければ古いほど人々は知りたくなるの ではないでしょうか。 私も、とても興味があります。 中学・高校ではあれほど歴史が嫌いだったのに、今では歴史関係の 本を読むのが好きです。 ▽この本には、エジプトに存在するピラミッドとスフィンクスに 焦点を当てて、創造の謎を解き明かそうというものです。 ギザにあるスフィンクスとピラミッドは、古代エジプトの第4 王朝のファラオ、カフラー王によって建造されたとするのが現在の 考古学者の一般的な意見なのだそうです。 カフラー王は、紀元前2520年唐〜紀元前2494年までエジ プトを統治していたとのこと。 エジプトに関する様々な文献の中では、次のように書かれている そうです。 「スフィンクスは、カフラー王を象徴している」 というわけで、ピラミッドはカフラー王の墓で、スフィンクスも 同じ時期に造られたという見解です。 ▽しかし、一つおかしな点が出てきました。 現在のスフィンクスは風化が激しいそうです。 特に、「水による浸食」が首のあたりまで達しているとのことです。 一般的な見方だと、ナイル川が洪水を起こしそれによって浸食 されたとみるのが普通ですが、それが「スフィンクスの首のあたり まで」ということになると、高さが18メートルの洪水になるの です。 これは洪水とは言いませんね。 しかも、スフィンクスとは別の、同じように水に浸食されている 部分を探ってみると、そこからさらに30メートルの高さの洪水が 襲った計算になるそうです。 したがってどうやら洪水が原因でスフィンクスの身体が水に浸食 されていたわけではなさそうです。 ▽さらに、地質学的調査によるとスフィンクスの建造時期は、もっと も保守的に考えても「紀元前7000年から前5000年」に なるとのこと。 エジプト学者たちは、その頃のナイル地方には、新石器時代の 原始的な狩猟採集民しか住んでいなかったと主張しているそうです。 従って、スフィンクスが「紀元前7000年から前5000年」に 造られるはずがないと言って、まったくこの意見にはとりあって くれないのだそうです。 水による浸食が起きるのは、長い年月、水の中に埋まっていな ければなりません。 それが可能なのは、地球が最後の氷河期が終わった時代よりも 前に建造されていなければならないのです。 そうなると、スフィンクスは紀元前15000年以前に造られて いたのではないかということになります。 楽しくなってきました。 エジプトを調査している学者たちの間では、高度な文明を持った 人類は、約2500年前、最初にナイル川流域に住み着いたことに なっています。 それ以前には、高度な文明はなかったと... しかし、どうやらスフィンクスとピラミッドというのは、それ よりもはるか以前にもっと優れた文明を持つ太古の人々によって 造られているそうです。 ▽また、ピラミッドを形作っている石は、一つひとつが200トン あって、これを現代のクレーン技術で持ち上げることは、ほぼ 不可能なのだそうです。 それを、あれだけたくさんの石を積み重ねているのは、現在の 私たちよりもはるかに高度な文明によって造られているとしか 考えられないのです。 しかも、信じられないくらい精巧に。 現在の建築技術を持ってしても、ピラミッドのような精巧な建物を 造るのは至難の業なのだそうです。 ▽では、スフィンクスとピラミッドは、誰が、いつ、何の目的で 造ったのでしょうか? それが、この本で解き明かされます。 あくまでも仮説でしかありませんが... この本は、学者が書いているわけではないので、文献的な価値は ほとんど無いかもしれません。 しかし、著者が言っていることは、考古学者たちが言っている ことよりもスジが通っている気がします。 ピラミッドとスフィンクスは適当に造られていたわけではなく、 ある法則に基づいて、信じられないくらい精巧に作られています。 それは、天空の星たちに関係しています。 興味がある方は読んでみて下さい。 下巻がまだ手元にないので、手に入り次第読んでみたいと思います。 歴史は楽しい。 |
| CD付[新版]生きがいの創造 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:CD付[新版]生きがいの創造 著者:飯田史彦 出版:PHP研究所 定価:2400円 購入:ブックオフで1250円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569627943/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1539848%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 過去の人生の記憶 第2章 人生のしくみ 第3章 愛する故人とのコミュニケーション 第4章 「永遠の生命」を科学する意味 第5章 「ブレイクスルー思考」による生きがい論 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■■ 勇気 :■■■■■ 豊かな心:■■■■■ おすすめ:■■■■■ この本は2003年4月に出版されています。 1996年6月に初版の単行本が出版されています。 本の帯には「50万部を越えるベストセラーを全面改訂」とあり ます。 「生きがいの創造」はかなり売れているようです。 著者の本職は、「人間の価値観について研究する経営心理学者」 と紹介されています。 著書も多数あります。 今回はどのような発見があるのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)死後の世界でのコミュニケーション方法とは? 死後の世界ではどのように会話が成り立つのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)死後の世界でのコミュニケーション方法とは? 「もともとトランスパーソナルな存在(自己を超えてつながり 合っている存在)である私たちは、この物質世界を訪れてひとつの 肉体に入ったあとでも、肉体的な制限は受けながらも、やはり トランスパーソナルな存在として、心の奥ではつながり合って いるというわけです」 「たとえば、ある磁石(私)と別の磁石(あなた)が、間に1枚 の紙(肉体)を置いていても引き付け合うように、物質的には 紙(肉体)によって遮断されているかのように見えても、実は 磁力(見えないコミュニケーション)によって結ばれているのです」 「また、人生を終えたあとで、すでに先立っていた人々の意識体と コミュニケーションをとり、その人生での人間関係の秘密を理解 して互いに許し合うという、一種の儀式のような過程が待っている ようです」 「このような(退行催眠での)証言は実に多いため、人生で出会う 人々は、親友も宿敵もみな、深い理由に基づき、必然性があって 出会っているのだということがわかります」 「まず、生前は『キンキンした声でまくし立てるようにしゃべる人』 であった姉が、他界したあとには、『穏やかで、落ち着いてみて、 まるで、一緒にいる人の心を包み込むような感じ』になっていた という点です」 「言い換えれば、私たちは、この物質世界で生きている時には 自己中心的な性格であったとしても、人生を終えて本来の姿に なったあとには、みな『善なる存在』に戻っていくのです」 「また、『今は、夫の気持ちも理解できます』という証言からは、 物質世界では理解できなかった人の気持ちや、複雑な人間関係の しくみも、人生を終えて本来の姿に戻ったあとには、すべて理解 できるようになることがわかります」 「死後には完全にトランスパーソナルな状態に戻るため、自分 以外の存在の気持ちが、手に取るようにわかるからです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 現在は何を解決すべきか考えてみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「死後の世界でのコミュニケーション方法」とはどのような方法 なのでしょうか? ▽前回(3回目、Vol417)のメルマガで「愛する個人との再会」の ことについて紹介しました。 人は死んで肉体は機能しなくなっても、魂(この本では「意識体」 と表現しています。以降「意識体」と書きます)は永遠に存在し ます。 肉体という鎧を脱ぎ捨てた後、「意識体」は時間も空間も存在 しなくなり、何処へでも瞬時に飛んでいけるようになります。 ということは、たとえ愛する人が亡くなったとしても、いつでも どこでもつながっていることができるということになります。 ただし、肉体は存在しないので、基本的には触れることも会話を することもできません。 でも、つながっていられることは確かなのです。 ▽死後の世界へ旅立ち、肉体を持たない「意識体」という存在に なった時、どのようにして他の意識体たちとコミュニケーション をとるのでしょうか? ここでは、退行催眠によって、前世で死んだときの場面に戻った時 のことが書かれています。 どうやら、「思いが通じ合う」というコミュニケーション方法を とるようです。 相手の思っていることが実際に会話を交わさなくても分かって しまうのです。 物質界に存在していると、「思いが通じ合う」という状態は、 あまりよくないかもしれません。 表面上は、上手く付きあっていたとしても、心の中では全く違う ことを考えている場合もあります。 しかし、肉体を脱ぎ捨てて意識体になると、特にそのような心配は いらないみたいです。 著者は言います。 「もともとトランスパーソナルな存在(自己を超えてつながり 合っている存在)である私たちは、この物質世界を訪れてひとつの 肉体に入ったあとでも、肉体的な制限は受けながらも、やはり トランスパーソナルな存在として、心の奥ではつながり合って いるというわけです」 「たとえば、ある磁石(私)と別の磁石(あなた)が、間に1枚 の紙(肉体)を置いていても引き付け合うように、物質的には 紙(肉体)によって遮断されているかのように見えても、実は 磁力(見えないコミュニケーション)によって結ばれているのです」 「また、人生を終えたあとで、すでに先立っていた人々の意識体と コミュニケーションをとり、その人生での人間関係の秘密を理解 して互いに許し合うという、一種の儀式のような過程が待っている ようです」 「このような(退行催眠での)証言は実に多いため、人生で出会う 人々は、親友も宿敵もみな、深い理由に基づき、必然性があって 出会っているのだということがわかります」 つまり、愛で包まれている意識体どうし、肉体を持たない状態 では、本来は憎しみもなにもなく、したがって「思いが通じ合う」 という状態であっても、何の不都合もないのです。 しかも、物質界に肉体を持って生まれたときは、人間関係を学ぶ ために、お互いが様々な役割を持って生まれてくるのです。 そこには、お互いを死ぬまで憎しみ合うような関係を持つかも しれないし、表面上は何事もなく付き合っていたとしても、心の 中では嫌っている、という状態になるかもしれません。 しかし、それは何かを学ぶためにそういう役割を持って物質界に 生まれてきたのです。 例え肉体を持っていたとしても、人間の本質は「愛に包まれた 意識体」なのです。 ▽他にも、退行催眠によって、様々な証言が得られているそうです。 著者は言います。 「まず、生前は『キンキンした声でまくし立てるようにしゃべる人』 であった姉が、他界したあとには、『穏やかで、落ち着いてみて、 まるで、一緒にいる人の心を包み込むような感じ』になっていた という点です」 「言い換えれば、私たちは、この物質世界で生きている時には 自己中心的な性格であったとしても、人生を終えて本来の姿に なったあとには、みな『善なる存在』に戻っていくのです」 「また、『今は、夫の気持ちも理解できます』という証言からは、 物質世界では理解できなかった人の気持ちや、複雑な人間関係の しくみも、人生を終えて本来の姿に戻ったあとには、すべて理解 できるようになることがわかります」 「死後には完全にトランスパーソナルな状態に戻るため、自分 以外の存在の気持ちが、手に取るようにわかるからです」 たとえ現在、どうしても分かり合えない人がいたとしても、死んで 意識体の状態になると、なぜ分かり合えなかったかが理解できる ようになる、ということになります。 できれば、現世で分かり合えるのがベストなのでしょうが、たとえ 分かり合えなくても、死後までその分かり合えない関係を引きずる ことはありません。 現在、人間関係で苦しんでいる人も、自分で計画している人生を 終えた後は、「愛に包まれた意識体」になります。 安心してください。 しかし、本来の目的は、おそらく人間として生きている間に解決 すべき人間関係だと思います。 解決の道を探る努力をしてみましょう。 今回は、死後の世界でのコミュニケーションについて紹介しました。 死んで肉体が亡くなった後の世界というのは、「愛に包まれている」 世界なのです。 だとすると、安心して(?)現在を苦しむことができるという ことです。 しかし、「自殺して楽になろう」というのは確実に間違っている みたいです。 安心して現在を苦しみましょう。 |
| 父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書) |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:父親の力母親の力 副題:「イエ」を出て「家」に帰る 著者:河合隼雄 出版:講談社+α新書 定価:838円+税 購入:ブックオフで450円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062722844/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1732520%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 「家族」とはなんなのか 第2章 親子・夫婦の不協和音 第3章 父親のどこが問題? 第4章 母親のなにが問題? 第5章 子どもにとっていい家庭とは? 第6章 問題にどう対処するか ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■■□ この本は、2004年11月に出版されています。 著者は、先日亡くなってしまいました。 紹介文によると、臨床心理学者、京都大学名誉教授、スイスの ユング研究所に留学後、日本にユング派心理療法を確立、とあり ます。 文化庁長官を歴任されています。 著書も多数あります。 父親のどこが問題なのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)父親の問題とは? 父親とはどのような存在なのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)父親の問題とは? 「たとえて言うならば、『突撃!』と号令がかかったときに、 真っ先に突撃して死ぬのがもっとも強い父性だと思われていました。 しかし、そういうときに『どうして突撃しなければならないのか』 と問いただすのが、本当の父性なのです」 「日本では、『なぜわれわれは命令に服すべきなのか』とか、 そういうことは誰も言ってきませんでした」 「本当に強い父親というのは、子どもに対して、『世間がどうで あれ、自分の道を歩め。おまえのことはおれが守る』ということ でなければならないのに、日本の父親は、『世間の笑いものに ならないように』などと、世間の代弁者になってしまいます」 「日本で、これから父親が強くなろうとしたら、まったく新しい 父親像というものをつくりだす覚悟が必要です。明治の父親は 強かったからとあれを真似しようと思ったら、大きな間違いを 起こすことになります」 「あれは、父親がいばるための制度であったにすぎません。人間 としては、鍛えられていませんでした」 「西欧のきびしい父性というのは、個人主義をつくるための根本 原理です。言い換えれば、『個人で生きる力のない者は死ね』と いうのが父性原理です。ですから、きびしい父性というものは、 日本人はなかなか持ちにくいわけです」 「日本人は本当の父性というものを理解できていません。『父親 を強くしろ』と言っている人は、『怖い父親』のことばかりを思い 描いています。怖い父親というのは、父性原理ではなく、母性原理 の体現者として怖かっただけです」 「父親の存在感というのは、殺すか生かすかという生殺与奪の 権力と、それを行使する判断力や勇気を持っていなければ出ては きません」 「本来の意味での父性というのは、日本の歴史にはなかったこと です。だから、父権の復活ではなくて、私たちは父性を創り出して 行かなければならないのです。日本のカルチャーの中から、そう いう父親を創造していくのだと言うくらいの気構えがないと、 達成することはできないでしょう」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分の人生哲学を確立しよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「父親の問題」とはどのようなことなのでしょうか? ▽この本には「父親のどこが問題?」という章があります。 母性という言葉がありますが、父性という言葉もあります。 「母性」はなんとなくわかりますが、「父性」と言われてもなか なかピンときません。 「父性」と聞くと、「強い」というイメージがあります。 父親に必要な「父性」とは、どのようなことなのでしょうか。 著者は言います。 「たとえて言うならば、『突撃!』と号令がかかったときに、 真っ先に突撃して死ぬのがもっとも強い父性だと思われていました。 しかし、そういうときに『どうして突撃しなければならないのか』 と問いただすのが、本当の父性なのです」 「日本では、『なぜわれわれは命令に服すべきなのか』とか、 そういうことは誰も言ってきませんでした」 ということは、武士の時代から明治、昭和にかけて思われてきた 「強い男」というのは、本当の父性の現れではない、ということ になります。 父性とは、「本当に大切なことは何なのか?」ということを、 いかなる場面でも考えることができることだったのです。 著者は言います。 「本当に強い父親というのは、子どもに対して、『世間がどうで あれ、自分の道を歩め。おまえのことはおれが守る』ということ でなければならないのに、日本の父親は、『世間の笑いものに ならないように』などと、世間の代弁者になってしまいます」 「世間がどうであれ、自分の道を歩め。おまえのことはおれが守る」 こんなことが言える父親になりたいですね。 それには、父親自身が自分の道を歩んでいないと言えないセリフ です。 ▽ただ、先程も少し書きましたが、日本で言われる「父性の復権」 という主張を読んでみると、明治期の父親像を想像している場合が ほとんどなのだそうです。 しかし、著者は「それは違う」と主張しています。 「日本で、これから父親が強くなろうとしたら、まったく新しい 父親像というものをつくりだす覚悟が必要です。明治の父親は 強かったからとあれを真似しようと思ったら、大きな間違いを 起こすことになります」 「あれは、父親がいばるための制度であったにすぎません。人間 としては、鍛えられていませんでした」 確かに、いろいろな本を読んでみると、明治期の父親というのは 「家長制度」の上に成り立っていました。 人間ができているかどうかはまた別問題で、とりあえず跡取り というだけで、家の中でいばっていられたのです。 どうやらそれは本来の「父性」ではないみたいです。 ▽では、本当の父性とはどのようなものなのでしょうか? 比べても仕方がないのですが、西欧の父性というのが書いてあり ます。 著者は言います。 「西欧のきびしい父性というのは、個人主義をつくるための根本 原理です。言い換えれば、『個人で生きる力のない者は死ね』と いうのが父性原理です。ですから、きびしい父性というものは、 日本人はなかなか持ちにくいわけです」 確かに、大昔から日本人は「和」を大切に生きてきました。 個人主義とは正反対の生き方です。 「皆で相談し合って決めていきましょう」というのが、もともとの 日本のやり方です。 でも、本来の父性というのは、個人主義を基本に持ってないと 「父性」とは言えないもののようです。 著者は言います。 「日本人は本当の父性というものを理解できていません。『父親 を強くしろ』と言っている人は、『怖い父親』のことばかりを思い 描いています。怖い父親というのは、父性原理ではなく、母性原理 の体現者として怖かっただけです」 「父親の存在感というのは、殺すか生かすかという生殺与奪の 権力と、それを行使する判断力や勇気を持っていなければ出ては きません」 ということは、日本人には「父性」をもつことは難しい、という ことになると思います。 古来、日本人は「和をもって尊しとなす」の精神で生きてきました。 それを、いきなり個人主義を基本に「父性」を確立しようとしても 無理があります。 つまり、この日本で「父性」を考える場合、新たに創り出すしか ない、ということになります。 著者は言います。 「本来の意味での父性というのは、日本の歴史にはなかったこと です。だから、父権の復活ではなくて、私たちは父性を創り出して 行かなければならないのです。日本のカルチャーの中から、そう いう父親を創造していくのだと言うくらいの気構えがないと、 達成することはできないでしょう」 「父親を創造する」 なかなかいい響きです。 この本は、著者が様々な臨床心理士たちの質問に答える形で書か れています。 父親とは何か?母親とは何か?子どもにとっての親とはどのような ものなのかが、分かりやすく書かれています。 著者は、父親には全般的に「宗教観」が必要だと主張しています。 命とか、死とか、人生等を明確に家族に伝えることが出来るのが 父親の役割として必要だと書いています。 父親には何らかの人生哲学が必要みたいです。 |
| 学校に行かなければ死なずにすんだ子ども |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:学校に行かなければ死なずにすんだ子ども 著者:石坂 啓 出版:幻冬社 定価:1500円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344000749/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1337628%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1 学校の近くにいる子どもたちへ子どもの近くにいる大人たちへ 2 子どもの周辺 3 小学生たち ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■□□□ 勇気 :□□□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■□□□ この本は、2001年5月に出版されています。 著者は、女性の漫画家で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門で 大賞を受賞しているそうです。 著書が多数有ります。 教育問題の本だと思って買ったのですが... 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)学校の問題点とは? いろいろと問題はあります。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)学校の問題点とは? 「学校は、降りてもいい場所であると、大人たちはまず子どもに 言ってあげてください。何が何でも学校に合わせる必要はないの だと」 「自分の心や身体が傷つけられるように感じた場合、自分自身の 声がSOSを発していると感じた場合、危険な場所からまず離れる ことが必要です。それは正当な判断です」 「学校に行けなかったらどうするんだとか、みんなが行っているの にどうして行けないんだとか、周囲が子どもに強いてはいけません」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 もっと子どもたちを見つめてみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「学校の問題点」とはどのような部分なのでしょうか? ▽この本は、題名に引かれて買いました。 確かに、学校に行かなければ死なずにすんだ子どもたちは日本 全国にたくさんいます。 日本の教育の問題点を論じた本かと思って買ったのですが、実際に 教育問題を訴えているのは、270頁中、前半の70頁分くらい しかありません。 残りは、著者の子育てエッセイみたいなのが延々と続きます。 どうやら、この本のために書いた部分は、前半の70頁くらいで あとの200頁は雑誌の連載記事を編集したもののようです。 それでもせっかく貴重な時間を使って読んだので、前半の部分 からいくつか紹介します。 ▽人間はなぜ学校に行かなければならないのでしょうか? 先進国と言われる国々では、幼少期から小学校へ通って「教育」 します。 しかも、6歳からの9年間は「義務教育」といって、必ず行かな ければなりません。 例え学校が面白くなくても行かなければならないのです。 面白くないだけなら良いかもしれませんが、中には学校に通うのが 死にたくなるほどつらい子どもだっています。 先日読んだ「未来の君が待つ場所へ」の宮本延春さんのように 「小中学校は毎日地獄の日々だった」という人もいます。 そのような思いをしてまでなぜ学校に通わなければならないので しょうか? 大人の世界に置き換えてみると分かりやすいかもしれません。 もし、自分が会社へ行って、毎日30〜40名の社員から言葉と 体の暴力を受けていたとしたらどうするでしょうか? とりあえずその会社に行くのを辞めて、別の仕事を探します。 確実に9年間も我慢して会社へ通う、なんて人はまずいないと 思います。 もしかしたら、いじめられて2、3日でうつ病か何かになって しまうかもしれません。 それなのに、子どもは毎日いじめられたとしても、「義務教育 だから学校へ行きなさい」と言われてしまうのです。 ▽もう一つ別の見方をしてみます。 例えばどこかへ就職したとして、その仕事が自分には全く合わない ということが分かったとします。 例えば、プログラムを作ったり、文章を書いたりするのが好きな 技術系の私が営業職の仕事に就いたとしたら、私は間違いなく その仕事を辞めます。 今でも、その仕事をやれと言われたら確実に辞めます。 それは、私のやりたいことではないから。 大人が職業を選ぶときは「職業選択の自由」が憲法で保障されて います。 それなのに、小中学校へ通う子どもたちは、いくら自分に勉強が 合わないと思っても、いくら自分には体育は面白くないと思っても、 どれだけ算数が理解できないと思っても、そこを辞めることは できないのです。 大人は、職業を選択する自由が憲法で保障されているのに、子ども たちは何を学ぶか選ぶことすらできません。 これは明らかにおかしいです。 勉強をしたい人は、二宮金次郎みたいに、寺子屋の外にいても 勉強します。 そういう子どもたちがもっと深い勉強をすればいいだけで、勉強が 自分に合わない、つらいと思った子どもたちは、「読み書き・計算」 くらいは教えてもらって、後は自由に学びたいことを学ばせる、 というのが一番良いのではないでしょうか。 そうすれば、学校へ行くのが楽しくなるのではないかと思います。 ▽学校の先生も同じです。 人間は、どんなに素晴らしい人格の持ち主でも、自分とは合わ ないと思う人が必ずいます。 大人であれば、避けようと思えばいくらでも避けられます。 会社で自分とは合わない上司がいたとしても、簡単な話、会社を 辞めれば、その関係から抜けることができます。 会社を辞めなくても、異動願いが通用するのであれば、嫌いな 上司の元からいなくなることができるのです。 学校の先生も同じではないでしょうか? いくら素晴らしい先生であったとしても、合わない子は合いません。 でも、学校というところは「逃げ場」がありません。 嫌いな先生に当たったとしても、最低1年は我慢しないとなら ないのです。 自分で選ぶことができないので、もしかしたら合わない先生と 2年とかそれ以上の期間を毎日過ごさなければならないのです。 勉強が嫌いで、先生も嫌いで、毎日学校でいじめられている子どもも、 その学校へ行かなければならないのです。 大人で置き換えてみると、自分にはその仕事がぜんぜん合わなくて、 上司も嫌いで、しかも他の社員から毎日いじめられたとしたら、 どうなってしまうでしょうか。 それでも、「仕事に行け」と言われたら、確実に心が壊れます。 子どもも同じです。 だとしたら、子どもだって「逃げる権利」があってもいいのでは ないでしょうか? 嫌だったら学校に行かなければいい。 簡単にそう思います。 ▽著者も次のように言います。 「学校は、降りてもいい場所であると、大人たちはまず子どもに 言ってあげてください。何が何でも学校に合わせる必要はないの だと」 「自分の心や身体が傷つけられるように感じた場合、自分自身の 声がSOSを発していると感じた場合、危険な場所からまず離れる ことが必要です。それは正当な判断です」 「学校に行けなかったらどうするんだとか、みんなが行っているの にどうして行けないんだとか、周囲が子どもに強いてはいけません」 確かにそうだと思います。 先程も書いたとおり、大人には逃げ道がいくらでもあるのに、 子どもたちには逃げ道がない、という状況は間違っています。 子どもたちにも、たくさんの逃げ道を用意してあげるべきだと 思います。 まずは家庭から。 この本の最初の70頁くらいまでは、教育問題として納得できる ことが書いてあります。 そこまではよかったのですが、その後は子育てエッセイになって いて、読むところはあまりないです。 好きな人にはいいかもしれませんが... 子どもたちの教育現場は、理不尽な部分が多々あります。 学校で一度習って、その後の人生では一度も使わないことが山ほど あります。 そんなことに時間を割いていろいろ無駄なことを詰め込むよりは 自分がやっていて楽しいことを見つけた方が、後々の人生で役に 立つのではないかと思います。 大人になってから自分の好きなことを見つけるというのは、大変 難しいことです。 何十年も封印してきたのですから、そうやすやすと見つかるわけ がありません。 だとしたら、封印しなければいいと思います。 |
| 浮気人類進化論―きびしい社会といいかげんな社会 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:浮気人類進化論 副題:きびしい社会といいかげんな社会 著者:竹内久美子 出版:晶文社 定価:1300円 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4794960433/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f307286%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 人間の起源 第2章 さまざまな結婚 第3章 きびしい社会 第4章 いいかげんな社会 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :□□□□□ 豊かな心:□□□□□ おすすめ:■■■□□ この本は、1988年5月に出版されています。 著者は、紹介文によると、「大学で動物行動学を専攻」としか 書かれていません。 著書が何冊かあります。 人類はどのように進化してきたのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)ヒトはなぜヒトになったのか? ぜひ知りたいですね。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)ヒトはなぜヒトになったのか? 「狩猟や戦争を重視する従来の考え方では、人間の言語能力の 進化は説明できない。言語に対するもっと別の切実な必要性が、 人間の知能を高め、人間を人間たらしめる最大の推進力になった のではないかと思う」 「人間の夫は妻の貞節を信じて狩りに出かけ、妻は夫が狩りに のみ精を出してくれるものと信じて送り出す。集団で狩りに出か ける場合には、夫の仲間達に彼の監視を依頼するかもしれない」 「狩りに出かけた夫達は自分の家族のために仕事に励むが、余裕が あればさらに多くの子孫を遺すための『課外活動』も行うだろう。 そうして何食わぬ顔で帰ってくるのだ」 「男が、『課外活動』において成功するには、うまい言葉遣いに よっていかに女をその気にさせるかが重要なポイントとなる。 また、そういう男を父として生まれてきた息子もいずれ父譲りの 口のうまさで大いに成功を収めることだろう。こうして男は 『口説く』能力を進化させたのである」 「一方、妻は夫の浮気を防ぐ手だてを考えなければならない。 夫が『課外活動』に熱心になりすぎれば持って変える獲物も少なく なるだろうし、最悪の場合には夫がまったく帰って来なくなる ことだってありうる」 「そこで妻たちのとった対応策は、近所の奥さんたちと『立ち話』を することだった。近所にすむ女どうしはライバルとしてけん制 しあうのではなく、互いに情報提供者としての同名を結んだの である」 「こうして婚姻をめぐるさまざまな場面で、おとこにも女にも 必要になった言語が、脳を発達させ、人間を人間たらしめる最大の 原動力になったのだと私は考える」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 特にありません 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「ヒトはなぜヒトになった」のでしょうか? ▽今回は、少し雑学的な本を読んでみました。 なかなか書評を書くのが難しいのですが、読んだ本がこれ1冊しか なかったので書いてみます。 ▽人類、つまり「ヒト」はどうやって出現したのでしょうか? 今のところ、猿から枝分かれして進化してきたことになってい ます。 猿から類人猿、そして現代人へと長い時間をかけて進化してきたと 学校でも習いました。 ダーウィンの「種の起源」には、生き物はその環境に合うように 長い時間をかけて進化していくようなことが書かれていました。 (たしかそうだったと思います...) この本の主旨から少し離れますが、私が個人的に考えていること があります。 それは、「人類は進化したのではなくていきなり出現した」と いうことです。 簡単に言うと、アダムとイブみたいに何ものかが創り出したのでは ないかと思ってます。 確かに、発見されているいくつかの類人猿のように、猿からヒト への進化途中と思われるような形をした生き物の骨が見つかって はいますが、それは部分的にしか発見されてません。 つまり、その進化過程の骨がたくさん見つかってもおかしくはない はずです。 しかし、実際にみつかっているのは、何種類かの類人猿の骨しか ありません。 しかも、猿は進化の途中で様々な種類に枝分かれして現在に至って います。 最も人間に近いのが、チンパンジーと言われているそうです。 だから、人間は猿から進化したということになっているのですが おかしいのは、チンパンジーから、もしくはその他の猿からヒトに 至るまで、枝分かれした種類が生き残ってないのです。 猿は何種類か分かりませんが、あれだけたくさんの種類に枝分かれ して現在に至ります。 しかし、ヒトは、過去に生きていた類人猿の骨は見つかってますが、 ヒトに似た種類はなくて、いきなりヒトしか存在しません。 これは、猿の例と比較してもおかしいです。 しかも、何の進化の過程もなく、人種によって肌の色は違うし、 骨格も違うし話す言葉も違うのです。 これは何ものかによって、そのように作られたとしか思えません。 私の持論は、以下の通りです。 「ヒトは猿から進化してきたわけではなく、何ものかによって 何種類かのヒトが作られ、それがいきなり出現した」 「猿から進化した」と考えるよりも、こちらの方が何だかおもしろ そうではないですか? ▽この本ですが、とりあえずヒトは猿から進化したという「進化論」 を軸にしています。 ヒトは、他の猿と違って、様々な道具を使います。 より高度な道具を作って狩りや戦いに勝ち、その結果強い者だけが 生き残り、手先を器用に使うことによって、脳が発達し、言葉が 使えるようになった、という説もあるそうです。 しかし、著者はその説には賛同できないそうです。 昔から、道具を作って狩りに出かけたのは男性で、女性は家に 残って仕事をしていたにもかかわらず、むしろ女性の方が言語 コミュニケーション的には発達しています。 ということは、高度な道具を作って、その結果手先が器用になり 脳が発達し、言葉が使えるようになった、という説は間違っている のではないか、というのが著者の反論です。 ▽では、著者はどのように考えているのでしょうか。 著者は言います。 「狩猟や戦争を重視する従来の考え方では、人間の言語能力の 進化は説明できない。言語に対するもっと別の切実な必要性が、 人間の知能を高め、人間を人間たらしめる最大の推進力になった のではないかと思う」 確かに著者の言う通りかもしれません。 では、「言語に対するもっと別の切実な必要性」とは、どのような ことだったのでしょうか? 少し長いですが引用します。 「人間の夫は妻の貞節を信じて狩りに出かけ、妻は夫が狩りに のみ精を出してくれるものと信じて送り出す。集団で狩りに出か ける場合には、夫の仲間達に彼の監視を依頼するかもしれない」 「狩りに出かけた夫達は自分の家族のために仕事に励むが、余裕が あればさらに多くの子孫を遺すための『課外活動』も行うだろう。 そうして何食わぬ顔で帰ってくるのだ」 「男が、『課外活動』において成功するには、うまい言葉遣いに よっていかに女をその気にさせるかが重要なポイントとなる。 また、そういう男を父として生まれてきた息子もいずれ父譲りの 口のうまさで大いに成功を収めることだろう。こうして男は 『口説く』能力を進化させたのである」 「一方、妻は夫の浮気を防ぐ手だてを考えなければならない。 夫が『課外活動』に熱心になりすぎれば持って帰る獲物も少なく なるだろうし、最悪の場合には夫がまったく帰って来なくなる ことだってありうる」 「そこで妻たちのとった対応策は、近所の奥さんたちと『立ち話』を することだった。近所にすむ女どうしはライバルとしてけん制 しあうのではなく、互いに情報提供者としての同名を結んだの である」 「こうして婚姻をめぐるさまざまな場面で、男にも女にも必要に なった言語が、脳を発達させ、人間を人間たらしめる最大の原動力 になったのだと私は考える」 なかなか面白い説です。 しかも、著者はかなり真面目に考察しています。 もし、そうやって猿からヒトへ進化してきたとすると、世の中は 大昔から嫉妬渦巻く世界だったのではないでしょうか? この本には、猿やヒトの他に、カマキリやトンボ、蝶など、様々な 動物の夫婦のあり方が書かれています。 中でも、カマキリやトンボのオスは命がけでメスを口説きます。 著者が提唱する「ヒトの進化の理由」を信じるかどうかは、読んだ 人次第です。 話のネタとしては面白い本かもしれません。 |
| 生きがいの催眠療法―光との対話が人生を変える |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:生きがいの催眠療法 副題:光との対話が人生を変える 著者:飯田史彦、奥山輝実 出版:PHP研究所 定価:1500円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569613756/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1203784%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 時空を超えたドラマ 第2章 さまざまな人生 第3章 人生の目的 第4章 ソウルメイトとの関係 第5章 病気であることの意味 第6章 死ぬという始まり ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■■■□ 豊かな心:■■■■□ おすすめ:■■■■□ この本は、2000年11月に出版されています。 著者は、私の人生観を変えてしまった「生きがいの創造」を書いた 飯田さんと、今回は催眠療法を施術する医師である奥山さんの共著と なっています。 催眠療法で何が変わるのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)人生を正しく生きるための五原則とは? 催眠療法を行うと何かに会えるそうです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)人生を正しく生きるための五原則とは? 1.ただ愛すればよい。しかし、賢く上手に愛さなければならない。 2.より試練多き道に挑戦せよ。試練なき道に、成長はない。 3.死を恐れる必要はない。しかし、自ら死を選んではならない。 4.人に迷惑を書けることは避けられない。したがって、迷惑を かけたまま放置しておくことを、やめれば良いのである。 5.知識・人脈・経験は、そのものは価値を持たない。それを 善用しようと努力する時、そこに価値が生まれるのである。 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 人生を楽しもう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「人生を正しく生きるための五原則」とはどのようなことなので しょうか? ▽人には様々な悩みがあります。 私のように、日々のほほんと生きている人間もいれば、今まさに 「生きていてもしかたない。自殺しよう」と、死にたいほどの 悩みを抱えている人もいます。 長年の病気で苦しんでいたり、愛する人を失った悲しみに生きて いく希望すらも失っていたり、夫の浮気に狂うほどの嫉妬を感じて いたり、体にハンディキャップを抱えて生きづらさを感じていたり、 親に虐待されて育ったがためにわが子にも同じ事をしてしまったり、 姑のひどい言葉に日夜泣き続けていたり、となぜここまで悩まな ければならないのか自分でもよく理解できないくらい悩んでいる 人も多いのではないでしょうか。 なぜ人によって、こうも悩みの深さが違うのでしょうか。 簡単に言ってしまえば、人それぞれ今回の人生で学ぶことが違う ためということになります。 「今回の人生は楽しく幸せに過ごすことにしよう」と生まれて くれば、そのような人生を選択することになるし、「今回はお 金持ちになって物質的に恵まれた人生にしよう」と計画すれば、 そのような人生になります。 それとは逆に、「今回の人生は、難しい人間関係を一つひとつ 克服していく人生にしよう」と計画すれば、そのような人生を 選択することになるし、「体にハンディキャップを持った人生に して、人の優しさと厳しさを学ぼう」と計画すれば、そのような 人生になります。 このように、人それぞれこの世に生まれてきた目的が違うため、 人それぞれの悩みがあり、ひとそれぞれの境遇があります。 したがって、人生は他人と比較して、お金があるとか幸せである とか感じるものではなく、自分自信の人生をどのように送るかが 問題になります。 ▽自分で計画した人生で、乗り越えることができると分かっていても、 実際に深い悩みに直面してみると、とても自分には解決できない 悩みのように感じてしまいます。 幸い私には、これまでの人生で「死んでしまいたい」と思うような 悩みはありませんでした。 しかし、実際に悩んでいる人の話を聞いたり読んだりしていると、 思わず絶句してしまうような体験ばかりです。 その悩みが素直に解決できるものなら問題ないですが、中には その原因がサッパリ分からない悩みもあるみたいです。 その原因をひもといていくと、実は前世にその問題の根っこが あって、前世で解決してこなかったために、今生でも同じ悩みを 繰り返し体験しているという場合もあるそうです。 そうなると、普通に生活している私たちにはなかなか解決できない かもしれません。 そういった悩みの根本原因を探るのが「催眠療法」といわれる ものです。 ▽催眠療法は、その人の過去生に入り、現在悩んでいる原因が発生 した瞬間までさかのぼり、なぜその悩みを抱えるようになったのか を探ります。 その原因が分かれば、そのときどうすれば解決できたのか、今生で どうやって解決すべきなのかが見えてくるのです。 例えば、自分でお腹を痛めて生んだ子どもなのに、全く愛情を 感じられない母親がいたとします。 この母親が、催眠療法で過去生へ戻ってみると、その現世での 子どもが、過去生では自分の夫で、裏切られて大変つらく悲しい 人生だった、というようなことがわかるのです。 本当は、その過去生で「人を許す」ということを学ぼうとして いたのですが、それを克服することができず、現世へその課題を 持ち越してしまったのです。 今生でその子どもを愛することができれば、課題を克服すること になるのですが、過去生の出来事を知らないとその原因を知る ことはなかなかできません。 その手助けをするのが「催眠療法」ということになります。 ▽催眠療法を行うことによって、さまざまな情報が得られます。 現世の悩みがすっきり解決することもあれば、幼くして亡くなって しまった我が子の魂と会話をして今生で生きていく力を得たり、 ということもできます。 また、今生で生きていくための指針を与えてくれる「光り」 という存在がいます。 その「光」や、既に亡くなった方からの助言をまとめると、いく つかの原則にまとめることができるそうです。 著者は、それを「人生を正しく生きるための5原則」として 紹介しています。 1.ただ愛すればよい。しかし、賢く上手に愛さなければならない。 2.より試練多き道に挑戦せよ。試練なき道に、成長はない。 3.死を恐れる必要はない。しかし、自ら死を選んではならない。 4.人に迷惑をかけることは避けられない。したがって、迷惑を かけたまま放置しておくことを、やめれば良いのである。 5.知識・人脈・経験は、そのものは価値を持たない。それを 善用しようと努力する時、そこに価値が生まれるのである。 なるほど、です。 この本は、ほとんどが、催眠療法を施術したときの、医師と患者 との会話を書いたものです。 そこには、人それぞれ抱えている悩みがあって、人それぞれの 解決方法があります。 悩みを抱えた方で催眠療法を受けることができた人は幸せかも しれませんが、ほとんどの人は受けることはできません。 何とかして自分で解決するしか方法はなさそうです。 その解決方法の一つとして、著者の「生きがいの創造シリーズ」を 読んでみることをお勧めします。 |
| 釈迦の教えは「感謝」だった |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:釈迦の教えは「感謝」だった 著者:小林正観 出版:風雲舎 定価:1429円+税 購入:本屋さんで購入 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4938939428/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4030649%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 人間をじいっと観察してきた 第2章 人はなぜ悩み、苦しむのか 第3章 「苦」とは、思いどおりにならないこと 第4章 「般若心経」は難しくない 第5章 受け容れる 第6章 有り難し 第7章 人は、喜ばれると嬉しい 第8章 宇宙を味方にする 第9章 釈迦の教えは「感謝」だった ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■■ 勇気 :■■■□□ 豊かな心:■■■■■ おすすめ:■■■■■ この本は、2006年4月に出版されています。 著者は、このメルマガで何度も登場している小林正観さんです。 本業は旅行作家らしいです。 お釈迦様が後世に遺したかったこととは? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)釈迦の教えとは? 実は簡単なことです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)釈迦の教えとは? 「幸せとは何か…。神が最高のプレゼントをくれているという ことに気がついたのです。ありがとうを2千万回超えた人には、 神が祝福のプレゼントをくださっているのです。これからくだ さる予定ではなく、すでにくださっているということに気がついた のです」 「最高のプレゼントとは何か−何も起きない、淡々とした日々が 続き、普通の生活が、普通に時間が流れ、ごく普通に、当たり前に 過ぎていくこと、それが『最高の幸せ』だということ…」 「結局、釈迦が人々を救済したかったことの本質は、『思い』を もたなければ苦しくないでしょう、つらくないでしょう。思い どおりにならないことがあるからつらいのですよね」 「では、『思い』を持たなければいいですよね、受け入れること ですよねということでした。仏教では受け入れることがイコール 悟りなのですが、受け入れることの最高峰の状況が感謝という ことになります」 「悩み・苦しみとは、思いどおりにならないこと。それなら、 思いどおりにしようという気持ちをゼロにすればいい」 「釈迦の教えの究極は、実は、感謝することだった。ありとあら ゆることに感謝することが受け入れることであり、受け入れる ことの最高峰が感謝なのです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 様々なことに感謝しよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「釈迦の教え」とはどのようなことなのでしょうか? ▽特に最近、よく読むようになった著者の本ですが、なぜ読んでいる かというと、事実に基づいたことを書いているからだと思います。 語っていることはどちらかというと精神世界のお話が多いのですが、 例えば、「こうした方が良いんじゃないかな?」といった理想論や 架空の話をしているのではなくて、あくまでも著者や著者の友人・ 知人が実践して「確かにそうだ」と納得したことが本で紹介されて います。 著者は、「そわかの法則」の「そ(うじ)」、つまりトイレ掃除 をすると臨時収入がある、という事実を様々な本で書いています。 私も1年半くらい前から、知人にトイレ掃除の話を聞いて、自宅 だけですがトイレ掃除を始めました。 「トイレ掃除をすると臨時収入がある」 動機はかなり不純でしたが、1年半の間に2度ほど個人的にお仕事 をいただいて臨時収入がありました。 トイレ掃除は現在も継続中です。 著者は、こうした事実に基づいたことを本に書いているので、 読んでいるといろいろと試したくなります。 ▽その著者が長年の研究の末たどり着いた究極の言葉というのが あるそうです。 それは「ありがとう」という感謝する言葉なのだそうです。 「ありがとう」とは、語源を調べてみると「有難し」からきている そうで、「有ることが難しいこと(ありえないこと)をしていた だいて感謝します」という意味で、元もとは、神仏に対してのみ 使われる言葉だったそうです。 したがって「ありがとう」を何度も何度も言うと、様々な奇跡が 起きるそうです。 全国各地に「ありがとう実践会」というのがあって、一日中 「ありがとう」だけを言っている人たちがいるそうです。 「ありがとう」が何万回かを越えると、末期ガンが治ったり失明 寸前の目が治ったりと様々な現象が実際に起きているそうです。 著者の友人に、「ありがとう」をずっと言い続けた結果、2千万回 を超えた人がいるそうです。 その友人が、 「2千万回の『ありがとう』を言い終えると、幸せの本当の意味が 分かった」 と言っていたそうです。 「幸せとは何か…。神が最高のプレゼントをくれているという ことに気がついたのです。ありがとうを2千万回超えた人には、 神が祝福のプレゼントをくださっているのです。これからくだ さる予定ではなく、すでにくださっているということに気がついた のです」 「最高のプレゼントとは何か−何も起きない、淡々とした日々が 続き、普通の生活が、普通に時間が流れ、ごく普通に、当たり前に 過ぎていくこと、それが『最高の幸せ』だということ…」 もしかしたら、がっかりされた人もいるかもしれませんね。 神からの最高のプレゼントは「ごく普通の日々」だったのです。 実は私も、人は「生きていること」に幸せを感じることができれば 何が起きても幸せだと考えています。 あとは、いかにその心境へ到達するかというのが課題だったので すが、「ありがとう」という言葉がその課題の答えなのかも しれません。 ▽著者は、釈迦が人々に教えたかったことを次のように説明してい ます。 「結局、釈迦が人々を救済したかったことの本質は、『思い』を もたなければ苦しくないでしょう、つらくないでしょう。思い どおりにならないことがあるからつらいのですよね」 「では、『思い』を持たなければいいですよね、受け入れること ですよねということでした。仏教では受け入れることがイコール 悟りなのですが、受け入れることの最高峰の状況が感謝という ことになります」 このことを、釈迦は「般若心経」のなかで伝えているそうです。 私も何冊か般若心経を解説した本を読んだことがありますが、 どの本も何を言いたいのかサッパリ分かりませんでした。 この本の中で、著者が般若心経を解説していますが、大切なのは 最初の数行だけで、言っていることはとても簡単なことのようです。 著者は言います。 「悩み・苦しみとは、思いどおりにならないこと。それなら、 思いどおりにしようという気持ちをゼロにすればいい」 釈迦は、たったこれだけのことを伝えたかったのです。 「思いどおりにしようという気持ちをゼロにする」ということは 「すべてをありのまま受け入れる」ということです。 悲しいことも、辛いことも、苦しいことも、人に起こっている 全ての出来事を受け入れることが、悩み・苦しみを無くすこと だったのです。 2500年前に釈迦はそのことに気がつきました。 それから2500年も経過していますが、いまだに人は悩み・ 苦しみから逃れることはできていません。 それはなぜなのでしょうか? きっと、私と同じで、その心境へ到達する方法が分からなかった のではないでしょうか。 その答えが、もしかしたら「ありがとう」かもしれないです。 さらに著者は言います。 「釈迦の教えの究極は、実は、感謝することだった。ありとあら ゆることに感謝することが受け入れることであり、受け入れる ことの最高峰が感謝なのです」 知ってしまったからには、実践あるのみですね。 この本には、釈迦が遺した「般若心経」をひもときながら、人間が 悩み・苦しみから抜け出す方法を解説しています。 パッと見、般若心経が書いてあって難しそうな感じがしましたが 読んでみると、とても簡単に分かりやすく書いてあります。 あとは実践するだけですね。 まずは、読んでいただいて「ありがとう」。 |
| 「よい子」の悲劇 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:「よい子」の悲劇 副題: 著者:富田 富士也 出版:河出書房新社 定価:1500円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/430924324X/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1709267%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 人生の悲劇は「よい子」から生まれる 第2章 「よい子」という生き地獄 第3章 子どもはなぜ「よい子」になろうとするのか 第4章 「よい子」も「困った子」もみな同じ子どもである 第5章 再び、「よい子」は悲劇である ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■■■□ この本は、2004年9月に出版されています。 著者は、紹介文によると、教育カウンセラーとして青少年への 相談活動を通じ、コミュニケーション不全に悩み、「引きこもり」 続ける子どもや成人、そして親や家族の存在に光をあてている そうです。 著書も多数あります。 全部が全部、悲劇ではないと思いますが... 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)「よい子」の共通項とは? よい子には何らかのパターンがあるみたいです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)「よい子」の共通項とは? 「『よい子』になりやすい子には、一つの共通した性格があり ます。それは、『内気、神経質、几帳面、完全主義』ということ です」 「こうした子は手のかからない『よい子』です。ところが人間 関係の複雑さに襲われる思春期に入り始めると、これが裏目に 出てしまいがちです」 「そしてもう一つ、『よい子』になりやすい条件として、 “絶対表現”の多い家庭であることも大きいように思います」 「絶対表現というのは『〜であるべき』とか、『〜でなければ ならない』『〜してはいけない』といった言葉のことです。すべて において、善悪や白黒をつけてしまおうとする家庭のことだと 言ったら、わかりやすいでしょうか」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分の親業も見直してみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「よい子の共通項」とはどのようなことなのでしょうか? ▽このメルマガでは「人生を成功に導く...」といいつつも、 「不幸」へ突っ走っている本を紹介することが多々あります(笑) 特に、「よい子」に関することは、いろいろな方の著書を紹介 しました。 その中でも、斎藤学さんや加藤諦三さんが書かれた本は、何度も 紹介しています。 とくに加藤諦三さんは子どもの頃、自らが「よい子」を演じていた 人で、大人になってからそれを自覚し、「よい子の悲劇」を乗り 越えた方です。 加藤さんの劣等感を克服する話は、その想いがヒシヒシと伝わって きます。 ▽そのような本をたくさん読んでいる私はどうなのかというと、 これがまったく「よい子」にはほど遠い存在で、好き勝手に生きて きました。 これは、親に感謝しなくてはなりません。 ▽よい子が悲劇であることは、昨今の様々な少年犯罪、引きこもり 家庭内暴力等をみれば分かると思います。 「あんなに成績優秀でおとなしい子がなぜ...?」 とご近所の方や、学校の先生のインタビューが必ず報道されます。 もうこのセリフは聞き飽きました。 親の言うことに従順で、親に言われるまま生きていて、思春期に なると息切れして「プチン」と切れてしまうという図式のようです。 最近はyahoo!のニュースしか読まないので、あまりよく分かりま せんが、私の知る限り、少年犯罪が起こる毎に同じ報道が繰り 返されます。 「親の言うことを聞く、従順で成績優秀な子ども」は全部が全部 そうだとは言いませんが、悲劇が待っている可能性が高いのです。 ▽よい子には何らかの共通項があるみたいです。 著者は「よい子」の4つの共通した性格をあげています。 著者は言います。 「『よい子』になりやすい子には、一つの共通した性格があり ます。それは、『内気、神経質、几帳面、完全主義』ということ です」 それぞれについて、簡単に紹介します。 ・内気 自分の思いを言えず、我慢してしまうことです。こうした子どもは、 気持ちを飲み込んで、親や友だちと闘おうとしません。報われ ない思いを外に発散せず、心の内にためこんでしまうのです。 ・神経質 いつも周囲に気を遣い、神経を張り巡らせているのです。後ろ 指さされないように、いつもアンテナを張っています。つねに 周りからどう見られるのかを気にしてしまい、そのことで身動き がとれなくなってしまいます。 ・几帳面 何事につけても、あれこれ心配し、冒険ができません。石橋を 5回叩いても10回叩いても、結局は渡れない、そんな臆病な 面も持ち合わせているように思います。 ・完全主義 なんでも完璧でなければ気が済まないことです。こうした子どもは、 倫理観が高く、道徳心のある子どもと言えるでしょう。集中力も あるので成績もよい子が多いように思います。その一方で、 正しいと信じたことを周りにも強要してしまう面も見受けられ ます。 著者は言います。 「こうした子は手のかからない『よい子』です。ところが人間 関係の複雑さに襲われる思春期に入り始めると、これが裏目に 出てしまいがちです」 「そしてもう一つ、『よい子』になりやすい条件として、 “絶対表現”の多い家庭であることも大きいように思います」 「絶対表現というのは『〜であるべき』とか、『〜でなければ ならない』『〜してはいけない』といった言葉のことです。すべて において、善悪や白黒をつけてしまおうとする家庭のことだと 言ったら、わかりやすいでしょうか」 ▽私からみると羨ましい部分もありますが、これらの性格が全て 揃ってしまうと、確かに親にとってみると、問題を起こさない、 親の手がかからない「よい子」になります。 しかし、本人は着々と心の中に不満を積もらせ、爆発する時を 待つようになります。 それでも、大人になる過程で爆発してしまって、それを親子で 乗り越えることができれば、その後は幸せが待っています。 しかし、そのまま大人になってしまうと、いつまでたっても 人間関係で悩むことになります。 そして、歴史は繰り返されます。 大人も「よい子」はやめましょう。 この本には、簡単な例を紹介しながら「よい子」の生きづらさを 伝えている本です。 私が紹介すると、どうしてもネガティブな面しか紹介できませんが、 解決策もしっかり書かれています。 まず親が気づいて、変わること。 何度も何度も書いてますが、まず気づくことが先決です。 |
| 未来のきみが待つ場所へ 先生はいじめられっ子だった |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:未来のきみが待つ場所へ 副題:先生はいじめられっ子だった 著者:宮本延春 出版:講談社 定価:1100円+税 購入:ブックオフで600円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062136724/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4234775%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1部 痛みと苦しみの小学校 第2部 もがき続けた青春時代 第3部 動き出した運命の歯車 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■□□□ 勇気 :■■■■■ 豊かな心:■■■■■ おすすめ:■■■■■ この本は、2006年12月に出版されています。 著者は、私より2歳年下の高校の先生で、生徒からも熱い信頼を 寄せられる教師として日々を過ごしているそうです。 この先生ははどのような人だったのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)人生には何が必要なのか? 人間にはあることが必要みたいです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)人生には何が必要なのか? ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 人には優しくしよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「人生には何が必要」なのでしょうか? ▽小学校の頃は良く分かりませんでしたが、中学校で成績が悪いと すぐにわかります。 私が通っていた中学校では、クラス内で何番目で学年で何番目 なのか、何かのテストがある毎に書かれて戻ってきました。 友だちとその順位表を見せ合って、俺の方が良かった・悪かった といって比べていたことがあります。 中学校の成績は「中の下、もしくは、下」が私の居場所でしたから 成績が悪くてもあまり落ちこむこともなく、淡々としていたような 記憶があります。 それでも、たまたま見た奴の順位表が学年で下から数えて1桁台 というのを見た時は、友だち皆で「下には下がいるんだ」と、 安心していた記憶があります。 今思えば、長い人生において、そんな成績なんて何の意味もない です。 しかし、当時は成績が悪いことは「バカにされやすい」つまり、 「いじめの対象になりやすい」というのがありました。 その人のキャラクターによっても違いますが、成績が悪くて おとなしい人だったりしても、いじめの対象になりました。 ▽著者は現在、高校教師ではありますが、中学校1年生で初めて もらった時の成績はオール1。 たまに、音楽とか技術が2で、残りは1。 著者が、中学を卒業したときの学力は、数学は九九が2の段まで しか言えなくて、英語は唯一知っている単語がbookだけ、 国語は自分の名前しか漢字で書けない、という状況でした。 ▽著者にとって、小学校・中学校時代というのはまさに「地獄」の 日々でした。 成績が悪くて勉強が面白くない、というのもあったのですが、 その原因も、「学校でのクラス全員によるいじめ」でした。 しかも、何をやっても成績が悪い著者のことを先生もバカにして いたのです。 そして、何よりも著者にとって一番影響があったのは、なまけ ぐせがあって、気が短くて怒りやすく、暴力を振るう父親でした。 この父親の元で育っているため、何をやっても自分に自信が持てず やる気もなく、何をされても黙っているしかできない子どもに なってしまいます。 ▽学校でいじめられて帰ってきて、父親に訴えても、 「やられたらやり返せ」 「そのぐらい我慢しろ」 等の言葉を浴びせられます。 母親にいじめられていることを告白して、何とか先生に訴えても いじめの扱いがまるで分かっていない先生によって、むりやり いじめの首謀者と仲直りさせられたりして、よりいっそういじめ らることになります。 かといって、学校をさぼるわけにもいかないのです。 家にいても居場所がなくて、もちろん学校にも居場所はなくて、 それでも、家に帰らなくてはならず、学校にもいかなくてはなら ないのです。 そのことを考えるだけでつらそうです。 著者は、まさに「生き地獄」という言葉がふさわしい少年時代を 過ごしていました。 ▽著者が中学を卒業して専門学校に通うようになりますが、著者が 16歳の時に母親がガンで亡くなってしまいます。 この頃は、父親も働いていなくてどん底の貧乏でした。 それでも、母親の働きによってなんとか専門学校に行けていたの です。 その母親も亡くなり、その数年後には父親も亡くなってしまいます。 ▽専門学校を卒業すると、著者は大工を職業とします。 そこでも親方にこき使われ、厳しい日々を送っていました。 しかし、このあたりからいろいろな出会いを繰り返すようになり ます。 まず、音楽との出会いがあり、のめりこむようになります。 音楽で生計を立てようと努力しますが、なかなか上手くいかず、 音楽仲間の紹介によりある建築会社に就職することになります。 そこで、初めて人の温かさ、優しさに触れることになります。 この頃、現在の妻とも出会い、そして、その彼女からもらった ある1本のビデオと出会います。 そのビデオとは、NHKで放送されたアインシュタインの特集 番組で、内容は当然分かりませんでしたが、とにかく「物理学」 というものに興味を持つようになります。 その辺りから、著者の鬼のような努力が始まるのです。 そのとき、著者は23歳でした。 小学校3年の計算ドリルから始まり、定時制高校にも通って、 そこで何人もの恩師に恵まれ、とうとう27歳で名古屋大学の 理学部に合格します。 約4年間で、小学校2年生から高校生までの勉強を全て取得した ことになります。 そして、最終的に母校の高校教師になります。 ▽このように、簡単に書いてしまうと、トントン拍子に進んできた 感じがしますが、決してそんなことはありません。 その中でも、著者が小中学校で受けてきた猛烈ないじめについては、 言語に絶するものがあります。 著者も一度、薬を飲んで自殺を測っています。 それほどすさまじいいじめを受けて教師になった人はあまりいない のではないでしょうか。 著者はいろいろな人の心の痛みが分かる人です。 ▽また著者は、人生には「目標」が必要だと言います。 著者が小中学校の時期は、ただただ時間が過ぎればいいとしか 考えていませんでした。 そこには何の目標もなく、現状に流されるままの自分がいたのです。 著者が変わり始めたのは、目標を持ってからでした。 その目標は移り変わりますが、それでも明確な目標を定めること によって自分の人生を切り開くことができたのです。 この本を読んでいると、目標が大事だということが分かります。 この本には、落ちこぼれであり、いじめられっ子であり、早くに 両親を亡くし、それでも希望を失わず、大人になってから様々な 出会いに恵まれながら成長してきた人の物語が書いてあります。 成功法則本にあるような物語ではなく、本当に人に希望を与える 内容になっています。 いろいろな人の心の痛みが理解できる教師というのはなかなか いないと思います。 読んでみると、とっても勇気が湧いてくる本です。 そして、人の優しさが伝わってくる本でもあります。 お勧めの1冊です。 |
| 14歳の心理学 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:14歳の心理学 著者:香山リカ 出版:中経出版 定価:552円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4806125032/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4109076%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 事件を起こした少女の心のうち 第2章 思春期とはどんな時代か 第3章 「反抗期」がなければ、それでいいの…? 第4章 「生きづらさ」ととなりあわせで心を襲う 第5章 子の「現実感」をもっと深く知る 第6章 私が「少女」だったころ ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■□□□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■□□□ この本は、2006年9月に出版されています。 著者は、精神科医で、現在は大学の教授をしています。 紹介文によると、現代人の「心の病」について洞察を続けている とのこと。 著者も多数あります。 子どもの心がよく分からないのはどうして? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)今日からできる5つのこととは? 子どもとのコミュニケーションはどのように取ればいいのでしょうか。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)今日からできる5つのこととは? 1.「まず否定」のクセをやめる 2.しつこくせずに、「いつでも聞くよ」とオープンな雰囲気を 3.妙に迎合しないほうがいい 4.娘とうまくやりたければ、まず妻とコミュニケーションを 5.妻や娘は夫の言葉を待っている ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分を見つめ直してみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「今日からできる5つのこと」とはどのようなことなのでしょうか? ▽親は自分の子どもの心が分からないそうです。 特に思春期の子どもの言動が理解できずに悩む親も多いみたいです。 どうやらそれ以上に子どもたちも悩んでいるみたいです。 では、なぜわからないのでしょうか? 簡単ですね。 自分の子どもではあるけれど、別個の人間ですから分かるはずも ありません。 職場で考えてみても、他人の心なんて絶対にわかりません。 仕事の内容によって、ある一つの目標に向かって進んでいる場合 は、ある程度わかります。 しかし、仕事を離れた部分で、その人が何を考えているかなんて ほとんどわかりません。 それと同じで、子どもの心の内が分からないからといって、何も 悩むようなことではないと思います。 むしろ、分からなくて当然と思っていれば気が楽なのかもしれま せん。 逆に、全くの他人と違ってあまりにも身近すぎるため、客観的に 見ることが出来ないだけなのかもしれないです。 我が家には、これから思春期を迎える子どもしかいないので、 私が何にも分かってないだけなのかもしれません。 ▽自分の思春期の頃を思い出してみると、荒れていたとか精神的に 不安定だったといったことがなかったような気がします。 確かに、親が干渉してくるのが何となく嫌だったのは記憶してい ます。 しかし、この本に書かれているような、「自由になりたい!」と 言ったような強い感覚はあまりなかったような気がします。 それとも、自分が気がついてないだけで、もしかしたら私の親に とってみると、大変な時期だったのかもしれません。 ▽いくら、思春期で荒れている、心が揺れ動いているといっても、 同じ屋根の下で暮らしている限り、何らかのコミュニケーション はとらないとならないです。 この本の最後に、心のコミュニケーションをとる方法として、 「今日からできる5つのこと」が書いてあります。 思春期の娘を持つお父さん向けにかかれた方法です。 簡単に紹介します。 1.「まず否定」のクセをやめる 例えば、夜遅く帰ってきた娘に対し「おかえり」の言葉も笑顔も ないまま、いきなり「何時だと思っているんだ」と否定的な セリフを口に出さないこと。 まずは、娘を信じ、一人の人間として尊重すること。 自分の娘の行動を全てあやしいと思う被害妄想をやめること。 2.しつこくせずに、「いつでも聞くよ」とオープンな雰囲気を 「職場の仲間より家族のほうがコミュニケーションをとるのは 簡単」というのは、ある意味で大きな幻想である。 世代も性別も違う娘とは、いくらお互い尊重し合っていても、 簡単にはコミュニケーションがとれないもの、と思うくらいが ちょうどいい。 「なんだ、どうしたんだ」としつこく聞きすぎず、「最近どうだ? 何かあればいつでも聞くよ」とさらりと伝えるのが効果的。 3.妙に迎合しないほうがいい 娘の関心を引くために、若者向けの音楽やドラマの知識を仕入 れて、「オレだって知っているんだぞ」と話しかけるのは逆効果 になりかねない。 共通の話題を見つけたければ、素直に、「最近はどんな音楽が 流行っているの?」と教えを乞うほうがまだいい。 その前に、普段から自分の妻と十分にコミュニケーションを 取っている姿を、家庭内で娘に見せておくこと。 日頃から、妻ともろくに口をきかない父親が娘とコミュニケー ションが取れるはずない。 4.娘とうまくやりたければ、まず妻とコミュニケーションを 妻と娘が友達のような存在の場合は要注意。 娘と密着した関係になる母親の多くは、夫とはほとんど会話 すら交わさずに日々を暮らしているもの。 妻を放っておくことで、妻と娘の関係がどんどん濃密なもの となり、結果的に大切な娘の人生まで蝕んでしまうこともある。 5.妻や娘は夫の言葉を待っている 話題がないのであれば、娘に対してと同様、「何でも聞くよ」 という姿勢を見せるだけでもいい。 妻は夫(あなた)が自分を見てくれるのを待っていて、娘も 自分の父親と母親がしっかりコミュニケーションを取り合い、 理解し合ってほしいと願っている。 妻や娘たちが欲しいのはお金でも洋服でもなく、父親である あなたのほんの少しの勇気と理解だけ。 自分の娘との関係も、探ってみると自分と妻との関係にいきつく ようです。 自分の嫁さんを大切にしていれば、子どもとのコミュニケーションも 上手くいくみたいです。 この本は、「14歳の心理学」と言いつつも、中心は、14歳 だけではなく、思春期全般のことについて書かれています。 本の中核部分は、なんだか難しくて良く分かりません。 役に立つのは、前半と後半だけです。 思春期の子どもと付き合うには、自分とは別個の人間だと思う ことが大切みたいです。 |