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| 家族依存症 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:家族依存症 著者:斎藤学 出版:新潮文庫 定価:514円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101442215/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1057541%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 母と子 第2章 父と母と子 第3章 社会化と問題行動 第4章 結婚 第5章 成熟と喪失 第6章 共依存症からの回復 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■■ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■■■■ この本は平成11年5月に出版されています。 著者は、これも最近私がはまっている斎藤学さんです。 家族の人間関係によって発生する様々な心の病理について書いて いる方です。 家族はお互い依存しているのが普通だと思っていましたが、実は そうでもないようです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)共依存症とは? 2)共依存症から抜け出すためには? 子どもは母親に依存しているのですが... 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)共依存症とは? 「共依存(本書では共依存症と呼びます)というのは、アルコール 依存、薬物依存などの『セカンダリィ・アディクション(二次性の 嗜癖)』の基礎になる『プライマリィ・アディクション(基本的な 嗜癖)』、つまり嗜癖的人間関係のことです」 「その基本は他人に対するコントロールの欲求で、他人に頼られて いないと不安になる人と、人に頼ることで、その人をコントロール しようとする人との間に成立するような依存・被依存の関係が 共依存症です」 「こうした関係の中のふたりは、互いに相手を貪り尽くしますので、 『憎みながら離れられない』とか『軽蔑しながら、いないと寂しい』 といった、凄惨な愛憎劇が彼らの間に展開します」 「アルコール、薬物などへの依存やギャンブル、セックス、浪費 などへののめり込みは、コントロールしきれない相手を断念しよう として生じる、怒りと寂しさの中から生じるから、二次的な嗜癖で あるというわけです」 「その中から見えてくるのは、参加者の親世代から続く嗜癖的 人間関係、つまり共依存症です」 「家族を扶養しているという誇りだけを頼りに、咳払い一つで 家族をコントロールしようとする父親、そうした父にオドオドと 仕えるように見せながら、夫の誇りを保護することで夫をコント ロールしている母親、そうした母親に一時批判的になりながらも、 次第に『女性としての役割』に閉じこめられ、それを基準として 配偶者を選択する娘、こうして成立するもうひとつの共依存的 家族関係」 「その中で新しい世代の妻は、夫への依存(夫からのコントロール) を望み、それが満たされないことで夫を軽蔑し、人生に失望し、 自分の子どもに依存していきます」 「夫は妻によって傷ついた誇りを取り戻すための絶望的な努力の 果てに仕事(成功依存症)や、酒(アルコール依存症)に溺れ、 妻との人間的交流はいよいよ貧しくなってきます」 「母親のカウンセラーと化した子ども達は、こうした絶望的人間 関係の中で、治療的行動化を開始します。これが即ち、登校拒否 であり、過食・拒食行動であり、家庭内暴力であり、クスリ依存症 である、というのが、青春期問題行動発生に関する私の青写真です」 「このように子どもの問題行動の理解には、その子の祖父母時代 からの三代にわたる家族関係の理解が必要なのです」 2)共依存症から抜け出すためには? 「共依存とは他人を支配し、他人に依存するふたり単位の人間 関係の轍(わだち)であるわけですが、ここから抜け出そうと するときには、ふたりのうち少なくとも一方だけがこの轍の外に 出る方向への動きを体験としてつかまなければなりません」 「伝統的な医師(治療者)・患者関係は『治療を投与する・受け 取る』『支持する・支持を守る』『治療関係を支配(コントロール) する・される』という支配・依存の関係の中に展開されますから、 共依存症の本質的な回復には役に立たないし、時には有害である ということです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分に共依存はあるか自問してみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「共依存症」とは? ▽この著者の本を読むのは3冊目です。 著者は家族の人間関係に関する心の病を得意とする人で、その 関係が発見されるのはアルコール依存、薬物依存、仕事依存などの 相談によるものがほとんどです。 この本で取り上げられているのは、様々な依存症の原因である 「共依存(コゥ・ディペンデンス)」です。 著者は言います。 「共依存(本書では共依存症と呼びます)というのは、アルコール 依存、薬物依存などの『セカンダリィ・アディクション(二次性の 嗜癖)』の基礎になる『プライマリィ・アディクション(基本的な 嗜癖)』、つまり嗜癖的人間関係のことです」 「その基本は他人に対するコントロールの欲求で、他人に頼られて いないと不安になる人と、人に頼ることで、その人をコントロール しようとする人との間に成立するような依存・被依存の関係が 共依存症です」 そんなバカなと思う方もいるかもしれませんが、例えば、テレビや ラジオの人生相談でよくあるのが、夫のアルコール依存に何年も 悩んでいる奥さんとか、夫の暴力に何年も悩む奥さんとか、息子の 家庭内暴力で何年も悩む家族等、よく聞きます。 これを聞いている、苦しんでいない人は「家を出て行けばいいじゃ ない!」と思うのですが、実際に苦しんでいる人たちは、そこから 離れようとしません。 そんなに苦しいのなら離れれば楽になるのに、いろいろな理由を つけて離れようとしないのです。 「子どもがいるから離婚できない」とか、 「お酒を飲まなければとてもいい人なの」とか、 「暴力の後は、反省してとてもやさしい夫に戻るから」など 端から見ていると、不思議な言い訳をします。 この関係というのは、著者が言うように「共依存症」、つまり、 被害者も加害者もどちらの立場も病気なのです。 著者は言います。 「こうした関係の中のふたりは、互いに相手を貪り尽くしますので、 『憎みながら離れられない』とか『軽蔑しながら、いないと寂しい』 といった、凄惨な愛憎劇が彼らの間に展開します」 「アルコール、薬物などへの依存やギャンブル、セックス、浪費 などへののめり込みは、コントロールしきれない相手を断念しよう として生じる、怒りと寂しさの中から生じるから、二次的な嗜癖で あるというわけです」 なんとも複雑な感情です。 ▽この、共依存症に苦しむ人たちの話を聞いていると、やはり、 あるパターンがあるそうです。 子どもの登校拒否や、過食・拒食行動、家庭内暴力、薬依存症で 悩む家族のパターンというのが書かれていますので、少々長いです が引用します。 「その中から見えてくるのは、参加者の親世代から続く嗜癖的 人間関係、つまり共依存症です」 「家族を扶養しているという誇りだけを頼りに、咳払い一つで 家族をコントロールしようとする父親、そうした父にオドオドと 仕えるように見せながら、夫の誇りを保護することで夫をコント ロールしている母親、そうした母親に一時批判的になりながらも、 次第に『女性としての役割』に閉じこめられ、それを基準として 配偶者を選択する娘、こうして成立するもうひとつの共依存的 家族関係」 「その中で新しい世代の妻は、夫への依存(夫からのコントロール) を望み、それが満たされないことで夫を軽蔑し、人生に失望し、 自分の子どもに依存していきます」 「夫は妻によって傷ついた誇りを取り戻すための絶望的な努力の 果てに仕事(成功依存症)や、酒(アルコール依存症)に溺れ、 妻との人間的交流はいよいよ貧しくなってきます」 「母親のカウンセラーと化した子ども達は、こうした絶望的人間 関係の中で、治療的行動化を開始します。これが即ち、登校拒否 であり、過食・拒食行動であり、家庭内暴力であり、クスリ依存症 である、というのが、青春期問題行動発生に関する私の青写真です」 「このように子どもの問題行動の理解には、その子の祖父母時代 からの三代にわたる家族関係の理解が必要なのです」 この部分を読んでいる方でも、もしかしたら該当する項目がある かも知れないですね。 でも、子どもの問題で悩んでいる人は、このような書評メルマガを 読む心の余裕があるとは思えないので大丈夫かと思います。 ただし、「成功依存症」というのも病気です。 何ごともバランスというのが大切なようです。 ●「共依存症から抜け出す」ためにはどうすれば良いのでしょうか? ▽共依存症というのは病気だというのが理解できましたが、そこから 抜け出すにはどうすればよいのでしょうか? 著者は言います。 「共依存とは他人を支配し、他人に依存するふたり単位の人間 関係の轍(わだち)であるわけですが、ここから抜け出そうと するときには、ふたりのうち少なくとも一方だけがこの轍の外に 出る方向への動きを体験としてつかまなければなりません」 とにかく、どちらかが気がつくことが大切なのです。 気がついて「何とかしなきゃ」と思わなければ先に進めません。 しかし、注意しなければならないこともあります。 「伝統的な医師(治療者)・患者関係は『治療を投与する・受け 取る』『支持する・支持を守る』『治療関係を支配(コントロール) する・される』という支配・依存の関係の中に展開されますから、 共依存症の本質的な回復には役に立たないし、時には有害である ということです」 共依存症から本当に抜け出したい人は、そのことを理解している 医師に相談するしかなさそうです。 著者は、カウンセリングも行いますが、基本的には「セルフヘルプ・ グループ」への参加を呼びかけ、それに参加することによって、 自力で共依存から抜け出す方法を取っています。 まずは自分が病気だと言うことに気が付くことが大切です。 この本には、共依存症のいろいろなパターンが書かれていて、 その原因のいずれもが家庭内の人間関係にあります。 本当は、そういう人たちに読んでもらいたい本なのでしょうが、 おそらく、当事者たちは本を読む心の余裕は無いのではないかと 思います。 そうなると、「ご近所の力」が必要かもしれませんが、現代では それは全く望めそうもないです。 |
| 宇宙無限力の活用 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:宇宙無限力の活用 著者:塩谷信男 出版:東明社 定価:1500円 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4809500632/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f668963%2f ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 1.宇宙の無限力(上) (1)人生百般における実例 (2)肉体面における実例 2.宇宙の無限力(下) 3.結論 4.付録(一) 1 宇宙無限力と世界平和 2 宇宙無限力と世界動乱 5.付録(二) 1 宇宙力と三相原理 2 人間は下等動物から進化したのではない 3 松下松蔵翁と私 4 変った話(一) 5 変った話(二) 6 塩谷式正心調息法 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■■■□□ おすすめ:■■■■□ この本は1994年7月に出版されています。 著者は、明治35年(1902年)生まれで今年105歳になります。 東京都で内科医を開業していました。 現在では、この本でも紹介されている「正心調息法」および「宇宙 無限力活用法」の普及に活躍中と紹介されています。 105歳の秘密は「宇宙無限力」に秘められているようです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)宇宙無限力とは? 宇宙に存在する無限のパワーとはどのようなものなのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)宇宙無限力とは? 「この変則楕円形の軌道を絶対に外れることなく、365日で 一周している。地球が誕生して以来、すなわち45億年も前から 廻り続けている。誰がそんな大昔から、こんな大きな玉を、こんな スピードで、こんなに正確な軌道を描いて廻しているのか、科学は 全然知らない」 「宇宙の力は無限である。我々はこの無限力に包まれ、その摂理 のうちに活かされているのである。そしてこの力を正しく活用 する時、皆さんの前途には不可能は無いのである」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 宇宙の無限力を感じてみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「宇宙無限力」とはどのようなものなのでしょうか? ▽「宇宙無限力の活用」という題名を見たときに、最初は「あやしい」と 思いました。 もしかしたらオカルトの類か?とも思いつつ手にとってページを めくってみると、どうもそうではなさそうな雰囲気です。 とりあえず購入しました。 全部で170ページほどの本は、前半100ページが著者の不思議な 体験談が語られていて、残りの70ページで、宇宙無限力のことが 書かれています。 前半の体験談は気になる部分だけを読み、あとは後半部分だけを 重点的に読んでみました。 ▽著者は、いろいろなことを体験しています。 その中には、現代の科学では説明できない超常体験も多々あった そうです。 著者は元もと内科の医者だったのですが、その治し方は患部に 手をかざすだけだったのです。 著者はこれを「生命線治療」と読んでいます。 手から何らかのエネルギーが放射され、患部を直してしまった そうです。 著者はその超常体験をもたらしたものは「想念と内観」だと言い ます。 「想念と内観」とは、「精神作用とイメージ作り」ということの ようです。 しかし、想念と内観だけで起きることには、常識や科学で説明が つくことが多いそうです。 著者はそこに「宇宙の無限力」があると主張しています。 ▽宇宙には、私たちの知らないことがたくさんあります。 例えば「重力」。 重力はニュートンが300年以上前に発見したけれど、未だに 重力の実体を見つけた学者はいないそうです。 その他には「地球の自転」「地球の公転」等があります。 著者は言います。 「この変則楕円形の軌道を絶対に外れることなく、365日で 一周している。地球が誕生して以来、すなわち45億年も前から 廻り続けている。誰がそんな大昔から、こんな大きな玉を、こんな スピードで、こんなに正確な軌道を描いて廻しているのか、科学は 全然知らない」 そして、これは知らなかったのですが、太陽にも公転があって、 265日で一周するそうです。 また、原子という小さな世界を見てみても、科学では説明でき ないようなことが多々存在するのです。 このように、宇宙に存在する力には、私たちの考えも及ばない ようなことが、まだまだたくさんありそうです。 ▽著者がこの本で主に説明している「宇宙の無限力」は、成功法則本 で説明している「思えばかなう」ということです。 それを、著者はある程度の意志を持って使いならすことができる のです。 著者は言います。 「宇宙の力は無限である。我々はこの無限力に包まれ、その摂理 のうちに活かされているのである。そしてこの力を正しく活用 する時、皆さんの前途には不可能は無いのである」 宇宙の無限力に気が付いて、それを上手く利用すると、可能なこと がたくさん出てくるのです。 この本はには、この他にもたくさん面白い話が書いてあります。 宇宙には私たち人間が知らないことの方が多いです。 そして、当然、私達の知らないパワーも満ちています。 基本は物質ではなく、想念、つまり「心の力」なのです。 ただ、なかなかまとめづらく何を伝えたいか分からない書評に なってしまいました。 |
| 苦難の乗り越え方 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:苦難の乗り越え方 著者:江原啓之 出版:PARCO出版 定価:1200円+税 購入:ブックオフで650円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4891947284/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4014689%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/2665728/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 苦難をどうとらえるか 第2章 苦難の乗り越え方 第3章 逃げか卒業か ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■■■□ 豊かな心:■■■□□ おすすめ:■■■■□ この本は2006年4月に出版されています。 著者はこのメルマガでも何度も登場している江原さんです。 苦難と言えば「あのときかな」と思ったりしてますが、あまり たいしたことではないです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)執着を捨てるとは? 2)八つの法則とは? 執着があると何がいけないのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)執着を捨てるとは? 「この世にある苦難、そのおおもとはシンプルに言うと<執着> です。病気や金銭問題は、苦難の一例でしかありません」 「たとえば病気が苦難に思えるのは、元気に飛び回っていたい という執着からです。『死にたくない』という、この世への執着も あります。お金のこともそうです。いつも美味しい物を食べて いたい執着。いいものを着ていたい執着。いい家に住んでいたい 執着。すべて執着によって作り出されています」 「よくみなさんが『そこそこでいいんです』『自分が食べていく お金だけ稼げれば』と言うのを聞きます。もし『あなたのそこ そことは犬小屋くらいでもいいという意味ですか』と尋ねれば、 おそらくイヤだと答えが返ってくるでしょう。すごくぜいたくな 『そこそこ』です。美辞麗句のウソつきだと思います。ある意味 人類愛の欠如です」 「いつも思うのですが、『自分だけ食べられれば』というのは とてもケチくさい考えです。自分の食い扶持だけ稼ぐのではなく、 人の分も稼いで、貧困にあえいでいる貧しい国にどんどん寄付を すればいいのです。お金がいらないなら、捨ててもいいではない ですか。『そこそこ』なんて偽善なのに、一見、謙虚に響くから 不思議です」 「本当に執着がないというのは、常に弱者の味方として生涯を 捧げたマザー・テレサや、アウシュビッツで他の人の身代わり となり、餓死刑に殉じたコルベ神父のような人を言うのです」 「執着をぬぐい去るのは大変です。執着をなくせば自由を得られ ます。執着を一つ、一つ拭い去って本当の自由を得るために人間は 生きているのです。言葉を換えれば<執着を捨てる>ということ でしょう」 「苦難の乗り越え方は、執着を捨てることと同体です。テーマは 一緒なのです。そうなれるかどうかは。経験と感動の積み重ねに かかっています。たましいの柔軟性によって、どこまで自分が そうなれるかがポイントなのです」 2)八つの法則とは? 1.霊魂(スピリット)の法則 2.階層(ステージ)の法則 3.波長の法則 4.因果(カルマ)の法則 5.守護(ガーディアン・スピリット)の法則 6.類魂(グループ・ソウル)の法則 7.運命の法則 8.幸福の法則 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分の執着を見つめ直してみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「執着を捨てる」とはどのようなことなのでしょうか? ▽現在、悩んでいるという程のことでもないですが、自分で考えて いるのは、「自分のできることで思う存分力を発揮したい」という ことです。 それをどうやれば実現できるのか、それ以前に何が自分にできるの かが良く分かっていないので、人生を真剣に悩んでいる人には 申し訳ないですが、そんなことで悩んでいます。 それが分からないので、いろいろなことにチャレンジしようと しています。 「執着」しているといえば確かにそうですね。 それが無ければ、思い悩むことも無くなりますし、焦ることも なくなります。 でも、それと同時に目標もなくなってしまいます。 人間にとって何らかの執着は必要な気がするのですが、逆に人間が 苦しむのも執着があるためです。 著者は言います。 「この世にある苦難、そのおおもとはシンプルに言うと<執着> です。病気や金銭問題は、苦難の一例でしかありません」 「たとえば病気が苦難に思えるのは、元気に飛び回っていたい という執着からです。『死にたくない』という、この世への執着も あります。お金のこともそうです。いつも美味しい物を食べて いたい執着。いいものを着ていたい執着。いい家に住んでいたい 執着。すべて執着によって作り出されています」 ▽私自信は、「どうしてもお金持ちになりたい」という気持ちが 足りないような気がします。 家族がそこそこ食べていけるぐらいのお金があって、普通に暮ら せる家と、着る物があればそんなにお金は必要ないのかな、と 考えています。 確かに無いよりはあったほうが良いとは思います。 それよりも「毎日が幸せ」と思える生活がしたいだけなのです。 このような考えの人がたくさんいるのではないでしょうか? その考えに対して、著者は次のように言います。 「よくみなさんが『そこそこでいいんです』『自分が食べていく お金だけ稼げれば』と言うのを聞きます。もし『あなたのそこ そことは犬小屋くらいでもいいという意味ですか』と尋ねれば、 おそらくイヤだと答えが返ってくるでしょう。すごくぜいたくな 『そこそこ』です。美辞麗句のウソつきだと思います。ある意味 人類愛の欠如です」 「人類愛の欠如」と言われてしまいました。 確かにそうですね、「普通に暮らせる家と着る物と食べ物があれば」 といっても、それは人によって違うし、もしかしたらかなり贅沢な 暮らしがしたいということかもしれません。 著者は言います。 「いつも思うのですが、『自分だけ食べられれば』というのは とてもケチくさい考えです。自分の食い扶持だけ稼ぐのではなく、 人の分も稼いで、貧困にあえいでいる貧しい国にどんどん寄付を すればいいのです。お金がいらないなら、捨ててもいいではない ですか。『そこそこ』なんて偽善なのに、一見、謙虚に響くから 不思議です」 ▽では、本当に執着が無いというのはどのよう人のことを言うので しょうか? 「本当に執着がないというのは、常に弱者の味方として生涯を 捧げたマザー・テレサや、アウシュビッツで他の人の身代わり となり、餓死刑に殉じたコルベ神父のような人を言うのです」 私には執着は捨てられそうもないです(笑) ▽著者は執着を捨てることができると、「自由」を得ることができる と言います。 「執着をぬぐい去るのは大変です。執着をなくせば自由を得られ ます。執着を一つ、一つ拭い去って本当の自由を得るために人間は 生きているのです。言葉を換えれば<執着を捨てる>ということ でしょう」 「苦難の乗り越え方は、執着を捨てることと同体です。テーマは 一緒なのです。そうなれるかどうかは。経験と感動の積み重ねに かかっています。たましいの柔軟性によって、どこまで自分が そうなれるかがポイントなのです」 この法則でいくと、私は「自分のできることで思う存分力を発揮 する」という「執着」を捨てると、何も悩まなくてすむことに なります。 なんだか良く分からなくなってきました。 ●「八つの法則」とはどのような法則なのでしょうか? ▽著者は、自分の気持ちを見つめるために「ノート内観法」という のを勧めています。 ノートに悩んでいるテーマを書き、それについて自分が考えている ことを書き出し、自分自信を見つめるという方法です。 今度の休みに私も「ノート内観法」を実際にやってみようと思い ます。 そのときに、著者も絶対的な支えにしている「八つの法則」という のがあります。 この法則を基準にして、ノート内観法を実施すると、正しく自分を 見つめることができるようです。 ▽その法則を簡単に紹介します。 1.霊魂(スピリット)の法則 人は死しても魂は死にません。人は魂の存在であり、肉体が 消滅しても、心は生きている。霊的存在として永遠に生き 続けるのです。 2.階層(ステージ)の法則 人は死ぬと、魂のレベルに応じた境地に行くことになります。 霊的成長によって階層が分かれているのです。 今の努力は後に生きてきます。 3.波長の法則 類は友を呼ぶということです。あなたとあなたの周囲の人の レベルは、あなたの波長次第なのです。 4.因果(カルマ)の法則 因・縁・果、すなわち全ての出来事は、これまで自分がして きたこと(原因)の結果です。 5.守護(ガーディアン・スピリット)の法則 守護霊の存在です。耳を傾けてさえいれば、眼をしっかりと 見開いてさえいれば、必ず何かしらアドバイスを送ってくれ ます。 6.類魂(グループ・ソウル)の法則 広い意味でみな神の子どもであることを忘れないでください。 7.運命の法則 宿命は、自らが決めて生まれてきたもので、変えることは できませんが、運命はあなたの手でいくらでも変えられます。 絶望することはないのです。 8.幸福の法則 以上の7つの法則は、すべてわたしたちが真の幸福を得る ための学びを導いてくれるものです。 以上、簡単に紹介しました。 信じる信じないはその人の判断ですが、一度信じてみるのも自分を 見つめるいいきっかけになります。 この本の後ろには、苦難を乗り越えるための考え方が書かれてい ます。 大切なのは「逃げか卒業か?」です。 離婚や転職などを考えているのであれば、考えてみるのも悪くは ないと思います。 でも、「執着を捨てる」とどうやって生きていけばいいのでしょうね? 流されるまま? |
| 日本人の魂―あの世を観る |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:日本人の魂 副題:あの世を観る 著者:梅原猛 出版:光文社 定価:930円 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/433405191x/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f513387%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/835231/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 現代人は死とあの世についての思考を放棄した 死の自覚を説いたパスカルと兼好 科学主義への疑問 仏教渡来以前の日本人の宗教とは何か 縄文時代から続くあの世観とは何か 他、たくさんあるので省略します。 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■□□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■■■□ この本は1992年1月に出版されています。 著者は、紹介文によると...すいません紹介文がありません。 ウィキペディアで調べてみると、哲学者で京都大学の名誉教授と 書かれています。 日本仏教を中心に置いて日本人の精神性を研究する。 西洋哲学、西洋文明に対しては否定的な姿勢をとる。 西洋哲学の研究者が多い日本の哲学者のなかで、極めて異色の 存在である。 ということです。 日本人が古来持っていた死生観とはどのようなものだったので しょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)あの世とこの世はあべこべであるとは? 「あべこべ」とはどういうことなのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)あの世とこの世はあべこべであるとは? 「あの世は天の一角にあるようである。天のどこにあるかといえば、 やはり太陽の沈む西のほうにあるようなのである。そしてあの世は あんまり天の高いところでもなく、それかといってそんなに低い ところでもなく、適当なところにあるらしいのである。そして あの世は極楽でも地獄でもなく、あまりこの世と変わりはない のである」 「この世の階級的対立が厳しくなり、この世で苦しい思いを味 わう人があの世で天国あるいは極楽へ行き、この世でそういう 人々をいじめた人間こそ、その世で地獄に行って苦しむべきだ という、報復の思想から出た考えなのであろう」 「それは、この世とあの世は何でもあべこべだとということである」 「あれこれ考えると、まことにお通夜というものはやっかいな もので、葬式一本に絞ったほうがいいように思われるが、なかなか お通夜の風習はやめられないのである。なぜお通夜はやめられない のか。それは、昔、お通夜が葬式であったからである。葬式は 夕方、すなわち夜の初めに行われるのである」 「なぜ夜の初めすなわち夕方に葬式が行われたのであろうか。 それは、あの世はこの世とあべこべであるので、この世の夕方は あの世の朝に当たるからである。この世の夜の初めすなわち夕方に 死者の魂をあの世へ送れば、魂はこの世からあの世へ光のように 飛んでいくことができるので、間もなくあの世へ着く。それは あの世の朝に当たり、朝着けば、その日の夜にご先祖さんの待って いるところへ着くというのである」 「また、あべこべであるということは、この世で完全なものは あの世で不完全であり、この世で不完全なものはあの世で完全である ということになる。それで、葬式の時に死者に供えるものは、 必ず割るのである。割るというのは、器をこの世で不完全なものに することによって、あの世で完全なものにするということである」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 日本人であることの誇りを自覚しよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「あの世とこの世はあべこべである」とはどのようなことなので しょうか? ▽ほとんどの日本人は、死んだら「あの世」に行くと思っています(たぶん)。 しかし、あの世がどのようなところなのか、良く分からず漠然と 「あの世に行くんだ」と思っています。 スピリチュアルな視点を持っている方であれば、何らかの「あの世観」 は持っていらっしゃるだろうと思います。 「あの世」とはいったいどこにあるのでしょうか? 著者は言います。 「あの世は天の一角にあるようである。天のどこにあるかといえば、 やはり太陽の沈む西のほうにあるようなのである。そしてあの世は あんまり天の高いところでもなく、それかといってそんなに低い ところでもなく、適当なところにあるらしいのである。そして あの世は極楽でも地獄でもなく、あまりこの世と変わりはない のである」 あいまいですね(笑) 「極楽と地獄」という考え方は、著者によると人類の歴史のなか ではかなり後になって出現した考え方なのだそうです。 仏教では「極楽と地獄」、キリスト教では「天国と地獄」という 考え方です。 どちらも、似たようなもののようです。 この、極楽と地獄思想と言うのは、どうやら報復の思想から生ま れた考え方のようです。 著者は言います。 「この世の階級的対立が厳しくなり、この世で苦しい思いを味 わう人があの世で天国あるいは極楽へ行き、この世でそういう 人々をいじめた人間こそ、その世で地獄に行って苦しむべきだ という、報復の思想から出た考えなのであろう」 もともと「あの世」には極楽も地獄もなかったようです。 ▽そして、人間が死ねば必ず行くことになる「あの世」とは、 「この世」とほとんど変わらないそうです。 だとしたら、あまりあの世へ生きたくないと言う人もなかには いるかも知れませんね(笑) ただし、この世とあの世では一つだけ大きな違いがあるそうです。 著者は言います。 「それは、この世とあの世は何でもあべこべだとということである」 ここにいくつか例があげられているので、紹介します。 ・この世の人は足を下にして頭を上に歩いているのに、あの世の 人は足を上にして頭を下にして歩いている。 ・あの世の昼はこの世の夜であり、あの世の夜はこの世の昼である。 ・あの世の朝はこの世の夕べであり、あの世の夕べはこの世の朝 である。 ・あの世の夏はこの世の冬であり、あの世の冬はこの世の夏である。 ・あの世の春はこの世の秋であり、あの世の秋はこの世の春である。 ・この世では人は着物を右前に着るが、あの世では人は着物を 左前に着る。 ・この世の人はお茶に水をうめて飲むが、あの世では水にお茶を うめて飲むという。 ▽確かに、葬式で棺桶に入れる人に着せる服は左前で着せます。 そして、日本には「お通夜」の習慣があります。 私もこの本を読んで、初めて気がついたのですが、お通夜と葬式は 必ずセットで行われます。 そもそもお通夜とは何なのでしょう? 著者は言います。 「あれこれ考えると、まことにお通夜というものはやっかいな もので、葬式一本に絞ったほうがいいように思われるが、なかなか お通夜の風習はやめられないのである。なぜお通夜はやめられない のか。それは、昔、お通夜が葬式であったからである。葬式は 夕方、すなわち夜の初めに行われるのである」 お通夜と葬式がなぜ分かれているかというと、どうやら昔、日本に 仏教が伝わってきたことと関係があるようです。 仏教が伝わる以前の日本には、もともとお通夜が葬式として行われ ていたのです。 しかし、仏教が伝わってきて、死んだ時とき儀式を仏教が持って いってしまったのです。 ただし、生まれたときの儀式はもともとの日本人の土着宗教、 今では神道に残されたのです。 ▽では、なぜお通夜が夕方に行われたのでしょうか? 著者は言います。 「なぜ夜の初めすなわち夕方に葬式が行われたのであろうか。 それは、あの世はこの世とあべこべであるので、この世の夕方は あの世の朝に当たるからである。この世の夜の初めすなわち夕方に 死者の魂をあの世へ送れば、魂はこの世からあの世へ光のように 飛んでいくことができるので、間もなくあの世へ着く。それは あの世の朝に当たり、朝着けば、その日の夜にご先祖さんの待って いるところへ着くというのである」 「なるほど」ですね。 風習として残っている儀式には、このような意味があったのです。 さらにもう一つ「なるほど」をご紹介します。 「また、あべこべであるということは、この世で完全なものは あの世で不完全であり、この世で不完全なものはあの世で完全で あるということになる。それで、葬式の時に死者に供えるものは、 必ず割るのである。割るというのは、器をこの世で不完全なものに することによって、あの世で完全なものにするということである」 これまた、「なるほど」ですね。 今でも残されている日本の風習の中には、現代の私たちが知らない ことがたくさんありそうです。 今回は、この世とあの世のあべこべの部分しか紹介できません でしたが、この本にはいろいろな日本の知識がつまっています。 「魂はどのようにしてあの世へ行くのか?」 「日本人はなぜ神道と仏教の二重信仰なのか?」 等々、知っていそうで知らないことがたくさん書かれています。 古来、日本人が持っていた考え方を探ってみたい方にはおすすめの 本です。 |
| 愛の選択 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:愛の選択 著者:ドン・ミゲル・ルイス 出版:コスモス・ライブラリー 定価:1400円+税 購入:eブックオフで788円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4795223807/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1172185%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/1906012/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 傷ついた心 無邪気さの喪失 愛を信じなかった男 愛の道と恐れの道 完璧な関係 魔法のキッチン 夢のマスター セックス―地獄最大の悪魔 狩猟の女神 愛の目で見るということ 心の癒し あなたの内なる神 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■■■■□ 豊かな心:■■■■□ おすすめ:■■■■□ この本は2000年7月に出版されています。 著者は、元もと外科医でしたが、交通事故による臨死体験によって 霊性に目覚め、その後修行し、シャーマンとなった、と紹介されています。 愛と恐れは全く違うもののように思えますが、以外と近くにいる のです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)愛と恐れの違いとは? 完璧な関係とはどのような関係なのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)愛と恐れの違いとは? 「彼女(母親)はあたなのことをとても良く分かっていると言う かもしれないが、ほんとうのあなたについては見当もつかないのだ。 あなたはそのことを知っている」 「あなたは母親のことをよく分かっていると思うかもしれないが、 ほんとうの彼女については何も知らないのだ。彼女の心の中には 誰とも分かち合ったことのない様々な空想の世界があるのだ。 彼女の心の内側に何があるのか、あなたは見当もつかないのである」 「私はちは同時にいくつもの関係を持つことはできるが、しかし あらゆる関係は二人の間で結ばれるのであって、二人以上の間で ではない。私は友人たち一人ひとりと、それぞれ二人だけの関係を 結ぶのである」 「私は自分の子どもたち一人ひとりと関係を結んでおり、それぞれ の関係が他とはまったく異なるのである。二人の人間の夢の見方に 応じて、私たちが関係と呼ぶ夢の方向を作り上げるのだ。私たちが 結ぶあらゆる関係−ママと、パパと、兄弟達と、姉妹たちと、 友人たちとの−は、それぞれ独自なものである」 「ちょうどあなたの肉体が細胞でできているように、あなたの夢は 感情でできている。これらの感情には二つの主な源がある。一つは 『恐れ』であり、もう一つは『愛』であって、したがって恐れから 生じるあらゆる感情と、愛から生じるあらゆる感情がある」 「私たちは両方の感情を経験するのだが、普通、人々の心を圧倒的 に支配しているのは恐れの方である」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 自分の人間関係を見直してみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「愛と恐れの違い」とはどのような違いなのでしょうか? ▽この本は、以前このメルマガで紹介した、斎藤一人さんの 「地球が天国になる話」に紹介されていた本です。 イーブックオフで見つけたので早速購入しました。 ▽母親と子どもの関係を見てみると、普通の母親はおそらくこの ように考えていると思われます。 「私は自分の子どものことを良く分かっている、だれよりも世界で 一番理解している」 今年の正月に旭川の嫁さんの実家に帰った時も、嫁さんの母親の 話を聞いてそう思いました。 自分の子どものことは、常に100%理解していると思っている のです。 でも、絶対にそんなことはありえません。 著者は言います。 「彼女(母親)はあたなのことをとても良く分かっていると言う かもしれないが、ほんとうのあなたについては見当もつかないのだ。 あなたはそのことを知っている」 「あなたは母親のことをよく分かっていると思うかもしれないが、 ほんとうの彼女については何も知らないのだ。彼女の心の中には 誰とも分かち合ったことのない様々な空想の世界があるのだ。 彼女の心の内側に何があるのか、あなたは見当もつかないのである」 著者が言うように、別の身体の心のことなんてテレパシーみたいな 超能力を持っていない限り分かるわけがないです。 これは、いくら親しい関係の人たちでも同じです。 二人の人間がいるということは、二つの全く異なった世界があって、 お互いがその世界を知ることは決してできないのです。 著者は、二人の関係においては、お互いの相違を受け入れる必要が あると言っています。 そして、お互いがお互いを尊重する必要があるのです。 ▽その人間関係について、著者は次のように書いています。 「私はちは同時にいくつもの関係を持つことはできるが、しかし あらゆる関係は二人の間で結ばれるのであって、二人以上の間で ではない。私は友人たち一人ひとりと、それぞれ二人だけの関係を 結ぶのである」 自分が持っている人間関係を細分化してみると、必ず「自分と誰か」 という二人の関係になります。 それが最小単位です。 著者は言います。 「私は自分の子どもたち一人ひとりと関係を結んでおり、それぞれ の関係が他とはまったく異なるのである。二人の人間の夢の見方に 応じて、私たちが関係と呼ぶ夢の方向を作り上げるのだ。私たちが 結ぶあらゆる関係−ママと、パパと、兄弟達と、姉妹たちと、 友人たちとの−は、それぞれ独自なものである」 「夢の方向」という言い回しがよく分かりませんが、ここでは おそらく「心の感じ方」と言っていいのではないかと思います。 問題はその関係における心の感じ方にあります。 著者が言うには、それは「恐れ」と「愛」に大別されます。 「ちょうどあなたの肉体が細胞でできているように、あなたの夢は 感情でできている。これらの感情には二つの主な源がある。一つは 『恐れ』であり、もう一つは『愛』であって、したがって恐れから 生じるあらゆる感情と、愛から生じるあらゆる感情がある」 「私たちは両方の感情を経験するのだが、普通、人々の心を圧倒的 に支配しているのは恐れの方である」 あらゆる人間関係は、心が持っている感情でできています。 しかし、それは悲しいことにほとんどが「恐れ」でできているの です。 人間は、お互いに恐れを抱きつつ関係を結んでいるのです。 何だか悲しいですね。 ▽ここでで、著者はこれらの感情を理解するために、愛と恐れの いくつかの特徴を書いています。 それを箇条書きにしてみます。 ・愛には義務がない。恐れは義務だらけである。 ・愛には期待がない。恐れは期待でいっぱいだ。 ・愛は尊敬に基づいている、恐れはそれ自身を含むいかなるものも 尊敬などしない。 ・愛は同情したりしない。恐れは哀れみに満ちている。 ・愛は完全に責任を持つ。恐れは責任を避ける。 ・愛は常にやさしい。恐れは常に冷酷だ。 ・愛は無条件だ。恐れは条件だらけである。 ・愛の道には正義がある。恐れの道には正義などない。 箇条書きだと、多少抽象的に感じられると思います。 実際は、それぞれにちゃんとした解説が書かれています。 自分の人間関係を分析してみると.... 「恐れ」がたくさんあります。 もう一度人間関係を見直してみます。 この本で語られているのは「人間関係」です。 ここでは書けませんでしたが、そのポイントは「責任」です。 その人との人間関係において、自分が責任を持たなければなら ないのは、その半分だけなのです。 残りの半分の責任は、その人がいくら自分と親しい人間でも、 相手にあります。 自分ではどうしようもない領域なのです。 しかし、人間はその領域を侵略して、もう片方の半分に対して 責任を負おうとするのです。 つまり、人をコントロールしようとします。 だから人間関係が上手くいかなくなるのです。 責任があるのは、自分が持っている半分だけ。 残りの半分は自分ではどうしようもない領域なのです。 それが分かると、人間関係がスムーズにいく。 この本は、そう主張しています。 理想の関係は、自分と愛犬の関係です。 人間関係に悩んでいる方は、読んでみて下さい。 ただ、元々の文章が悪いのか、翻訳が悪いのか分かりませんが、 とても読みづらいです。 気を抜いて読むと、何を言っているのかさっぱりわからなくなり ます。 私もこの本を読むのに2日掛かりました。 でも、書いてあることは納得できることばかりです。 |
| なぜ「いい人」は心を病むのか |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:なぜいい人は心を病むのか 著者:町沢静夫 出版:PHP研究所 定価:1350円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569604935/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1040122%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/1666750/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 序 章 「いい人」であることの不安と自信 第1章 「やさしさ」と「弱さ」の精神分析 第2章 心の病にかかりやすい性格 第3章 「こころの専門医」を訪ねる 第4章 傷つきたくない「いい子」の危機 第5章 「いい人」よりも「必要な人」となるために ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■■□□ この本は1999年3月に出版されています。 著者は、このメルマガでも何度か紹介しています。 精神科医であり「町沢メンタルヘルス研究所」というのを開設 されています。 「いい人」は普通の人より心が病み易いようです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)「いい子」はなぜ危険なのか? 2)心の病にかかりやすい性格とは? 「いい子」は危険なのです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)「いい子」はなぜ危険なのか? 「『この子はまじめでいい子だ』とほめられて続けて育ってくると、 まじめのなかに潜む一本調子さを修正するチャンスを失ってしまう のです。真面目で勉強のできる人が褒められっぱなしで成人して しまうと、あとで自分の能力の限界にぶつかってほめられるという ことがなくなったとき、まじめ一本調子で進んできた自分に修正が きかず、心に齟齬をきたしてしまうというわけです」 「『自分はただの人だった。いや、ただの人どころか単なるおばか さんだった』と自責し、ほかに生きようがなくなって不登校に なったり、家庭内暴力に走ってしまう例はたくさんあります。 またそこからまったく逆方向に非行に走る青少年もみられるもの です。特に有名受験校ほどそれがみられます」 「まじめで勉強のできるいい子というのはいったん壁にぶつかると 逃げ場を失い、たいへん危険なものを持っているという逆説は 成立するといえます」 「『いい人』も『まじめな人』も、その心の裏にはだれからも 好かれたい、嫌われたくないという気持ちが働いているものです。 そのような気持ちに突き動かされて他律的に『いい人』や『まじめ な人』を演じてしまうと、結局は自己を失ってしまうことになり ます」 2)心の病にかかりやすい性格とは? 「日本ではうつ病にかかりやすい第一位は自己卑下の傾向のある人。 第二位は対人過敏の人。次が対人依存の人。そしてぐっと落ちて、 四番目か五番目に完全癖。これが私の調査結果でした」 「自己卑下の顕著な人は当然謙虚で立派な人となります。また 対人過敏とは別の面からみると気配りがよいということで、この タイプも『いい人』と誉められるでしょう。完全癖も日本では 極めて高く評価される性格要素です。しかしこれらはいずれも うつ病になりやすい傾向なのです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 バランスよく育てよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「いい子はなぜ危険」なのでしょうか? ▽「子どもは褒めてそだてなさい」とよく言われます。 日本のほとんどの親は、子どものマイナスの点を指摘し、そこを 改善させようとします。 私も反省しなければならない部分が多々あります。 マイナス部分を指摘し、そこを改善させるよりも、長所を見つけて そこを伸ばすようにすれば子どもは成長します。 しかし、褒めて育てるのもやり方によっては、子どもに良い影響は 与えないようです。 著者は言います。 「『この子はまじめでいい子だ』とほめられて続けて育ってくると、 まじめのなかに潜む一本調子さを修正するチャンスを失ってしまう のです。真面目で勉強のできる人が褒められっぱなしで成人して しまうと、あとで自分の能力の限界にぶつかってほめられるという ことがなくなったとき、まじめ一本調子で進んできた自分に修正が きかず、心に齟齬をきたしてしまうというわけです」 つまり、自分の現状が分からず勘違いしたまま大人になってしまう のです。 そのような人が社会に出ると、勉強ができる人=仕事ができる人 ではないので、当然自分の能力の限界を感じてしまいます。 また、勉強をして身につく知識にしても、必ず上には上がいるの です。 しかし、自分は子どものころから褒められて育ってしまっている ので、現実と心にギャップを感じてしまい、そのギャップが埋まら ないのです。 著者は言います。 「『自分はただの人だった。いや、ただの人どころか単なるおばか さんだった』と自責し、ほかに生きようがなくなって不登校に なったり、家庭内暴力に走ってしまう例はたくさんあります。 またそこからまったく逆方向に非行に走る青少年もみられるもの です。特に有名受験校ほどそれがみられます」 いわゆる「融通がきかない」人間になってしまうのです。 褒められて育てられても勉強ができない子どもだって当然います。 そういう子どもは、親の言うことと現実にギャップを感じることに なりますが、自分なりに自分のことを多面的にみられるようになる のです。 「まじめで勉強のできるいい子というのはいったん壁にぶつかると 逃げ場を失い、たいへん危険なものを持っているという逆説は 成立するといえます」 「『いい人』も『まじめな人』も、その心の裏にはだれからも 好かれたい、嫌われたくないという気持ちが働いているものです。 そのような気持ちに突き動かされて他律的に『いい人』や『まじめ な人』を演じてしまうと、結局は自己を失ってしまうことになり ます」 確かに人に嫌われるというのは、つらいものです。 でも、世の中にはいろいろな人がたくさんいます。 皆が自分のことを好きになってくれるかというと、絶対にそんな ことはないのです。 他人を基準に自分を演じると、どうしても「いい人」「まじめな人」 になってしまいます。 これは、親子の関係に一番出てくるのだと思います。 「自分を基準に生きなさい」と言っても、そのときはまだ自我が 確立していないことの方が多いのです。 ということは、ある程度大人になってからそれに「気がつく」 しか方法がありません。 それが、人間としての成長でもあるのです。 ●「心の病にかかりやすい性格」とはどのような性格なのでしょうか? ▽心の病というのは、分類するとたくさんあります。 この本でもいろいろな心の病が紹介されています。 心の病というと、一番最初に思いつくのが「うつ」です。 現在は「うつ」の人がたくさんいるようです。 「うつ」の原因になる考え方は、国によって違うようです。 著者は言います。 「日本ではうつ病にかかりやすい第一位は自己卑下の傾向のある人。 第二位は対人過敏の人。次が対人依存の人。そしてぐっと落ちて、 四番目か五番目に完全癖。これが私の調査結果でした」 「自己卑下の顕著な人は当然謙虚で立派な人となります。また 対人過敏とは別の面からみると気配りがよいということで、この タイプも『いい人』と誉められるでしょう。完全癖も日本では 極めて高く評価される性格要素です。しかしこれらはいずれも うつ病になりやすい傾向なのです」 こうして見ると、日本人の美徳とされる性質は、うつ病の原因と なることが多いようです。 それは、「人によく見られたい」、つまり「いい人」と言われ たいという他人を基準とした自分を演じることから始まるのです。 大切なのは自分の視点で自分を見る、つまりそのままの自分を 好きになることだと思います。 この本は、日本の現代社会の問題点と、そこにある親と子の関係の 問題点を指摘しています。 その根本原因は、お父さんにあるようです。 家庭にお父さんがいないくなってしまったことに伴い、子どもの 心の病が吹き出してきたと主張しています。 ただ、それぞれの時代でも同じようなことが言われていたわけで、 その時代によって内容は違いますが、様々な社会問題が起きて いたのだと思います。 いずれにしろ、問題があるなら改善しましょう。 |
| ひとつ屋根の下の他人 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:ひとつ屋根の下の他人 著者:加藤諦三 出版:ニッポン放送出版 定価:1100円(文庫版が出ています) 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4594015883/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f694095%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/1085152/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 けんかは、互いに理解しあえる最高のチャンスです 第2章 夫に理想をつきつけるのは、自分に自信がないからです 第3章 あなたがリラックスすると、夫もリラックスできます 第4章 離婚して後悔するのは、一緒にいるとき努力していないからです 第5章 夫のうるさい愚痴を聞き流すくらいの余裕を持ちましょう ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■□□ 勇気 :■■■□□ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■□□ この本は平成6年11月に出版されています。 著者は、読んでいない本の中にたくさんたまってきた加藤諦三さん です。 同じ家に住んでいるのに、他人とはどういうことでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)夫婦ゲンカの効用とは? 夫婦ゲンカは夫婦にとって必要なことのようです。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)夫婦ゲンカの効用とは? 「夫婦のあいだでは、トラブルこそ互いを理解し合うチャンス なのです。トラブルがなければそんな機会はありません。『理解 し合うために、けんかなど必要ではない』と思う人もいるかも 知れませんが、互いにうまくいっている時にひなたぼっこをしな がら話をして理解し合えるほど、人間は単純で素直ではないのです」 「ご主人が怒ったり、自分がカーっとなったりした時は、『これ こそがチャンス』と思うことです。『このけんかこそが夫を理解 する機会だし、逆に自分を理解してもらうチャンスだ』と思う ようにすることです」 「夫婦であろうと親子であろうと友人であろうと、言いたいことが 言えて初めてその関係が意味を持ちます。小さな不満でもその場で きちんと処理をしていくのが、情緒的に成熟した大人です。それが できるから毎日素直にしていられるのです。だからこそ一緒にいる ことが楽しくなります」 「不満を言えないのは相手を信頼していないからで、不満を言える のは相手を信頼しているからです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 もっとお互い話をしよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「夫婦ゲンカの効用」とはどのようなものなのでしょうか? ▽著者はラジオでテレフォン人生相談のパーソナリティをしています。 そのリスナーを意識した作りになっているためか、著者が書いた 他の本に比べると、語り口調がやさしいです。 しかも、書いている内容もやさしく書かれています。 この著者の本は何冊も読んでいますが、ほとんどの本はいろいろ 考えながら読まないと頭の中に入ってきません。 でも、この本はそんなことはありません。 さらっと読めるようになっています。 ▽何について書かれた本かというと、簡単に言うと「夫婦」について 書かれています。 本の帯には次のように書いてあります。 「一度は離婚を考えたあなたに贈る7つの教え」 世の中にはいろいろな夫婦の形がありますが、離婚を考えている人 もたくさんいるようです。 ▽著者は、夫婦関係を上手に続けていくには「夫婦ゲンカ」が必要だ と主張しています。 夫婦ゲンカはない方が良いのかと思っていたのですが、どうやら そうでもないようです。 著者は言います。 「夫婦のあいだでは、トラブルこそ互いを理解し合うチャンス なのです。トラブルがなければそんな機会はありません。『理解 し合うために、けんかなど必要ではない』と思う人もいるかも 知れませんが、互いにうまくいっている時にひなたぼっこをしな がら話をして理解し合えるほど、人間は単純で素直ではないのです」 確かに、その関係が平和な時には、お互いの要求や期待を表に出す ことはありません。 それを表に出す必要がないからです。 しかし、ひとたびケンカになると、その要求が表に出てきます。 その要求をお互いが理解するのが夫婦関係を上手く継続する秘訣の ようです。 「ご主人が怒ったり、自分がカーっとなったりした時は、『これ こそがチャンス』と思うことです。『このけんかこそが夫を理解 する機会だし、逆に自分を理解してもらうチャンスだ』と思う ようにすることです」 自分がカーっとなったときに、冷静に考えることができるかどうか は分かりませんが、けんかの時にこそお互いの本音がでるようです。 ▽実は私は嫁さんとほとんどケンカをしません。 夫婦ゲンカをしないからその関係がおかしくなっているかというと、 そうでもないです(と思っているには私だけ?) なぜか考えてみたのですが、私から嫁さんへの要求が少ないから だと思います。 その要求も伝えてあるので、他に要求することもありません。 最近は本をたくさん読むようになって、人間関係は 「相手に何も期待しないこと。相手をそのまま受け入れてしまう こと。それができない相手とは(可能ならば)付き合いを止める こと」 と考えるようになりました。 でも、もしかしたら私の要求が少ないので、嫁さんも要求しない だけで、実は言いたいことがたくさんあるのかもしれないですね。 今度、じっくり聞き出してみます。 ▽著者は言います。 「夫婦であろうと親子であろうと友人であろうと、言いたいことが 言えて初めてその関係が意味を持ちます。小さな不満でもその場で きちんと処理をしていくのが、情緒的に成熟した大人です。それが できるから毎日素直にしていられるのです。だからこそ一緒にいる ことが楽しくなります」 でも、小さな不満をいちいち相手にぶつけていたら、とげとげしく ならないでしょうか? その不満をため込まないのがストレスをためない方法だとは思い ますが、相手への期待をそのたびに要求していたら、それこそ きりがないと思います。 不満をぶつけて、その要求を相手が受け入れる可能性はほとんど ゼロに近いのではないかと思います。 すると、受け入れられなかった要求は、要求した側にとってみると 「あのとき言ったのに」ということにならないでしょうか。 人間関係は相手を変えようとしないこと。 これが大切だと思うのです。 ▽著者は言います 「不満を言えないのは相手を信頼していないからで、不満を言える のは相手を信頼しているからです」 著者が言いたいことも分からなくはないし、その解説には納得 できます。 でも、言いたいことを言い合って、お互いが幸せな夫婦はおそらく ほとんどいないのではないかと思います。 個人的には「言いたいことが言い合える夫婦」は「お互いを受け 入れることができない夫婦」だと思います。 夫婦関係には1パターンしか無いわけではありません。 夫婦の数だけパターンがあると思います。 この本で解説している夫婦関係は、納得できないこともいくつか ありますが、ほとんどは納得いくことばかりです。 いずれにしろ必要なのは、コミュニケーションすることです。 |
| どうして「まじめな男」「頑張る女」が満たされないのか |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:どうして「まじめな男」「頑張る女」が満たされないのか 著者:海原純子 出版:大和出版 定価:1400円+税 購入:ブックオフで105円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4804716092/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1363401%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/2056887/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 「まじめ」で「頑張る」のに満たされない男と女 食事や気ばらしすら楽しめない男と女 どんなに努力をしても自信が持てない男と女 なぜか、人づきあいが苦手な男と女 いつも居場所が見つからない男と女 「男らしさ」「女らしさ」にとらわれている男と女 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■□□□ 勇気 :■□□□□ 豊かな心:■□□□□ おすすめ:■■□□□ この本は2001年8月に出版されています。 著者は、東京で女性のための心療内科を開設し、そこでカウンセ リングを行っています。 真面目に頑張る人が満たされないのはなぜなのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)働き盛りで急死する性格とは? 2)うつになる方法とは? うつになる方法が気になりますね。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)働き盛りで急死する性格とは? 「『A型気質』とは、血液型のA型ではない、アクティブ、アグ レッシブの頭文字をとってA型気質。企業の経営者、管理職に 多い性格傾向である」 「医療サイドから見ると、いわゆるストレス性疾患にかかりやすい 性格で、その確率はそうでない人に比べると2倍以上といわれて いる」 1.競争が好き 2.なんでも勝負にしてしまう 3.勝ち負けにこだわる 4.早口、早食い、歩くのが早い 5.夜遅くまで仕事をすることに限りない喜びを感じている 6.道路が渋滞するとイライラする 2)うつになる方法とは? 「まず身体を小さく縮め、うずくまり、下を向いて過ごしたので ある。もちろん身体は動かさず、じっとしていた。数日で彼は うつ状態に陥ることに成功。気分は落ち込み、やる気もファイト もなく、食欲も低下し病気で受診した」 「今度は回復すために、うつになる時と全く反対のことをしたと いう。つまり体を伸ばし胸をはって動き、散歩などで体を動かした のである。すると体を動かすにつれて、気分も回復していったので ある」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 気楽に気楽に 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「働き盛りで急死する性格」とは? ▽男性が働き盛りで急死すると、その男性が結婚している場合、 残された家族は大変です。 現実的な話をすると、しっかりした生命保険に加入していれば、 金銭的な面では残された家族はなんとか普通に生活できると思い ます。 しかし、ほとんどの人は生命保険をあまり知らずに加入しています。 そうなると、金銭面においても安心して生活できません。 それよりも、働き盛りの時期はほとんどの場合、子どもがまだ 小さいのでお金よりもお父さんが必要です。 著者によると、「急死する性格」というのがあるそうです。 それは「A型気質」の男性なのだそうです。 著者は言います。 「『A型気質』とは、血液型のA型ではない、アクティブ、アグ レッシブの頭文字をとってA型気質。企業の経営者、管理職に 多い性格傾向である」 「医療サイドから見ると、いわゆるストレス性疾患にかかりやすい 性格で、その確率はそうでない人に比べると2倍以上といわれて いる」 確かにいますね。 「いますね」ということは、私にはぜんぜん備わっていない性格 です。 少し分けて欲しいくらいです。 A型気質の人は、会社に無くてはならない存在です。 私のような人間がたくさんいても、組織を統率する人がいません。 皆を引っ張って行く人が必要です。 必要なのですが、急死する確率が高いのです。 ▽A型気質の人がどのような人かというと、著者は以下のように その性格をあげています。 1.競争が好き 2.なんでも勝負にしてしまう 3.勝ち負けにこだわる 4.早口、早食い、歩くのが早い 5.夜遅くまで仕事をすることに限りない喜びを感じている 6.道路が渋滞するとイライラする 6番については、だれでもイライラすると思います。 個人的には6以外は当てはまりません。 ▽ただ、A型気質の人は自分のストレスに気がついていない場合が 多いそうです。 そうして、タバコやアルコールの量が増え、急死する確率が高く なるのです。 先ずは自分のストレスに気が付くことが必要です。 ●「うつになる方法」とはどのような方法なのでしょうか? ▽ある精神科医が、依頼によりうつ病患者が入院した時、どのような 待遇を治療を受けているかを調査することになったそうです。 それには、自分が「うつ状態」になるのが一番早いと思い、うつ になるために次のようにしたそうです。 「まず身体を小さく縮め、うずくまり、下を向いて過ごしたので ある。もちろん身体は動かさず、じっとしていた。数日で彼は うつ状態に陥ることに成功。気分は落ち込み、やる気もファイト もなく、食欲も低下し病気で受診した」 そうして鬱状態の治療を体験したそうです。 こうして調査が終了すると、今度は「うつ状態」から普通の状態へ 戻らなければなりません。 そのときどうしたかというと、次のことをやったそうです。 「今度は回復すために、うつになる時と全く反対のことをしたと いう。つまり体を伸ばし胸をはって動き、散歩などで体を動かした のである。すると体を動かすにつれて、気分も回復していったので ある」 確かに、気分が落ちこんでいる時は体が内側に向きます。 歩いていても、下を向いて考え事をしながらトボトボ歩く感じに なります。 この姿は、駅から会社までの約7〜8分歩いているときの、周りの サラリーマンの姿です。 ほとんどの人が下を向いて歩いています。 私は顔を上げて景色を見ながら、たまに太陽を見ながら歩きます。 すると、自然と顔がほころんできます。 端から見ると「変なヤツ」なのですが、本人は気分良く歩いてい ます。 仕事にあまりストレスがないからでしょうか? ▽逆に、うつにならないためには、常に前を向いててきぱき歩くこと なのです。 太陽を見ていると、明るい気分になれます。 この本は、他の心理学の本に比べると、とても読みやすく書かれて います。 その分、もっと知りたいという衝動に駆られます。 日々ストレスを感じている人には、楽に生活するヒントがある かもしれません。 日々あまりストレスを感じていない、私のような人間にはあまり ピンとこない内容です。 |
| 四つの約束 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:四つの約束 著者:ドン・ミゲル ルイス 出版:コスモス・ライブラリー 定価:1200円+税 購入:eブックオフで650円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4795223718/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1055868%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/1676087/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 飼い慣らしと地球の夢 第2章 最初の約束―正しい言葉を使うこと 第3章 第二の約束―なにごとも個人的に受け取らないこと 第4章 第三の約束―思いこみをしないこと 第5章 第四の約束―つねにベストを尽くすこと 第6章 トルテックの自由の道―古い合意を破ること 第7章 新しい夢―地上の天国 祈り ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■■ 勇気 :■■■■□ 豊かな心:■■■□□ おすすめ:■■■■■ この本は、1999年4月に出版されています。 著者は、先日このメルマガで「愛の選択」という本を紹介しまし たが、その本と同じ著者です。 人間関係について書かれた本ですが、四つの約束とはどのような 約束なのでしょうか? 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)四つの約束とは? 今回のテーマはやはり本の題名にもなっている四つの約束について です。 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)四つの約束とは? 「自分の人生を支配しているのが、自分たちの作りだした合意で あり、そして自分の人生の夢が嫌なものであると気がついた時は、 私たちは、合意を変える必要がある。私たちが、最終的にこうした 合意を変えようとする時、恐怖に由来して、私達のエネルギーを 奪う、こうした合意を打ち破る四つの非常に力強い合意、自分と 結ぶ新しい約束がある」 1.正しい言葉を使うこと 2.なにごとも個人的に受け取らないこと 3.思い込みをしないこと 4.つねにベストを尽くすこと ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 まずは言葉から変えてみよう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「四つの約束」とはどのような約束なのでしょうか? ▽この本は。先日紹介した「愛の選択」と同様に、斎藤一人さんの 「地球が天国になる話」の本の最後の方に紹介されていた本です。 四つの約束とは、何に対する約束かというと、人間関係の結び方、 生き方に関する基本的な約束ごとです。 あまりにも漠然としていますが、著者は次のように説明しています。 「自分の人生を支配しているのが、自分たちの作りだした合意で あり、そして自分の人生の夢が嫌なものであると気がついた時は、 私たちは、合意を変える必要がある。私たちが、最終的にこうした 合意を変えようとする時、恐怖に由来して、私達のエネルギーを 奪う、こうした合意を打ち破る四つの非常に力強い合意、自分と 結ぶ新しい約束がある」 とっても分かりづらいと思います。 この本は、本文がそうなのか、日本語訳がおかしいのか、とても 読みづらい本です。 読み流していると、何を言っているのか全然分からなくなって しまいます。 ここで、言う「合意」とは、自分を育ててくれた親や、育ってきた 環境によって作られた自分の固定観念や偏見、別の言葉で言うと フィルターや色メガネといったところです。 私たちの日々の行動と思考は、このフィルターを通して表に出て きます。 それはほとんどの場合間違っています。 つまり、自分が生きている現状(夢)が嫌なものであるならば、 そのフィルターを外す必要があります。 著者はそのための約束、つまり考え方を4つ提示しているのです。 その四つの約束とは、以下の通りです。 1.正しい言葉を使うこと 2.なにごとも個人的に受け取らないこと 3.思い込みをしないこと 4.つねにベストを尽くすこと こう書くと簡単そうに思えてきますが、これがなかなか難しいの です。 ▽では、その四つの約束を簡単に紹介します。 最初は「正しい言葉を使うこと」です。 著者は言います。 「最初の約束は、もっとも大切であり、またもっとも守るのが 難しい。これを守るだけで、地上の天国へ超越できるほど、この 約束は重要である」 「言葉は、人間であるあなたにとって、もっとも強力な道具である。 しかし、諸刃の剣のように、言葉は、もっとも美しい夢を作り出す ことができるが、同時にあなたのまわりのものを破壊することも できる。片方の刃は、間違った言葉を使うことであり、それは 地獄を作り出す。もう片方の刃は、正しい言葉を使うことであり、 それは、美、愛、そして地上の天国だけを作り出す」 「はじめに言葉ありき」です。 私たち人間は言葉を話すことができますが、その言葉が自分を作り、 相手を傷つけ、また喜ばせることができるのです。 そのことを知っていないと、言葉は凶器になります。 ▽次の約束は「何ごとも個人的に受け取らないこと」です。 これも、簡単そうでなかなか難しいです。 他人の発した言葉を自分の事として受け取らないことです。 著者は言います。 「自分を重要だと考えること、あるいは物事をなんでも自分の こととして受け取ることは、究極的な利己主義である。なぜなら、 その場合、前提となっているのは、全てのことは自分に関する ことだ、と言う思い込みだからである」 「他の人がどうあろうと、それはあなたのせいではない。それは、 他の人たち自身のせいである」 例えば、道端で会った人に「バカ者!」と言われたとしても、 それは自分のことではありません。 自分のこととして受け取ってしまうのは、自分がバカ者である ことに合意しているからなのです。 「バカ者!」は、その言葉を発した人が思っていることであって、 自分が考えていることではないのです。 いろいろと思い出してみると、日々個人的に受け取っていること ばかりです。 ▽次の約束は「思い込みをしないこと」です。 著者は言います。 「私たちは、物事をはっきりさせるため、聞き返したり、質問 したりすることを恐れ、そのため思い込みをし、その思い込みを 正しいと信じる。そして自分の思い込みを弁護し、他の人を間違って いる、とするのである」 「相手は言わなくても分かっている」というのは幻想なのです。 つまり、以心伝心はありません。 だからコミュニケーションをしっかりとらないとならないのです。 「人間関係で、思い込みをするのは問題を呼び込むようなもので ある」 確かにそうだと思います。 しかし、その状態のまま長い年月を経過する夫婦がいるのも確か です。 ▽最後の約束は「つねにベストを尽くすこと」です。 著者は言います。 「しなければならないから行動する時は、ベストの尽くしようが ない。それならば、やらない方がよい。あなたがベストを尽くす のは、ベストを尽くすことがあなたをとても幸福にするからである。 ベストを尽くすこと自体が楽しい時、あなたは、その行動を楽しん でいる」 この「ベストを尽くす」というのは、上記の3つの約束を行動の 移す時に必要です。 その時々において、自分にできる限りのベストを尽くすことが 大切です。 この本も、「愛の選択」同様に人間関係について書かれたものです。 人はこの世で人間関係無しに生きることはできません。 しかし、人が一番苦しむのは、その人間関係なのです。 それならば、苦しまなくてすむ方法を知ってみるのも悪くはないと 思います。 この本も「愛の選択」と同じくお薦めの本です。 |
| 子どもが危ない!―スピリチュアル・カウンセラーからの警鐘 |
| ────────────────────────────── ◆今日読んだ本 ────────────────────────────── 題名:子どもが危ない! 副題:スピリチュアル・カウンセラーからの警鐘 著者:江原啓之 出版:集英社 定価:900円+税 購入:eブックオフで498円 ────────────────────────────── ◆今日の本 購入情報 ────────────────────────────── アマゾン http://amazon.co.jp/o/ASIN/4087753417/oyajimushicom-22/ref=nosim/ 楽天ブックス http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1712168%2f ビーケーワン http://www.bk1.co.jp/product/2481745/p-pyajimushi ────────────────────────────── ◆本の目次 ────────────────────────────── 第1章 子どもの未来を憂えるすべての大人へ 第2章 打算の愛、無償の愛−日本の子育てはこう変わった 第3章 子どもたちのSOS−「愛」が見えない時代の「力」信仰 第4章 「人としての感性」を育む教育を 第5章 メディアから受ける影響−ゲーム、インターネット、そして絵本 第6章 新しい「家族」の時代−光に向かうための選択 ────────────────────────────── ▼本の成分解析 ────────────────────────────── 知恵 :■■■■□ 勇気 :■■■□□ 豊かな心:■■□□□ おすすめ:■■■■□ この本は、2004年9月に出版されています。 著者はスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんです。 3人の子どもの父親としてはとても気になるタイトルです。 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。 ────────────────────────────── ■この本のどこを読むか ────────────────────────────── 1)子ども達は変わったのか? 2)「愛されてきたことにプライドを持つ」とは? 子ども達は昔と比べて変わったと言われますが、本当なのでしょうか? 忙しい方のために、結論を先に紹介します。 ────────────────────────────── ■この本をどう読んだか ────────────────────────────── 1)子ども達は変わったのか? 「『子ども達は変わってしまったのでしょうか』。いいえ、変わって いません。子どもはいつの時代も同じ子どもです。生まれたての こどものたましいは、時代の変化にかかわりなく、いつも純粋で 元気いっぱいです。これから始まる一生の中で、いろいろな経験を するぞ、泣いたり笑ったりしながらたくさんの感動を味わい、 たましいを磨くぞと希望をふくらませ、意欲満々で生まれてきて いるのです」 「時代が変わり社会の価値観が変われば、育ち方も違ってくるのは、 当たり前すぎるほど当たり前な自然の道理なのです。まして子ども のたましいは非常に純粋で、驚異的なまでの順応性を持っており、 自分が生きていく世の中のことは、何もかも貪欲に吸収しようと します」 「また、幼少のうちは自己保存の本能も強く働くため、身近な大人、 とりわけ親に自分の価値観を合わせ、親の望むような子どもに 育とうとします。つまり子ども達の変化は、大人達の変化、社会の 変化のそのままの反映なのです」 2)「愛されてきたことにプライドを持つ」とは? 「親がわが子を、自分を大切にできる人間に育てるには、ただ ひたすら『愛の電池』を注ぎ続け、自分自身に『プライド』を 持たせることです。プライドという言葉は、鼻持ちならない傲慢さ を想起させるかもしれません。けれども本当のプライドはそういう ものではなく、文字どおりの『自尊心』、つまり自分を尊ぶ心の ことです」 「霊的価値観、精神的価値観でのプライドは、自分も他人もみんな 等しく尊い命であると考え、そのすべてに誇りを感じるのです。 なぜみんなが尊いかというと、どの人にも愛が宿っているからです。 一人の例外もなく、愛されている存在だからです」 「自分の中には、目には見えない愛がいっぱい詰まっている。 自分を粗末にすれば、その愛を傷つけ、愛してくれた人たちをも 傷つけてしまう。そいう感性を持てれば、売春も麻薬も自殺も 間違いであると理解できるはずです」 ────────────────────────────── ★今日から実行すること ────────────────────────────── 【 もっと愛を注ごう 】 ────────────────────────────── ●もっと知りたい方のために ────────────────────────────── ●「子ども達は変わった」のでしょうか? ▽最近、あまりテレビや新聞を見なくなったので、世の中何が起こって いるのか良く分かっていません。 以前は、「キレる」子どもたちの凶悪犯罪がメディアをにぎわ せていました。 そこでは、「子どもたちは昔と比べて変わった。昔は...」 という論調をよく耳にしました。 本当に昔と比べて子ども達は変わってしまったのでしょうか? 本当に昔と比べて犯罪が増えたのでしょうか? 以前、ある新聞には、「終戦当時と比べて少年犯罪はかなり減って いる」という記事も載っていました。 私が子どもの頃も、実は自分たちが知らなかっただけで、少年犯罪 はたくさんあったのだと思います。 ただ、その質が変化したしただけなのではないでしょうか? 著者は言います。 「『子ども達は変わってしまったのでしょうか』。いいえ、変わって いません。子どもはいつの時代も同じ子どもです。生まれたての こどものたましいは、時代の変化にかかわりなく、いつも純粋で 元気いっぱいです。これから始まる一生の中で、いろいろな経験を するぞ、泣いたり笑ったりしながらたくさんの感動を味わい、 たましいを磨くぞと希望をふくらませ、意欲満々で生まれてきて いるのです」 ▽では、なぜ変わってしまったと思えるのでしょうか? 子どもは、生まれてから育つ環境によって自分を作ります。 その環境のなかでも一番影響を受けるのが親との関係です。 他には、先生、友人、近所の人たち、親の経済状態等に影響を 受けます。 著者は、人間も苗木と同じで環境の影響を大きく受けて育つもの だと言います。 「時代が変わり社会の価値観が変われば、育ち方も違ってくるのは、 当たり前すぎるほど当たり前な自然の道理なのです。まして子ども のたましいは非常に純粋で、驚異的なまでの順応性を持っており、 自分が生きていく世の中のことは、何もかも貪欲に吸収しようと します」 「また、幼少のうちは自己保存の本能も強く働くため、身近な大人、 とりわけ親に自分の価値観を合わせ、親の望むような子どもに 育とうとします。つまり子ども達の変化は、大人達の変化、社会の 変化のそのままの反映なのです」 今の子ども達の気になる行動というのは、親を含めた大人社会の 反映だったのです。 何も子ども達が環境の影響で今のようになっているわけではあり ません。 子ども達の間で「いじめ」があるのは、大人社会にもいじめが あるからなのです。 子ども達がすぐ「キレる」のには、大人社会の何らかの影響が 出ているのです。 したがって、私たちが「子ども達が変だ。変わった」と思った ときは、大人社会が「変だ。変わった」と思わなければならない のです。 その当たりの自覚がないと、子ども達のことを嘆くばかりでは、 問題解決の糸口はつかめないのだと思います。 ●「愛されてきたことにプライドを持つ」とはどのようなことなの でしょうか? ▽子ども達を育てるのは親の責任です。 しかし、現代ではその親の無責任が目立ちます。 何か問題が起きると、学校が、市が、県が、国が、社会が、と 責任を転嫁します。 全ての責任は、自分以外の誰かの責任でしかないのです。 そんな大人の無責任体質が今の子ども達にも反映されています。 では、どうのように育てれば良いのでしょうか? 著者は言います。 「親がわが子を、自分を大切にできる人間に育てるには、ただ ひたすら『愛の電池』を注ぎ続け、自分自身に『プライド』を 持たせることです。プライドという言葉は、鼻持ちならない傲慢さ を想起させるかもしれません。けれども本当のプライドはそういう ものではなく、文字どおりの『自尊心』、つまり自分を尊ぶ心の ことです」 自尊心という言葉はよく聞きますが、どうしても「傲慢」という 言葉と結びついてしまいます。 しかし、本当の自尊心の意味は違うそうです。 著者は言います。 「霊的価値観、精神的価値観でのプライドは、自分も他人もみんな 等しく尊い命であると考え、そのすべてに誇りを感じるのです。 なぜみんなが尊いかというと、どの人にも愛が宿っているからです。 一人の例外もなく、愛されている存在だからです」 子ども達もこの世に生まれて、何年か生きてきたのです。 生きてきたと言うことは、誰かが愛情を持って育ててくれたという ことなのです。 その愛がたくさん注がれて育ってきたことを誇りに思えば、決して 自分を粗末にすることはできません。 著者は言います。 「自分の中には、目には見えない愛がいっぱい詰まっている。 自分を粗末にすれば、その愛を傷つけ、愛してくれた人たちをも 傷つけてしまう。そいう感性を持てれば、売春も麻薬も自殺も 間違いであると理解できるはずです」 大人も子どもも皆「愛されて育ってきた」というプライドを持つ ことが必要なようです。 この本は、昨今の子どもの問題を、たましいという人間の本質的な 視点から説いたものです。 たましいの視点がないと、すぐに誰か他人へ責任転嫁してしまい ます。 一番多いのは「国と社会が悪い」という考え方です。 国も社会も、大人が運営しているもので、「国」とか「社会」 という別の人格があるわけではないのです。 一人ひとりが自己責任で生きていくことができれば、子ども達にも 反映されるのではないでしょうか? |