Copyright (C) 2006 豊かな人生研究委員会 All Rights Reserved

豊かな人生研究委員会
人生を成功に導く読書術! 〜豊かな人生研究委員会〜
この世で一番の奇跡
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:この世で一番の奇跡
 著者:オグ・マンディーノ
 出版:PHP文庫
 定価:552円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 駐車場の救世主
 2 廃品になった人びと
 3 世界一のセールスマン
 4 成功と幸福の秘訣
 5 みじめな人生を生みだすもの
 6 心からの贈り物
 7 老人からの手紙
 8 百日間の使命
 9 神の覚え書き
 10 この世で一番の奇跡



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■■■□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は1999年2月に単行本が出版されていて、その文庫版
 になります。書かれたのは、1970年代のようです。
 
 この本は、全世界で700万部以上!売れているそうです。

 著者をご存じの方も多いと思います。
 本には「世界で最も多くの読者を持つ自己啓発書作家」として紹介
 されています。
 
 著者は生涯で19冊の本を出していて、世界22カ国で3600
 万部売れたと言われているようです。

 この世で一番の奇跡とはどんなことなのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)この世で一番の奇跡とは?
 2)「神の覚え書き」とは?



 今回は物語なので、気楽に読んでみたいと思います。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)この世で一番の奇跡とは?

 「私たちは、存在自体が『この世で一番の奇跡』なのです」


 2)「神の覚え書き」とは?

 「自分の恵みに感謝しなさい」
 「自分のかけがえのなさを主張しなさい」
 「自分の枠を越えなさい」
 「選ぶ力を賢く用いなさい」

 「以上の四つを実現するために必要なことがあります。自分自身
 への愛、他者への愛、そして私への愛をもって以上のことをやり
 抜くということです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【自分の枠を越えて生きてみよう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●始めに、本の題名にもなっている「この世で一番の奇跡」とは何
 でしょうか?

▽「神様の覚え書き」には次のように書かれています。

 「はじめてあなたが母親の子宮から出てきて、わたしがあなたの
 柔らかな額に手を置いたときのことを覚えていないでしょう。
 あなたを祝福するさい、あなたの小さな耳元にわたしが囁いたこ
 とを覚えていますか?」
 
 私たちが生まれてきたとき、私たちがどのような環境に生まれよ
 うと、どのような親の元に生まれようと、神様は私たちをお祝い
 してくれたのです。

 そして、私たちの耳元で何事か囁いていきました。

 しかし、私たちは神様が耳元で囁いてくれたことをすっかり忘れ
 てしまいました。
 
 「あなたが生まれたときに聞いて忘れてしまった秘密を今一度、
 分かち合いましょう」
 
 「あなたはわたしの最大の奇跡」
 「この世で一番の奇跡」

 「それがあなたの最初に聞いた言葉だったのです。その後であな
 たは泣き出しました」

 私たちは、神様に囁かれたことを、育っていく過程で忘れてしまっ
 たようなのです。
 
 私たちは、存在自体が「この世で一番の奇跡」なのです。
 
 この事実を忘れてしまったために、私たちは、自分が信じられな
 くなっています。
 自分は特別な存在であることを信じられません。

 私たちは、もっと自信を持つべきなのです。


●では「神の覚え書き」とはどのようなものなのでしょうか?

▽ここでは「幸福と成功の四つの法則」が書かれています。
 簡単に紹介しましょう。
 
 1.自分の恵みに感謝しなさい

   あなたは、今このときでさえ、偉大な栄光を達成するために
   必要な全ての恵みを持っている。
   
   その恵みとは「目、耳、口、身体、愛する心、心臓、皮膚、
   肺、血液、脳」等、自分の財産はたくさんある。
   
   だから、自分の恵みに感謝し、すでに自分が偉大なる創造物
   であることを認識すること。
   
   物を持っていない者が貧しいの者ではない。より多くを欲す
   る者だけが貧しいのだ。真の安心は、持っている物の中には
   なく、物を持たなくてもできることのなかにある。


 2.自分のかけがえのなさを主張しなさい。

   あなたこそ、地球上でもっとも貴重な宝なのだ。
   
   人類の歴史が始まって以来、この惑星の上を歩いたことのある
   700億人の人間のなかに、あなたとまったく同一の人物は
   誰もいない。この世の終わりまで、あなたのような人物は出
   てこないだろう。

   これ以上、自分のかけがえのなさを暗闇に隠してはならない。
   表に出しなさい。世界に示すのだ。


 3.自分の枠を越えなさい。

   成功のあらゆる法則やどうしたら成功できるかについて言わ
   れたり、書かれたりしてきたものの中で、この方法だけが失敗
   したことはない。
   
   自分の枠を越えること−あなたの夢を越えた豊かさと喝采を
   生み出す秘訣。
   
   自分自身を凡庸にさせておくためのもっとも確実な方法は、
   支払いを受けている分だけの仕事をすることだと言える。
   
   凡庸な人間は自分の枠を決して越えようとはしない。
   
   自分の枠を越えて奉仕すれば、必ず報酬がついてまわる。
   
   すぐに報酬がこなくても、心配いらない。長い間、支払いが
   止められていればいるほど、利息に利息が重なって戻ってくる。


 4.選ぶ力を賢く用いなさい。

   わたしはあなたから偉大な力、選択するちからを取り上げた
   ことはない。
   
   憎むより、愛することを選びなさい。
   泣くより、笑うことを選びなさい。
   破壊するより、創造することを選びなさい。
   あきらめるより、忍耐することを選びなさい。
   人の噂話をするより、褒めることを選びなさい。
   傷つけることより、癒すことを選びなさい。
   盗むより、与えることを選びなさい。
   ぐずぐずすることより、行動することを選びなさい。
   堕落するより、成長することを選びなさい。
   呪うより、祈ることを選びなさい。
   死ぬより、生きることを選びなさい。

 「そして、もう一つ、以上の四つを実現するために必要なことが
 あります。自分自身への愛、他者への愛、そして私への愛をもっ
 て以上のことをやり抜くということです」





 この本は「自己啓発書」です。
 そう思って読むと、「なーんだ」って感じになるかもしれません。
 
 そして、「神様」の考え方がキリスト教に根ざしています。
 もしかしたら、違和感がある方もいるかもしれません。
 
 しかし、伝えようとしていることは宗教には関係ありません。

 今の自分は恵まれていることを知ること。
 自分は存在していることが特別であることを知ること。
 自分の枠を越えて生きること。
 正しい選択をすること。
 
 これだけなのです。
 
 
 自己啓発書に興味が無い方は、単なる物語としても楽しめると思
 います。
 
 おすすめです。



二宮金次郎
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:二宮金次郎
 著者:松山市造
 出版:ポプラ社
 定価:480円(文庫版が出ています)
 購入:ブックオフで150円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 おしよせる大水
 ふるいわらじ
 おとうさん
 おとうとのために
 学問がしたい
 おかあさん
 おじさんの家へ
 じぶんのあぶら
 一ぴょうのもみ
 おひゃくしょうとおぼうさん
 金次郎ののぞみ
 おばあさんの家
 ほんとうのべんきょう
 ひとりだちになる
 ひろい世のなかへ
 服部家のたてなおし
 とのさまのたのみ
 こころをたがやす
 だんなはどこだ
 ひとのこころ
 ひとをあいする



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は昭和44年(1967年)8月に出版されています。
 昭和63年5月現在、第63刷となっています。
 現在は文庫版が出ているようなのです。長く読まれている本です。

 紹介文によると著者は児童教育に従事していた方のようです。

 子ども用の本なのでひらがなが多く、なかなか読みづらいのですが、
 二宮金次郎のことを簡単に知るには最高の本だと思います。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)二宮金次郎とはどのような人なのか?



 二宮金次郎と聞くと、勉強しながら仕事をした人として有名ですが、
 実際何をした人なのか知らない方も多いと思います。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)二宮金次郎とはどのような人なのか?

  すばらしい人です。詳細は下記を参照下さい。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【環境のせいにしない】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「二宮金次郎」とはどのような人なのでしょうか?

▽二宮金次郎は、今から約220年前、1786年(天明7年)に、
 相模の国栢山(かやま)村(今の小田原市栢山)に生まれました。
 
 金次郎が4歳の時、村に流れている酒匂川が氾濫し、金次郎の家
 の田は、ほとんどが石でごろごろした荒れ地になってしまいます。
 
 金次郎の父、利右衛門は7年がかりでやっと田を元通りにしますが、
 無理がたたり、病気で寝込んでしまいます。
 
 7年間、米や作物を作ることができなかったので、とても貧乏です。

 すると、当然、11歳の金次郎は、おかあさんと二人、一家の重要
 な働き手となります。
 
 しかし、この金次郎ただ者ではないです。
 とても11歳(今で言うと小学校6年生)とは思えない、できた
 子どもです。
 
 夜遅くまで働く母親の心配をしたり、働いたお金で病気がちの父に
 お酒を買ってきてあげたり。
 
 父親の利右衛門が正直な人間だったため、金次郎も正直な、分か
 ち合うことができる人間に育っています。
 
▽金次郎が12歳の時、三男の富次郎が生まれます。

 しかし、長年の無理がたたり、父の利右衛門はとうとう亡くなっ
 てしまいます。
 
 金次郎が13歳の時です。
 
 小さな子どもを抱えた母親はなかなか仕事をすることができません。
 すると、一家の働き手は金次郎一人になります。
 
 金次郎は、仕事をしながら「学問」を始めます。
 「大学」や「論語」を原文で読み、意味を自分で考えます。
 
 冬になると、山の中にたき木を取りに行きます。往復8キロ。
 この間、金次郎は歩きながら、本を広げて大声で読み上げます。
 
 この場面が、日本にたくさんある、銅像になっている部分です。

▽金次郎が15歳の時、母親が亡くなってしまいます。
 弟二人を、母の実家へあずけ、一人で働くことになりました。
 
 しかし、酒匂川の氾濫してしまったため、せっかく耕した畑が、
 ダメになってしまいます。
 
 金次郎は、万兵衛おじさんの家にやっかいになります。
 しかし、当時の農家では「学問」をすることができません。

 夜、明かりをつけて本を読むことを「油がもったいない」と禁止
 された金次郎は、自分で菜種を栽培し、油を作ります。
 
 このとき、金次郎は「土のちからの不思議」を知ります。
 人間の力が土の恵みを十分に活かすことを知ります。
 
▽金次郎が19歳の時の弟との会話が書かれています。

 金次郎はこの歳ですでに、「人間はお互い助け合って生きている」
 ということを悟っています。
 
 何歳になっても「自分の力で生きているんだ」と思っている人た
 ちとは大分違いますね。

▽金次郎が19歳の時、元住んでいた家に戻り、独り立ちすること
 になります。
 
 しかし、家は4年間も放って置かれたためボロボロの状態です。
 金次郎が修理をしていると、近所の人たちが集まって手伝ってく
 れます。
 
 「ここの亡くなった親父さんにはとても世話になったから」という
 理由で皆が手伝ってくれるのです。
 
 人間、徳を積むと自分の子孫にまでそのお返しがまわってきます。
 「自分」を中心に世界を作ってはだめなのです。
 
▽23歳の時、金次郎は没落していた二宮家の立て直しに成功します。

 しかし、金次郎は自分の田を全て人に預け、侍の雇い人になります。
 金次郎は、もっと世の中のことが知りたい、もっと学問がしたい
 と思い、小田原に出てきます。
 
 そうこうしているうちに、金次郎は雇われていた侍、服部十郎兵衛
 に、服部家の立て直しを頼まれます。

 この時代、侍(服部十郎兵衛は家老)が百姓にこのようなことを
 頼むのは、王様が乞食にものをたのむようなことだったのです。

 しかし、ボロボロだった服部家を、金次郎は4年目には「大丈夫」
 と見当がつくまでに立て直すのです。

▽この金次郎の働きが、小田原の殿様の耳に入り、殿様の親戚で桜町
 (現在の栃木県二宮町)の殿様の土地の再興を頼むのです。
 
 立て直すのに約10年のめどをつけ、元もと住んでいた栢山村の
 家と田畑を売り払い、家族3人で桜町に移ります。

 1823年(文政6年)金次郎が36歳の頃です。
 
 金次郎が着いた桜町は荒れ放題でした。
 田畑が荒れているのは、人間の心が荒れているからだと思い、
 いろいろと手を打ちます。
 
 しかし、なかなか金次郎の心が分かってもらえません。
 6年たってもあまり進歩がないのです。
 
 金次郎も「やめてしまおう」と思ったことが何度もありましたが、
 金次郎はこう考えました。
 
 「自分の本当の心が、皆に伝わらないのは、自分が悪いからだ」
 
 そして、ある時、金次郎は成田で断食を断行します。
 それを聞いた、金次郎の奥さんも立行(寝るときも立ったまま)
 を行います。
 
 これを見ていた村の人々は、金次郎を呼び戻しに行きます。
 金次郎はやっと分かってくれたかと納得して村へ戻りました。
 
 金次郎は、相手に変わってもらうのではなく、自分が行動するこ
 とによって、人々を、人々の心を変えたのです。
 
 まるで、スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の世界で
 すね。
 
 人を変えようとしても、絶対無理なんです。ストレスがたまるだ
 けです。人に変わって欲しければ、自分が行動することが大事な
 んですね。
 
▽金次郎は、ここで、「分かち合い」の大切さも村人に教えています。

 「分かち合う」ことで、幸せが増えることを。
 これは、現代でもおなじですね。分かち合うと増えるのです。
 
▽また、金次郎は「天保の大飢饉」を経験します。

 しかし、金次郎は天候を予想し、寒さに強い穀物をたくさん植え
 させ、準備を万全に整えます。
 
 そして、桜町では、蓄えていた食べ物のおかげで一人も飢え死に
 する者がいませんでした。
 
 そして、別のところに食べ物を送ったりして、たくさんの人々を
 飢えから救ったのです。
 
▽いつしか、人々は金次郎のことを「尊徳先生」と呼ぶようになり
 ます。
 
 そして、66歳で亡くなるまで、各地の村や家の建て直しに奔走
 します。
 
 そして、1856年(安静3年)の十月、家族や弟子達に見守ら
 れながら、金次郎は一生を閉じたのです。





 二宮金次郎というと「仕事しながら勉強した人」しか、分からな
 かったのですが、とてもすごい人だったのですね。

 あちこちの学校で銅像が建つのも理解できるような気がします。
 
 今とは時代が違うとは言え、現在の子ども達とのあまりのギャップ
 に驚いてしまいました。
 
 私たちも含め、現代の人々はとても恵まれた環境で勉強している
 んだなと思います。

 二宮尊徳が書いた著述がいくつか出ているようなので、探して読
 んでみたいと思います。



日本の父へ再び
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本の父へ再び
 著者:グスタフ・フォス
 出版:新潮社
 定価:1400円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 立身出世の功罪
 2 「立心」出世の勧め
 3 子供は家庭で育つ
 4 父親の価値観、子供の人生
 5 責任感のある人間を
 6 ボーイ・フレント、ガール・フレンド
 7 祖国愛は何故タブーなのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は昭和62(1987)年4月に発行されています。
 本には平成7年1月8刷とあります。
 長く読まれている本ですね。
 amazonで調べてみると、前作の「日本の父へ」はベストセラーと
 なっているようです。
 
 著者は、1947年に栄光学園の初代校長に就任とあります。
 戦後の混乱期に占領軍の指示によって学校を建設します。
 
 日本の父親は危機に瀕しているようです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「立心」出世とは何?
 2)家庭での子どもの教育はどうあるべきか?
 3)父親は子どもに何を教えないとならないのか?



 父親として知っておくべきことがたくさんありそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「立心」出世とは何?

 「身を立てて出世する人間よりも、むしろ、心を立てて、真心を
 持って自己の人生を聡明に送りながら、他人のために尽す人間を
 育てていく−こうした人間教育こそが教師に求められている」


 2)家庭での子どもの教育はどうあるべきか?

 「若い人たちにぜひとも持たせたいゆとりは、多くの親が子供に
 負わせている過剰な受験勉強の縮小によって始めて可能になるも
 のなのである」
 
 「そのためには、親や教師や社会一般が持つ子育てに対する価値
 観を徹底的に修正していく、ということである」

 「教育の『教』は、入試のために必要な学科だけを指すのではない。
 『教』の内容の核となるべきものは、人間のよき魂やよき心を形成
 してゆくことでなければならない」


 3)父親は子どもに何を教えないとならないのか?

 「お父さんがどんな風に人生に伴う浮き沈みにぶつかってきたのか、
 どのように成功や失敗をしながら、人生の楽しいこと、辛いこと
 を受け止めたのか、そのことを子供は知りたがる。抽象的な説教
 がましい感想は抜きにした実話こそ、息子は、娘は、心の糧にし
 たいのである」
 
 「方向を変え、子供のほうに向き直り、真正面からぶつかって、
 人生のありのままの実態を話しなさい」
 
 「父親が、自分の先輩としての、社会人としての、日本人としての、
 長い経験によって培われた良識や経験を人生と社会生活の指針と
 して説き、分からせ、従わせる−その姿勢や努力こそ、現代っ子
 がオヤジに求めている」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【オヤジの人生を教えてあげよう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●はじめに「『立心』出世」とは何でしょうか?

▽著者は「教える」ことを、次のように説明しています。

 「教えるということは、知識を与えることだけではない。教え子を、
 人類が長い歴史を通して得られた人生の知恵に与らせ(あずからせ)
 ながら、彼らを真の人間に形成していく業である。」
 
 「身を立てて出世する人間よりも、むしろ、心を立てて、真心を
 持って自己の人生を聡明に送りながら、他人のために尽す人間を
 育てていく−こうした人間教育こそが教師に求められている」
 
 「立身出世」ではなく「立心出世」をする人間を育てて行かなけ
 ればならないのです。
 
 教師がやるべきことは「人間教育」なのです。
 こう言われたら先生は責任重大です。現在ではなかなかできない
 のではないでしょうか?
 
 しかし、「人間教育」を教えるための土壌は、やはり家庭教育に
 あるのではないでしょうか?

 家庭での基礎的な教育ができていないと、人の話を聞くことがで
 きないし、自ら考えることもできないのです。
 
 そう考えると、家庭教育と学校教育、どちらも大切なのです。


●では「家庭での子どもの教育」はどうあるべきなのでしょうか?

▽著者は次のように主張します。

 「一方的な出世教育にメスをいれ、それを人間教育の本来の姿に
 変えて行くほかない」
 
 そのために「ゆとり」の時間を設置したりするような応急手当に
 期待できるものではないと著者は言います。

 「若い人たちにぜひとも持たせたいゆとりは、多くの親が子供に
 負わせている過剰な受験勉強の縮小によって始めて可能になるも
 のなのである」
 
 「そのためには、親や教師や社会一般が持つ子育てに対する価値
 観を徹底的に修正していく、ということである」

 これは難しい部分ですね。
 現在では「中卒」だと色々な面で苦労しますね。
 
 斉藤一人さんみたいな方もいらっしゃいますが、普通に生活する
 分には、ある程度の「学歴」がないとつらいものがあります。
 
 だから、親や教師や社会一般が持つ価値感を変えないとならない
 のです。
 
▽私個人の意見を言わせてもらうと、普通にご飯が食べることがで
 きて、普通に生きるだけならば、学歴は必要ないと思っています。
 
 私自身、「専門学校卒」ですが、3人の子供を育てることができ
 るくらいの、普通の生活は送ることはできています。

 問題は、その普通の生活の中に、「幸せ」をたくさん見つける
 技術だと思います。
 
 受験戦争で得た学歴は、生きて行く上ではあまり役立っていない
 のではないですか?

 少なくとも、私が生きて行くうえで「学歴」が必要になったこと
 は一度もありません。

▽また、著者は次のように言っています。

 「教育の『教』は、入試のために必要な学科だけを指すのではない。
 『教』の内容の核となるべきものは、人間のよき魂やよき心を形成
 してゆくことでなければならない」
 
 学科を教えることも大切ですが、それよりも大切にしなければな
 らないことがあるのです。
 
 これは、学校で教えるよりも、家庭で教えることの方が重要にな
 りますね。
 
 しかし、現在では、親の教育ができていないために、子供の教育
 ができていない場合が多いようです。
 
 例えば、幼稚園の入園式や卒園式に出席してみると分かりますが、
 「うるさい」の一言です。
 
 子供たちではないですよ。親がうるさいのです。
 
 マイクで幼稚園の先生に「お静かにお願いします」と言われても、
 全く効果ありません。それが、式が終わるまで続きます。
 
 子供の教育の前に、親の教育が必要です。
 
 そのためには、自分に「教育」が足りないと自覚して、勉強する
 しかないですね。それには本を読むのが一番だと思います。
 
 大人になったら、誰もそんなこと教えてくれませんからね。


●次に「父親は子どもに何を教えないとならない」のでしょうか?

▽著者は「母親の教育」も必要であるが、同じように「父親の教育」
 も必要であるといいます。

 「お父さんがどんな風に人生に伴う浮き沈みにぶつかってきたのか、
 どのように成功や失敗をしながら、人生の楽しいこと、辛いこと
 を受け止めたのか、そのことを子供は知りたがる。抽象的な説教
 がましい感想は抜きにした実話こそ、息子は、娘は、心の糧にし
 たいのである」
 
 「方向を変え、子供のほうに向き直り、真正面からぶつかって、
 人生のありのままの実態を話しなさい」
 
 「父親が、自分の先輩としての、社会人としての、日本人としての、
 長い経験によって培われた良識や経験を人生と社会生活の指針と
 して説き、分からせ、従わせる−その姿勢や努力こそ、現代っ子
 がオヤジに求めている」
 
 父親はお金を稼ぐことだけが仕事ではありません。お金を稼ぐこ
 とは父親の仕事の一部分でしかないのです。
 
 本当の父親の仕事は、人生を教える、人間を教えることなのです。

 父親の責任は重いです。





 この本を読んでいたときは、出版年月を知らずに読んでいました。
 
 「現在の問題を鋭く指摘しているな」と思い、共感しながら読ん
 でいたのですが、読み終わった後に「1987年出版」と書かれ
 ているのを見て、びっくりしました。
 
 今から約20年も前に書かれた本なのです。
 
 ということは20年前から、問題は明らかになっていたにもかか
 わらず、何も解決していないのです。いや、むしろ悪くなってい
 るのではないでしょうか。
 
 世の中の、教育に関わる方々、特に父親の方々、頑張りましょう。
 人や社会の責任にせず、自分の責任で教育しましょう。

 この本は是非読んで下さい。
 強くおすすめします。

日本のこころの教育
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本のこころの教育
 著者:境野勝悟
 出版:至知出版社
 定価:1200円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 「日本人のこころ」―私立花巻東高校講演録
 第2部 「日本のこころ」―高校生たちはこう受け止めた

 ※目次はもっと詳細に書かれていますが、省略させていただきます。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■



 この本は平成13年7月に出版されています。
 残念ながらどのくらい売れているのか分かりません。

 著者は紹介文によると「東洋思想家」とあります。
 そして、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を創設とあります。

 表紙には「熱弁二時間。全校高校生七百人が声ひとつ立てず聞き
 入った!」とあります。
 
 この本は私立花巻東高校で著者が講演したときの講演録です。
 今時の高校生を惹きつけた話とはどのようなものだったのでしょう?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「さようなら」の意味とは?
 2)「日本人」とは何?
 3)日本人はどう生きるべきか?



 「さようなら」とはどういう意味なのでしょうね?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「さようなら」の意味とは?

 「さようなら」とは本来は「さようなら(ば)、ご機嫌よう」と
 言うそうです。
 
 「太陽さんと一緒にいるならば、ご気分がよろしいでしょう」


 2)「日本人」とは何?

 「私たちの命の原因が太陽だと知って、その太陽に感謝して、
 太陽のように丸く、明るく、豊かに、元気に生きる、これが日本人
 です」


 3)日本人はどう生きるべきか?

 「みんなが、おたがいの才能を認め合って、おたがいの主義や主張
 をよく理解しあって、この共通の太陽の生命を喜び合って仲良く
 生きていこう」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【日本人であることを誇りに思って生きていこう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●はじめに「さようならの意味」とは何でしょう?

▽みなさんは「さようなら」と「今日は」の意味を知っていますか?

 本来は「今日は、元気ですか」と続くそうです。
 著者は次のように言います。

 「『今日は』の『今日』は現在では、きのう、きょうという意味
 での『今日』となっていますが、実は古くは太陽の意味であった
 のです」
 
 「今でも、太陽のことを『今日様』と呼ぶ地方はたくさんあります」

 なんと、「こんにちは」の「こんにち(今日)」とは太陽のこと
 だったのです。

 だから、「今日は」は「やあ、太陽さん」という呼びかけだった
 のです。

 そして「元気」とは、元の気(エネルギー)という意味なので、
 太陽のエネルギーをさすことになるそうです。
 
 つまり、「今日は、元気ですか」とは、次のような意味なのです。
 
 「あなたは太陽のエネルギーが原因で生きている身体だというこ
 とをよく知って、太陽さんと一緒に明るく生きていますか、という
 確認の挨拶だったのです」
 
 そして、「はい、元気です」と答えますね。
 これは、「はい、太陽さんと一緒に元気に生きてますよ」という
 ことのようです。
 
▽そして「さようなら」の意味について、次に様に説明しています。
 
 「さようなら」とは本来は「さようなら(ば)、ご機嫌よう」と
 言うそうです。
 
 「機嫌」とは「気分」とか「気持ち」という意味です。
 したがって「さようなら、ごきげんよう」の意味は
 
 「太陽さんと一緒にいるならば、ご気分がよろしいでしょう」
 となるそうです。


●「日本人」とは何?

▽外国の人たちから「日本人って何ですか?」と聞かれたら何て答え
 ますか?
 
 外国人はこのようなことをよく聞くらしいのです。
 そして、他の国の人たちはしっかりした答えを持っているそうです。

 しかし、日本人にはそれが無い。
 あなたは、外国人に「日本人って何ですか?」と聞かれたら、
 どのように答えますか?
 
 著者は次のように言います。

 「私たちが生きているのは、太陽のエネルギーのお陰である」

 「驚くべきことに、二千年も前から、日本人は感覚的に気がつい
 ていて、そのことをなにより大切にしていたのです」
 
 「古代の人は、太陽のことを『お陰様』ともいっていたのです」
 
 「太陽の恵みでわたくしたちは生きている。わたくしたちの民族は、
 ずーっと古代から太陽を自分の生命のもととして、大切にしてき
 たのです」
 
 日本人は昔から、太陽に生かされていることを感覚的に知ってい
 たようなのです。
 
 「日本」という文字は「日が本」つまり「私たちのいのちは太陽が
 元だよ」ということなのです。
 
 だから、外国人に「日本人って何?」と聞かれたら、次のように
 答えなくてはなりません。
 
 「私たちの命の原因が太陽だと知って、その太陽に感謝して、
 太陽のように丸く、明るく、豊かに、元気に生きる、これが日本人
 です」


●日本人はどう生きるべきか?

▽著者は次のように言います。

 「みんなが、おたがいの才能を認め合って、おたがいの主義や主張
 をよく理解しあって、この共通の太陽の生命を喜び合って仲良く
 生きていこう…これが、わたくしたち日本人の生き方の原型だった
 のです」
 
 「競争ばかりして、弱いものをたたいて、強いものだけが威張って
 強がっているのは、太陽の生命を感謝しあっていきようとした
 日本人の本来の生き方ではなかったのです」
 
 やはり日本人には「和」が大切なんですね。





 これまで、真剣に「日本」とか「日本人」について、考えたこと
 があまりありませんでした。
 
 日本のことを一番知らないのは、実は日本人なのかもしれません。
 これは、国際的に見てもとても恥ずかしいことなのです。
 
 自国に誇りをもてない人、自国の歴史や文化を語れない人、この
 ような人は外国人からも尊敬されません。
 
 この本はあまり厚くないですが、日本人の基礎がたくさん詰まって
 います。

 「日の丸」の意味とか、「おかあさん」「おとうさん」の意味も
 しっかり書いてあります。
 
 あなたが日本人であるなら、読むべき本です。
 そして、日本人であることを誇りに思いましょう。


人生のしくみ
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人生のしくみ
 副題:夢は必ず実現する
 著者:越智啓子
 出版:徳間書店
 定価:1600円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1話 あなたがここにいる意味
 第2話 人間関係のしくみ
 第3話 中毒から抜け出せない人へ
 第4話 光りの仕事人
 第5話 笑いの天使になろう
 第6話 インナーチャイルドを癒す
 第7話 夢は必ず実現する



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :□□□□□
 勇気  :■■■■□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は2003年6月に出版されています。
 どのくらい売れているかは残念ながら分かりません。

 著者は精神科医で、現在沖縄で薬を使わないクリニックを開業し
 ています。

 過去生療法、アロマセラピィ、クリスタルヒーリング、フラワー
 エッセンス、ヴォイスヒーリングなどを取り入れた、カウンセリ
 ングによる治療を行うそうです。

 「過去生医療」という言葉もあります。
 いま流行りのスピリチュアル系の本なのでしょうか?


 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生のしくみはどうなっているのか?
 2)過去生療法とは?
 3)インナーチャイルドとは?
 4)夢を実現する方法とは?



 私のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきた
 のか」を知る方法が見つかるかも知れません。


 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生のしくみはどうなっているのか?
 2)過去生療法とは?
 3)インナーチャイルドとは?
 4)夢を実現する方法とは?



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【もっと自分に素直になろう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●初めに「人生のしくみ」はどうなっているのでしょうか?

▽著者が言う「人生のしくみ」とは一言でいうと「輪廻転生」です。

 人間は、過去何回にもわたって人生を経験しているようです。
 そして、生まれてくる前に今回の人生の計画を立てて生まれてき
 ます。
 
 前世で計画していて、できなかったことを今回の人生で実現しよ
 うとしている場合もあるそうです。
 
 これを著者は「人生のしくみ」と言っているのです。
 自分に起こることの一つひとつは全てに意味があるのです。
 
 だから、過去生を知ることで、今回の人生で思い悩んでいること、
 原因不明の病気等の原因がわかるそうです。


●では、「過去生療法」とはどんなことをするのでしょうか?

▽なぜだか理由がわからない「衝動」が湧き上がったときは「魂か
 らの叫び」なのだそうです。

 「それは、過去生の自分の思い残し、夢だったり、魂からの貴重
 なメッセージだったりします」

 「そして、『過去生療法』を行うことにより、過去の感情が開放
 され、それまで原因不明の症状で苦しんでいたのに、それが消え
 てしまうというケースがたくさんある」

 例として、高所恐怖症、閉所恐怖症、飛行機恐怖症、水恐怖症、
 パニック症候群、不安神経症、脅迫神経症など、色々な症状が改
 善されているそうです。

 この他にも、「うつ」等も、自分の過去生を知ることにより改善
 することがあるようです。

 つまり、現在の自分に何らかの問題がある場合、過去の人生でや
 り残したことや、今回の人生で解決しなければならないことなの
 です。
 
 自分に起こること全てに意味があるのです。


●では、「インナーチャイルド」とは何でしょうか?

▽著者は「インナーチャイルド」について、次のように説明してい
 ます。

 「インナーチャイルドとは、アメリカから来た言葉で『内なる子供』
 『幼心(おさなごころ)』のようなもので、本当の自分、自分の
 本当の感情、気持ち、本音を表す」

 「自分をきちんと認めて大切にしている人や、自分のことが大好
 きな人のインナーチャイルドは、ニコニコ笑顔ではしゃいでいる。
 そして、その人の人生も、伸びやかで、楽しくて、人間関係もう
 まくいっている。『内なる子供』は『感情の象徴』なのです」

 「一方、自分のことが大嫌いで、自分を否定したり、いくら頑張っ
 ても自分を認められなかったり、いつも自分の感情を抑圧してい
 ると、その人のインナーチャイルドは、すねていたり、怒ってい
 たり、泣き叫んでいる。あんまりすねていると、姿を見せないで
 どこかに閉じこもってしまう」

 インナーチャイルドとは、「本当の自分」であり、その本当の
 自分がやりたいことをやるべきなんですね。
 
 そして、著者は「インナーチャイルド」と対話することが大切だ
 と言います。
 
 自分の本音がわからなくなっている人、やりたいことがわからな
 いという人には、インナーチャイルドと対話することが、とても
 大切で有効な方法なのです。
 
 私のテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」
 についても、インナーチャイルドとの対話で見つかるかもしれま
 せんね。(もう、かなり対話してはいるのですけど...)


●最後に「夢を実現する方法」とはどのような方法なのでしょうか?

▽著者の「夢を実現する方法」は次のように説明されています。

 「夢はなるべくまわりの人々に語る」
 「強く思うこと」
 「良いことをイメージすること」
 「口癖に気をつけること。明るい口癖を言うこと」
 「『すべてはうまくいっている』と言葉にすること」
 
 どの成功法則の本を読んでも書いてることなのですが、強く願う
 ことで思考は現実となります。


 これについては、私も色々と実験してみました。
 私がやったのは「紙に書くと実現する」という方法です。
 
 どんなささいなことでも良いので、紙に書いてみるのです。
 
 B5版ノートを一冊買ってきて、書いた日付け、内容、実行予定日、
 実現した日が書けるように線を引きます。
 
 そこに、思いついたことを片っ端から書いていきます。
 どんな小さなことでも良いし、これは無理かなと思うような大き
 なことでもいいので、とりあえず思いつくままに書き出します。

 ちなみに、私のノートには、「読書感想文のメルマガを発行する」、
 「そのためのホームページを作る」という項目もあって、めでたく
 「実現した日」の欄に日付けが入りました。
 
 その他には「メルマガ読者数を4万人にする」とか、「メルマガ
 から広告収入を得て、それを本代にする」等、小さなことから大
 きなことまでたくさん書いてあります。
 
 するとですね、これが不思議と実現してしまうのです。
 他人から見たら鼻で笑われそうなことばかりなんですけど、自分
 にとっては実に気分が良いのです。
 
 実行予定日はあくまでも予定日なので、もし過ぎてしまったら
 また書き直せばOKです。

 みなさんも、ただ漠然と「なんだか上手くいかないな」と考えて
 いるのでしたら、一度紙に書いてみることをお勧めします。





 この手の本は、好き嫌いが分かれるところだと思います。

 でも、自分では解決できず悩んでいること、また、同じ様な夢を
 何度も見てしまうこと等、不思議なことが起きているならば
 「過去生」を考えてみるのも一つの手ではないでしょうか?


 ちなみに、私は「輪廻転生」を信じています。
 自分の過去が、どのような人物だったのか?
 考えるだけでも楽しくなりませんか?



──────────────────────────────
 ◆編集後記
──────────────────────────────
 「無意識」は良い面と悪い面があると思います。
 無意識に行動しなければ命が危ない場合もあります。

 しかし、命に別状がない場合は意識的に生きるべきだと思います。

 意識的に行動するようになって、電車の中で本を読んでいても、
 周りのことに敏感になってきました。

 一番の効用は、自分の人生について真剣に考えるようになってき
 たことです。

 おすすめです。



 では今日はこの辺で。



お釈迦さまのさとり説いた真理とは
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:お釈迦さまのさとり説いた真理とは
 副題:私の宗教体験から
 著者:菊池宗久
 出版:東京図書出版会
 定価:1100円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 夢を追い求めて
  1 人生の選択
  2 されどわが道を行く
  3 一冊の本と出逢う
  4 わたしの宗教体験
  5 出家への前奏
  6 出家・修行から大学へ

 お釈迦さまのさとり説いた真理とは
  1 お釈迦さまが生まれ、生きたころのインド
  2 お釈迦さまの生い立ち
  3 お釈迦さまは「なぜ」出家したのか
  4 修行からさとりへ
  5 真理を説く

 明日を生きるために
  1 宗教とは
  2 雨ニモマケズはどうして書かれたか
  3 歴史に学ぶ
  4 死は愛する人たちとの再会の時である
  5 奇跡のいのちを生きるために



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は2004年12月に出版されています。
 
 著者は、ある時、仏教に目覚めてしまった方のようです。
 特に著名な方ではありません。

 では、なぜこの本を購入したかと言うと、薄い上に、平易な言葉で
 仏教のことが書いてあったためです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)お釈迦さまが伝えたかったこととは?



 お釈迦さまが伝えたかったこととは何なのでしょうね?
 仏教という言葉は知っていますが、何を伝えようとしているのか
 全然知りません。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)お釈迦さまが伝えたかったこととは?

 「お釈迦さまが自ら悟ったのは、無条件で与える『愛』でした。
 お釈迦さまは無条件で与える愛を『慈しみのこころ』で説きます。
 仏教ではこの愛を『慈悲』として説きます」

 「人間の本当の生き方は、執らわれのない慈しみのこころで他に
 働きかけ、他をいかし、自らもいかされる行為なのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【他があるから自分もあることを意識しよう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「お釈迦さまが伝えたかったこと」とは何でしょう?

▽その前に、お釈迦さまの名前について紹介しましょう。

 お釈迦さまは、紀元前5世紀のインドで、釈迦族の王子とし生ま
 れます。
 
 名前は「ゴーダマ・シッダールタ」といいます。
 ゴーダマは父の氏姓で、シッダールタとは「目的を達成した人」
 という意味のようです。
 
 お釈迦さまが悟りを開いた後は「ゴーダマ・ブッダ(目覚めた人)」
 とか、「釈迦牟尼(シャカムニ:釈迦族出身の聖者)」と呼ばれ
 ています。
 
 また「釈尊」という言葉もありますが、これは「釈迦牟尼世尊
 (シャカムニセソン:釈迦族出身の聖者で世間で最も尊敬できる
 人)」の釈と尊を合わせたものです。

 お釈迦さまは、王子さまだったのです。
 しかし、29歳の時に恵まれた生活、妻子を捨て出家修行者にな
 ります。

▽では、そうまでして何を得て、何を伝えたかったのでしょう?

 著者は次のように言います。

 「お釈迦さまが自ら悟ったのは、無条件で与える『愛』でした。
 お釈迦さまは無条件で与える愛を『慈しみのこころ』で説きます。
 仏教ではこの愛を『慈悲』として説きます」

 では、「慈悲」とはどういう心なのでしょうか?
 
 「私たちの命も、この世界に存在しているあらゆる命も、これか
 ら生まれるいのちも、全て関わり合って生かし生かされているの
 です」
 
 「求めるという執らわれの心でする行為によっては、こころを満
 たすことができず人生の解決にはなりません」
 
 「人間の本当の生き方は、執らわれのない慈しみのこころで他に
 働きかけ、他をいかし、自らもいかされる行為なのです」
 
 何となく分かって頂けたでしょうか?
 ポイントは「慈しみの心」です。

 「自分中心」ではなくて、「他があるから自分もある」ことを知
 らなければならないのです。

▽では、どのように生きれば良いのでしょうか?

 著者は次のように言います。
 
 「慈悲行という生き方は、世の中のために『大きなことをしなさい』
 と言っているのではありません。その生き方とは些細なこことの
 積み重ねなのです」
 
 「私たちの身の回りにある物を1日でも長く、最高の状態で、
 冷蔵庫が冷蔵庫の、鍋が鍋の、畳が畳の働きをするように、その命
 に働きかけ、いかして使用するという行為を実践することなのです」
 
 「お釈迦さまは、一つ一つの慈悲行の積み重ねによって育まれた
 心が『死』に直面しても動揺せずに乗り越えられると説いている
 のです」
 
 人間は一人で生きていない、他に生かされているのだから、周り
 の人、物に感謝し、いたわって生きていかなければならないのです。





 私は、平均的な日本人なので、クリスマスにケーキを食べ、除夜
 の鐘を聞き、神社に初詣に行きます。
 
 どこかの宗教に肩入れしているわけでもありません。
 また、これからも宗教に染まることもないと思います。
 
 でも、宗教にとても興味があります。
 宗教に興味があると言うよりは、その「教え」に興味があります。

 これからも、宗教に関する本は読んでみようと思います。



──────────────────────────────
 ◆編集後記
──────────────────────────────
 私が考えている「この世でなすべきことをやった人物」を、私の
 知っている範囲で具体的にあげると、「坂本竜馬」「西郷隆盛」
 「勝海舟」等がそうです。
 
 また「徳川家康」や「豊臣秀吉」等もそうだと思います。
 自分のこの世での使命を十分果たしていった人たちだと思います。
 
 これらの人たちは、たまたま歴史に名が残ってますが、全く知ら
 れていない人たちでも、自分のこの世での使命を果たした人が
 たくさんいるはずなんです。
 
 もしかしたら、とても小さいことかもしれません。
 でも、それが自分の使命だと分かったら、とてつもないパワーが
 みなぎってきそうな気がしています。
 
 やはり青い鳥でなのでしょうか?



 では今日はこの辺で。



不安からあなたを解放する10の簡単な方法
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:不安からあなたを解放する10の簡単な方法
 副題:不安と悩みへのコーピング
 著者:エドムンド・J・ボーン、ローナ・ガラノ
 出版:星和書房
 定価:1800円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 からだをリラックスさせる
 第2章 こころをリラックスさせる
 第3章 現実にあわせて考えよう
 第4章 恐れと向き合う
 第5章 規則正しい運動をこころがける
 第6章 こころを落ち着けるための正しい食事
 第7章 自己養育
 第8章 シンプルな生活を送る
 第9章 悩みをスイッチ・オフ
 第10章 状況に応じたコーピング



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は2004年10月に出版されています。

 著者は、紹介文によると「不安治療の専門家」のようです。

 不安は誰にでもあります。
 その克服方法を知っていれば怖いもの無しですね。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)不安の原因とは?
 2)不安を解消する方法とは?



 不安を解消する方法が知りたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)不安の原因とは?

 「原因についてあなたがどれだけ多くのことを知っていようとも、
 その知識が必ずしも治療をもたらすものではありません」

 「長期誘発原因」
 「最近の状況的原因」
 「継続原因」
 「神経生物学的原因」

 2)不安を解消する方法とは?

 「からだをリラックスさせる」
 「こころをリラックスさせる」
 「現実にあわせて考えよう」
 「恐れと向き合う」
 「規則正しい運動をこころがける」
 「こころを落ち着けるための正しい食事」
 「自己養育」
 「シンプルな生活を送る」
 「悩みをスイッチ・オフ」
 「状況に応じたコーピング」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【不安におそわれたら考え方を変えてみよう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●はじめに「不安の原因」には何があるのでしょうか?

▽著者は「不安の原因」について、次のように言っています。

 「原因を知ることが不安という問題の形成に洞察を与えはするも
 のの、個別の問題の克服にこうした知識は必要ではないというこ
 とです」
 
 「原因についてあなたがどれだけ多くのことを知っていようとも、
 その知識が必ずしも治療をもたらすものではありません」
 
 著者は、不安の原因を知ったところで何の解決にもなりませんよ
 と言っているのです。

 でも、不安の原因を知りたいですよね。
 というよりも、普通は不安なときは、なにか決まった事象がある
 ような気がします。
 
 しかし著者は、不安というものはいろいろな数多くの原因がある
 ので、これさえ解決すればといった原因は存在しないと言います。
 
 ということは、不安に関しては、いろいろな面からの解決のアプ
 ローチが必要になるのではないでしょうか?

 例えば、思考法、運動、食べ物といったことです。
 
▽著者は「人生のさまざまに時期に始まる代表的な不安の原因」を
 次のようにあげています。
 
 ・長期誘発原因
 
  「のちの人生で生じる不安による問題を、誕生あるいは幼児期
  から決定づける素因。遺伝、不完全な子育て、あるいは幼児期
  の心的外傷や虐待などがある」

 ・最近の状況的原因
 
  「例えば、パニック発作または広場恐怖などの発症を引き起こ
  す出来事を示す。ストレス、重大な喪失、重大な生活上の変化、
  病気、気晴らしが目的の麻薬使用などを示す」
  
 ・継続原因
 
  「現在の行動、態度、ライフスタイルの中で、発生した不安を
  継続させる要因を言う。筋肉の緊張、もしも的な考え、自分や
  他人、そして人生に対する誤った信念、恐怖あるいは恐ろしい
  と思う状況の継続的回避 等々」

 ・神経生物学的原因
 
  「現在体験している不安の経過や強度を直接左右する脳内の
  状態を言う」


 不安はもっと単純なことかと思っていたのですが、専門的に分類
 するとその原因はたくさんあるようです。
 
 普段、私たちがよく遭遇する不安原因は「継続原因」になります。
 しかし、その根本原因は幼児期の虐待(つまり長期誘発原因)
 だったりする場合もあるのではないでしょうか。
 
 だから著者は、「不安の原因は一つではない」と言っているのです。


●では「不安を解消する方法」にはどのような方法があるのでしょ
 うか?

▽この本では、「継続原因」の対策が10紹介されています。

 1.からだをリラックスさせる 
 2.こころをリラックスさせる
 3.現実にあわせて考えよう
 4.恐れと向き合う
 5.規則正しい運動をこころがける
 6.こころを落ち着けるための正しい食事
 7.自己養育
 8.シンプルな生活を送る
 9.悩みをスイッチ・オフ
 10.状況に応じたコーピング

 この中で一つだけ、「現実にあわせて考えよう」が簡単そうなの
 で紹介します。
 
▽著者は次のように言います。

 「私たちの気分や感情を決定づける主な原因は、特定の状況に対
 して自分自身に語りかける『ひとり言』にある」
 
 私たちが悩む不安は、ほとんどの場合「もしも」のひとり言が作
 り出しているのです。
 
 「この『もしも』思考に立ち向かい、積極的かつ自立を支える言葉
 による声明にそれを変えたとき、本当の変化が起こる」
 
 要するに、自分の考え方一つだと言っているのです。
 
 そんなことは分かっているのですが...

▽他には「大げさに考えることをやめる」ことです。
 これは、小さな「もしも」から、どんどん思考が大げさになって
 いくことを示しています。被害妄想ですね。

 これもありがちです。不安の連鎖とでもいいましょうか。
 マイナス思考が次から次へと現れるのです。
 
 これを止めるためには、自分の不安を紙に書いて、よく自分で分析
 してみるとよいそうです。





 この他にも、詳細に不安に対処する方法が書かれています。

 しかし、不安に押しつぶされそうになっている人は、きっとこの
 ような本は読まないような気がします。
 
 どちらかと言うと、心に余裕がある時に落ち着いて読んだ方が素直
 に理解できると思います。



人生で学んだ一番大切なこと。
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人生で学んだ一番大切なこと。
 著者:ウェンディ・ラストベーダー
 出版:PHP研究所
 定価:1600円+税
 購入:ブックオフで850円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 良い生き方について 
 第2章 人間について 
 第3章 時間について 
 第4章 精神性について 
 第5章 結婚について 
 第6章 憂鬱について 
 第7章 仕事について 
 第8章 老化について 
 第9章 良いおこないについて 
 第10章 後悔について 
 第11章 老後について



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は2003年1月に出版されています。

 著者は、紹介文によると「老化問題を専門とする著名なコメン
 テーター」とあります。老化問題の専門家のようです。

 この本では、人生の終盤にさしかかった老人達の貴重な意見が
 記載されています。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生で一番大切なこととは?



 死を間近に控えた人たちに「人生で一番大切なことはね...」
 と言われたら、聞かざるをえないですね。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生で一番大切なこととは?

 「大恐慌時代には全てを失い、残ったのは家族だけだった。でも、
 家族はしっかり団結して頑張ったの。生活は苦しかったけど、
 みんなで散歩に出かけたり、一緒に歌を歌うことはできた。家族
 で何気ないことをする、それが幸せだった」

 「人生は自分との闘い。他人との競争じゃないんだ。後ろを振り
 返って他人を見るんじゃない。空の鳥や、道端に落ちている小銭
 に気を取られるんじゃない。真っ直ぐ前を見て、集中するんだ。
 自分にどれだけできるか、やってみなきゃわからない。努力する
 ことに神経を集中して、遠くを目指さなきゃ」

 「若い人たちには、一生懸命生きろと言いたい。人生は一度きり、
 一回だけの大舞台だ。過ぎた日々を二度と取り戻すことはできない。
 いつか年をとって、自分の人生を振り返るときのことを考えなが
 ら生きろ。そのとき後悔するのは、自分がやらなかったことなん
 だよ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【日々、明日死ぬ覚悟で人生を生きよう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「人生で一番大切なこと」とは何でしょうか?

▽この本は、著者が老人達といろいろな話をし、日記に付けていた
 ものです。

 そろそろ、人生の終盤にさしかかった老人達が、
 
 「人生はこういうものなんだ」
 「あのときこうしておけば良かった」
 「人間関係はこうあるべきだよ」
 
 等々、比較すると若い私たちが、気が付かないことをいろいろと
 教えてくれます。
 
 その中から、いくつかご紹介しましょう。
 
▽一番最初に紹介されているのは、72歳の女性です。

 「大恐慌時代には全てを失い、残ったのは家族だけだった。でも、
 家族はしっかり団結して頑張ったの。生活は苦しかったけど、
 みんなで散歩に出かけたり、一緒に歌を歌うことはできた。家族
 で何気ないことをする、それが幸せだった」

 例え金銭的な豊かさが無くても、成功していなくても、家族があ
 ればとても些細なことで幸せを感じることができるのです。
 
 私も、時々子ども達を「もっと遊園地とか、映画とか、旅行など
 に連れて行ってあげたいな」と思うのですが、そんなにしょっ
 ちゅう行けるようなお金を今のところ持ち合わせていません。

 しかし、そんなお金がかかることだけが幸せなことではなくて、
 散歩に出かけたりといった、とても簡単な、いつでもできるよう
 なことがとても幸せだったりするのですね。
 
▽次に紹介するのは72歳の男性です。

 「人生は自分との闘い。他人との競争じゃないんだ。後ろを振り
 返って他人を見るんじゃない。空の鳥や、道端に落ちている小銭
 に気を取られるんじゃない。真っ直ぐ前を見て、集中するんだ。
 自分にどれだけできるか、やってみなきゃわからない。努力する
 ことに神経を集中して、遠くを目指さなきゃ」
 
 この言葉を、私と同じくらいの年齢の人や、もっと若い人が言う
 と嘘くさい感じがしますが、老人に言われると納得してしまいます。
 
 私たちは、どうしても「隣の家の芝生」が気になります。
 「あの人は昇進した」とか「あの人はお金持ちになった」とか。
 
 でも、そんなことはどうでもよいことなのです。
 問題は、他人と比較することではなくて、自分が何を努力するのか、
 何に集中すべきなのかを知ることなのです。
 
 そう、「やってみなきゃわからない」のです。
 チャレンジすることが大切です。
 
▽最後に紹介するには、89歳の男性のです。

 「若い人たちには、一生懸命生きろと言いたい。人生は一度きり、
 一回だけの大舞台だ。過ぎた日々を二度と取り戻すことはできない。
 いつか年をとって、自分の人生を振り返るときのことを考えなが
 ら生きろ。そのとき後悔するのは、自分がやらなかったことなん
 だよ」
 
 このような言葉は成功法則の本にたくさん書いてあります。
 
 しかし、89歳の人間にこう言われると、感慨深いですね。
 
 私ももうすぐ40歳になりますが、今の時点でも「あれをやって
 おけば良かった」とか「あのとき決断しておけば」といったこと
 がいくつかあります。
 
 その中でも一番思うのは、
 「もっと、小中高で勉強しておけば良かった」です。
 
 今になって、本を読んだり、いろいろな勉強をしたりしていますが、
 勉強することはとても楽しいのです。
 
 自分の知識が増えることや、自分の考え方や生き方が変わってし
 まうことがあると、「なぜ、もっと若いときにこのことが分から
 なかったのだろう」と悔しい思いをすることがあります。
 
 40歳ですでにこの状態なのです。
 
 あと40年生きることができるかどうか分かりませんが、そのとき
 には「あのときこうしておけば」といった後悔を絶対しないよう
 な生き方をしたいと考えています。





 私が考えている「豊かな人生」は、今のところ明確な判断基準が
 ありません。
 
 しかし、その判断基準に次のことを加えたいと思います。
 
 「死ぬときに、『あのときこうしておけば』と後悔しない人生を
 送ること」
 
 ということは、「明日死ぬ覚悟」で生きていればいいかも知れま
 せんね。



不勉強が身にしみる
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:不勉強が身にしみる
 副題:学力・思考力・社会力とは何か
 著者:長山靖生
 出版:光文社
 定価:720円
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 不勉強社会ニッポンの現実
 第1章 そのお勉強でいいの?
 第2章 読書のすすめ、もしくは戒め
 第3章 倫理は教えられるか、学べるか
 第4章 「正しい歴史」は存在するか
 第5章 自然科学と論理的思考力
 第6章 「好きなら伸びる」は本当か



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は2005年12月に出版さています。
 

 著者は、歯科医でありながら評論家でもあります。
 著書も多数あります。

 もう少しで40歳なのに、いまごろ勉強の大切さが分かるように
 なりました。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)どのように読書すべきなのか?
 2)正しい勉強法とは?
 3)伸びるためにはどうすれば良いのか?



 大人になってからの方が、勉強が必要に感じています。
 正しい勉強法なんてあるのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)どのように読書すべきなのか?

 「この『本離れ』の現象は、若者に限ったことではない。古典を
 きちんと読む若者は少ないが、大人はもっと少ない」


 2)正しい勉強法とは?

 「従来の知識が役に立たなくなり、これまでの努力が無駄になった
 なら、新しく勉強し直すしかない」

 「『努力しても報われない』と感じている人の多くは、実は努力
 をしていない」


 3)伸びるためにはどうすれば良いのか?

 「学ぶことは『好きなことを見つける』のと『客観的評価を受ける』
 のと『嫌いなことでも理解し、水準以上に達する努力をする』と
 いうバランスが取れなければ、本当には伸びない」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【謙虚に勉強しよう】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●はじめに「どのように読書すべき」なのでしょうか?

▽著者は「本離れ」について次のように言います。

 「学校や社会で問題にされている『本離れ』というのは、エンター
 テイメントを中心にした読書全般を指しているわけではない。
 古典の基本図書など、いわゆる『いい本』が読書問題の対象であっ
 て、それらが読まれなくなったということが問題なのである」
 
 実際は、本の実売部数はここ最近伸びているようです。
 しかし、それは「セカチュー」や「ハリー・ポッター」のヒット
 が原因なのだそうです。
 
 したがって、本当に読むべき本はあいかわらず『本離れ』の状況
 なのです。
 
 著者は次のようにも言います。
 
 「この『本離れ』の現象は、若者に限ったことではない。古典を
 きちんと読む若者は少ないが、大人はもっと少ない」
 
 「実際、大人の教養離れは深刻だ。なにしろ、大人が『ハリ・ポタ』
 を読んで、読書をした気になっていたりする」
 
 耳が痛い方のいるのではないでしょうか?

 私も読書はしていますが、『古典』や『いい本』を読んでいるか
 といわれると、そうでもないです。
 
 しかし、エンターテイメント本ばかり読んでいるわけでもでもな
 いので、読書している方だと自負しています。
 
 「いい歳をした大人が『ハリー・ポッター』の発売日に本屋に並
 んでどうするのだろう」

 と著者は言います。
 
 私は、いい歳をした大人が『ハリー・ポッター』の発売日に本屋
 に並ぶのが悪いとは思いませんが、それだけしか読まないという
 のはいかがなものかと思います。

 いろいろな本をたくさん読みましょう。


●では「正しい勉強法」はあるのでしょうか?

▽序章で著者は次のように書いています。

 「大人たちの間にも、
 『努力しても報われない』
 『勉強なんて、してもしなくても、大して変わりない』
 『今の世の中、確かなことなんて何もない』
 といった無力感が拡がっている」
 
 「だが、そのような現状を生き抜くための具体的な取り組みを行っ
 ている人は、意外と少ない。学ぶこと、考えることの他に、自分
 の現実を変える手だては無いというのに」
 
 「従来の知識が役に立たなくなり、これまでの努力が無駄になった
 なら、新しく勉強し直すしかない」

 私もサラリーマンで、たくさんの人がいるところで働いています。
 すると、「無力感」漂う話をたくさん聞きます。
 
 先日は「勉強するのがめんどくさい」という話を、私より年上の
 方から聞きました。
 
 どうやら、「勉強しなきゃ」と考えること自体が面倒くさいそう
 です。
 
 言っては悪いですが、こうなったらもうどうしようも無いですね。
 「いまのまま生きて下さい」というしかないです。
 
▽私は、以前漠然と「勉強しなきゃ」と思っていただけでした。
 
 しかし、本をたくさん読むようになって分かったのは、「自分に
 は勉強が全然足りない」ということです。
 
 だから、今になっていろいろなことを勉強し始めてますが、学ば
 なければならないことが多すぎて、ただただ焦るばかりです。
 
▽著者は次のようにも言っています。
 
 「『努力しても報われない』と感じている人の多くは、実は努力
 をしていない」
 
 なかなか厳しいですね。
 つまり、努力が足りないのです。

 私は「努力していないから報われない」と思っているので、まだ
 ましな方でしょうか?


●最後に「伸びるためにはどうすれば良い」のでしょうか?

▽著者は次のように言います。

 「学ぶことは『好きなことを見つける』のと『客観的評価を受ける』
 のと『嫌いなことでも理解し、水準以上に達する努力をする』と
 いうバランスが取れなければ、本当には伸びない」
 
 基本は、好きなことを見つけることです。

 次に、自分自身に厳しくなること、他人の評価を謙虚に受け止め
 ること。
 
 そして、好きなことだけではなく、嫌いなことも理解する努力が
 必要なのです。

 これらが、バランスよく身につければ、好きなことに関する力は
 どんどん伸びていくのです。





 著者は「不勉強が身にしみる」と言ってますが、かなり勉強して
 いる人です。
 
 私は、恥ずかしくて「勉強してます」なんて言えなくなってしま
 います。
 
 でも、本当に勉強が必要な人たちは、この本は買わないのではな
 いでしょうか?
 
 だって、「不勉強が身にしみる」と思ってないから。



自分を知るための哲学入門
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:自分を知るための哲学入門
 著者:竹田青嗣
 出版:筑摩書房
 定価:1200円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 哲学“平らげ”研究会
 第2章 わたしの哲学入門
 第3章 ギリシャ哲学の思考
 第4章 近代哲学の道
 第5章 近代哲学の新しい展開
 終 章 現代社会と哲学
 読書案内



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■□□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■□□□□



 この本は1990年10月に発行されています

 著者は「文芸評論、思想、哲学、音楽の幅広い領域で活躍中」と
 あります。
 
 著書も多数出版されています。

 哲学が嫌いな私ですが、「食わず嫌いもどうだろう」ということ
 で、購入しました。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)哲学とはどのような学問なのか?
 2)哲学には、どのような歴史があるのか?



 哲学の概要が分かればいいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)哲学とはどのような学問なのか?

 「ものごとを自分で考える技術である」
 「困ったとき、苦しいときに役に立つ」
 「世界の何であるかを理解する方法ではなく、自分が何であるかを
  了解する技術である」


 2)哲学には、どのような歴史があるのか?

 ※●もっと知りたい方のために を参照して下さい。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【人生は短いんだよ】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「哲学とはどのような学問」なのでしょうか?

▽はじめにお伝えしておきます。

 私は、大学等で哲学を専攻していた人、哲学者が書いた本が嫌い
 です。
 
 哲学に関する専門書を図書館で見たときは、単語の意味も分から
 ず、何を言わんとしているのか趣旨も分からずといった状態でした。
 
 また、哲学を専攻している人が一般向けに書いた(と思われる)
 本を読んでも、何を伝えようとしているのかが分かりません。

 訳が分からない言葉と言い回しで、ごまかされているような気分
 になります。

 このような哲学に対する偏見を持っている私ですが、ほんの数冊
 手にとって見ただけなので、「偏見を持つのをやめて真剣に読めば、
 実はそんなに難しくなく、理解できるのじゃないか?」と思い、
 入門書を選んでみました。

▽では「哲学」とは、どのような学問なのでしょうか?

 著者は「哲学とは何か」の問いに対し、次の3点をあげています。
 
 1.ものごとを自分で考える技術である。
   
   ものごとを「自分で」考えるとは、実は習慣的な自分の考え
   方に逆らって考えることなのである。
   
   だが、普通私たちはその方法や技術をまったく持っていない。
   
   そういうことを行うためには、まずその動機を必要とし、
   次にその方法や技術を身につけなくてはならない。

 2.困ったとき、苦しいときに役に立つ。

   自分の(=世間から受け取った)習慣的な考え方で物事を考
   えると、どうしても自分が苦しく、行き詰まってしまうとき
   がある。
   
   そういう場合にはじめて、人間はこの習慣的な考え方に逆らい、
   それに抗ってものごとを根本的に考え直そうとする動機を与
   えられる。
   
   まさしく哲学はそう言う場合に私たちにとって「役に立つ」。
   
 3.世界の何であるかを理解する方法ではなく、自分が何である
   かを了解する技術である
 
   自分自身を絶えず新しい形で了解し、そのことを通じてより
   深く生きる、そういう道の一つの手だて(=技術)をもたら
   してくれるものなのである。
   
 この3点を読む限り、哲学は私にとって、とても必要な技術のよ
 うな気がします。
 
 ものごとを自分で考えるのはとても大変だということは、良く分
 かります。
 
 慣れていないと、10分も考えることはできません。
 
 哲学するということは、考える技術が身に付くと言うことなのです。

 また、「自分が何であるか行き詰まった状態」にある私ですが、
 それを解決できるのが「哲学」だと著者は主張しているのです。
 
 これは、入門せざるをえないでしょう。

▽著者は次のようにも言います。

 「古今の哲学書を読めばいわば”生き方”の『真理』をつかめる
 のではない。哲学は自分自身に対する自分の了解の仕方を大いに
 助け、それは生を豊かにするようなものだ」
 
 哲学書は「生き方」を説いている訳ではなく、「生き方」を考え
 るための技術だと言っているのです。


●では「哲学にはどのような歴史がある」のでしょうか?

▽さて、「哲学とは何か」の部分を読んでいる限りでは、多少言い
 回しや言葉が難しい部分もあったのですが、哲学がどんなものか
 を何となくか理解することはできました。
 
 思考法を学ぶわけですから、当然過去の哲学者のことを知らない
 とならないわけです。
 
 そこで、この本でも哲学の歴史から入って行くわけですが、この
 辺りから私の理解が怪しくなります。
 
 最初に紀元前600年頃の「ギリシャ哲学」から解説されています。
 
 紀元前から理解していかないとならないわけです。
 
▽著者は次のように書いています。
 
 「哲学がひょっとしたら全く無駄なものかも知れないと思えると
 ころが在るとすれば、それはまず、哲学が日常の言葉を使わずま
 すます難解で抽象的な論理語だけで書かれるようになり、そのこ
 とで一種専門家だけにしか参加できない領域になった」
 
 「いま私たちが哲学に興味を持ち、少しでもこの世界に入ろうと
 思ったら、まず最低でも10年や20年はその道で哲学を読む訓
 練を積まなくてはならないというのが常識となっている。それく
 らい基礎知識を持たなければ、哲学するなんておこがましいと言
 われるのだ」
 
 要するに、素人が1冊2冊本を読んでみたところで、哲学はでき
 ないよと言っているのです。
 
 まさに名指しで言われたような感じですね(笑)
 
 まず10〜20年読まなくてはならないそうです。
 と言うわけで、私は哲学はあきらめました。

 10年〜20年本を読むと、次のような言葉が理解できるように
 なるそうです。
 
 「在ると言うことは考えることと同一である。また『有』は有る
 が『無』は有らぬ、だから、有ることと有らぬこと、有と無とを
 同一レベルで考えてはいけない。必要なのは『ただ有るもののみ
 有る、と言いかつ考えることである』」

 ?????????????????????????????
 
 20年もかけてこんなことは理解できなくても良いです(笑)
 人生は短いので、私は哲学することはあきらめます。





 この本にも書いてありますが、哲学をやるのは体力がいるそうです。
 だから、なるべく若いうちに入門した方がいいと。
 
 何でもそうですけど、簡単に学問をすることはできないのですね。


メインページ 書評一覧 今日読んだ本 プロフィール コンセプト 本の読み方について メール